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![]() Clifford Brown (tp) Sonny Rollins (ts) Richie Powell (p) George Morrow (b) Max Roach (d) A1.What Is This Thing Called Love? (7:26) 2.Love Is A Many-Splendored Thing (4:09) 3.I'll Remember April (9:01) B1.Powell's Prances (3:25) 2.Time (5:58) 3.The Scene Is Clean (6:12) 4.Gertrude's Bounce (4:42) ブラウニー25歳の冬。ロリンズは誕生月が2月弱早いだけ。ローチ32歳。みんな若い! えー、最近、拙者、一念発起しまして、持っていたブラウニー&ローチの日本盤中古を殆ど売っぱらいました。理由は音が悪かったからです。それで、オリジナルかそれに近いのを買うぞ!と意気込んでみたのですが、このクインテットのオリジナル、セカンドは半端じゃない位に高い・・・・。参ったよ、こんなに高いなんて。買えやしない。まあ、無理せず、何時ものように虚を突いた落札ができるように、少しずつ頑張ってみますわ。 この盤は、ラベルにドラマーさんいますけど、見た通りジャケはボロボロ。エマーシーの古い盤にありがちなコーティングの接着面の変質で白っぽくなってるし。盤もあまり艶が無いです(T-T)。 でも、結構良い音してると思います。モノ針ならもっと良いのかな? しかし、不勉強はホントにイカンね。最晩年の録音じゃないですか。どこを切っても最高にカッコいいレコードだとは認識していましたが、この時期の録音のベストテイク集みたいな盤だったんですね。 だからこそ、悲しいんだよね。 ナム・ナソンの「Jazz It Up!(マンガまるごとジャズ100年史)」を読むと、1955年、マイルスはニュークインテット編成にあたって最初はロリンズに声をかけたが、ロリンズは「クリフォードとやりたい」と言ってこの誘いを断り、ブラウニー&ローチのクインテットに加入したとされている。結局、マイルスにロリンズの代役として選ばれたのがコルトレーンだったとされている。 そのロリンズが活き活きと吹いている。端正な印象を持っていたブラウニーも結構やんちゃに吹きまくる。 「A1」は拙者の大好きな曲だが、圧倒的なソロを聞かせるブラウニーが、ソロの後半で、フレーズの出だしが気に食わないのか、何回もやり直す所が大好き。あまりにも良いフレーズばかり吹くから、拙者、一時期、ブラウニーはソロをあらかじめ作曲しているんじゃないかと思っていたことがあったが、そうじゃないことが(当然ながら)よく分かる。 ハードバップの中でも飛び切り良質な楽しさが、この盤にぎゅっと詰まってる。そして、録音されたブラウニーの演奏は、どれも最高。この人のイマジネーションの豊かさと、ひねた感じのないストレートな美しさは、他の誰にも真似できない。ホント清々しいよ。「B2」のようなショートバラードも情に流されず、すっきり吹き切っているところが美しい。「B4」の暖かい雰囲気の中で、やたら上手いくせに全く嫌味の無いフレーズを澱みなく吹くブラウニーはイカシテルなあ。 きっかりしたホーンアレンジも好印象。ローチの演奏は相変わらず硬いし、ソロもワンパターンだけど、それがローチだし、きりっとしてやっぱりカッコいい。 言わずもがなの、名盤中の名盤ですねえ~。 アット・ベイズン・ストリート+8 ▲
by jazzamurai
| 2010-11-16 00:54
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Hazel Scott (p) Charles Mingus (b) Max Roach (dr) A1.Like Someone in Love 2.Peace of Mind 3.Lament B1.Jeep Is Jumpin' 2.Git Up from There 3.Foggy Day 「彼女は実に美事なピアノをひいた。私は休暇をとり、ヘイゼル・スコット嬢は職を得た。」とレディ・ディは書いた。 ヘイゼルは1920年6月11日生まれ。女優、歌手、ピアニスト。経歴からすると、かなり後の方になるこの盤は、とても素晴らしい。 ヘイゼルは、1950年7月3日から9月29日まで、テレビ番組「H・スコットショー」を持っていた。しかし、共産党員支持者であったとして訴えられて、中止された、とwikipediaにあった。 何のことだかよく分からないが、しょうも無い話だ。そんな逆境を跳ね返すが如く、この盤の圧倒的な伸びやかさ、豊かさ、明るさ、技術の卓越さは、本当に素晴らしい。 脇を固めるは「two-top flight jazz musicians」の、ミンガス、ローチ。こいつらの堅実さ、懐の深さがまた良い。なんやあんた等。62年9月のデュークとの盤「ジャングル・フィーバー」ではガチンコ対決しとったくせに、カワイコちゃんが間にいると、こんなに優しくなるんかいな。エロいな~ホンマ。 「A1」は優しい、あったかい気持ちにさせてくれる名演。この1曲だけでも、この盤、題名通り!!の太鼓判を押します。 「A2」は自作でキレイな曲。これもポロポロポロンと弾かれたピアノが心に沁みます。 「A3」はJJJの作で、これも素晴らしい曲。ちょっと悲しい感じだけど、強い決意を感じさせるメロディ。もう、掛け値なしに良いピアノ。素直な、小細工無しの音。このA面を聴くと、仕事の疲れも癒されますな。 B面は打って変わってバップです。「B1」はホッジス作のファンキーな曲で、ヘイゼル嬢は打音が重い感じはしないものの、一部でちょっと変わったアドリブも聴かせる。ミンガスのソロが控えめなのが気色悪い。ローチもなんだか上手くまとめちゃってからに。エロいわ。 「B2」は自作。ミディアムのキャットウォークな曲。ヘイゼルの声の合いの手が登場。ちとカワイイ。 「B3」はお得意のガーシュイン。この曲でも、ヘイゼルは掛け声ともスキャットともつかないの声を連発。・・・・良いんだけどね。カワイイから。くるくると変わる即興の場面転換。なんだか、変奏曲を聴いているみたいな、面白いアドリヴ。ミンガス、ローチは堅実、カワイコぶりっ子。 ヘビーローテーションじゃないけれど、結構、聴きいてるかな。曲数が少ないんですが、良い盤です。 Relaxed Piano Moods ▲
by jazzamurai
| 2009-12-15 00:30
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Track B4:Recorded September 1956 in New York City Max Roach (d) Kenny Dorham (tp) Sonny Rollins (ts) Billy Wallace (p) Ray Bryant (p) Track 6:replaces Wallace George Morrow (b) A1. Blues Waltz 2. Valse Hot B1. I'll Take Romance 2. Little Folks 3. Lover 4. Most Beautiful Girl in the World ローチ33歳の録音。今でこそ何の珍しさもないが、当時は「よくぞ三拍子でスウィングした」と評されたらしい。 ちなみに拙者の有する日本フォノグラム盤の解説は油井正一氏なのだが、小見出しで「ワルツでツイングした快作」と思い切り誤植をかましています。 この盤、有名な割にはそれ程好かれている盤ではないかもしれないけれど、ドーハムとロリンズの2管が絶好調でメチャ格好良いんですわ。ローチって、厳しい顔してるジャケ写が多いと思うんですけど、この盤は珍しくはにかんだ、カワイイ笑顔。この雰囲気そのままのリラックスムードの中で、2管がよう鳴ってます。ちなみにB4はローチ・クインテットでのロリンズのラスト・セッションらしいですね。B4のブライアントは良いです。 しかし、やたら左右の早弾きが好きなウォーレスさんはようワカランですけどね。派手で面白いっちゃー面白いんどすけど。 確かに通して聴いていると、同じテンポなのでお腹一杯になってくる感じはありますが、ドーハムとロリンズの2管を聴いているだけで良いねえ~、って感じになるので、このはまり具合に酔うのが良いでしょう。 さて、今回は盤に対する感想は簡単に止めて、愚痴を聞いておくんなさい。 拙者の持っている盤は日本フォノグラム盤でモノラルです。 これに加えて先日、以下の盤を買いました。 ![]() ![]() ね。溝がありますし、良い音してそうでしょ?盤も厚くて重たいし。 ところが、曲順が違う上に少ない・・・・。 A1. Lover 2. Blues Waltz 3. I'll Take Romance B1. Valse Hot だけ。 おまけに、ベースの音が小さい・・・・。これ厳しいですわ。何となく、中域が太くて、管の張りは良いような気がしますが、ステレオなんですけど、2管が左右に振ってなくて、一緒に左側から聞こえてくる・・・・。これならセンターから出て欲しかった。 やっぱ、名門レーベルの事情について少しは勉強しておいた方が良いですねえ。何だか、ちょくちょく失敗してしまいます。 しかし、マーキュリーなんて、これからも拙者、バンバン買いそうな雰囲気って無いと思うんですよね。 50年代後期にステレオぉぉぉぉぉ、なんてジャケット上部にどかんと銘打った盤なんて、胡散臭い、と思う必要があった、ってことですよねえ。ああ、ちいとブルー・・・・。 ヴァルス・ホット~ジャズ・イン3/4タイム ▲
by jazzamurai
| 2009-05-10 01:24
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Bud Powell (p) Ray Brown (b on 1,2,3,5,6) Curly Russell (b on 7,8,9,12,13) Max Roach (dr) 1.Tempus Fugue-It (2:26) 2.Celia (2:58) 3.Cherokee (3:36) 4.I'll Keep Loving You (2:40) 5.Strictly Confidential (3:08) 6.All God's Chillun Got Rhythm (2:59) 7.So Sorry,Please (3:15) 8.Get Happy (2:53) 9.Sometimes I'm Happy (3:38) 10.Sweet Georgia Brown (2:48) 11.Yesterdays (2:50) 12.April in Paris (3:10) 13.Body and Soul (3:21) バド・パウエル24~25歳の録音。このアルバムの内容は、タイトルが的確に表している。 拙者、オリジナルテイク以外のテイクが並んでいるレコードが苦手であるため、つい最近まで、ブルーノートの「アメイジング」の1,2集の良さが、からきし分からなかった。ゆえに、あの中で「迸る天才の輝き」をちゃんと浴びることができたのはつい最近なのだが、この「ジャズ・ジャイアント」は、初めて「1」を聴いてノックアウトされて以来、20年以上、繰り返し聴いている。 こんな挑戦的な曲を作り、そして弾き切ってしまうバドは本当に凄い!! この速さはマックス・ローチのブラシでさえ付いていくのはギリギリ。聴くたびにタメ息が出る。超高速のアグレッシブなアドリブ。そのフレーズの独創性。ギリギリする強烈な緊張感。 でも、後の曲は、割と明るめ。若い時は「1」だけ聴いて針を上げることも多かったけれど、今は全部聴けます(^_^)。 「3」は拙者の大好きな曲。テーマを煌びやかに演出する左手の素晴らしさ。ソロになれば右手が超高速で真似できないフレーズを紡ぎ出す。「6」は「3」に似た演奏だが、超高速であるだけでなく、長いフレーズがちゃんとまとまりをもって演奏されていることに驚く。「8」はちょっとアドリブにまとまりを欠くように思うけれど、エンディングが秀逸。「10」はなんでこの曲をこの異常な速さでやる必要があるのか全然分からない。ローチが全然叩けてなくて笑ってしまう。 「2」の優しく明るいオリジナルもバドの一面。なんて伸びやかに歌うのだ。のんびりしたオリジナルの「5」も、彼の優しさをよく表現している。お洒落なオリジナル「7」も、とってもパリの雰囲気で、軽妙で可愛い。まるで天使の悪戯のように。「9」は余裕ですね。 ソロで弾く「4」「11」も良い。オリジナルのバラード「4」は本当に名曲。とても高貴な切ない恋愛映画のテーマソングのよう。この曲を演奏している他のピアニストって、チック・コリア以外いるのかな。良い曲なのに。「11」という甘いスタンダードが、煌びやかに星砂糖を塗されているようだけれども、よくもまあ、このテーマを題材にここまで自由に飛べるかなあ、と感嘆する。ベースとのデュオ「12」「13」もそう。 確かに、音は悪い。何度ユニヴァーサルがリマスターしようが、ダメなものはダメだろう。でも、素晴らしいオリジナルと心憎い選曲の組合せ(捨て曲無し)、リラックスと緊張感の絶妙な配分、若き天才の閃きなど、拙者はこれに並ぶピアノ・トリオのアルバムはそうそうないと思う。凡百のピアニストがバドの影から逃れられないのも分かるような気がする。 ジャズ・ジャイアント(紙ジャケット仕様) ジャズ・ジャイアント ▲
by jazzamurai
| 2008-05-08 00:31
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Duke Ellington (p) Charlie Mingus (b) Max Roach (dr) 1. Money Jungle 2. Fleurette Africaine 3. Very Special 4. Warm Valley 5. Wig Wise 6. Caravan 7. Solitude 8. Switch Blade 9. A Little Max (Parfait) 10. REM Blues 11. Backward Country Boy Blues デューク63歳、ミンガス40歳、ローチ38歳。 このジャズは、何なんだろうか。凄いです。何が凄いって、いい年した大人が、ケンカすれすれで遊んでます。ゴツゴツとスウィングするデュークのピアノ、それをバッキングするつもりは毛頭無いように弾きまくるミンガス。がっちりとビートを出して進めていくローチ。こんなに硬派でイカれたジャズは、久しぶりに聴きました。 1曲目のベースの出からして鳥肌ものの尋常でない感じ。ババババババって、同じ音を連打するミンガスがどんなにリズムをかき乱そうと、デュークはゴンゴンと豪快にコードを突っ込んで前に行きます。ローチは堅いビートでキリキリと締め上げる。この軋轢には正直びびります。 2曲目、奇怪なベースのリフ、思い情感を湛えたデュークのピアノ、富樫雅彦の様に歌うローチのマレット。 3曲目は硬派なスウィングです。途中、突拍子もない攻撃を仕掛けるミンガス、呼応するデューク、そしてやり返し。素晴らしい。 4曲目、一人デュークが弾き出す。この人にはソロ・ピアノ集は無いのでしょうか。素晴らしい。テーマも良いが、それを発展的に解体して行く様が素晴らしい。 5曲目、ファニーなテーマ。モンクみたい。バッキングに徹したミンガスも良い。 6曲目、本家がやるスタンダードは、えらくブッ飛んだアレンジです。 後半は少し落ち着いてきます。7曲目のバラードは、一人デュークのピアノが甘くないバラードを奏でます。泣けてきます。 8曲目のブルースでは、トリッキーなデュークのソロの後のミンガスのソロが泣ける。って、おいおい、そのまま終わるなよ。 9曲目、リフの上で遊ぶローチの軽やかなタム捌きが素晴らしい。ワオ、曲名通りの演奏だ。 10曲目、間、リラックスしたリフに乗せてソロをとるローチが良い。この堅い男が珍しくスウィングしている。 結局、思いっきり遊んでいるようで、ミンガスは御大の手の中にいるようです。 録音もヴァン・ゲルターじゃないけれど、さすがブルーノート、良いです。 デュークのファーストチョイスではないでしょうが、拙者は傑作と思いました。 Money Jungle ▲
by jazzamurai
| 2007-06-15 00:03
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Sonny Rollins — tenor saxophone Tommy Flanagan — piano Doug Watkins — bass Max Roach — drums 1.St. Thomas (Rollins) –6:49 2.You Don't Know What Love Is (DePaul, Raye) –6:31 3.Strode Rode (Rollins) –5:17 4.Moritat (Brecht, Weill) –10:06 5.Blue Seven (Rollins) –11:18 ロリンズ25歳の録音。表題は「サックスの巨人」という意味か? ジャケットがブルーノートっぽいけど、プレステッジですね、これ。 あえて言い切ってしまうと、拙者にとって、ロリンズはこの一枚だけで良い。 30歳代になるまで拙者、はっきり言ってロリンズが好かんかった。 ただ、これだけは、東大路仁王門の「このごろ」という居酒屋で聴いて以来、好きだった。 ジャズという音楽の楽しさがいっぱいつまっている。 ローチの軽妙なドラムに乗せられる1曲目。 やっぱり名演の2曲目。このバラード・プレイは素晴らしい。 ミディアム・テンポでぐいぐいとソロをとるロリンズ。しっとりと弾くフラナガンが良い。 速いテンポとブレイクが格好いい3曲目。 クルト・ワイルの名曲を上手くアレンジした4曲目。短いカデンツァあり。 まるで黒猫が歩くような感じの様な5曲目。ローチのソロが良い。 演奏者4人が4人とも奇跡の様に素晴らしい。そして、全く無駄がない。 ロリンズに少し深めにかかっているバネ・エコーが耳障りな所もあるが、 さすがヴァン・ゲルター、良い音で録音されている。 このCDがあまりに良いので、ロリンズの他の盤も色々買ってみたが、 ・・・・・・、まあ、それについては後日のこととしよう。 余談だが、何時だったか、「このごろ」で聴きたいな、と思って行ってみたら、 店が無くなっていた。そういうのはちょっと寂しいね。 ソニー・ロリンズ : サキソフォン・コロッサス(K2HD/紙ジャケット仕様) ▲
by jazzamurai
| 2007-03-04 14:56
| 無節操 ジャズ三昧
![]() 1954年の6月か7月 6,7 - ED's or Clifford Brown's home,LA。 1954年 1. Deception 2. Fine and Dandy 3. Unknown Original Tune 4. Crazeology 5. Old Folks 6. There'll Never Be Another You 7. Our Love Is Here to Stay Clifford Brown - Trumpet(1,2,6), piano(3,4,5) 当時23歳 Eric Dolphy - Alto saxophone(1,2,3,5)当時25歳 Max Roach - Drums (1,2)当時30歳 Harold Land - Tenor saxophone(1,2,3,4,5) George Morrow - bass(1,2) Richie Powell - piano(1,2) & Unknown 最近、次から次へと歴史的発掘音源をリリースしているRLR盤。 まさか、この二人が親友だとは知らなかった。 「音が悪くて、どうせ持ってるだけのCDになるかな」とも思って買いました。 所々、欠落、ヨレもあるし、ベースは全然聞こえない。しかし、これは宝物になる。 拙い英語力で英文解説を読んでみるが(間違ってたらゴメン)、 1954年、Clifford Brown-Max Roach QuintetのTenerのオーディションを Eric Dolphyの家でやった時のからみで録ったテープと読める。 何故、当時仕事の無かったDolphyを入れなかったのか、の問いに対して、 Brown婦人は「彼らはTenerを探していてAltoじゃなかった。 Dolphyは考慮されなかった」と答えている。 この時、Brown-Roach Quintetでデビューしていれば良かったのに。 1958年にChico Hamilton's quintetで録音するより以前のDolphyの音は貴重だ。 上手いです。スムースで、歌心もある。この頃、Charlie Parker風のスタイルを、 既に一度、完成していたようですな。びっくりです。 特徴であるゴツゴツとした音の跳躍、コードギリギリの即興では無いが、閃きは感じます。 Clifford BrownのTpは流石ですが、流麗なpianoに、これもびっくり。 多少、危なっかしく感じるところもあるけれど、流石の即興です。左手のコード弾きも達者。 拙者が選んだ、このCDのベスト・トラックは、3曲目。 誰が作ったんでしょう。マイナー調のメチャ良い曲です。 2:15からのDolphy、4:30からのBrownのpiano soloを繰り返し聴いてしまった。 全体的にリラックスしているようで、実は緊張感は高い。 傑作とは言わないが、二人のファンなら一聴の価値有りです。 Together: Recorded Live at Dolphy's Home, Los Angeles 1954 ▲
by jazzamurai
| 2007-01-21 03:17
| 無節操 ジャズ三昧
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