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![]() Steve Lacy (ss) Ronnie Boykins (b) Dennis Charles (ds) ![]() 2. We Don't I 12:55 B1. Quirks 9:25 2. Bud's Brother I 17:05 C1. Capers 9:20 2. We Don't II 16:50 D1. Kitty Malone 13:55 2. Bud's Brother II 12:15 中古レコードとの出会いも色々あります。ヤフオクを知るまでは店舗を回っていました。東京出張の都度、Disc Unionの新宿JAZZ館や御茶ノ水JAZZ館に行っては、フリージャズをヨーロッパ・フリーを漁っていた訳ですが、ちょぼちょぼとBlue Note等、普通にJAZZと聴こえるJAZZを買い始めたのは5年位前からか。当時はキング盤がまだ結構あったと思います。 それでですね、未だ拙者は修行の身であり、特にヤフオクで買うようになってから、時々酷い盤をつかまされています。おいおい告白タイムは設けたいと思うのですが、「心の痛手は癒せやしない」んですよね。 ははは・・・・、です。 一方ですね、わざと問題あり盤を買ってしまう時もあります。本盤はHat Hutから出されているレイシーのライブ盤なのですが、長々と買いそびれていました。レイシーに関しては、音としてはコンプリートを目指しているので、探していたのですが、本盤をヤフオクで発見した時は、スルーさせました。 何故って、裏ジャケットが破損していたから・・・・。 ご存知の方は多いと思うのですが、Hat Hutのジャケットって、紙質が悪いのか、破損しやすいし、紙魚も付き易いし、発色も良くないんですよね。それで、裏ジャケが派手に剥がれていたので、二枚組み1,500円にも関わらず、長々と店晒しにしていました。 ところが、全然落札されないものだから、ついつい、放っておけなくなり、「直せば良いか・・・・」という気持ちから、瑕疵ありと認識しながら落としてしまった訳です。 修正部分、分かります? 拙者の色調分析が不十分なのか、ばっちりの色じゃないのですが、まあ、味の部類かと考えています。 それで演奏内容ですが・・・・、レイシーは良いのですが、競演の二人がねえ・・・・。何か大雑把というか、だらしないというか。どの曲聴いても一緒というか。妙に素人くさいし・・・・。そのくせ、ベース・ソロとかドラム・ソロが長いんですよね・・・・。幾らレイシー好きと言えど、通して聴くのはつらいです。 まあ、そんな演奏だからこそ、こんな盤で良いのかもしれません。盤には傷など無かったので。 縁ですよねえ。
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by jazzamurai
| 2009-08-30 23:17
| 無節操 ジャズ三昧
![]() 8月16日のCS放送やと思うけど、アップが早い早い。 CSなんて、こんな時にしか見たいと思わへんのやけど、ありがたいわ。 以下、セットリスト順にリンクします。わはは。 結成40周年記念、山下洋輔トリオ復活祭 1.回想~STRAWBERRY TUNE (林 栄一) 2.円周率 (小山彰太) 3.For M (山下洋輔) 4.GENTLE NOVEMBER (武田和命) 5.BANSLIKANA (山下洋輔) 6.GHOSTS (A. Ayler) 7.CLAY (森山威男) 8.CHIASMA (山下洋輔) 9.木喰(中村誠一) 10.ミナのセカンドテーマ (山下洋輔) 11.アンコール GUGAN (山下洋輔) これ見てて思うのは、圧倒的な坂田明のカッコよさ。 全然、変わらないやん。凄いわー。また、不敵な感じが良いですな。 森山威男は大胆かつ繊細。細やかな変化と大きなビート。あと、右足の連打がえげつない。凄い。 武田和命の代役の菊地成孔。豪快に吹いてる。なんか、tsという楽器をホンマに研究している感じがする。よう鳴ってます。 国仲勝男は野太いベースが聞けなくて残念。 #
by jazzamurai
| 2009-08-22 17:10
| 無節操 ジャズ三昧
タイトルの通り、7月31日(金)~8月2日(日)、広島東洋カープ対横浜ベイスターズ3連戦を、MAZDA zoom-zoom Stadiumに、和太郎さんと観戦しに行って参りました。
7月31日(金)の朝に新幹線で出発、広島着後、在来線で廿日市市のちゅーピーパークというプールに行きました。 ![]() ![]() 試合は6対7で負け。せっかくの勝ち試合を永川の不調、暴投、マクレーンの失策で落としました。最終回、同点で留めとけば、ベイは中継ぎからがどんどんピッチャーが悪くなるので、勝ったも同然だったのに。子どもに見せたくないひどい試合でした。 8月1日(土)は由宇まで二軍の試合を見に行ったのですが、午前中雨が降ったとかで中止。そんな腑抜けたこと言ってるから、ファームでダントツの最下位なんじゃ~。 ![]() ![]() ![]() ![]() 8月2日(日)は旧市民球場と平和公園に行きました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 8月3日(月)も休みをもらって、広島美術館へ。こんなに不甲斐無い試合を見せられるんだったら、帰ったらよかったんですけれどね。 ![]() 五味さんは絵本で見る方が良いですね。 色々と盛り沢山でしたが、二つ程・・・・。 広島平和記念資料館は和太郎さんにはまだ早かったですね。何のことやら分からない、というか。死とは何か、ということが分からないので、怖いと思わなかったみたいでね・・・・。 うちの小学校は今年から修学旅行先を広島から変えたみたいですが、その理由として旅費が高くつく、というの仕方ないとしても、衝撃が強すぎるのでショックを受ける子どもがいる、という理由を学校が言っているのですが、正直、「アホか」と思いました。実際、それだけの衝撃的な事実を目の当たりにして、強く戦争を回避する気持ちを持つことが大事なのに、何を言っとるやと思います。 カープについては、ブラウン監督の選手起用に昨年までのコントロール力を見出しえません。場当たり的な感じがします。フロントが去年、契約で揉めてしまい、ちゃんとした給料を払わず、複数年契約もしないものだから、彼自身自らを見失っているような感じがします。大体、ちゃんとした給料を選手、スタッフに払わずに、優勝を狙えというのは、無理です。外国人にしても、アレックスをそのまま雇っていれば、こんなに困らなかったはずです。フロントのチーム編成に関する考え方が根本的に間違っていると言いたいですね。こんなんでは、選手はみんなやる気を失ってしまいます。 という感じでした。 #
by jazzamurai
| 2009-08-16 15:20
| 無頼漢 広島カープ三昧
ここ数年でレコードをよく聴くようになりました。
特に、US盤を買うようになりました。拙者、若い頃は日本語解説や日本語訳詩が読みたいので、日本盤を買っていたのですが、最近はもっぱら、US盤のオリジナルかそれに近い盤が欲しいです。 そのように考え方が変わったのは、やはり、Miles Davisの「Relaxin'」や、Dolphyの「in Europe vol.2」の擬似ステ青ラベル盤を聴いて、「こんなに迫力のある音がするとは!!」という衝撃を受けたからなのです。 というか、この歳になるまでRVGとかVAN GELDERなんて手書き刻印がどうたら、機械刻印がなんたら、なんて、全然意識したこと無かったですもん。 これを意識しだした途端、中途半端な日本盤しか持ってなかった己のレコード棚が恥ずかしくなったのですが、今は落ち着いています。 US盤中古には、プレス時のエクボやホコリ、紙スリーヴによるスレ等、それはそれで気になる問題点がままあります。外国の方にとっては、無塵環境の中でミス無くプレスされる日本盤が大好き、という方もいらっしゃるようで、確かに、傷さえ付けなければ、ノイズ無く、比較的落ち着いた音のする日本盤はそれはそれで良い物だと思えるようになり・・・・、段々バランスがついてきました。 それに、ブルーノートなんかRVG刻印を買おうと思うと、ホンマ高いんですよ。オリジナルなんて高嶺の花、Liberty盤、UN盤でも結構します(刻印がなけりゃ、3,000円が限界高値かな)。一方、日本盤でも音質が良いと言われているKing盤は2,500円位からが相場です。そのため、ちょっと聴いてみたいナア、位の盤はどうしても評価の宜しくない東芝盤になります。あれって、どういうのかな、ちょっと高音に偏っていて、音がかさついている感じがするんですけどね。皆様、どう思われますか? さて、こんな拙者ですが、6~7月は数枚、清水の舞台から飛び降りた感じの買い物をしました。 それが我等がドルフィの「ラスト・デイト」です。US・Limelight盤のStereoとMonoを両方買いました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() もちろん、直には入れませんが、雰囲気出てると思われません?こんなんは自己満足が大事ですよね。 ![]() 以下、US・Limelight盤の内ジャケットです。変形のブックレットになっています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 実はユニバーサルの「24bitマスタリング~ルビジウム・クロック・カッティングによるハイ・クオリティ・サウンド」紙ジャケCDを持っているのですが、それと比較してどうかと言われると、CDはノイズも無いし(当たり前か・・・・)、音もきれいなんです。 一方、LPはやっぱり音が太いんですよね、アナログのStereo盤もmono盤も。このググッとくる臨場感は凄いものがあります。特にStereo盤は。 じゃあ、以前から持っていた70年代の日本盤はどうだったか、と言われると、これらを聞いた後では、霧の中、遠くで鳴っている感じだった、それがまた、哀愁というか、悲しい感じがした、と思います。本当に、悲惨な最後の録音だなあ、恵まれていなかったんだなあ、という雰囲気がします。確かにギャラも全然でなかったらしいですし、悲惨は悲惨ですが、でも演奏内容は絶対にそうじゃない。 この演奏は、メンゲルベルク、ベニンクという新しいメンバーと一緒にヨーロッパでやっていこうという、可能性に溢れた、キラキラした演奏だと思います。 それで、どっちが本当のドルフィに近いのだろうか、と聴かれると、アナログ盤については、拙者が以前持っていた日本盤は、長年連れ添ったとはいえ、もう聴けません・・・・。 こういうのに出会うと、ちゃんとしたUS盤はやっぱり凄いなあ、と思わざるを得ません。 上記CDは、結構リアルで良い音していると思うんですけど、ね。 さて、以下はおまけです。 ![]() ![]() US中古盤購入については、色々と言いたい事があるのですが、今日は此処までにします。 ウンチクは言えないですね・・・・。まあ、色々失敗談がありますので、次回以降にお話します。
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by jazzamurai
| 2009-08-07 01:31
| 無節操 ジャズ三昧
![]() 2 . 労働者 3 . 密偵物語 4 . 0地点から 5 . カリソメ乙女 6 . 都合のいい身体 7 . 旬 8 . 二人ぼっち時間 9 . マヤカシ優男 10. 尖った手口 11. 色恋沙汰 12. 凡才肌 13. 余興 14. 丸の内サディスティック (EXPO Ver.) 2009年6月28日発売、東芝EMI 拙者、恥ずかしながら椎名林檎女史の大ファンでした。なんせファンクラブ入ってたもんね。 ところが東京事変がもう一つ身体になじまないのと、昨年のデビュー10周年イベントが大宮でしか行われなかったのを怒って、今年の4月の会員更新をしなかったのね。そして、盲目的なファンをやめたという訳です。 このCDもamazonに予約して買っておきながら、聴いたのは今日初めてで・・・・。正直、先行シングルの「ありあまる富」がイマイチだったので、期待はしていなかったんですけど・・・・。 しかし、本作は「勝訴ストリップ」と同じ位の傑作です。 最初に彼女を知った昔に思った感情を思い出した・・・・。椎名林檎に会えて良かったという。 youtubeでこのアルバムの周辺の映像、例えば参加ミュージシャンとの対話とかを見ていると、なんか、デビュー10周年とか、そんだけキャリア積んできた人とは思えない程、率直で、好奇心に富んでいて、気に入った相手には賞賛を惜しまず、というキラキラした感じが出てるんよね。 その好奇心、興味、長所を引き出す力により、林檎女史は鼻歌程度の曲を提供し、バラエティに富んだ各アレンジャーに個性を発揮させた、という感じかなあ。 あんまり、参加ミュージシャンの情報は、拙者、知らないんだけどね。 収録曲の中では、スローバラードの「旬」が飛びぬけて良い。「生きているうちはずっと旬だと」なんて歌われると、この人がその昔、「だってカートみたいだから/わたしがコートニーじゃない」と歌ってたことを思い出して、上手いこと歳とらはったなあ~、と思いました。 後は、消費される女性J-POPの殺伐とそのファン感情の揺れを書いたような「流行」や、なんとも厳しい詩と裏腹の馬鹿ロックの組み合わせ「労働者」が良い。ちょっとエヴァ入ってるアニソンみたいな「尖った手口」も良いかな。めちゃめちゃ大きなギターに導かれ、「女だって男だって実直なほうが美しい」と歌われる「余興」は、中島みゆきの「ファイト」と同じくらいグッとくる応援歌。これは一緒に歌ってると涙が出る。 昔のノイジーな感じとか、喉が開いて迫ってくるような声は無くて、ところどころ、ちょっと鼻にかかったところはあまり好みとは言えないのですが。そーいやー、みゆき女史も途中から曲によって声質を変えて歌ってたな。 しかし、ただ甘いだけのばかばかしいラヴソングが溢れている日本に、こんな個性的な人がいるっちゅーことは素晴らしいと思いますね。まーこの人は当分、パターンにはまり込むことは無いだろうな。 薄いメイクに肌を露出したインナースリーヴもめちゃ魅力。デビュー10年、もう若い女の魅力みたいなものを求められなくても良いでしょう?という気持ちから逆点の発想でヌードにこだわったらしいですが、「ここでキスして。」プロモ映像で見せていた黒縄で縛った彼女の胸元にノックダウン食らった拙者としては、正直、めちゃめちゃ嬉しかったです。 ファンクラブ、辞めなきゃ良かったなあ・・・・。 三文ゴシップ
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by jazzamurai
| 2009-07-26 21:16
| 無抵抗 女性歌手三昧
![]() Crown Record No.1 Studio 山下洋輔 (p) 坂田 明 (as) 森山威男 (dr) A1. Prophase 2. Double Helix 3. Chiasma B1. Interphase 2. Mitochondria 皆さん、こんばんは。 6月28日の「題名のない音楽会」はご覧になりましたか。 山下洋輔トリオ結成40周年だそうで、第2期のメンバーが集まって、タモリなんか呼んで、昔話に興じてたり、この盤のA3に入ってる曲のことをいわくありげに説明したりしており、まあ、非常に胡散臭かったわけですが・・・・、 しかし、森山威男は凄かった。フリーをやるナマ森山がこれほど凄いとは・・・・。 それでまあ、久しぶりに聴いてみました。第2期のトリオって、メールスで録った「クレイ」、新宿厚生年金会館で録った「アップ・トゥ・デイト」、マンフレット・ショーフを加えて録った「ディスタント・サンダー」、ハイデルベルクで録った「キアズマ」と、ライヴ録音ばかりで、スタジオ盤はこれだけなんですよね。で、この時期を聴く場合も、もっぱら「クレイ」を聴いていたのだけれど、やっぱりスタジオ録音ていうのは、ちゃんと聴くと価値あるもんですよね。 奥さんが居間で寝てるので、ヘッドフォンで聴いてるんですが、ちゃんと録られた坂田、森山っていうのは、ホンマに凄いですね。確かに、演奏は硬い感じがしますが、聴き応えは相当ある。 意識的にスローな曲調を重視しているのかな、って感じます。A1の抑制した雰囲気の中で、本当にアルトを鳴らしている坂田明を聴くだけで、この盤が持っている緊張感というか、エネルギーを感じる。 そして、A2の洋輔と森山のデュオにおける森山のブラシ。歌ってる。 A3はテーマ吹奏がライヴよりスローですが、それがかえってフリーの部分との対比がついていて良い。それにしても、坂田のタンギングはいったいどうなってんだろう、と思いますね。一音一音がくっきりしていて、やっぱり阿部薫の自称ライバルというだけあって、この時期の坂田は凄いっす。ほんでまた、洋輔の音が、指が重い感じで、黒く鳴ってます。森山威男も速い速い・・・・。 B1は一転してスロー。ここでの坂田の節回しが冴えてる。初めから終わりまでちゃんとコントロールされている、感じがする。それに、音とか、フレーズに、似た者の存在を感じさせない独自性がある。日本的な情念も感じますし、一種カリスマ性も感じます。坂田の演奏が終わった後のドラムのたたみかけも良い。 そして、聴きもののB2。冒頭のエコーが効いた坂田のソロがカッコイイ。管がよく鳴ってる。ちょっとコルトレーンっぽいテーマ。坂田作をラストに持ってくる洋輔の度量も良いと思います。曲調にあわせて、速弾き重視でなく、大きな波のように低音を繰り出す洋輔のピアノがちょっと広めの空間を作る。その上で弾ける坂田、最高です。坂田が帰ってきてテーマに戻る時間帯、やっぱりコルトレーンっぽい。 傑作だと思うのですが、結構、中古で売ってるんですよね・・・・。 この盤のジャケットも良いと思われません?この不敵な雰囲気が良いです。2枚持ってんですけどね。 一枚は高校の時に買って、もう一枚は10年位前にこのサイン入り見つけました。3人揃ってて、2,500円でした。森山威男のサインがカッコイイと思うんです。何故、ジャズ盤を探す人々は、サイン盤を回避するんでしょうか。拙者はサイン盤の方が好きなんですが・・・・。 ところで、やっぱり山下洋輔は、ベストを着用しだしてから、どうも良くない。そんな風に思うのは拙者だけでしょうか・・・・。思いません? 山下洋輔/キアズマ FROZEN DAYS(紙ジャケット仕様) #
by jazzamurai
| 2009-07-14 00:08
| 無節操 ジャズ三昧
![]() John Coltrane (ts) McCoy Tyner (p) Jimmy Garrison (b) Elvin Jones (d) except A2: Roy Haynes (d) RVG Studio, NJ, May 26, 1965 A1. Transition 2. Dear Lord B1. Suite Pt.1 Prayer And Meditation:Day Pt.2 Peace And After Pt.3 Prayer And Meditation:Evening Pt.4 Affirmation Pt.5 Prayer And Meditation:4 A.M. 密かにコルトレーンのレコード輸入盤への買い換え計画進行中。1480円でした。ジャケットがラミネートコートしてなかったし、RVG Studio録音ながらRVG刻印がないから、これはオリジナルじゃないのかしらん。研究しておこう。 時期的には「Quartet Plays (Impulse A85)」と「Ascension(Impulse AS95)」の間、AS95の18日前の録音になります。発売は1969年頃、と言われています。ラベルのデザインを見ると、68年から71年の間位なのかなあ、と素人的にも思います。問題は何故この傑作を生前出さなかったのか、ということです。 この盤は傑作中の傑作です。勿論、CDも持っています。プラケース盤が出た時もすぐ買ったし、24bit紙ジャケが出た時もすぐ買った。何度聴いたか分かりません。ちなみにLPの方が生々しい音がします。 特にA面を聴きます。まあ、A面を聴くだけで相当体力を使います。A1タイトルナンバーは15分半に及ぶ長尺ですが、あっと言う間に聴けてしまいます。というか、途中で止めることは許されない。トレーンのソロは前半4分までと、後半7分半から。前半4分のソロを聴くだけでただ事でない雰囲気が漂います。後半7分半からは強烈。何が強烈かというと、トレーンとエルヴィンの間に漂う緊張感が強烈です。トレーンが徐々にフリージャズ化していく過程って、コードのフリーというよりはビートのフリーだと思うんですよね。トレーンがメチャメチャ複雑なフレーズを高速で展開する時や、独特なひしゃげた音を読めない長さで吹き続ける時のエルヴィンの戸惑いというか、それでもプッシュしなければ、という義務感から繰り出す激しいドラム。けれども一方のトレーンの吹きっぷりは、煽られて高揚している感じじゃなくて、見つめているのは己が限界だけ、のように思えるんですよ。何処までならLP片面分の時間の中で、演奏の枠を拡張できるか。だから、トレーンは熱くならない。なっているように見えても、それはコントロールされていて、エルヴィンの思いは、熱は一方通行なんだと思います。それで、13分過ぎ位からは、エルヴィンが時々陥る、形だけシンバルを叩いてるけど彼らしいポリリズムが抜けて音場がポッカリと空いてしまう一瞬が生じてしまいます。 この演奏聴いていると、A2が録音された日、つまり"Transition Session"の15日前にドラムをロイ・ヘインズに変えて行われていたSessionの事が非常に気になるわけです。別の盤になりますが、「The Mastery Of John Coltrane, Vol. 2 - To The Beat Of A Different Drum (Impulse IZ9346-2)」で日の目を見た強烈な2曲、"After The Crescent"と"One Down, One Up"は、"Transition"のように長尺の曲なのですが、ロイ・ヘインズは徹頭徹尾、叩きまくってるんですよね。時にはトレーンを食ってる、と思える瞬間もあるくらい。「Quartet Plays」と「Ascension」に挟まれた、この二つのセッションのことを思う時、トレーンとエルヴィンの軋轢は、確かに「Ascension」の時に顕在化したのかもしれないけれど、この二つのセッションの時に生まれたのだ、と思えるのです。 その軋轢が生まれた瞬間が、まさにこの"Transition"の後半のソロの時だ、と思えてなりません。 そして、あまりにも美しいA2。"After The Rain"や"Welcome"と同じ位、素晴らしい曲。スタンダードを演じた「Ballads」は確かに良いけれど、トレーンのオリジナルバラッドはみな名曲。ヘインズの優しいスネア使いも聴きもの。 B面組曲はあまり聴いたことないですが、A1を引きずったかのような激しい曲調からベースソロ、ピアノソロ、ドラムソロを経て次第に落ち着いてくる様が良いですね。特にドラムソロから引き続いてドラム乱打の前で落ち着いてエンディングテーマを吹奏するトレーンの美しさよ。 「Ascension」という盤は、フリージャズの集団即興演奏だと言われていますが、インパルス・レコードや後輩思いのトレーンにとって、次世代のミュージシャンを披露するためのイベントだった、と拙者は思っています。ので、トレーンを聴くための盤としては、正直いうておもろない、と思います。あまり聴く気にならないと。だって、やる気のないエルヴィンの前でファニーなソロをとるマリオンとかジョン・チカイとか、なんか聴いててもつまんないし~。 一方、トレーンの演奏スタイルは、63年以降、急激に変化していくのですが、もしも「Ascension」ではなくて、ちゃんと「Transition」が出されていれば、この盤の公の評価はもっと違ったものになっていたかもしれません。 Transition #
by jazzamurai
| 2009-06-20 15:33
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Evan Parker: tenor saxophone Jean-François Pauvros: guitars,voice Jean-Marc Foussat: synthesizer, VCS3, voice Makoto Sato: drums ![]() 2.Deux 3.Trois, Tourne mon Coeur 4.Quatre 5.Cinq 6.Six, Au temps des cerises ・・・ 7.Dix 8.Onze, Douze, Quand, tout sera rouge 5月の初め頃、佐藤さんに頂いたCD。本当にありがとうございます。 VCS3って、キング・クリムゾンの「リザード」でゴードン・ハスケルのボーカルを歪ました、とか、同じく「アースバウンド」でイアン・ウォーレスのドラムソロを歪ました、とか、そういうのを聴いた経験しかなかったので、佐藤さんのアコースティックなドラムとどんな感じで絡むのかなあ、と思っていましたが、Foussatさんの使い方は繊細で、背後で音の背景を広げるような使い方ですね。やっぱ、アナログシンセやから生楽器と合わせても違和感ないにゃろか。 ギターのPauvrosさんもあまりエフェクトしない感じで、アンプでガンと鳴らした感じが良い。 この両者を右左に配して、ど真ん中に野太いエヴァンのテナーが鳴り、その背後で繊細に刻みながら、実はかなり煽動している佐藤さんのドラムが鳴る。 このCDは音が良いのが素晴らしい。全員の音がちゃんと分離しているし、タムの音、ハットの音も一つ一つ良く聞こえます。 さて、演奏ですが、最近、拙者はあまり完全即興演奏をCD1枚分頭から聴き通す、ということはしたことがなく、友人から借りたエヴァン・パーカーの「Electro-Acoustic Ensemble」も聴き通すのは無理やったんですね。 んで、編成的には、Electro-Acousticだから、聴けるのだろうか、という気がしていたのですが、このCDはぶっ続けで3回通して聴けました。 曲間とか、拍手とかを全部カットしたのでしょうか。曲が途切れる感じがしなくて、殆どシームレスなんだけど、聴けます。 1曲目、ちょっとお化け屋敷入った雰囲気から、徐々にタムの波が少しずつ寄せてくる感じが素敵。 2曲目、水底から沸き立つようなシンセ、プログレなカッティングのギターと、丹念に歌うエヴァン、掻き回す佐藤さん、という感じ。ラストのエヴァンの循環呼吸奏法が相変わらず凄~い。 3曲目、ギターが寂しげなフレーズを繰り返すので、エヴァンのフレーズがちょっとコルトレーンみたいな感じがして、格好いい。喧噪の2曲目の後で、スピリチュアル・ジャズな雰囲気? 4曲目、テナーソロで始まる。変わらないなあ、というか、良く鳴ってる。 個人的によく聴いているのが、5曲目後半からのテナー×ドラム対決と引き続くドラムソロ。タムのピッチを微妙に変えながら、細かく刻んでいく感じのソロが素晴らしいです。 6曲目、ギターの土砂降りの瞬間が凄い。シンセの切り込みも良いです。終わり際の密やかなギターソロも素敵ですなあ。 7曲目、繊細な合奏。Pauvrosさんの低音攻撃、それを汲んでかFoussatさんの高い細かなノイズの雨が効果的。 ラスト、丹念に歌うエヴァン、ブラシで繊細にプッシュする佐藤さん、細やかなノイズに徹するギターとシンセ。徐々にエヴァンの演奏に熱が入っていく感じがめちゃ良い。佐藤さんは突出して前に出る感じはしないんだけれど、共演者を少しずつ前に出して行って、演奏全体のエネルギーと緊張感を上手くコントロールしてはる感じがします。ラストのアジア風テイストがまた素敵。 やっぱり、フリーインプロヴィゼーションは、精神を解放してくれます。というか、このCDって、完全即興演奏なんだけど、なんか人懐っこい雰囲気があって、聴きやすいです。反発、はぐらかし、裏切り、ちゃかし、っていうことも集団即興演奏には重要な要素だと思うけれど、その場面はあまりなくて、どちらかというと客演であるエヴァンを中心に雰囲気を作っていく感じがあって、誠実な感じもします。 はっきり言って、フリーミュージック好き、プログレ好きの方に強くお奨めです。ジャケットもカッコイイし。 問題は、刺激的なジャケ写の1枚目も含めて、どうすれば日本で買えるかなのですが・・・・。 homepage : Bienvenue @ “Marteau Rouge” YouTube - Marteau Rouge @ Mulhouse'07 #
by jazzamurai
| 2009-06-13 11:36
| 無節操 ジャズ三昧
![]() やりました。やってくれました緒方孝市40歳が。久々の貯金1をもたらす2点タイムリーヒットが、区切りの1500安打達成となりました。 09年06月08日カープ 緒方 1500本安打達成 プロ野球史上、102人目だそうです。ちなみに緒方のすぐ前がベイの佐伯貴弘選手、だそうな。 正直、2000本安打は難しいと思う。でも、前から言っているように、ホームランは通算250本に行って欲しいなあ。後9本なんだけど。後3本打ったら中西太、水谷実雄に並ぶんやけどね。この両者に並んだだけでも相当凄いよね。 盗塁も今266で衣笠祥雄に並んでるんですわ。1500本達成の1塁ランナーの時、盗塁試みたんだけど、打者ファールになってしまって。石井琢朗のblogでも緒方について、「緒方さんと言えば、僕の中で走れてHRも打てる尊敬できるトップバッター。横浜時代は盗塁争いもしたことがありましたが、全然かないませんでした。僕もそうですが、今のカープの選手には手本となり目指すべき選手でもあると思います」と書かれていて、嬉しかったなあ(「僕もそうですが」が何処にかかるかで微妙な言い回しなんだけど)。 あー、1500本安打達成試合、見に行きたかったなあ。とにかく、もっともっと、緒方のプレーを見ていたいですね。
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by jazzamurai
| 2009-06-10 01:23
| 無頼漢 広島カープ三昧
![]() Bass - Al McKibbon Drums - Art Blakey Recorded By - Rudy Van Gelder Cover Design by Martin Craig 1955年5月6日録音 A1.The Third World 2.Step Tempest 3.Dance Line B1.Blue Chopsticks 2.Double Exposure 3.Cro-Magnon Nights ![]() A1.Amoeba's Dance 2.Crisp Day 3.2300 Skiddoo B1.It Did't Happen 2.Shuffle Montgomery 3.Brass Rings 月~水と名古屋出張に出かけました。ちょっとした時間を使って、栄のバナナ・レコードで物色したところ、二枚で1,260円で得ました。ハービー・ニコルス、36歳の初録音。 って、東芝EMIの「ウェストレックス3D-Ⅱでハイ・クォリティ・カッテイング~」のにシリーズは人気無いんですねえ。だって元値1枚3,990円ですよ?それが2枚で投げ売り・・・・。それともハービー・ニコルスが人気無いのかなあ。 値段が安すぎるので、かえって躊躇したのですが、買って良かったです。 というのも、今までハービー・ニコルスという方をまともに聴いたことが無かったからです。 ICPのミシャ・メンゲルベルク(p)がハービー・ニコルスのマニアで、彼の曲を取り上げた盤を、レイシー、ラッド、ベニンクとSoulnoteに2枚入れているのを持っているのと、ICPオケで特集組んでるのは持っているのですが、あまり聴いたこともなくてですね。 でも、良いですよ~。めちゃチャーミングなんです。全曲オリジナルなのも良い。演奏はモンクみたいな感じがしますが、モンクみたいな黒い濃厚さはなくて、ファニーなんだけれどカワイイ。ミシャが好きそうな演奏だわ。 初録音で緊張しているんだろうけど、タッチが軽くて、コロコロコロって感じで、リラックスしますわ~。 全曲面白くて良い曲やけど、「2300 Skiddoo」が良いなあ。猫みたいな感じでね。 共演のブレイキーが良い。モンクとやる時と同じで、繊細な面が出ています。こういうブレイキーも好きです。 44歳で、白血病で亡くなったらしいですが、ホンマに音楽の神さんは時々厳しい仕打ちをなさるなあ。 Complete Studio Master Takes (Herbie Nichols Trio) #
by jazzamurai
| 2009-06-01 00:26
| 無節操 ジャズ三昧
god-zi-llaさんに教えていただいた「LONDON国内初期盤」。クラシック初心者の拙者としては、全般的な入門編として、これ程ありがたいものはないと思っております。
盤は重量盤だし、音は良いし、安いし。 それに、ジャケットも良いんですよね~。ちょっと面白いというか・・・・。 ![]() チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」 リヒャルト・シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」 1962年発売。SLC1080 チァイコというお方はホンマに哀愁たっぷりのメロをお書きになる。 ![]() リムスキー・コルサコフ/スペイン奇想曲 グラナードス/アンダルシア-スペイン舞曲 シャブリエ/狂詩曲「スペイン」 モシュコフスキー/スペイン舞曲、第1集 1962年発売。SLC1104 全く知らない作曲家ばかり・・・・。面白かったです。 ![]() 交響曲第1番 小管弦楽組曲「子供の遊戯」 組曲「美しきペルトの娘」 1962年発売。SLC1157 「カルメン」とか「アルルの女」を書いた方だとか。・・・・知らんかったどす。17歳の作品である交響曲第1番、なかなか典雅な感じです。 ![]() レオンタイン・プライス(ソプラノ)、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン・グロスシュタット少年合唱団。1962年発売。SLC1189 クリスマスに聴く音楽が無いなあ、って、思っていたのですが、良い物があって良かったです。ジャケットがカワイイ。 ということで、全部、拙者が生まれる3年も前の発売なのですが、音が活き活きとしていて、ホンマに良いです。見つけたら買いたいなと思っています。カラヤンの「惑星」とか欲しいですね。 だから、ご覧の皆様、京都ではあまり買っちゃダメですよ!! #
by jazzamurai
| 2009-05-17 22:39
| 無定見 クラシック三昧
ということで、5月3日、4日と三重県熊野市は七里御浜に行って参りました。
目的は石を見るため、でございます。 いや~凄いですね、熊野灘の荒波に磨かれた石達は。海岸に座っていると落ち着くどころか、ざわざわざわ石達に語りかけられ、うるさいのなんのって。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() とか言いながら、最後は和太郎先生が邂逅されたこの方の ![]() ということで、本当に素晴らしい方ばかりいらっしゃって。 ホンマに一日中見ていても全く飽きません。水泳には適さないかもしれませんが、素晴らしい浜でした。
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by jazzamurai
| 2009-05-13 00:38
| 丸腰日記
![]() Track B4:Recorded September 1956 in New York City Max Roach (d) Kenny Dorham (tp) Sonny Rollins (ts) Billy Wallace (p) Ray Bryant (p) Track 6:replaces Wallace George Morrow (b) A1. Blues Waltz 2. Valse Hot B1. I'll Take Romance 2. Little Folks 3. Lover 4. Most Beautiful Girl in the World ローチ33歳の録音。今でこそ何の珍しさもないが、当時は「よくぞ三拍子でスウィングした」と評されたらしい。 ちなみに拙者の有する日本フォノグラム盤の解説は油井正一氏なのだが、小見出しで「ワルツでツイングした快作」と思い切り誤植をかましています。 この盤、有名な割にはそれ程好かれている盤ではないかもしれないけれど、ドーハムとロリンズの2管が絶好調でメチャ格好良いんですわ。ローチって、厳しい顔してるジャケ写が多いと思うんですけど、この盤は珍しくはにかんだ、カワイイ笑顔。この雰囲気そのままのリラックスムードの中で、2管がよう鳴ってます。ちなみにB4はローチ・クインテットでのロリンズのラスト・セッションらしいですね。B4のブライアントは良いです。 しかし、やたら左右の早弾きが好きなウォーレスさんはようワカランですけどね。派手で面白いっちゃー面白いんどすけど。 確かに通して聴いていると、同じテンポなのでお腹一杯になってくる感じはありますが、ドーハムとロリンズの2管を聴いているだけで良いねえ~、って感じになるので、このはまり具合に酔うのが良いでしょう。 さて、今回は盤に対する感想は簡単に止めて、愚痴を聞いておくんなさい。 拙者の持っている盤は日本フォノグラム盤でモノラルです。 これに加えて先日、以下の盤を買いました。 ![]() ![]() ね。溝がありますし、良い音してそうでしょ?盤も厚くて重たいし。 ところが、曲順が違う上に少ない・・・・。 A1. Lover 2. Blues Waltz 3. I'll Take Romance B1. Valse Hot だけ。 おまけに、ベースの音が小さい・・・・。これ厳しいですわ。何となく、中域が太くて、管の張りは良いような気がしますが、ステレオなんですけど、2管が左右に振ってなくて、一緒に左側から聞こえてくる・・・・。これならセンターから出て欲しかった。 やっぱ、名門レーベルの事情について少しは勉強しておいた方が良いですねえ。何だか、ちょくちょく失敗してしまいます。 しかし、マーキュリーなんて、これからも拙者、バンバン買いそうな雰囲気って無いと思うんですよね。 50年代後期にステレオぉぉぉぉぉ、なんてジャケット上部にどかんと銘打った盤なんて、胡散臭い、と思う必要があった、ってことですよねえ。ああ、ちいとブルー・・・・。 ヴァルス・ホット~ジャズ・イン3/4タイム #
by jazzamurai
| 2009-05-10 01:24
| 無節操 ジャズ三昧
日曜日は、京阪電車天満駅まで行き、「石ふしぎ大発見展」に行ってまいりました。
はっきり言って、そんなに石に興味がある訳ではないのですが、ラピスラズリとか、ターコイズとか、ああいう青い石は好きですな。 まあ、それは置いおいて。 帰りに天神橋筋商店街をブラブラ。途中、中古レコード屋でセシル・テイラーの「ユニット・ストラクチャー」リバティー盤刻印入1,500円を発見するも、ジャケが水没でボロだったので買わず・・・・。今思えば買って修繕すりゃ良かった。 って、それも置いおいてだな。 もうホンマ、久しぶりに行きました、倶蘇陀麗の中崎町店。 ![]() どう見てもイタメシ屋だとは思わんよね。この佇まい・・・・。 ![]() どう見ても思うよね、ラーメン屋でしょ、って感じのメニュー。 しかし、めちゃ美味いし、食べ応えがあるんですわ。 ![]() あちゃー、食べ物写真も下手ですね拙者。美味しそうに撮れたと思ったのですが・・・・。 ![]() こっちは奥さん撮影・・・・。美味そう。 しかし、美味かった。拙者はカルボ食べましたが、奥さんと息子さんはトマトソース。お得意なのは、トマト系、クリーム系、しょうゆ系らしいですが、カルボも美味かったっすよ。 注文聴いてから乾麺を茹で始めるので、時間がかかるように思いますが、手早いので全然待ちません。もちろん茹で加減はアルデンテ。料は普通盛で100gの様です。 拙者、小綺麗なイタメシ屋って、あんまり入らんのよね。だって、ランチで1,200円~1,500円位はするっしょ?それに大体、80gじゃないかなあ。食った気がせんのよね。 それがここの場合、殆どのメニューが800円行かないし、茹で立てだし、美味しいし、メチャ満足っす。 やっぱり感覚はラーメン屋ですね。大盛り食いたかったな。 ピザ生地もドカンドカン叩いてたしなあ。ピザも食ったら良かったなあ。こんな店が京都市左京区にあったらなあ、めちゃ嬉しいのに。 検索したら、天六本店が閉店したとのこと。びっくりしたら「Sotare(ソタレ)」という名前でお洒落に営業中、ですと。スゲーな、この人を食った感覚。そっちも行ってみたいなー。 #
by jazzamurai
| 2009-04-28 00:45
| 丸腰日記
![]() John Coltrane — ts,ss McCoy Tyner — p Jimmy Garrison — b Elvin Jones — dr A1.Out of This World (Arlen, Mercer) — 14:04 2.Soul Eyes (Waldron) — 5:25 B1.The Inch Worm (Loesser) — 6:14 2.Tunji (Coltrane) — 6:32 3.Miles' Mode (Coltrane) — 7:31 オリジナルと同じコーティングジャケが手に入ると思って再発赤黒ラベル盤を買ったのですが、VAN GELDER刻印が無くてショックだった・・・・。まあ良いか、2,860円ならば・・・・。音も良いように感じるし。 菊地成孔氏+大谷能生氏の「東京大学のアルバート・アイラー(キーワード編)」に、トレーンを評して「アドリヴによる音楽推進の可能性を、自分の生涯をかけて、個人の履歴がそのままモダン・ジャズの歴史になってしまうような神話的なパワーで体現してしまった」と書いていますが、上手いこと書くなあ、と思った。 表舞台に出て10年間走り続け、大きな影響力を持つに至ったまま去った怪物的存在の、その10年間の真ん中の年にちょこちょこと録られた盤。マウスピ-スが不調になる前年の盤。 正直、インパルスのレコードの中では、「バラード」、「&エリントン」、「&ハートマン」を除いて一番聴きやすいでしょ。収録曲のバランスも良いし。インパルス時代が嫌いな方も多いと思いますが、この盤はお奨めです。 落ち着いた雰囲気の中にもトレーンとエルヴィンの熱い掛け合いが行われるA1。エルヴィンのポリリズムがめちゃ格好いい。こねくり回した応答の中に、時々トレーンの長い咆吼とバックのスネアの連打がまざると一気に血の気が増す感じがします。 殆どシームレスに流れ出す絶品バラードA2。1981年2月7日にNHK-FM「セッション81」で、山下洋輔、小山彰太、国仲勝男、武田和命による同曲を聴いたことがあった。そのテープは今でも拙者の宝物で、武田和命の演奏がめちゃ良いんですわ。カデンツァも付いていてね。その演奏の雰囲気は本家テイクのまんまです。まあ、武田コルトレーンと言われた人ですからね・・・・。どちらかというとロリンズに近かったという人もいますが。話が横に逸れましたが、この本家の演奏はやっぱり良いですよ。エルヴィンのブラシで出されるリズムが、少々高揚感をもたらす部分もありますが、なかなか落ち着いた良い演奏です。 ファニー&キュートなテーマのB1。土曜日に聴いてたら、息子さん、憶えてしまったようで、今日、飯食ってる時に鼻歌したはりましたわ。 ピアノのリフが印象的なB2。コルトレーンのアドリヴは淡々とした中に強い説得力を持った良い演奏なんですが、マッコイのソロの途中でブルースが入ってきちゃう所が拙者にはダメ。緩くなってしまうのよねん。 名曲B3はスタンダードとしてもっと取り上げられても良いのになあと思う。格好いいテーマやし、曲名が良いじゃないですか。その名の通りの曲なので、演じるのが難しい曲なのですかねえ。テナーとピアノのユニゾンによるテーマ吹奏は合って無くて冷や冷や。でもトレーンはめちゃ格好いい。よくこんだけ次から次ぎへとフレーズが浮かんでくるものだ。そして、そのフレーズをよく聴いて対応しているエルヴィンの左手の細やかさ。バンドとして、ちょっとまだ弾き切れてないのかな。 しかし、聴いているうちに、やっぱり刻印入りの盤が欲しくなるな。インパルスって、ジャケのセンスが良いし、音が太くて迫力あるから、他の人のも聴いてみたくなりますね。 お奨めのインパルス盤がありましたら、ご紹介下さいませませ。 Coltrane #
by jazzamurai
| 2009-04-22 04:07
| 無節操 ジャズ三昧
![]() 最近、ちょっと不調。目的と手段の逆転、実態を省みない解釈の押しつけ、意見の共有ではなく言葉尻を捉えて否定にかかる攻撃などに、うんざりする日々を送ってます。 しっかしまあ、元から賛否両論を恐れない人なんだと思うけれど、撮る毎に否の方が増えてないか心配になる押井守監督作品。同時期放映の「崖の上のポニョ」と比べられたら、そりやキツイわなあ・・・・。 しかし、なんでこんなに後味の苦い作品ばかり撮るのかなあ。よっぽど精神力が強くないと、こんだけキツイ映像群をこんだけのクォリティで次々と送り出すのは難しいと思うけど・・・・。 ここで描かれているのは、植え付けられた戦闘テクニック、あやふやな記憶、戦争はビジネスだという価値観だけを朧気なアイデンティティとして戦う若きクローン?達の現実感の無い日々の記録。だから、クサナギ・スイトだろうが、カンナミ・ユーイチだろうが、クリタ・ジンロウだろうが、過去の押井作品の登場人物のパロディのような人名に意味はない(と、思う)。きっと、あまりに意味がないから、そういうところから持ってきたんだろうなあ・・・・。そうでもしないと、名前が覚えられないので、ストーリー展開する時に気遣いが必要になるもんなあ・・・・。 「人間に戦争の無い歴史はない。だから平和の維持のため、我々がビジネスとして戦争をしている」という考え方は、きっと登場人物達のクローン体に記憶を刷り込む時に流し込まれたものなのだろう。その考え方自体を思想として提示したものだと捉えると、思想信条の相違等の問題から、見えにくくなると思う。その思想が描きたいのではなくて、まあ、情け容赦ない観察として提示されているのだろうと思う。 押井監督は「攻殻機動隊」を撮っている時から一貫して、アイデンティティを形成している「ゴースト」(ソウル、かな?)の危うさを撮っている。草薙素子は言う。「囁くのよ。私のゴーストが」と。しかし、一方で、全身を機械化し、常に電脳をネットにつなぐ己のアイデンティティを信じられないでいる。しかし、実態から離れネットの中を漂う存在でしかなくなった草薙素子は、2作目「イノセンス」では、大量生産された愛玩用ロボットの中に降りてきて、「バトー、私は何時も貴方の傍にいる」と言う。その在り方は、「スカイ・クロラ」で描かれた登場人物達と真逆だ。 肉体を介さないところにある意志と、意志のない肉体。 ラスト、カンナミ・ユーイチは「Kill My Father」と言って、単機で無敗の敵機に戦いを挑む。その敵機に乗る人物は"ティーチャー"と呼ばれているが、全く人物像が描かれていない。だが、この世界で只一人意志を持っている生臭い人間は、その"ティーチャー"だけなのだ。まあ、拙者が想像するに、自分の精子か遺伝子をパラ巻いて"キルドレ"と呼ばれる戦うだけの存在の若者を作り出し、そして殺すという、まあ、普通には理解しがたい「大人」。それが理解しがたい存在として、この世界に圧倒的な存在感を示している。でも、「大人」の理屈とは、大体がそういう理解しがたい意志なのだ。 死んでもまた、同一の遺伝子を有したものが現場に帰ってくる、代理戦争を続ける世界。この世界の設定は、クローンには人権は保障されていないのかな?「私が死ぬか、貴方が死ぬかするまで、この世界は終わらない」とクサナギ・スイトはカンナミ・ユーイチにいう。カンナミ・ユーイチはラスト近く、クサナギ・スイトに言う。「何かが変わるまで、君は生きろ」と。この世界の不条理な設定や、謎を探っているとこの作品が持つ意図は絶対に理解できない。 だって、今だって同じじゃん。戦争の中で無くったって、みんなの人権は保障されているのかな?私は私であるという意志を有しているのかな?私の脳内に、ゴースト(ソウル)は存在しているのかな?訳の分かんないルールのもとで、単にゲームに参加しているだけじゃないの?そして、時には冗談のように、命を落としたりしてるじゃん? そういう、絶望というよりは諦念が支配する世界の中で、じゃあ何が希望として残るのか? 押井監督は作品ホームページに「何者かになるということは、世の中に対して確固としたリアクションを起こす人間になるということ」と書いている。まさに、この作品の意図はそれで、「何者でもない存在が、虚無の中から、絶望の中から、何物かになろうとする」、その意志の萌芽が砕かれる様と、実は(特に女達の中で)静かな炎が消えていない様を、淡々と描いている、ということになると思う。 ラストのラスト、「君を待っていた」と言う台詞には、ちょっと感動した。 まあ、後、余計なことを言うと、「ポニョ」がセル画オンリーで描いたことの真逆で、アニメとポリゴンの先端を上手くミックスした手法に拘っているところは凄いと思う。 繰り返し見るとは言わないが、良く撮った、と言いたい。 スカイ・クロラ [DVD]
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by jazzamurai
| 2009-04-18 03:25
| 無脈絡 漫画三昧
![]() ああもう。他に言うこと無いです。 21歳の若者、拙者の息子であってもおかしく無いような若者。 ホンマに気持ちの良い、ワクワクする若者です。 見てやって下さい。そして、知って、好きになってやって下さい。 4月11日ズムスタ マエケン完封(9回2アウト~ヒロイン) 「お知らせがあるんですけど。今日、4月11日から、ブログを始めることになりました。えー、全然、今日の試合に関係ないんですけど、今日のお立ち台に立って、それを言うために、頑張りました」って、ホンマ、メチャ萌えます。その後のヒロインも、メチャ自己中。カワイイ。 彼は拙者とは、全く思想を異にする人物かもしれません。それを知れば、腹が立つような考え方の持ち主かもしれません。でも、プロ野球というスポーツを愛する眼から見たら、彼は、本当に魅力的な選手です。それは疑いようがありません。 えー、全然、今日の試合に関係ないんですけど、その昔、即興を芸術に引き上げたバップ、ハードバップのジャズメン達はみんなホントに若かった。ジャズを聴く時に、拙者等は先人の芸術として、年上の人がなしえたように思ってしまうけれど、自分と同じ年代、年下の若者が賭けたものである、ということを認識することは大事だと思うんです。 年齢は関係ない。それはそうです。歳をとっても、瑞々しい考え、行いは、できます。そんなもん、当然です。 でも、拙者は拙者が若かった頃のことを思うと、恥ずかしい気持ちを感じると共に、若かった時の自分を愛する気持ちになります。否定もしますが、です。 人生は一瞬です(ある意味、永遠ですが)。だから、若い時の、その力の発揮、それは素晴らしいと思います。 拙者はマエケンや、うちの和太郎さんを見ていると、それをとても感じます。 ホンマにカープを、プロ野球を、スポーツを好きであって、良かったと思います。スポーツは人生の意味を、とても教えてくれます。だから拙者は、勝ち負けダケにはこだわりません。選手がその時、如何に自分を発揮しているか。それが拙者達を魅了するのだと思います。 #
by jazzamurai
| 2009-04-12 01:57
| 無頼漢 広島カープ三昧
桜が満開ですな。
日曜日は植物園に行き、初めてお会いする人も含め総勢10人で花見をしました。「泥酔お断り」とか、「飲酒厳禁」とか書いてあったらしいけど、拙者は見ていないので・・・・、ワイン2本空けちゃった。4時間半くらい飲んどったもんな。 仕事、1日休んで眺めていたいのですが、それもままならん。 ということで、今日は朝、速めに出て高野から四条木屋町まで歩いてみました。 ![]() これ、高野川東岸、カナートの前の桜です。この時期、修学院から出町柳まで、ずっと桜並木が続いて、ホンマにキレイなんですわ。まあ、ソメイヨシノばっかりですけど。 ![]() これ、四条木屋町の高瀬川から見た、朝の桜です。夜の方が良いか? まあ、この時期、桜の写真ばかりで食傷気味かもしれませんが、 許してたもれ。 PS.それにしても今日の負けは酷かったな。阪神さんはやっぱり強いわ。拙者がカープ1位とかいう誇大妄想を抱くのも、永川と栗原が絶好調であることを前提にしていますもんね。今日みたいに永川が絶不調だったり、栗原が怪我しそうになると、妄想はだだ崩れ。選手層が薄いんかなあ・・・・。 #
by jazzamurai
| 2009-04-08 00:12
| 丸腰日記
![]() 「何」 「なんで桜は咲くの」 「・・・・。あゆみが、今咲いているのと同じ理由だろ」 「バカなこと言わないでよ」 「何がバカ」 「私、咲いてなんかいない」 「イイトシコイタ大人が、咲いてないと言う理屈が分からんな」 「だって私は、自分がパッとしてると思う瞬間がないんだもの」 「それは何時もなのか?演奏している時は?」 「分かんない」 「それ何なん。あゆみは、生きている実感が、無いってことか?」 「実感は無い。ただ、今のバンドで弾いている時は、その問いを忘れてる」 「問い?」 「そう。私が私自身なのかという問い」 「・・・・。わはははは」 「何?笑う所じゃないよ」あゆみは軽く、俺のすねを蹴った。 「だって・・・・。くくく。わはは。天然なの、あゆみは」 「何がっ」 「演奏している時は、あゆみは何時も、うるさい程にあゆみじゃないか」 「だから、分かんないってば」 「練習テープ聴けよ。・・・・なあ。あり得ないよ」 「何がっ」 「だから、演奏している時に自分自身から離れて存在することはあり得ないって」 「・・・・」 「だって、そのために演奏するんだろ?」 「そうよ。でも、その瞬間が私だと限らないじゃない?外したり、裏切られたり・・・・。私はこれでも、私らしい私、私であるところの私を探しながら、演奏しているのよ」 「わはははは」 「笑わない!」 「だって。ますますおかしいやん」 「何がおかしいのっ。許さん」と言って、あゆみは俺の首に手をかけた。 「ゲホゲホゲホ。だって、真剣に音に対峙している瞬間に、己を見つめていない演奏者なんてあり得ない。それでは演奏する意味は無い。そんな所に、お前はいない」 「え?」 「良いか?花は受粉するために咲く。目的のために懸命に咲いているんだ。同じ様に、演奏することは、他人が己と同様に、一生懸命のする演奏の場で、同調しながら且つ反逆し、同時に自分自身に向き合いながら、しているんだろ? その瞬間瞬間、あゆみはあゆみ自身を溢れ出している・・・・。何故なら、あゆみは”良い演奏をする”という目的のために懸命に演奏しているからだ。横溢に、まるで、満開の桜のように。そして、その花は瞬間には散るが、ある意味、永遠に散らない。そういうものでなければ、演奏する意味はない」 「・・・・。そんなこと、考えたこと無い。私は・・・・」 「まさか、自分探しのため、とか言わないだろうな」 「・・・・」 「自分探しなんて、馬鹿げたことは言うなよ。今、若干酔っぱらっているあゆみは不安定な存在だとしても、演奏している時のあゆみは、自身だよ。そこにいて、横溢に咲いている」 俺が、”今”になって、知っているお前はな。 「自分を捜す必要なんて、あゆみにはないよ。今、瞬間瞬間にいて、意志により決断をしている自分がある。まずそれを見ること。そして、何故、その決断をしたか、瞬間において判断と同時に考えて、次の瞬間に活かしていくこと。そして、よりよい方向へ持っていく努力を否が応でも方向付けること。そりゃ、何時も演奏している時、あゆみがしていることじゃないか。 ・・・・バンドってそういう力を、鍛えてくれて、生きている実感を感じさせてくれるよなあ」 ああ・・・・。言ってやった。 と思った瞬間、「おっさん。煙に巻いたつもりだろうが・・・・、意味、分かんないし」という声が聞こえた。 ああもう。自己諧謔に入ったベーシストは始末におえんなあ・・・・。 ・・・・等という、神ノ内サンとあゆみサンの”酔っぱらい意味無し問答”が読みたいという酔狂な方は、こちらへどうか、お立ち寄り下さい・・・・。 まあ、拙者、桜は好きです。なんか、うきうきします。 #
by jazzamurai
| 2009-04-04 04:32
| 丸腰日記
そうか、例年なら先週末には開幕しているはずなんですね、プロ野球。
WBCのせいで遅れていたのか。気が付かんかったなあ。 さて、新広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)の建設も、何とか開幕に間に合ったようです。 そんなことで恒例? 「2008年度 プロ野球セ・リーグ順位&進出予想」 今年は当てる気ありませんっ。 呼ばれて飛び出て、ジャジャジャジャーン!! 第6位 横浜ベイスターズ 投手陣への不安は去年より増しました。開幕には村田もいませんし。4番内川というのが良さそうですがね。 第5位 中日ドラゴンズ ベテランばっかりだし、もっと伸びると思っていた若い投手達がなんだかなあ、なので、今年はこの位置を予想します。 第4位 阪神タイガース ご批判は覚悟の上(実はちょっと気弱・・・・)。開幕ダッシュが無理なのではないか、という予想の元に、ここに置いてみました。矢野が開幕に間に合わないし、金本はオープン戦で守備していないでしょ。 第3位 東京ヤクルト・スワローズ 投手陣、野手陣ともに若くて伸び盛り。現在、広島の次に好きな球団なので、ご祝儀です。 第2位 読売ジャイアンツ ダントツに実力があるのは分かっています。でも、何年も優勝されたら面白くないので、2位にしてみました。先発投手陣が確立していないし、打線に怪我人が出たら、どう転ぶか分からないのでは? 第1位 広島東洋カープ わはははは。祝!!新球場オープン記念。「Aクラスを狙う」などと小さい目標を掲げずに、1位を目指せ!! おまけ1 クライマックスシリーズ進出予想 広島東洋カープ わはははは。祝!!ユニホーム刷新記念。頑張ってねねねん。 今年は以上のコメントはしません。かなり博打を打ちました。「何を夢見たいなことを」と思われる方もいらっしゃると思いますが、例年、この時期は夢を見て過ごしておりますので、ご容赦願います。 #
by jazzamurai
| 2009-04-02 23:58
| 無頼漢 広島カープ三昧
![]() Kenny Dorham (tp) Joe Henderson (ts) Herbie Hancock (p) Butch Warren (b) Anthony Williams (dr) A1. Una Mas B1.Straight Ahead 2.Sao Paulo 菊地成孔と大谷能生の「東京大学のアルバート・アイラー」が文庫本になっていたので、買って読んでみました。結果、以前よりジャズが好きになりました。 という話は、また今度ゆっくり書くとして。本作は、ケニー28歳、ジョー・ヘン26歳の誕生日直前、ハービー23歳の誕生日直前、トニー17歳の録音。若いって良いですねえ。 拙者の有するは東芝盤。岡崎正通氏の解説によれば、A1はボッサ・ロックってやつだそうです。とにかく、ジャケ写が笑えますよね。ケニーは良い音してますよね。よく練られたアドリヴ。ジョー・ヘンは短いフレーズを繰り返して燃える。ちょっとシーツ・オヴ・サウンドみたい。最後ちょっとネタ切れみたいな感じがあるけれど、力の入った演奏。ハービーはリズムに配慮して上手くまとめる。しかし、昔はこのA面かけて、踊ったりしていたのかなあ。 B1はやたら格好いいテーマのハイ・テンポな曲。テーマ吹奏の裏でメロディを走らせるハービーが「やるう」って感じ。ケニーのソロも言うこと無しの格好良さ。ジョー・ヘンに移る時のちょっとした合わせも粋。このテンポのトニーは小気味良いですな。ぶっ飛ばしてます。クールなハービーのソロに乗っかるホーン合奏がまた良くできていて、続いて短いドラムソロを挟んでテーマに帰るけど、ホンマにようできた演奏なんよ。 B2はミディアムテンポ。表情がくるくる変わる。まあ、こんな作り込んだ曲とアドリヴを上手いこと料理すんなあ、と思う。 3曲しか入っていないけれど、そんなに長い演奏ではないので、あっと言う間に終わっちゃう、スリリングな時間。曲が良いのよね。惜しむらくはこの盤、ちょっと霧のかかったような音がしているのよね。ホーンに張りが無いし、ハイハットもくぐもってる。安くてモノの良い、刻印の入ってる盤に替えたいなあ・・・・。CD買おうかな。1曲多いし・・・・。 Una Mas #
by jazzamurai
| 2009-03-30 23:23
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Released 25 March 1997 A1.Myself When I Am Real (Mingus) –7:38 2.I Can't Get Started (V. Duke, I. Gershwin) –3:43 3.Body and Soul (Eyton, Green, Heyman, Sour) –4:35 4.Roland Kirk's Message (Mingus) –2:43 5.Memories of You (E. Blake, A. Razaf) –4:37 6.She's Just Miss Popular Hybird (Mingus) -3:11 B1.Orange Was the Color of Her Dress, Then Silk Blues (Mingus) –4:18 2.Meditations for Moses (Mingus) -3:38 3.Old Portrait (Mingus) -3:49 4.I'm Getting Sentimental over You (G. Bassman, N. Washington) –3:46 5.Compositional Theme Story: Medleys, Anthems and Folklore (Mingus) –8:35 あうー。完全にやけ酒にござる。己を腐されるのは己の未熟故いたし方なきことでござるが、己が信ずる者を腐されて尚かつ口を閉ざし追従を述べざるを得ないのは、腹膨るることなり。 ということで、まあ、どうしょうもない感情を抱えて酒を飲む時、軋轢のある音ばかり集めている拙者は、何を選べば良いのか。まあ、原爆オナニーズを爆音で聴いて一緒に大声で歌っても良いのだけれど。 こういう時にTTに載るのはこの盤。ミンガス41歳の録音。なんだ。今の拙者より若い時じゃない。なんで録音から4年も置いて、フリージャズ真っ直中の67年なんぞにリリースしたの、ボブ・シール殿。 これ、大好きなんですよ。ベーシストにしては上手いじゃない?なんて基準で聴いたことはありません。テクなんて知らねえ。どうでも良い。そんなこと、解析したくない。 拙者は只音に身を任し、何処にも流れていかない場に漂うだけ。過度な希望も、諦念も抱かない。何処にも流れない、己の往生際の悪さを抱えたまま、ただこの変態オヤジに抱かれる。そして時々泣くのだ。 それだけで良い。 言えるのはオリジナル曲と敬愛するスタンダードの混在の仕方。その妙。 「本当の己である時の己自身」・・・・。この曲を初めて聴いた時、ブンブンと超低音を響かせる変態オヤジの全く別の面を見た気がして恐ろしかった。この儚さ、この寂しさ、この赤裸々さ。一瞬にして心を掴まれた。 2曲続くスタンダード。はたと気がつく。ここは己の部屋で、飲んでいるのは酒だと。「こんなのが聴きたかったのかい」と語りかける変態オヤジ。「なんだ。弾けるじゃないか」と悪態をつきながら、杯を進める拙者。 「あの娘はホンマ一般的に上出来やん」。まるでモンク作のようにプリティで思わせぶりなA6。なんて可愛いテーマ。きっとオヤジの指は、鍵盤にそっと置くだけで、トーンと、重く芯のある音が出るに違いない。 B1はオヤジのスタンダード。ブルースと儚い夢の織りなす繰り返し。なんという場面展開。たった3分の夢なのに。ようモンクの曲に似ているけど、モンクみたいな濁音は無し。トーン、トーン、トーンって、トトトーンて、ふっと心に近寄って、一緒に酒を飲んでいる。 極めつけの優しい演奏B4の後は、「祝歌と民間伝承のメドレー」。聴く者は切り刻まれ無作為としか思われないほどとっちらかった変態オヤジの心象風景の中を、己の過去と未来を噛み締めるような熱い、苦い思いを抱いたまま、行ったり来たりしなければならない。これを分裂症気味と言うのか?起承転結のない、ただのゴミだと?うんにゃ。拙者はこの混沌を愛する。テーマとか、素材とかを、頼り無い蜘蛛の糸のように纏いながら、何もない空虚の中を、ただ覚悟だけを抱いて彷徨うこと、それこそが即興演奏の本質だろう。この音楽は解析できない。ただ、そこにあって、拙者達を常に違う世界へと誘ってくれる。郷愁と、悔恨と、愛情とを胸に灯し、諦念できないということだけを諦念し、そして、覚悟して進むことの勇気を与えてくれる。 なんと!堅実且つ圧倒的な音量、存在感、屹立した個性を示しながら、音場の底辺をぶっとく支えつつ疾走するあの変態オヤジは、ピアノを弾かせればこんなにもおしゃべりだったのか。 拙者は涙笑いせずにいられない。そして、明日はまた、変態オヤジのベースのように、粘っこく、太く生きたいと思うのだ。 Mingus Plays Piano
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by jazzamurai
| 2009-03-24 00:40
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Albert Ayler (ts, ss) Call Cobbs (p) Henry Grimes (b -2,4/7) Sunny Murray (d -2,4/7)) ![]() 2. Ol' Man River (take 2) 3. Down By The Riverside (take 6) 4. Swing Low, Sweet Chariot (take 3) 5. Deep River 6. When The Saints Go Marchin' In 7. Nobody Knows The Trouble I've Seen 8.Ol' Man River (take 1) 9.Swing Low, Sweet Chariot (take 1) 10.Down By The Riverside (take 5) アイラー27歳の録音。代表作「スピリチュアル・ユニティ」の習作とも言える「スピリット」と同日の録音。 下の写真は初出の時のLPジャケット。先日、「そういえばLP持ってなかったけれど、何故持ってないんだろう」との不思議に捕らわれ、ヤフオクで求めたのだが、・・・・思い出した。以前、同内容のCDを持っていたのだが、使っているテープの状態が悪く、フニャフニャで遠景のモノラルだったため、売り飛ばしたんだった。あちゃー。「ゴーイン・ホーム」だけで良かったのに。・・・・まあ良いか。 今回、これを取り上げたのは、息子さんが「聖者が街にやってくる」を鼻歌していたから。学期末に3年生が歌ってくれたんだと。風邪気味でゲロっていたので、今日はずっと家で過ごしていたが、何回か繰り返し聴いていた。子どもって、メロディをすぐ憶えるのが、凄いよねえ。 これはアイラーとしては異色作と言われていて、黒人霊歌ばかりをストレートに演奏している。音質のイマイチさも手伝ってか、ちょっとだけ寂しい雰囲気がするけれど、懐かしい感じの、胸がじんわりする曲が並ぶ。 カール・コブスは教会で弾いているみたい。ちょっと怪しいところがあるけれど、かなり良い感じ。サニー・マレーもパルスビートは無し。ヘンリー・グライムスだけが酔っぱらいベースで対応。よく考えればリズム隊は、セシル・テイラー・ユニットからの客演だったんですね。 ヨーロッパの録音だと思っていたけれど、アトランティック・スタジオですよ。何で80年代に入ってから出されたんですかね。とっても良い音楽なのに。ビブラートかかりまくりながら、アイラーが朗々とテーマを吹くところが良い。アイラーの音は良いです。ソプラノも染み入ります。極端なこと言うようですが、コルトレーンの「バラード」みたいな位置づけで聴いても良いような・・・・。 「ゴーイン・ホーム」のCDは今amazonでは手に入らないみたい。「スウィング・ロウ」のCDも見あたりませんが、こっちの盤は3曲少ないし、音がだだ悪いのでご注意を。 追記:以前、午前3時位まで家で友達と飲んでいて、しみじみしたいからかけたら、奥さんに「こんなんかけたら帰れっていってるようなもんやんか」と怒られた。夜遅くには聴かない方が良いかもね・・・・。
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by jazzamurai
| 2009-03-22 00:20
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Noah Howard (as) Kenny Clarke (dr) Bobby Few (p) Guy Pederson (b) Richard Williams (tp) A1.Creole Girl (8:00) 2.Lovers (8:00) B1.Red Star (20:00) ノア・ハワード34歳(33歳?)の傑作。色々と気になるところはありますが、これは傑作と太鼓判を押します。なんせ、油井正一先生が、「おお、これは凄い」と思わず口をついた、と解説に書いておられますので。 ドラムが信じられないことに、モダン・ジャズ・ドラムの開祖でありながら、ヨーロッパに渡った巨人、ケニー・クラーク、御歳63歳です。ノア・ハワードとは親子程も年齢に差がある。それにケニー・クラークが、他にフリー・ジャズ系の人と演奏したのって、無いのでは。拙者、ドラムをちびっと囓ったことがあるので、好きなドラマーがいっぱいいるのですが、ケニー・クラークはホンマ好きです。この人の大胆な突っ込み、大きなリズム、そして優しいブラシ、全部が好きであります。 そしてピアノはスティーヴ・レイシーのグループで有名な、キラキラ煌びやかなボビー・ヒュー。この3人の共演というだけで、訳が分からない世界が展開されていると最初思っちゃいますよね。 しかし、意外とちゃんと聴ける訳です。それはベーシストが堅実だから、という理由もあるのですが、ケニー・クラークは相当暴れ回っていても、タイム感を失わないのです。このリズム隊2人は相当達者。だから、フリー・ジャズが嫌いな人も、きっと聴けるのでは、と思う訳です。 A1はミディアムテンポの優しい感じの曲。何が始まるのか、怪訝に感じられるほど過剰装飾なピアノに導かれ、ケニー・クラークのロックっぽいドラムが大きいノリを出します。ホンマに、ボビー・フューって人は不思議な人です。ペットも良い音でコードの内側でアドリヴします。一番怪しいのがハワード。ベース・ソロの時の細やかなドラムが良いなあ。 A2は相当ベタなバラード。単純ですが、でも良い曲です。ここでもロマンティックな気分を盛り上げるのはピアノ。最初にソロをとりますが、キラキラと上から下に跳ねまくり。それを先導として続くノア・ハワードも、かなり吹き込んでいるのか、下手は打ちません。長いソロですが、めちゃめちゃ歌っています。そして管が朗々と鳴って凛々しい。ノア・ハワードの演奏の中でも1、2と言える出来の良い内容です。そして少しだけペットとピアノが歌い、帰っていきますが、良いテーマです。 Bは単純なリフの曲でスピードは速い。テーマを繰り返す所でハワードが突っ込んだりして怪しい。バックはテーマに基づいて演奏するのですが、ハワードは例の怪しいフリーを展開します。ペットのソロもちと怪しい。これが怪しいのにも係わらず格好良いのは、はっきり言ってケニー・クラークが格好良いから。切れ味鋭いオカズを随所にぶち込みます。ペットのソロの最後辺りからハワードが入ってきてドシャドシャになりますが、荒れ狂うハワードに呆れもせずオン・タイムのドラム乱れ打ちを浴びせかけるケニー・クラーク御大と、我感せずで雰囲気を盛り上げるボビー・フュー宴会部長。受けてますます十八番フレーズを繰り出すハワードと、まあ、迫力があります。ちょっとマッコイ・タイナー風のピアノ・ソロを経て、ドラム・ソロへ。 やっぱ、ケニー・クラークの締まったスネアの音は好きですね。ロイ・ヘインズのパタパタも勿論好きですが、御大のスタンスタン、スタタタタタタタ、トトタン、ドドン、みたいな小気味良い音も大好きですね。そりゃ、テクニックから言えば古典的でワンパターンなのかも知れませんが、誠実な感じがするってもんです。 あとはベースソロを経てドシャドシャになって、エンディングテーマに帰る経過はキレイに決まってはいませんし、最後の方、御大がお疲れ気味なのが気になると言えば気になるのですが、御大がかなり頑張って20分も叩き通していますし、ハワードも限界までアドリブしており、A面の曲の良さ、演奏の良さも含めて、やはりこの盤は傑作でしょう。 ただ、CD化はされていないのです(確か、恐らく・・・・)。時々中古LPで見かけます。拙者、一時期2枚持っていたのですが、何を思ったのか1枚売り飛ばしてしまいました(一時期、同一LPを2枚以上持っているのは良くないことだと思っていた。今は気に入っているLPであって手頃な価格であれば、2枚目を買っちゃう。そうすると安心)。「黒の箱船」はCD化されてるのになあ・・・・。ちなみに拙者の持っている日本盤はオリジナルとジャケ写が異なります。こっちの方が絶対に良いと思います。 #
by jazzamurai
| 2009-03-14 19:02
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Van Gelder Studio Hackensack, New Jersey John Coltrane - tenor saxophone Lee Morgan - trumpet Curtis Fuller - trombone Paul Chambers - bass Kenny Drew - piano Philly Joe Jones - drums A1.Blue Train (Coltrane) – 10:43 2.Moment's Notice (Coltrane) – 9:10 B1.Locomotion (Coltrane) – 7:14 2.I'm Old Fashioned (Kern/Mercer) – 7:58 3.Lazy Bird(Coltrane) – 7:00 31歳の誕生日を迎える直前に録音されたアルバム。モーガン29歳、フラー22歳。若いよねえ。 しかし、よくよく考えれば、それから亡くなる1967年までの10年間、ホントに疾風怒濤のように吹いたんだね、コルトレーンは。 やっぱ偏見はイカンね偏見は。拙者、「ジャイアント・ステップス」より前の録音はあまり聴いたこと無かったんです。その時代は研修期間のように思っておった。しかし、年をとる毎に、拙者も耳が良くなってきたとみえて、若い時の演奏や、その共演者の(拙者が好きな過激な演奏者、という訳ではないにしても)演奏の良さも分かるようになってきました。リー・モーガンなんて、昔は良いとは絶対に思わなかったもんね。でも、拙者は最近、この人の明るい音が大好きであります。god-zi-llaさんの言わはる通りやわ。 昔の拙者が今の拙者を評すれば、ヒヨった、ということになるのかもしれませんが、良いものは良いと感じるのは、仕方ないじゃろう。 最近、同じ視線からばっかり書いていると思われるでしょうが、どんな音楽家でも、初期の「若さ炸裂」というのが、めちゃ気持ち良いのよね。タイトル曲はちょっと気負い過ぎの感じがするところや、もろブルースな感じや、ソロの最後、終わりをワン・コーラス間違えていたのでは?と思わせるような辿々しい処理がちょっと気になりますが、それはそれで良いものだし、なによりA2以降のリラックスした雰囲気が好き。 それと、コルトレーンって、年を経る毎に曲作りが段々シンプルになっていくんですけど、初期はかっちりした曲を書いているのが良いかなあ。ここに入っている曲って、全部良い曲ですよね。ブルーノートにありがちな、誰がリーダーかワカランようになる管のガチンコ対決みたいな雰囲気もあるし、面白い。A2、B1という複数の速い曲でソロの入りにブリッジがあるところも積極果敢。まあ、ブリッジ勝負はモーガンの一人勝ちかな。 B2のバラードは美しいですよね。やっぱりコルトレーンのバラードは秀逸。ちょっと「マイ・ファニー」入ってるフラーのソロはちいとストレンジ。モーガンは凛々しいよねえ。 B3も一体誰が主人公か、という位にモーガンが目立ってる。だって最初のテーマ吹奏はモーガンのソロやもんね。それがまた格好良いの。三管のソロのトリはコルトレーン。徐々に熱くなってくる感じがよろしい。エンディングは何となく、その後のコルトレーンを彷彿とさせる雰囲気が軽く香ります。 やっぱり良い盤ですね。ちょっと気になるところがあるとすれば、バネエコーが少々きつくありません?この時代のブルーノートはこんな感じですかいね? ブルー・トレイン+2 ブルー・トレイン #
by jazzamurai
| 2009-03-05 01:33
| 無節操 ジャズ三昧
![]() 皆さん、レコードって、どういう順番に並べたはります? 拙者は日本人はあいうえお順、外国人はアルファベット順です。 それで、棚の一番下がジャズ、その前がボーカル、その前がクラシック、その前がプログレ、という感じなんですよね。 ところがですね、アルファベットで並べていると、ちょっとしたミーハー心で買ったTina Brooksの「true Blue」(東芝盤)が、ひっそり、Anthony BraxtonとPeter Brotzmannに挟まれるという居心地の悪いことがおこってしまいまして。後は、Kenny DoahamとBill Evansの間にGerd Dudekだとか、Stan GetzとMilford Gravesの間にGlobe Unity Orchestraだとか。なんか気まずくないですか。 さすがに何かこれは取り留めがない、という感じがしたので、ジャズとヨーロピアン・フリーを分け、前に出してみました。 しかしこれはこれで、取り留めがない、変な感じなんです。一番下右側のSteve Lacyだってヨーロピアン・フリーだと言えるし、misha MengelbergがLacyと録ったNicholsとMonkの名曲集なんて、4ビートやのに、なんでヨーロピアン・フリーなん?て感じの割り切れ無さが出て来るんですよね。あと、Globe Unity Orchestraを除いたら、Stan GetzとMilford Gravesの間の緩衝剤が無くなって、何か一触即発な不穏当な感じもするし・・・・。Charlie ParkerとEvan Parkerはやっぱり並んでる方が良いだとか・・・・。 まあ、下から二段目右側のコルトレーンは全然気にしていない感じだけど・・・・(今月は強化月間でして、数枚入る予定)。しかし、Miles DavisとEric Dolphyが並んでるのもどうにも長年居心地が悪い。 皆さんはどんな感じで並べますか? #
by jazzamurai
| 2009-02-28 01:40
| 丸腰日記
ああもう、体調は良くないし、仕事は片づかんし、レコードは聴けないし。
ホンマに上手いこと年とれんなあ。 ということで、新球場の完成も楽しみな我がカープ。 日本一狭い球場から、セ・リーグで一番広い球場になりますね。 ユニも替わって、今年は広島に行きまくろうと密かに思っております。 (ホームのユニは、できれば他球団みたいに脇の下に赤い▽ゾーン入れて欲しかったな・・・・) ところで、一つだけ、拙者の中で、なんとかならんかったんかなあ、と思う、寂しいことがありました。 アレックス・オチョアの退団です。 ![]() 2007年のシーズン途中から広島に入団して、中軸として休み無く活躍。2008年は打率0.306、得点圏打率0.355、174安打(リーグ5位)、本塁打15本、打点76の成績を上げたんですよ。にもかかわらず、併殺打がリーグワーストの21であることや、年齢のよる強肩の衰えを理由に解雇。現役引退して、2009年からはボストン・レッドソックスのコーチングスタッフになるそうです。 たまたまなのですが、拙者が見に行った試合や、テレビで見ていた試合で、彼が活躍することが多く、「こんな年棒でこんなに働いてくれる素晴らしい選手」という印象を持っていました。2008年は殆ど休まず出ずっぱりで3番打者を務め、若手野手の付け入る隙を与えなかった。明るい声と表情、誠実な受け答え等、大好きだったのです。華もあったし。 市民球場最終戦の先制ホームランにもめちゃ興奮しました。 ![]() それが解雇とは、我が球団の冷たい対応にちょっと怒っています。何故、もう一年、契約できなかったのか。 確かに、球場は広くなるし、外国人枠はピッチャーで目一杯使いたい、再契約となると成績から言って1億円は提示する必要がある等、いろいろあったでしょうが、外国人のまとめ役もやっていてくれていた、そんな良い人間、愛すべき人間をおっぽり出すとは、ちょっと酷くないですか。 とういことで、実は彼には、外国人野手に恵まれていないヤクルトに入って欲しかったのですが、現役引退しちゃったんですねえ。近年の外国人選手の中では抜群に好きだったのですが。 良い選手なんですがねえ。ちょこっと寂しいっす・・・・。 さようなら、アレックス。コーチで帰ってきてくれ~。
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by jazzamurai
| 2009-02-21 03:05
| 無頼漢 広島カープ三昧
![]() November 1, 1957 Steve Lacy: soprano saxophone Wynton Kelly: piano Buell Neidlinger: bass Dennis Charles: drums 1.Day Dream - 4:23 2.Alone Together - 6:35 3.Work - 5:24 4.Rockin'In Rhythm - 4:05 5.Little Girl, Your Daddy Is Calling You - 4:32 6.Easy To Love - 8:25 レイシー23歳の初リーダー作。ピアノはウィントン・ケリー、26歳になる1月前。 実は1955年12月、レイシーとリズム隊はセシル・テイラーの初リーダー作、「ジャズ・アドヴァンス」に参加、このカルテットは57年のニューポート・ジャズ・フェスに出演している。 ピアノをケリーに替えて吹き込まれた、このレイシーの初リーダー作は、スタンダード・ナンバーを並べた、上記の流れからは想像できない、とても聴きやすい、愛すべき内容になっている。 ナイドリンガーのベースが音が良くて堅実だし、デニス・チャールズのドラムがとてもオーソドックス。レイシーは全編にわたって、ジャケ写そのままの、開放的で明るい音をしている。 ヴァン・ゲルターさんの録音は音が良いですね~。CDしか持ってないけど。 1曲目はケリーの転がすようなピアノで入って、レイシーのソプラノはテーマを吹くだけでも素晴らしい説得力。ソロもフリーないななきはなく、音数は少ないが、よく練られた内容で、よく歌っている。ケリーのソロもお洒落で良いんですよ。 2曲目のベース・ウォーキングから入る。ナイドリンガーはホンマ上手い。テーマ吹奏の後、少しソロを取り、ベースソロに移るが、背後のケリーのバッキングが小粋。レイシーが戻ってのソロはちょっとブルージー。ケリーのソロは可愛げ。その後変則的にまたレイシーが戻ってくるのが面白い。 3曲目はその後一生取り組むことになるモンク作。レイシーのソロはくねくねと妙だが面白い。ケリーは上手い。 4曲目はエリントンの先生の名曲。レイシーが軽く飛んでます。この明るい表情が若々しくて素敵です。 5曲目はカリプソ・ナンバー。デニス・チャールズはこういうの上手い。先行するケリーのソロは跳ねてますね。しかし、ウィントン・ケリーって、リーダー作とか全然持ってないですけど、こういうころころしたピアノって、良いですよね。デニス・チャールズのソロはスネアだけ。ひょっとすると、もともとからドラム・セットにタムが無かったのでは?レイシーのソロは無し。 6曲目はポーターの名曲。レイシーのソロはゆっくり料理している感じですが、テーマを大事にしている感じがして良いですね。めちゃ誠実やけど、長尺で、後半ちょっと息切れ?ケリー、ナイドリンガーのソロを挟んで、もう一度レイシー。今度は速いフレーズで攻めます。終わりのテーマ吹奏に絡むケリーが素敵。 拙者にとって彼は特別な存在です。今後、こんな存在は天界より舞い降りてこないだろうし、誰しもが彼と同じ厳しさで歩むことはかなり難しいと思います。そんな彼の初リーダー作を、今まで何度聴いたか分からないし、一生聴くであろう思います。それは、23歳の真面目な青年の清々しい演奏で、胸の透く思いができる宝物だから。問題は、LPにセカンド、サードの存在が確認できず、めちゃ高いファーストか、OJC盤しか見たことがない、という点です。黄緑ラべルとかも無いのかなあ。まあ、CDでも十分楽しめるのですが、大きいサイズで若き日のレイシーの笑顔を眺めたい気はするよね。 Soprano Sax
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by jazzamurai
| 2009-02-16 01:14
| 無節操 ジャズ三昧
![]() 2月1日、京都コンサートホールであった、ジュニアオケのコンサートに行って来ました。 ちなみに、去年のレポートはこちらです。 指揮は京都市交響楽団の常任指揮者、広上淳一氏。 曲目は、 シャブリエ/狂詩曲「スペイン」 グノー/歌劇「ファウスト」よりバレエ音楽 ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調 作品92。 アンコールは、ハンガリー狂詩曲、だったかな? 昨年初めて行ったのですが、一般1,000円という安さで、良い演奏が生で聴けるのが嬉しくて、今年も行って来ました。・・・・第25回京都こどもてづくりたこあげ大会からの強行軍だったので、ちょっと疲れましたが。 まあ、ホンマ、みんな上手いですわ。下は11歳から上は23歳までの精鋭です。何が良いって、活きが良いのが良い。前から4列目位の中央で聴いていましたが、音が弾けてるもんねえ。 それにクラシック初心者にとって、生オケが1,000円で聴けるのが良い。毎月やってくれんかなあ。 シャブリエとか、グノーとか、初めて聴きましたけど、面白い曲でした。若干17歳のコンマスにびっくりしましたが、この子がまた、めちゃ上手いし音がデカイんですわ。彼女ばっかり聞こえるし、オケ全体を引っ張っている感じがしましたね。聴き場所にもよるのでしょうが。 んで、ベト7。やっぱり生で聴いた感想は、主旋律以外の所で、如何に動いているか。ベートーヴェン先生の、その仕事ッぷりに感心。オケの明るい歌いっぷりに感心。ここでも、コンマス譲った17歳の彼女と、その右隣にいた方の音が良く聞こえて、説得力にいたく感心しました。第4楽章ラスト、金管が吠える所で身震いするほど感動しました。選曲が良いのかなあ、やっぱりこのオケでブラームスの第4番とか、ブルックナーの諸作とか、シューベルトとか、そういうのは似合わないのかな。 ベトベンさんの第4とかは良さそう。ブルックナーさんの「ロマンティック」とかは無理? ということで、オケには不満は無いのですが、指揮者の広上淳一さんには大不満です。前すぎるのが良くないと言われればそれまでですが、「ハァッ!」とか「フンッ!」とか「チャッチャカチャッチャカ」とか、指示出しの声が全編に渡って聞こえてうるさいうるさい。オケが分かりやすいように指揮したはんのは、見えないところで丁寧に影テンポ出しているところをみても理解できるのですが、1,000円とは言えど金を払っているので、リハーサルみたいな声による指示出しは止めて欲しかったなあ。レコードとか、テープを聴いた時に、データのゴーストがイントロに先んじて聞こえてしまって白ける時があるでしょ(え゛、そんなこと考えたこと無い?)。あれと同じで、めちゃ白けるんですよね。あと、指揮棒落とすとか、右サイド弦の譜面代転かしそうになるとか、バタバタしていて落ち着かん。それと、テンポ変えすぎるのも気にくわない。今、ヴァント先生の1987年10月録音のCDを聴いていますが、拙者はこういうテンポ弄らない方が好きです。ベトベンさんに関しては。 色々思うところはありましたが、きっと来年も行くと思います。理由は、気楽だから。演奏している側は必死だと思います。でも、その若い熱意と創作意欲をたった1,000円で聴けるのですから、こんなコスト・パフォーマンスの高いアミューズメントは無いと思うんです。幕間にワイン呑んだりしてね。ちょっとスノッブな感じも楽しめますし。 また、知り合いのお医者さんが仰っていたのですが、カナダで勤務していた時、市の交響楽団の演奏会に毎週のように行っていたらしいんです。座席の場所を選ばない限り、気楽に毎週行けるオケがあることは羨ましいです。でも、京都市の状況はそうではない。年間会員にでもなれば良いのでしょうが、拙者はあのオケに対して、それ程のサポーターになろうと思うほど、魅力を感じないんですよね~。 ということで、ジュニアオケを聴く度に色々考えてしまうのでした。 しかし、若いって良いなあ~。
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by jazzamurai
| 2009-02-05 00:49
| 無定見 クラシック三昧
![]() John Coltrane — tenor sax Bill Hardman — trumpet (A2,B2,B3) Idrees Sulieman— trumpet (A1,A3,B1) Sahib Shihab — alto sax (A1,A3,B1) Jackie McLean — alto sax (A2,B2,B3) Mal Waldron — piano Julian Euell — bass Art Taylor — drums(A2,B2,B3) Ed Thigpen— drums(A1,A3,B1) A1.From This Moment On — 6:15 2.J.M.'s Dream Doll — 8:39 3.The Way You Look Tonight — 8:25 B1.One By One — 9:41 2.Don't Explain — 6:58 3.Potpourri — 6:36 マル31歳の名作。コルトレーン30歳、マクリーン25歳。拙者の持っている盤は古い日本ビクターのペラジャケの疑似ステレオ盤なので、ひょっとするとオリジナルとは曲順が違うかもしれませんぬ。 これは名作ですね。カバー3曲、オリジナル3曲(A2,B1,3)の組合せが良いし、どの曲をとっても3管のホーン・アレンジがとても素晴らしい。明るい曲とバラードの組合せも絶妙。元気いっぱいのコルトレーンも聴き所。 A1はコール・ポーター作の勢いのある曲。いきなり飛び出してくるコルトレーンが素晴らしい。切れ目無く続くサヒブ・シハブのソロがテープをつなげたみたいで少々気色悪いがまあ良い。シュリーマンのソロも快調。 A2はマクリーンと彼の妻に捧げた曲で、静かな曲。テーマ部はワルツだが、アドリブ・パートは4ビート。アート・テイラーのブラシが良い。とりとめのないマルのソロの後に出てくるコルトレーンが控えめだが良い。コード進行が難しいのか、ハードマンとマクリーンのソロは、ちょっとまとまりがない。 A3も良い曲。ブレイクで飛び出すシハブがつんのめるのが笑える(まあ、いいか)。シュリーマンの飛び出しはきらきらしてて楽しい。ペットはこうでなくちゃ、と思える良い音。コルトレーンはめちゃうま。 B1はライク・ミンガスなブルースっぽい曲で、このアルバムの聴き所。ブリッジで静かに歌う、エド・シグペンのドラムが良い。ペットとアルトがパパッ、パパッとライトの点滅のように吹く中をコルトレーンがのたりと変わったテーマを吹く。アドリブ・パート冒頭にゴンと入ったピアノが絶妙。シュリーマン、シハブのソロはテーマをよく掴んだ良い演奏。続くコルトレーンの堂々とした吹きっぷりの素晴らしさ。 B2は拙者の大好きな曲で、これを聴きたくてこのLPを聴くようなもの。このアレンジは見事だと思う。鉢で叩いたシンバルが霧に包まれた港を描き、テナーが静かな汽笛を鳴らす中をハードマンのペットが低く沈鬱に「説明しないで」と語る。そして、ブラシが優しく包む中を、3管が何とも言えない情感を湛えて、サビを歌う。ハードマンのソロは甲高く歌う箇所が少し危険だが、感極まる寸前の感じが良い。コルトレーンはテーマに寄り添いつつ、説得力のあるソロを聴かせる。 B3は明るい、速い曲。マクリーンは吹き切れてない感じ。ラリってたんやろか。ハードマンは中域でうねうね吹いてる。コルトレーンの音だけおっきくて笑えるが、吹けてるよなあ。 全編で堅実にバッキングするマルとジュリアン・ユエールも良い。マルのソロは何時聴いてもイマイチとりとめなく感じるけれど。 短い時間に凝縮してソロをとるコルトレーンが全曲で聴けて、とってもお得。きっとこの日本盤、音は良くないと思うから、ちゃんとした盤が欲しいです。 MAL 2 #
by jazzamurai
| 2009-02-03 00:29
| 無節操 ジャズ三昧
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