カテゴリ
全体 無節操 ジャズ三昧 無秩序 プログレ三昧 無抵抗 女性歌手三昧 無頓着 男性歌手三昧 無定見 クラシック三昧 無見識 オーディオ三昧 無脈絡 漫画三昧 無礼講 アルコホル三昧 無頼漢 広島カープ三昧 丸腰日記 未分類 タグ
ジョン・コルトレーン(19)
エリック・ドルフィ(14) スティーヴ・レイシー(13) ブラームス(11) ブルックナー(11) 和太郎(11) エルヴィン・ジョーンズ(9) 安ワインどうじょ~(9) チャールス・ミンガス(8) ギュンター・ヴァント(7) チャーリー・ヘイデン(7) トニー・ウィリアムス(7) ベートーヴェン(7) マックス・ローチ(7) 観戦記(7) マイルス・デイビス(6) 富樫 雅彦(6) ブッカー・アーヴィン(5) 山下 洋輔(5) 緒方 孝市(5) フォロー中のブログ
日々。生きる現代文学 加藤わ呼三度笠書簡 swingin' god... ラッコの日記 きょうも散歩気分 塩るいじの惑星少年 彷這バラッド ジギタリスレコード喫茶部 kenjiro-t-maker 京都のジャズ喫茶 Jaz... パスタレシピ * gra... うらたじゅんの道草日記 ジャズ侍のブログ小説 ~... バーバーバーゲツヨウバタケ マcosmixのcosm... リンク
外部リンク
最新のトラックバック
以前の記事
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
1
![]() 「インスピレーション&パワー14フリージャズ大祭1」より 富樫雅彦 per 佐藤允彦 p 1.Kairos-1 2.Kairos-2 「追悼」シリーズが長いな・・・・(以下、amazon.co.jpに寄せたレビュー) ---------- 中学生の頃、1500円シリーズで「双晶」を買った。が、その時は「なんだか音が細くて、迫力の無い演奏だな」という感じがして、すぐ売ってしまった。 最近、また富樫さんを聴くようになり、色々と購入するのだが、「カイロス」の噂を聞くと、どうも「双晶」は40分近い2つの完全即興演奏の中から一部を取り出して3曲とした編集版だったことが分かった。同時に、「カイロス」の元音源がカセットテープだということも。 期待と不安を綯交ぜに聴いたのだが、最初に出てきた言葉は「音が良い」だった。いやホントに良いんです。バランスも最高。本人達が承諾していなかった盗み撮りらしいが、良い場所にマイク置いたんでしょうね。 演奏はというと、聴き始めたら途中で切る事はできない程の恐ろしい緊張感である。富樫さんが事故後、初めてのライブ(ですよね)であるにも関わらず、佐藤さんは全く容赦無しに切り込むんだ、これが。予定調和は一切無い。安易な盛り上がりも無し。だが聴かせる。恐ろしい緊張感の中で、2人の厳しい自己制御のされた音の「関わり合い」を、息を殺して見守るばかりである。 本当に素晴らしい演奏である。あの日の演奏は全編通して聴いてこそ、強い説得力を実感できる。 ---------- と書いたのだが、ネットで調べていると、拙者のレビューが引用され、「富樫さんの再起ライブはニュージャズ・ホールで行われたもので、これは復帰初ライブとは違います」と説明されている文書がありました。拙者が書いたamazon.co.jpのレビューは結構色々な人が読んでいるんだな、とびっくりしました(ちょっと不思議な嬉しさ)。 にしても、当日Trioが録音していたはずの、「双晶」全体のオリジナルマスターテープが廃棄されており、盗み撮りクロームカセットテープから起こさざるをえなかった、というのはびっくり。メジャーのテープ管理って、一体どないなっとんの? ちなみに「カイロス」とは佐藤允彦の命名で、ドイツ語で「決定的瞬間」を意味するそうです。 情緒的に盛り上がったり、情に訴える所が全くないので、聴きにくいかもしれません。しかし、決定的な瞬間瞬間、刺すか刺されるか、という間合いの対峙に向きあって、聞き終わった時にはふうーとため息をつき、「凄いわ~」と思うのが、拙者は結構好きです(変な言い方?)。 カイロス (紙ジャケット仕様) ▲
by jazzamurai
| 2007-09-18 22:51
| 無節操 ジャズ三昧
![]() 富樫雅彦 (per) 井野信義 (b) 佐藤允彦 (pf) 峰厚介 (ts) 1. Action (mt) 2. Bonfire (mt) 3. Memories (mt) 4. Palladium (ms) 5. Scrollin’ (ms) 6. Monk’s Hat Blues (mt) 極めてバブリーなジャズイベント「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」での、J.J.Spiritsのライブ録音。富樫雅彦52歳の時の名演。 1991年に結成されたJ.J.Spiritsは、「スウィングした時は魔物」(山下洋輔)と呼ばれた富樫が、スタンダードを4ビートでスウィングするためのグループ。 J.J.とは、ジャパン・ジャズの意味だろうから、何とも構えた名前だが、当時、そんな気合いで演奏していたのは彼ら位だろう。 ミーハーな催しへの出演にしては、それまでのスタンダードではなく、全曲オリジナルで固めている所が何とも硬派。4ビート、フリー、バラードと多彩に演奏しながら、手練れの演奏者ならではの緊張感が宜しい。観客の反応も凄いものがある。 3曲目の富樫作曲のバラードで、安っぽい情に流されず吹き切る峰厚介が良い。 野太い井野信義のウォーキングと、富樫の右手が打ち出すライド・シンバルのビートがあれば、確かに此処にはハイハットもバスドラも要らない。 今、この盤は生産されていない様ですが、名演・名盤であることは確かなので、24bitリマスターするなりして、もう少しだけ音圧上げて、常に市場にあるようにして欲しいなあ。 富樫雅彦 J.J.Spirits : ライヴ ▲
by jazzamurai
| 2007-04-20 06:45
| 無節操 ジャズ三昧
![]() 富樫雅彦 (percussions) 佐藤允彦 (piano,arrange) 高水健司 (bass) 1. メモリーズ・オブ・ユー 2. イット・ネバー・エンタード・マイ・マインド 3. シェナンドー 4. バークレー・スクエアのナイチンゲール 5. ネイチャー・ボーイ 6. トゥー・ヤング 7. マイ・シップ 8. ホワット・カインド・オブ・フール・アム・アイ 「障害は個性だ」という考え方があるが、拙者はそうは思わない。 「何が障害なのか」の議論が絶対に必要であることは、理解しているが、 やはり障害は障害だし、個性では無いと思う。 拙者が思うに、障害を個性と思うためには、障害を持つ人が、その障害を持たない人と、 同じ所作で、同じ感覚で暮らせなければならない、と思う。 障害を持つ人ががんばってはならない。持たない人が無理してもいけない。 だが、その世界の実現は、なかなか難しい。 一方、目の見えない人が絵を描くこと、耳の聞こえない人が音楽をやること、等、 固定概念として「不可能」と思われるケースがある。 しかし、「障害を抱えながら」という条件付きでなく、不可能と思われる障害を 芸術的に乗り越え、客観的な評価として、リベラルに評価される人もいる。 それは、やっぱり素晴らしいことですよね。 「乗り越えた」ということよりも、純粋に「芸術」が素晴らしいということは。 アイデンティティに呪縛されない自己の個性が、障害に制限されずに表現されるということは。 芸術には「固定概念」をうち破る力があることも、素晴らしいですよね。 さて、昨日の「Charles Mingus / Live at Carnegie Hall」で、拙者が持ち上げた Roland Kirk様は盲目である。だが、彼に「盲目の」という形容詞を付ける必要は無いだろう。 では、下半身不随のJazz Drumer、富樫雅彦に対する、「車椅子の」という形容詞はどうか。 この問題は、拙者にとって難しい。 ドラムをちびっと囓ったことある拙者としては、フィルしてキメのシンバルに、 バスドラが伴わないことは、少し馴染まないことだった。 正直、拙者の中で富樫雅彦は「車椅子のDrumer」だった。 しかし、この盤を何回も聴くうち、そして、92年のJ.J.SpiritsのLive等を聴くうち、 富樫雅彦のスネア裁きとシンバル裁きの「軽快な芯の強さ」は、 ちょっと真似できない個性だなあ、と酔いしれる様になってきた。 70年に事故で下半身不随にならなければ、「西のTony Williamsか東の富樫雅彦か」 という位、世界的に見ても革新的なJazz Drumerになったろう。 でも、事故で下半身不随になっても、Steve Lacy程の自他に厳しい男が、度々共演し、 心から信頼する程、評価されている。 この盤だが、Drumerがリーダーのバラード集って、他に聴いたことありますか? でも、この盤の富樫雅彦のブラシ裁きによるスネアの音は、録音の良さもありますが、 素晴らしい。そして、シンバル裁きも。正直、ウットリする。 この音楽を聴く時、富樫雅彦に「車椅子の」という形容詞は全く不要である。 スナッピーのついたスネア一個を、ここまで歌わせるDrumerは恐らくいない。 そして、この音楽には、乱暴なバスドラも、時を刻むハイハットも全く不要。あったら無粋。 さて、こうなると拙者、「そもそもドラムセットとは?」とか、「Jazzとは?」とか、 色々考えてしまって、ぐるぐるぐるぐるするのだが、 この盤は、「夜更けにサ、好い女と酒飲みながらしんみり聴くような音楽って、無いよね」 という富樫雅彦の何気なく言った一言が発端だそうで、 拙者の様な「固定概念」に振り回された悩みは不要。 リラックスして、しかし、適度な緊張感を持ちながら聴ける傑作です。 ザ・バラード ▲
by jazzamurai
| 2007-01-22 23:51
| 無節操 ジャズ三昧
1 |
ファン申請 |
||