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1981年7月13日、14日。キングレコード。
富樫雅彦 (percussions) 佐藤允彦 (piano,arrange) 高水健司 (bass) 1. メモリーズ・オブ・ユー 2. イット・ネバー・エンタード・マイ・マインド 3. シェナンドー 4. バークレー・スクエアのナイチンゲール 5. ネイチャー・ボーイ 6. トゥー・ヤング 7. マイ・シップ 8. ホワット・カインド・オブ・フール・アム・アイ 「障害は個性だ」という考え方があるが、拙者はそうは思わない。 「何が障害なのか」の議論が絶対に必要であることは、理解しているが、 やはり障害は障害だし、個性では無いと思う。 拙者が思うに、障害を個性と思うためには、障害を持つ人が、その障害を持たない人と、 同じ所作で、同じ感覚で暮らせなければならない、と思う。 障害を持つ人ががんばってはならない。持たない人が無理してもいけない。 だが、その世界の実現は、なかなか難しい。 一方、目の見えない人が絵を描くこと、耳の聞こえない人が音楽をやること、等、 固定概念として「不可能」と思われるケースがある。 しかし、「障害を抱えながら」という条件付きでなく、不可能と思われる障害を 芸術的に乗り越え、客観的な評価として、リベラルに評価される人もいる。 それは、やっぱり素晴らしいことですよね。 「乗り越えた」ということよりも、純粋に「芸術」が素晴らしいということは。 アイデンティティに呪縛されない自己の個性が、障害に制限されずに表現されるということは。 芸術には「固定概念」をうち破る力があることも、素晴らしいですよね。 さて、昨日の「Charles Mingus / Live at Carnegie Hall」で、拙者が持ち上げた Roland Kirk様は盲目である。だが、彼に「盲目の」という形容詞を付ける必要は無いだろう。 では、下半身不随のJazz Drumer、富樫雅彦に対する、「車椅子の」という形容詞はどうか。 この問題は、拙者にとって難しい。 ドラムをちびっと囓ったことある拙者としては、フィルしてキメのシンバルに、 バスドラが伴わないことは、少し馴染まないことだった。 正直、拙者の中で富樫雅彦は「車椅子のDrumer」だった。 しかし、この盤を何回も聴くうち、そして、92年のJ.J.SpiritsのLive等を聴くうち、 富樫雅彦のスネア裁きとシンバル裁きの「軽快な芯の強さ」は、 ちょっと真似できない個性だなあ、と酔いしれる様になってきた。 70年に事故で下半身不随にならなければ、「西のTony Williamsか東の富樫雅彦か」 という位、世界的に見ても革新的なJazz Drumerになったろう。 でも、事故で下半身不随になっても、Steve Lacy程の自他に厳しい男が、度々共演し、 心から信頼する程、評価されている。 この盤だが、Drumerがリーダーのバラード集って、他に聴いたことありますか? でも、この盤の富樫雅彦のブラシ裁きによるスネアの音は、録音の良さもありますが、 素晴らしい。そして、シンバル裁きも。正直、ウットリする。 この音楽を聴く時、富樫雅彦に「車椅子の」という形容詞は全く不要である。 スナッピーのついたスネア一個を、ここまで歌わせるDrumerは恐らくいない。 そして、この音楽には、乱暴なバスドラも、時を刻むハイハットも全く不要。あったら無粋。 さて、こうなると拙者、「そもそもドラムセットとは?」とか、「Jazzとは?」とか、 色々考えてしまって、ぐるぐるぐるぐるするのだが、 この盤は、「夜更けにサ、好い女と酒飲みながらしんみり聴くような音楽って、無いよね」 という富樫雅彦の何気なく言った一言が発端だそうで、 拙者の様な「固定概念」に振り回された悩みは不要。 リラックスして、しかし、適度な緊張感を持ちながら聴ける傑作です。 ザ・バラード #
by jazzamurai
| 2007-01-22 23:51
| 無節操 ジャズ三昧
1974年1月19日、NY、Carnegie Hall。
Charles Mingus Group Charles Mingus(b) George Adams(ts) Hamiet Bluiett(bs) Don Pullen(p) Dannie Richmond(ds) Guest Jon Faddis(tp) John Handy(as,ts) Rahsaan Roland Kirk(ts) Charles McPherson(as) 1.C Jam Blues (Duke Ellington) 2.Perdido (J.Tizol/H.Lengsfelder/E.Drake) これ程暑苦しい演奏はなかなか無い。名演であり、怪演。 当時の Groupに旧友を招いてのJamだが、「ガチンコ、サックス対決」なんです。 吹く小節は好き勝手、順番も決まってない。 で、後にロフト・ジャズのシーンで活躍する、George Adams、Hamiet Bluiettが 霞むくらい凄まじいsoloをとるのが、Roland Kirk様。 「C Jam Blues」では、4番目に出てくるのですが、なんと24chorus吹きまくる。 音は一番でかいわ、お得意の循環呼吸奏法で圧倒。 吹きまくるだけじゃなくて、これでもか、と過去の手練れの有名フレーズを引用。 Coltraneの「至上の愛」が出てきた時には正直笑いましたね。 流石に客受けも凄くて、拍手の量、観客の歓声、めちゃ暑い。 後を受けたJon Faddisもやりにくかったのか、素っ頓狂なフレーズから入って笑える。 「Perdido」では9chorus。真正面から高速バップフレーズを連発の後、 循環呼吸奏法でフリーブロー。もう、笑うしかない強烈さ。 さて、Mingusオヤジはというと、ぶっといウォーキングで全体をがっちり支えております。 この人は、作曲、アレンジも凄いけれど、最高のBassistです。言わずもがな、かな? 笑えて、そして感心する、希有な傑作です。 ミンガス・アット・カーネギー・ホール(紙ジャケット仕様) Live at Carnegie Hall #
by jazzamurai
| 2007-01-22 06:12
| 無節操 ジャズ三昧
1~5 - Eric Dolphy's home,LA。
1954年の6月か7月 6,7 - ED's or Clifford Brown's home,LA。 1954年 1. Deception 2. Fine and Dandy 3. Unknown Original Tune 4. Crazeology 5. Old Folks 6. There'll Never Be Another You 7. Our Love Is Here to Stay Clifford Brown - Trumpet(1,2,6), piano(3,4,5) 当時23歳 Eric Dolphy - Alto saxophone(1,2,3,5)当時25歳 Max Roach - Drums (1,2)当時30歳 Harold Land - Tenor saxophone(1,2,3,4,5) George Morrow - bass(1,2) Richie Powell - piano(1,2) & Unknown 最近、次から次へと歴史的発掘音源をリリースしているRLR盤。 まさか、この二人が親友だとは知らなかった。 「音が悪くて、どうせ持ってるだけのCDになるかな」とも思って買いました。 所々、欠落、ヨレもあるし、ベースは全然聞こえない。しかし、これは宝物になる。 拙い英語力で英文解説を読んでみるが(間違ってたらゴメン)、 1954年、Clifford Brown-Max Roach QuintetのTenerのオーディションを Eric Dolphyの家でやった時のからみで録ったテープと読める。 何故、当時仕事の無かったDolphyを入れなかったのか、の問いに対して、 Brown婦人は「彼らはTenerを探していてAltoじゃなかった。 Dolphyは考慮されなかった」と答えている。 この時、Brown-Roach Quintetでデビューしていれば良かったのに。 1958年にChico Hamilton's quintetで録音するより以前のDolphyの音は貴重だ。 上手いです。スムースで、歌心もある。この頃、Charlie Parker風のスタイルを、 既に一度、完成していたようですな。びっくりです。 特徴であるゴツゴツとした音の跳躍、コードギリギリの即興では無いが、閃きは感じます。 Clifford BrownのTpは流石ですが、流麗なpianoに、これもびっくり。 多少、危なっかしく感じるところもあるけれど、流石の即興です。左手のコード弾きも達者。 拙者が選んだ、このCDのベスト・トラックは、3曲目。 誰が作ったんでしょう。マイナー調のメチャ良い曲です。 2:15からのDolphy、4:30からのBrownのpiano soloを繰り返し聴いてしまった。 全体的にリラックスしているようで、実は緊張感は高い。 傑作とは言わないが、二人のファンなら一聴の価値有りです。 Together: Recorded Live at Dolphy's Home, Los Angeles 1954 #
by jazzamurai
| 2007-01-21 03:17
| 無節操 ジャズ三昧
1982年10月録音。東芝EMI。
浅川マキ(vo) 本多俊之(as,ss,fl) 渋谷 毅(p) 杉本喜代志(g) 川端民夫(b) 森山威男(ds) A1.マイ・マン 2.港町 3.ちょっと長い関係のブルース 4.貧乏な暮らし 5.グッド・バイ B1.ふたりの女のうた 2.今夜はおしまい 3.夜 4.ロンサム・ロード 花の浪人時代の84年9月29日、京大西部講堂で行われた、浅川マキのコンサートを見に行った。 その一部はDVDになっているが、その時の隠し録りテープは今でも宝物である。 以来、ファンなのだが、中古レコード屋回りでは、盤が無くてなかなか集められなかった。 ヤフオクを利用するようになり、一番入手したのは、 浅川マキの盤だった。 やっぱり、浅川マキはCDじゃなくてLPが良い、と思う。 マキもオフィシャルHPで、「アナログの無の皿に溝を掘っていく音の機微はデジタルにはない」 と言っている。あまりCDというメディアがお好きでないらしい。 この盤については、「港町」「夜」という再録、スタンダードの「My Man」の日本語詩もあり、 選曲は入門者向けと思われる。人気盤のようである。 拙者のベストトラックは「グッド・バイ」。 pianist板橋文夫の名曲を、全くタイプの違うpianist渋谷毅が弾く。 アーシーなas、ブルージーなgに導かれて、サビから歌を入れるマキ。 この太い声は、他の誰にも出せませんなあ。凄い雰囲気です。 歌われた「闇を馳せるさすらい人」とは誰でしょうか。 彼女の側を通り過ぎていったたくさんのミュージシャンでしょうか。 彼女は本当に人選が良いですね。また、育てるし。 フュージョンばりばりの本多俊之と一緒に演ってこんなに良いとは思わなかったな。 ・・・・今日は事情があって、思いもかけない休みをもらいました。 #
by jazzamurai
| 2007-01-19 15:13
| 無抵抗 女性歌手三昧
広島アスリート 2007年1月号
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の 前田智徳を参照のこと。 前田智徳(まえだ とものり)は1971年6月14日生まれ。 熊本県出身。AB型(拙者と一緒)。 1989年ドラフト4位で広島カープに入団。 前田智徳は侍である。それは、構える時の仕草からも分かる。 彼は自分の刀(バット)が鋭く天を向いているのを確認してから、ピッチャーに対峙する。 前田智徳は天才である。天才である落合博満(中日監督)、イチローが、そう評価している。 松井秀喜は「日本で一番いいバッターかもしれない」と言い、 福留孝介も「理想のバッティングは前田選手」と公言している。 通算11度、3割を達成している(プロ野球歴代5位タイ)。 6000打数以上の打率が3割台を維持している現役唯一の打者である。 三割到達回数11回も現役最多。 現時点で、2000本安打まで残り94本となっている。 何故、それはもっと早くに達成できなかったのか。 本当はイチローより先にメジャーに行けるだけの選手だったのに。 前田智徳は怪我に泣かされた男である。 1995年5月23日、一塁への走塁時にアキレス腱を断裂。 以降、慢性的な足の怪我と付き合ってきた。入念なアップ、慎重なクールダウン。 2001年には27打数8安打しか記録できない程、追い込まれた。 前田智徳はかつて、「前田智徳は死にました」と言った。 打つには打てても、自分の思うように振れない、走れない、守れない。 ゴロを打って一塁に走り込まない姿勢が批判されもした。 拙者は、前田のことを不憫に思い、移籍してパ・リーグでDHをやった方が良い、とも思った。 前田智徳は2006年のシーズン、キャプテンに任ぜられた。 本当に地道なリハビリ、メンテナンスの積み重ねで、1995年以前では無いにしろ、 体が自分の思いに近づいてきた様だ。 今まで固持してきたお立ち台にも登るようになってきた。 オフには、バラエティで饒舌に喋るようになってきたとのことである。 後輩にも積極的に声をかけているようだ。 前田智徳は、この本で言った。 「怪我したからここまでやってこれた。怪我しなければ体は元気でも終わってたかもしれない」と。 2006年の秋季練習には「何年やっても、どう打っていいか分からん」とも言ったらしい。 拙者、涙が出た。DHなんて思って、すまんかったと。 一度、死んだと思った人間が、今、名誉ある通過点の直前に立ち、 大きな理想を、再び熱く、熱すぎる位に、胸に燃やしている。 残り94本の通過点。それはひょっとしたら、万年Bクラスの球団が、面白い位置にいる時に、 達成できるかもしれない数字だ。 今年は、落合監督がオールスターの采配を振る。ファン投票は阪神勢に独占されても、 監督推薦で出られる可能性はある。 そこで、暴れられれば、勢いがつく、と大いに期待する。 クールなイメージとは真逆の、熱すぎる男、前田智徳。 今年は、前田と一緒に、感動でいっぱい涙したいものだ。 #
by jazzamurai
| 2007-01-19 03:06
| 無頼漢 広島カープ三昧
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