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日本図書館協会のホームページに面白い資料があったので、紹介いたす。
-------------------- IFLA図書館資料の予防的保存対策の原則 エドワード・P.アドコック編集, マリー=テレーズ・バーラモフ, ヴィルジニー・クレンプ編集協力 木部徹監修, 国立国会図書館訳 日本図書館協会資料保存委員会 編集企画 2003年 第6章 音声・画像資料 より 第1節 オーディオディスク 図書館で見られる最も一般的な音声資料は,マイクログルーブレコード(LPレコード:12インチ・33 1/3回転,7インチ・45回転)であろう。マイクログルーブレコードには,ポリ塩化ビニルにプレスされたものと,78回転のシェラックディスクとがある。 1 シェラックディスク(略) 2 ビニルディスク ビニルは安定しているが,寿命は無限ではない。ビニルディスクはポリ塩化ビニル(PVC)でできており,紫外線や熱にさらされると化学変化をおこし劣化する。このため,製造過程において樹脂に化学薬品を加え,安定化を図っている。こうすることにより,劣化を防ぐことはできないが,進行を抑えることはできる。 ビニルディスクはカビの増殖に対して抵抗力があり,高湿度の影響も受けない。 3 取り扱い ディスクはジャケットからスリーブに入ったまま取り出す。まず,ジャケットを体にあてがって持ち,手に軽く力を加えてジャケットの口が開くように曲げる。スリーブの端を持ってディスクを引出す。その際,ディスクを指で押してはいけない。スリーブとディスクの間の埃が音溝に押し込まれてしまうからである。 次にスリーブからディスクを取り出す。スリーブをたわませて,ゆっくりと開いた手のひらへディスクを滑らせ,親指の付け根でディスクの端をつかまえる。中指はディスクのレーベル部を支える。スリーブの中に指を入れて取り出してはいけない。 ディスクを持つ時は,親指をディスクの端に置き,残りの指をレーベル部にあてがってバランスをとる。両手のひらをディスクの端にあてがい,ターンテーブルにのせる。 4 保管 柔らかいポリエチレン製のスリーブに入れて保管する。紙,板紙,ポリ塩化ビニル製のスリーブは使用しない。 熱や光(特に紫外線)の発生源の近くに置かない。プラスチックは,熱や光の影響を受ける。 重い物をレコードの上にのせない。レコードを積み重ねない。 レコードは垂直に立てて収納する。 棚がレコードの特定部分に圧力をかけたり,棚の間隔が10~15 センチメートル以上ある収納棚は用いない。 大きさが異なるレコードを一緒に収納してはならない。小さいレコードが紛失したり,傷ついたり,また大きいレコードに不均等な圧力がかかりやすいからである。 LPレコードのジャケットにかかっている収縮フィルムは完全に取り除く。フィルムが収縮を続けて,ディスクが湾曲することがあるからである。 5 望ましい保管環境 適切な保管環境を整えることが,レコードの劣化を遅らせるための基本である。高温多湿や温湿度の急激な変化はレコードの素材であるプラスチックの化学特性に影響をあたえ,音質の乱れやディスクのゆがみの原因となることがある。温度18℃,相対湿度40%が望ましい。 ディスクの表面に生育したカビによりディスクに穴があき,再生した時の音質が悪くなることもある。 ディスクの上に埃が落ちている時に,レコード針によって音溝に力がかかると,音溝の壁を削り落として,再生音質が悪くなることもある。この音質の低下を回復することはできない。埃が熱可塑性物質とくっついてしまい,とれなくなってしまうこともある。 -------------------- 「LPレコードのジャケットにかかっている収縮フィルムは完全に取り除く」の件が興味深い。「シュリンク付」は、オークションでも付加価値である。ジャケットがきれいに保存されており、取り出し口以外にスレ等が少ない証となるからだ。 だが、拙者は数枚、上記記述のようにシュリンクが収集して、ジャケットが歪んだ盤を見たことがある。また、あるジャズ喫茶の店主は、「フィルムとジャケットの間に黴が発生し易いので、すぐ取り外す」と言っていた。これもよくある話だと思う。やっぱり外す方が良いと思うのだが、如何か? ▲
by jazzamurai
| 2010-11-28 12:53
| 丸腰日記
![]() Clifford Brown (tp) Sonny Rollins (ts) Richie Powell (p) George Morrow (b) Max Roach (d) A1.What Is This Thing Called Love? (7:26) 2.Love Is A Many-Splendored Thing (4:09) 3.I'll Remember April (9:01) B1.Powell's Prances (3:25) 2.Time (5:58) 3.The Scene Is Clean (6:12) 4.Gertrude's Bounce (4:42) ブラウニー25歳の冬。ロリンズは誕生月が2月弱早いだけ。ローチ32歳。みんな若い! えー、最近、拙者、一念発起しまして、持っていたブラウニー&ローチの日本盤中古を殆ど売っぱらいました。理由は音が悪かったからです。それで、オリジナルかそれに近いのを買うぞ!と意気込んでみたのですが、このクインテットのオリジナル、セカンドは半端じゃない位に高い・・・・。参ったよ、こんなに高いなんて。買えやしない。まあ、無理せず、何時ものように虚を突いた落札ができるように、少しずつ頑張ってみますわ。 この盤は、ラベルにドラマーさんいますけど、見た通りジャケはボロボロ。エマーシーの古い盤にありがちなコーティングの接着面の変質で白っぽくなってるし。盤もあまり艶が無いです(T-T)。 でも、結構良い音してると思います。モノ針ならもっと良いのかな? しかし、不勉強はホントにイカンね。最晩年の録音じゃないですか。どこを切っても最高にカッコいいレコードだとは認識していましたが、この時期の録音のベストテイク集みたいな盤だったんですね。 だからこそ、悲しいんだよね。 ナム・ナソンの「Jazz It Up!(マンガまるごとジャズ100年史)」を読むと、1955年、マイルスはニュークインテット編成にあたって最初はロリンズに声をかけたが、ロリンズは「クリフォードとやりたい」と言ってこの誘いを断り、ブラウニー&ローチのクインテットに加入したとされている。結局、マイルスにロリンズの代役として選ばれたのがコルトレーンだったとされている。 そのロリンズが活き活きと吹いている。端正な印象を持っていたブラウニーも結構やんちゃに吹きまくる。 「A1」は拙者の大好きな曲だが、圧倒的なソロを聞かせるブラウニーが、ソロの後半で、フレーズの出だしが気に食わないのか、何回もやり直す所が大好き。あまりにも良いフレーズばかり吹くから、拙者、一時期、ブラウニーはソロをあらかじめ作曲しているんじゃないかと思っていたことがあったが、そうじゃないことが(当然ながら)よく分かる。 ハードバップの中でも飛び切り良質な楽しさが、この盤にぎゅっと詰まってる。そして、録音されたブラウニーの演奏は、どれも最高。この人のイマジネーションの豊かさと、ひねた感じのないストレートな美しさは、他の誰にも真似できない。ホント清々しいよ。「B2」のようなショートバラードも情に流されず、すっきり吹き切っているところが美しい。「B4」の暖かい雰囲気の中で、やたら上手いくせに全く嫌味の無いフレーズを澱みなく吹くブラウニーはイカシテルなあ。 きっかりしたホーンアレンジも好印象。ローチの演奏は相変わらず硬いし、ソロもワンパターンだけど、それがローチだし、きりっとしてやっぱりカッコいい。 言わずもがなの、名盤中の名盤ですねえ~。 アット・ベイズン・ストリート+8 ▲
by jazzamurai
| 2010-11-16 00:54
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Dewey Redman (ts, musette, maracas) Keith Jarrett (p, Pakistani fl, per) Charlie Haden (b) Paul Motian (d, per) Guilherme Franco (per) A1.Rotation 2.Everything That Lives Laments B1.Flame 2.Mysteries キース30歳、ヘイデン38歳、モチアン、デューイ44歳。おっと、この頃のアメリカン・カルテットには、ブラジリアン・パーカッショニストのギレルミ・フランコ29歳もいる。 にしても、結構年上の癖の強い、それでいて極上のメンバーと組んでいたこのカルテットの人気は非常に低いようだが、拙者は大好きである。 それも、最近、特に好きになってきた。フュージョン大流行のこの時期、きっと無視されていただろう、このカルテットの、硬い音、喧騒、そして時折に見せる美しさ、暖かさを。 その気持ちは、やっと手に入れたこの盤で強くなった。 ホントに人気が無いんだと思う。フォトショップで整形したけど、これカット盤でジャケットボロボロ。900円でオークションに長年店晒しされていた。キレイなのが欲しかったから、見ない振りしてたのに、落とす人がいないから、仕方なく落としてみました。盤もカビカビでしたが、拭いたらピカピカ。良かったっす。スレも音に出ず。 この盤より前に入手していた「シェイズ」もカット盤。こんな盤しか、インパルス・オリジナル盤を見たことが無いんだもの。このカルテットのインパルス盤は「生と死の幻想」以外、殆ど聴かれたことや、評価されたことは無いのだと思う。 でも、このインパルスの緑ラベルは非常に音が良いです。特にチャーリー・ヘイデンのベースが良い音で録られてる。若干くぐもった感じのデューイ・レッドマンのサックスも、良い。 アメリカン・カルテットが嫌いな人はデューイが嫌いなんだ、という話も聴くけど、技巧に走らない、誠実なフレーズは暖かい。 この盤に流れる、メランコリックな雰囲気。特に「A2」。題名や、冒頭のヘイデンのベースからして、なんともつらい感じが漂い、キースのソロで癒され、デューイのソロでまたも昇華を目指す。だが、この曲の場合は沈鬱なテーマに帰ってしまう。 タイトル曲の「B2」。リズムはフリーだが、喧騒感は無い。無駄な音も無い。淡々とした、演奏が良い。キース作のテーマを吹かせれば世界一と言いたくなるデューイの説得力。派手さは無いが、全体をコントロールする力に長けたモチアン。そして、ソロを取れば圧倒的な世界を作り出すチャーリー・ヘイデン。フレーズ重視のデューイのソロが始るや否や、入り込んでしまわざるを得ない、なんとも言えない世界が広がりまする。 その世界を、キースの左手のドローンが包み込んでいる・・・・。 なかなか、凄い盤やと思うなあ、これ。「生と死の幻想」と同じ位の、濃密さがあるんとちゃう? この雰囲気は、なかなか抱かれることのない、独特の世界だと思うなあ。表題とおりの、音世界だ。 保存状態の良い盤があったら、もう一枚欲しいなあ・・・・。 あのキース・ジャレットの作品にしてamazonに在庫なし。ご興味のある方は、オークションや中古レコード屋さんで発掘されたし。 ▲
by jazzamurai
| 2010-11-13 20:20
| 無節操 ジャズ三昧
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