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水曜の夜から喉が急に痛くなり、鼻の奥、ついてには舌の付け根まで痺れる如く痛くなり、体中がだるくなってダウンしました。
こりゃもう、てっきり大阪で新フルにやられたと思い、木曜日も休みました。そして、夕方、お世話になっていた耳鼻咽喉科に行ってきました。 「鼻と喉の粘膜が酷くやられてますね~。一応、インフルエンザの検査しますか?」ハイ、お願いします、ということだったのですが、結果は陰性。・・・・まあ、風邪ですね。 先生と拙者、お互い顔見合わせてほっとしたのですが、馬鹿な質問だと思われるかも知れませんが、ちょっと疑問をぶつけてみました。 「先生、火曜日の夜、酷い黴だらけのレコードの黴を拭っている時、思いっきり吸い込んでむせたんですが、そういうのはこの風邪に関係ありますか」 「考えられます」え゛え゛っ!! 「埃っぽい場所の掃除や、線香の煙を吸い込んだ、等で粘膜が刺激を受けると風邪にかかりやすくなるんです。そのため、黴のような刺激物を吸い込んだことが原因となったことは考えられます」 ががーん!! そういえば、大掃除した後って、拙者、風邪を引きやすいんですよね。 こりゃ参ったぞ・・・・。 何枚かあるんですよね。特に見開きのレコード、Impulseあたりが危ない。久しぶりに聴くど~って開けたら、黴の攻撃が・・・・ってなことが繰り返されたらどうしよう。 かといって、全レコードビニールコーティングってのも嫌だし・・・・。 等と悶々と悩んでいたわけですが、悩んでいても仕事には行かざるを得ず。体調も大分と戻ってきましたので、本日は日曜にも関わらず、大阪に出張して参りました。レコード屋さん、酒場等の寄り道は無し。 帰ってから少し飲ませて頂きました。 本日はこんな、安ワインどうじょ~。 ![]() ルーマニアのワインらしいです。ひえ~、東欧もんなんて久しぶりに飲みました。近くにドナウ河が流れているワイナリーらしいです。ラベルのイラストにも、「美しき青きドナウ」が流れております。「環境保全型農業」で栽培しているそうで、有機栽培に極めて近い農法を採択している、と仰っています。 味は、甘い口当たりで飲み応えがあります。渋みが少なくて飲みやすいです。逆に言うとちょっと酸味が欠けるかもしれませんが、美味しかったです。ちょっとレンガ色かかったりして・・・・。 なんか、昔飲んだ東欧のワインは、硬くって開放感が感じられなかった(多分、当時の偏見だとは思う)のですが、これは開けた瞬間から何だか南仏系の開放感を感じるぞ、と。 パスタや、パンとの相性も良かったです。半分だけ頂きました。あー、うまうま。
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by jazzamurai
| 2009-09-27 23:58
| 無礼講 アルコホル三昧
高校時代から、中古レコード漁りは、拙者の趣味でした。
拙者の若い時代はレンタル・レコード屋さんも結構あったのですが、なんせ、Jazzは少なかったし、Jazzを借りて聴く習慣も無かったので、ちまちまと買っていました。 少ない小遣いでレコードを買うためには、何時も新品で買うわけにはいかず、そこそこ枚数を買うためには、中古しか仕方なかったです。 拙者は、日本盤の中古が好きでした。好きな演奏家の情報を得るには、日本語版解説が非常に有用でした。悠雅彦氏が好きだった。情報が正確で、かつ、思想的な解説もしてくれる。岩浪洋三氏とかは嫌だったな。客観的情報が少なくて。 CDが主流になった1980年代後半からは、レコードは倉庫兼別室に仕舞い込みCDばかり聴いてました。 レコードを改めて聴きだしたのは、2000年過ぎてからです。引越しを余儀なくされて、自分の部屋ができたのですが、同時に仕舞い込んでいたレコードを自分の部屋に置かなければならなくなったのです。ついでに、ステレオもリビングからの撤去を言い渡されました。 結構、聴くようになったのも、このblogをやり始めてから。当初はCD中心にレビューして、amazonのアフェリエイトで豪邸を買うのだと勢い込んでいました(・・・・って、そんな邪道な考え方はこれっぽっちしか持っていませんでしたが。あ、そういえばこの間、結構な額が入りまして、皆様、本当にありがとうございました。一枚足して「崖の上のポニョ」のDVD買いました)。 それで、三年程前に使っていたMarantzのCDPとANPが一気に壊れまして、買い替えを余儀なくされたのですが、拙者の酒の師匠から「日本の無名のメーカーだけど、ROTELというのが良いよ」と言われ買い換えました。このCDPが良い音するのですが、このANPが、レコードを聴くともっと良い音がするんですよね。これにはびっくりしたですよ。 んで、段々レコード中心の音楽ライフに変わってきてですね。最近はもっぱら、US盤に魅力を感じ、YahooオークションでUS盤を漁っていると言うわけです。 RVG刻印、VAN GELDER刻印盤の音の生々しさにはびっくりしましたね。自分が持っていた昔の廉価盤レコードを聴くと、霧がかかったように聴こえてがっかりしました。 同時に、Yahooオークションで買った場合、後からクレームをつけたり、返品したりすることが非常に困難である、ということも分かってきました。US盤の場合、日本盤には考えられない、エクボや突起、形成不全、異物混入、塩ビ焼け、風邪引き、センターずれ、ラベルずれがあったり、ジャケットもずれや割れ、水没等、様々な難点のバリエーションを持った、困難な盤に会います。見た目キレイなのにノイズが取れない、とかね。そんなのも、簡単には代えことできないわけです。 はっきり言って、今までの勝率は5割程度だと思います。 後、一番分からなかったのが、オリジナル盤って、何、ということです。US盤を買うならオリジナルか、オリジナルに近い盤を買った方が良いに決まっています。しかし、それが拙者のやうな素人には分からない。なおかつ、最近のヤフオクは、オリジナルの定義が非常に怪しい。会社が移行していない盤なら再発でもオリジナルと言ってみたりして。嘘八百も多いです。 前段が長くなりましたが、何年かヤフオクで中古レコードを買ってみた経験から、思ったことをまとめてみたいと思います。全くもって当てにしないで下さいね。あ、それと、投資目的のオークションに関しては全く役に立ちませんので四六四九。 1.自分はどのタイプなのかを考える 日本盤の中古は概して安いです。日本盤や、US再発盤の安いので良いから沢山買いたいのか、US盤のオリジナルやそれに近い盤を選んで買いたいのか。 完全オリジナルが欲しいのか、モノによっては2nd、3rdでも良いのか。 オリジナルでも新品同様で無いと気が済まないのかどうか。 拙者は、日本盤でも良い場合があると思います。Victor盤とか、King盤は良いと思います。US盤の2nd、3rdでもオリジナルと遜色ない盤もあるようです。 2.自分の小遣いは幾らなのかを確認する それにより、「1.」の選択も絞られてきます。どないもなりませんもんね・・・・。 3.StereoかMonoか US盤のオリジナルはStereoかMonoかで、えらい音が違うみたいです。もちろん両方をコレクションしている人も多いと思います。 ですが、例えばBLUENOTEのオリジナルのMono盤など、古いちゃんとしたMono針で結構な針圧(噂では6gという話もあった)をかけないとしっかり鳴らないそうです。オリジナル持ってても聴けなければ話になりません。聴く環境が整えられるのか、整っているのか、これは大事だと思います。 4.今欲しいのか、後日でも良いのか、本当に欲しいのか 玉は無いようでいて、待っていれば出てきます。確かに価格はじわじわと上がっているようですが、無理しなくても良い時は無理しなくても良いのではないでしょうか。 あと、そのレコードは本当に欲しいのか、本当に自分の棚に並べて良いのか、という自問は常に必要です。拙者はこれでリミッターかけてます。あ、なので酔っ払った時にヤフオクしない方が良いですよ~。 5.その出品者は信頼できるのか 経験から言うと、悪評価の多い出品者は止めた方が良いです。博打度が高まります。200件に1件なんてとんでもない。最低でも500件に1件までの出品者にした方が無難です。だから、評価は必ず見ましょう。 あと、「注文の多い料理店」のような出品者も止めた方が良いです。最初の連絡を出品者からしないような出品者はろくなもんじゃありません。止めた方が良いです。下手に出ても欲しい盤なら知りませんが・・・・。 発送地域に関わらず送料を高く一定料金としている出品者、梱包代を高くとる出品者、ゆうちょ銀行口座の無い出品者も、落札・送料以外にお金がかかって、嫌~な気分になります。 6.その出品者は盤質評価は当てにできるのか 盤質評価が甘い出品者がいます。出品者評価を流し読みして、盤質評価に関する落札者の感想が無いか、チェックしましょう。 何が何でもノークレーム、ノーリターンの出品者は止めた方が良いです。少なくとも針飛びの場合等、盤質評価に相違があれば返品可の出品者が良いです。 7.希少価値、レアの言葉は信じない 吹っかけが多いです。眉に唾をつけてから、じっくり調べた方が良いです。 8.英語名で検索するだけでなく、日本名でも検索する 時々ですが、日本名でしか出品しない人がいます。フリージャズなんかで、時々びっくりするのがあります。素人さんが多いですね。 9.出品者が素人の場合は、勝率は下がる 拙者も時々出しますが、素人では明確な盤質評価はできません。拙者も先日落札した盤が針飛びが酷くて、返品しましたが、返送代はこっち持ち。凄い盤やコストパフォーマンスが高そうな盤が出てくる時もあるでしょうが、失敗した時のリスクもあります。 10.その盤がオリジナルなのか、2nd、3rd、以降なのかどうかは納得するまで確認する 先程も言いましたが、最近のYahooオークションでは、オリジナルの定義が非常に怪しい。プロのくせにごまかす輩もいます。 ・・・・しかし、確かめろって言ったって、確かめようないですよね。 拙者もそれで色々悩みました。 ある中古業者さんは「本代はケチったらあきませんよ」と仰いました。「レーベル読本」でちゃんと知識を入れとけと。でも、拙者のような勉強嫌いの貧乏人は、ポイントだけ分かりたいのです。 ということで、以下、簡単な見極めについて資料提供します。と言っても、ホームページをご紹介するだけですが、色々と探したところ、以下のページが詳しくて親切です。 中古レコード、オーディオシステム販売「ninonyno」の「レコードのすすめ」 Columbia、Atlantic、Impulse、Capitol、Roulette、Riverside、Prestige、Blue Note、Warner Brothers、Mercury、RCA、Decca、Liberty、MGMについて、分かり易く解説してくれています。 ジャズ喫茶『毘沙門』のジャズ・レーベルに関してのウンチクのページ BLUE NOTE、PRESTIGE、RIVERSIDE、VERVE、CONTEMPORARY、PACIFIC JAZZ、IMPULSE、ATLANTIC、FRESH SOUND、澤野工房、WAVE,DIW & EURO盤、VENUS,NORMA等について、かなり詳しく解説してくれています。CONTEMPORARYに関する解説が入魂です。 *コルトレーンの「エクスプレッション」を巡る記述がちょっと理解不可能です。 MATSUBAYASHI 'Shaolin' Kohji Mercury Records Collection Mercury、EmArcyに関するデータサイトです。 EmArcyのラベル解説についてはこちらをどうぞ。 モアさんのお部屋 この人は凄いです。この人のレビューで相場が変動するらしいですから。ざっと見ただけでかなり勉強になります。殆どは拙者が絶対に手を出せない盤ですが。 以下、色々あっちゃこっちゃから引っ張ってきた情報を分かっている範囲で書きます。買ったこと無いので、ホンマに当てにならないので、眉唾でお願いしま~す。間違ってたら、教えて下さ~い。 BETHLEHEM 【Mono】臙脂ラベルに銀文字、溝アリ。ジャケット裏面上部左右、MICRO-COSMIC SOUNDと入り、下部左右にNEW YORK,N.Y。 【Stereo】紺ラベルに銀文字、溝アリ。ジャケット裏面下部住所が左NEWYORK,N.Y.、右がHOLLYWOOD,CALIF。 -というのがオリジナルらしい。 Dial(ダイアル) 朱色に黄色のマルに、「dial」と白い円が抜いてある。溝アリ。 JAZZLAND Monoがオレンジ地に黒字、Stereoが黒地に銀文字、溝アリ。 LIMELIGHT 上にちっちゃなドラム、緑と黒のスタジオライトの模様、溝アリ。 ↓ 溝なし。 ↓ ピンク地に下から緑の放射模様。 SAVOY 溝有り赤ラベル(オリジナル) ↓ 溝なしエビ茶ラベル ↓ 茶ラベル。 RVG刻印を確認すること。初期は手書きRVG。オリジナル・ジャケットは「巻き」、2ndジャケットは「貼り」。 SONET 赤ラベルで上にトランペット・マーク。小さな円の溝アリ。ジャケは上出し。 ↓ 2nd?以降は赤に上から紫の帯、トランペットマークは中央。 STEEPLE CHASE 赤ラベルがオリジナル。1001~13まで。 ↓ 2ndは四角い枠に入ったロゴ。1014からはオリジナル。 ↓ 3rdはラベルの縁に沿ったロゴ。 STRATA-EAST オリジナルは白ラベル → 2ndラベルは白黒ラベル TIME 70000番シリーズと2000番シリーズがある。オリジナルは溝アリ。 United Artist グレーのサックスを吹く人のマークがオリジナル ↓ 黒に四色のマル。セカンドでも溝ありの方が重量盤、音質良好の場合がある。 VEE JAY 小豆色、溝アリ? ↓ 黒地に周囲がレインボーカラー、溝アリ。? → 溝なし。 以上、長文失礼しました。 ところで、高校生の時から持っていたコルトレーンの「至上の愛」廉価盤ですが、何だか嫌になって売ってしまったんですが、よくよく思い出してみると、自分の小遣いでちゃんとしたJazzのレコードを買ったのって、あの盤が初めてだったのです。まてよ、高校時代、強烈に好きだった女の子とたまたま一緒に帰る時があって、その時に買ったんじゃなかったっけか。何か背伸びして話してた記憶があるぞ・・・・。 ・・・・皆さん、思い出は大切にしましょう。 ▲
by jazzamurai
| 2009-09-25 16:27
| 無節操 ジャズ三昧
今晩は、皆さん。連休は如何でしたか?
拙者ですか?拙者は長期旅行に出かける金も無く、家飲みに徹しておりました。 途中、拙者の酒の師匠のコーヒー屋さんに久々に行ったりして、大きくなられた息子さんの近況にびっくりしたりしておりました。 さて、昨日、奥さんのお供で大阪に行ってまいりました。 詳細は報告しませんが、帰りに親子三人で天六の商店街の「ソタレ」に行き、パスタを食った後、もう一軒行こうという話になり、裏道をうろうろしたのち、ここに入りました。 ![]() もともとは(今でもそうらしいのですが)、京橋で店舗を構えているそうですが、この場所にある「まるしん」という有名な焼肉屋さんが長期の旅行に行っている間に、店舗を借りて年明けまで店主夫婦で出店をされているそうです。 「京橋の店はどうしたはるんですか?」と訊くと、「従業員がちゃんとやっていると思います。たぶん」とのことでした。わざわざ仕事増やしてはるところが凄いですね。 ![]() 秋の夜は、店先開放がよろしい。めちゃめちゃ気持ち良かったですね~。 まあ、拙者は基本的に何でも飲むのですが、一番好きなのは日本酒です。しかし、日本酒は美味しくてついつい飲みすぎてしまうのです。それで色々とやらかしたことが多かったんですよね・・・・。 ハードリカーはもっとダメ。カクテルはテキメンに太っちゃうのでダメダメです。 30歳過ぎてから美味しい安ワインと出会い、やらかすことが少なくなりました。1本空けても、そこで止めれば大過なく終わる、というわけです。 飲むのは大体、1,500円までのワインです。拙者の経験から申せば、3,000円を超えると明らかに美味しいワインが増えますが、2,000円~3,000円以下のワインって、拙者の口に合わないのも多いんですよね。デパートと量販店など、販売店によって、500円位の価格差がある場合もありますし。でも、1,500円までのワインなら、失敗だったかなあ、と思っても、デイリーなら、まあ、許されるんですよね。 ということで、3,000円以下を安ワインと定義され、開始10年で3,000本を紹介された、ある有名サイトとは全く関係なく、1,500円未満のワインを行き当たりバッタリに紹介する新企画、 "安ワインどうじょ~" (ちょっと舌足らずに発音して下さい)。 どうじょ、と言われても・・・・。全く責任は取らないし、何の参考にもならないことしか言いませんので、そこんとこ四六四九。 本日はこんな、安ワインどうじょ~。 ![]() 最近、サンジョヴェーゼの安い赤ワインを良く見かけます。どれ飲んでも美味しいのよね。 このワインは、えーと、しっかりとした味で、サンジョヴェにしてはタンニンの苦味がちょっとあるかな。確かにバニラ香があって、飲み応えあります。やっぱりイタものはコスパ高し。 カレーとの相性は・・・・、すみません。何も考えずにバクバク食ってました。 夏野菜カレー、美味かったもんで・・・・。あー、うまうま。 んで、今日はこれだけです。次回予定は勿論未定です。
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by jazzamurai
| 2009-09-23 23:15
| 無礼講 アルコホル三昧
![]() Freddie Hubbard, Dewey Johnson (tp) Marion Brown, John Tchicai (as) John Coltrane, Pharoah Sanders, Archie Shepp (ts) McCoy Tyner (p) Art Davis, Jimmy Garrison (b) Elvin Jones (d) ![]() B.Ascension, Ed. 1: Pt. 2 死の2年前に録音した、最大の問題作、と言われています。 もっとも、それはファンにとって、「アセンション以降はもう聴かない」という意味での問題作、なのかな。 和訳は「昇天」ということになりますが、邦題は「神の園」でした。「神の園」に、こんなうるさい奴等がうじゃうじゃおったらかなわんで。 コルトレーンがフリージャズに踏み出した、正に転換点に録音した盤、ですが、フリージャズのレコードとして、成功した盤かと言うと、拙者としてはノンです。 単純なテーマに基づく集団即興演奏と、ソロ回しを交互に配置してますが、各人の思惑に差があって、一体感が無い。まあ、そりゃ、フリージャズは一体感が無くても、別に良いのですが、エルヴィンとマッコイのやる気の無さが、この盤を駄目にしている。 もう、拙者にはすぐ分かりますね。エルヴィンがやる気の無い時のドラミングが。集団即興部分なんか、クラッシュ叩いてるだけだもん。彼の特徴であり、生き生きとしたポリリズムが全然無くて、テキトーになってる。 そのくせ、集団即興部分で咆哮するホーン陣が、お互いに干渉し、影響しあって、トランス状態的高揚感を作っている訳ではないし、己とお互いを見つめあい、演奏者同士の新しい関係性を作ろうと試行錯誤している訳でも無い。 ただ、コルトレーンさんの招集した一大イベントに参加して、緊張しながら、言われた通り頑張ってみました、という感じがする。 なので、あまり好きな盤ではありません。 しかし、コルトレーンを軸にしていたとは言え、ジョニー・ホッジス、カウント・ベイシー等、ニュージャズ以外のジャズメンの録音も残していたImpulseが、この盤以降は、明らかにフリージャズの演奏者に力を入れて録音をしていく訳であり、Impulseの転換点に出された盤であることは確かだと思うんです。その後のラインナップを飾る演奏者達が、実力に差はありますが、ここで吹いています。 一方、これだけ後輩を沢山呼んで、派手な花火を打ち上げたのですから、コルトレーンはもう、スタンダードを取り上げたり、普通にフォービートをやったりの世界に戻ることはできません。自らに刺した楔です。 ですので、拙者は、この盤のことを、後輩思いのコルトレーンが次世代のミュージシャンを紹介してあげた、という面と、コルトレーンの決意表明、これにImpulse Recordsの次世代の商品戦略が絡んだと、という面から、やっぱりこのイベントは必要だったのだ、と考えます。 では、ドラムが、ミルフォード・グレイヴスだったら?とか、ラシッド・アリだったら? 確かに、誰も真似のできない、強烈な名盤ができたかもしれませんが、でもやっぱりそれは、その瞬間には不可能だったのです。 この時点で、それができたのは、アルバート・アイラー、ただ一人だったと思います。彼は、この時点で既に、祝祭と混沌の強烈な渦である、「Bells」をタウンホールで演じています。 「アセンション・セッション」に何故アイラーがいないのか?という疑問はあるのですが、また考えてみます。 ところで、この盤購入の経緯です。先日、ヤフオクで、1700円等という、あまりにも安い値段で「アセンション」の橙ラベルが出ていたので、軽い気持ちで落札してみたのですが、聴いてみると、何かおかしい。何時も苦笑してしまうジョン・チカイの呆けたソロじゃない・・・・。おまけにドラムソロがある・・・・。ということで、デッド・ワックス部を見ると「Edition2」と記入されていない。びっくりしてコンプリートCDで確認したところ、やっぱり「Edition1」だったので、正直びっくりしました。 このレコード、「Edition1」で1,000枚を発売した後、コルトレーンの指示で「Edition2」に差し替えられた経緯があり、「Edition1」は貴重、と言われています。出品者がチェックしてなかったのはびっくりです。 得した気はかなりしますけどね。うふっ。 まあ、失敗ばかりじゃ滅入ります。時にはこういうことも無いと。 もし買われるなら、両テイク入ってるCDをお勧めします。通して聴くのはキツイdeathけど。 Ascension アセンション(エディションI・II) ▲
by jazzamurai
| 2009-09-16 21:30
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Duke Ellington (piano) William "Cat" Anderson , Harold Shorty Baker , Clark Terry (tp) Ray Nance (tp, violin) John Sanders , Quentin Jackson , Britt Woodman (tb) Paul Gonsalves , Bill Graham , Harry Carney (sax) Jimmy Woode (b) Sam Woodyard (dr) Mahalia Jackson (vo) ![]() 2.Part II (Brown) – 6:14 3.Part III (Beige) – 6:26 B1.Part IV (Come Sunday) – 7:58 2.Part V (Come Sunday Interlude) – 3:46 3.Part VI (23rd Psalm) – 3:01 御大、58歳の録音。と言っても、1943年1月、カーネギーホールで行われた、デュークの1stコンサートで既に発表されていたらしく、「第一交響曲」とまで宣伝されたのですが、ミュージシャン組合とレコード会社との対立で当日録音されず、加えて批評家受けが良くなかったそうです。あ、この辺はジャケ裏の藤井肇さんの解説の受け売りね。 A1はニグロ奴隷時代のワーク・ソング、A2は奴隷解放後の「悲惨な生活は去って明るい日が来る」と歌われるブルース、A3は1920年代漸く文化生活を営めた黒人の都会的繁栄が描かれているとされています。 まあ、しかし、最も聴きものはB1の「カム・サンディ」でしょう。 マヘリア・ジャクソン、とても素晴らしい・・・・。メロディ、アレンジ、演奏、声、気合、おおらかさと適度な緊張感。 暖かな気持ちになります。めちゃめちゃ癒されます。 これは人類が何時までも大事にして、後世に引き継がなければならない人類の宝物ですよ・・・・。 後奏のB2で奏でられるレイ・ナンスのソロ・ヴァイオリン、ため息が出ます。 即興的に歌われたB3の聖書の詩篇第23篇、アレンジにうっとりしつつ、声の力強さに圧倒される・・・・。 めまぐるしく、圧倒的な才能を見せ付けられる、A面も凄い良いですが、渾身のアレンジと、マヘリアの歌が聴けるB面のゆったりとした圧倒的な力強さは、ホンマに素晴らしい。 デュークは凄いなあ・・・・。マヘリアも。泣けてくるわ。 広島で、1,000円ちょっとで買った、日本コロムビア・ステレオ・フィデリティ・レコード、ペラジャケなんですけどね。結構良い音やと思います。180gあんの。US盤と同じスタンパーやったら良いのにな~。 CDはオリジナル盤の6曲+ボーナストラック2曲+アウトテイク9曲です。 Black, Brown and Beige
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by jazzamurai
| 2009-09-09 23:21
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Cat Anderson,Harold Baker,Willie Cook,Ray Nance,Clark Terry,Francis Williams (tp) Quentin Jackson,Juan Tizol,Britt Woodman (tb) Hilton Jefferson,Russell Procope,Willie Smith,Paul Gonsalves,Jimmy Hamilton,Harry Carney (sax) Duke Ellington,Billy Strayhorn (p) Wendell Marshall (b) Louis Bellson (dr) Betty Roche (vo) ![]() 2.The Mooche (Ellington-Mills) 6:36 3.Take the “A” Train (Strayhorn) 8:00 B1.Perdido (Drake-Lenk-Tizol) 8:23 2.The Controversial Suite (Ellington) 10:30 デュークの52歳(53歳?)の作品。拙者としては、ちと、お勉強中の盤。 何でか知りませんが、この辺りの6つ目は人気が無い・・・・。CL三桁台のオリジナルはエンジ色で、6つ目はセカンドだからかな。1,800円でした。 録音は良いです。ベースもよく聞こえます。詳細はウィキペディアで「ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン」を検索して下さい。 A1、ライヴ用と思われる派手なドラムソロのための曲が、ちょっと重いかな~。ツーバスの連打は確かに凄いけど、長いんですよね。 その後は、名曲ばかりで楽しい。A2の匂い立つ雰囲気と色気も良いし、特にA列車はベティー・ローチェのボーカルが入っていて良い。 B1でソロを採るペットは誰?早いタンギングだなあ。この曲でこんだけ作りこんであるアレンジも凄いなあ、と思う。 B2の組曲は不思議な曲。前半のオールド・アメリカな感じと、後半のちょっと現代音楽入った感じが対照的。なんだろう、悲劇的終焉を暗示している訳ではないのですが、なんとも感情移入しにくい世界。 面白い人だ、デュークは。しかし、盤全体を覆う、この独特の緊張感は何でしょうかね。これがデュークのオーラなんかなーとも思うけれど。 CDで買うと、「ハーレム組曲」(The Harlem Suite)が追加されています。この曲は、後日、B2と差し替えられた曲らしいですね。CDでないと、こういうコンプリートな組み合わせで聴けないわけか・・・・。それでLPとしては人気が無いのかしらん。 まだまだ聴き込みたいなあ。 ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン+1
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by jazzamurai
| 2009-09-09 00:24
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Jackie McLean (as) Grachan Moncur III (tb) Bobby Hutcherson (vib) Eddie Khan (b) Tony Williams (d) A1.Saturday And Sunday 2.Frankenstein B1.Blue Rondo 2.Ghost Town 先日、ある所で、ケニー・ドーハムの「ウナ・マス」が聴きたいな、と独り言を言ったところ、「ハード・バップなんかおもろないやん。みんな一緒やで」と言われて面食らった。 あまり考えたことは無かったが、一口にジャズと言っても、ニューオリンズ、ディキシーランド、スウィング、中間派、ビバップ、クール、ウエスト・コースト、イースト・コースト、ハードバップ、ファンキー、ソウル、フリー、ロフト、ニュー・メインストリーム、ポスト・バップ・・・・と色々あるんですね。んで、ジャズ好きの中でも結構分かれていると。 そう考えてみると確かに拙者、キング・クリムゾンから即興演奏の魅力にとりつかれ、コルトレーンやフリーを中心に聴いてきて、最近はハードバップを聴いていることになりますが、やっぱり未だにジャンルとしてハードバップが好きだ、という訳ではないんですよね。というか、各派を意識して選別してきた記憶が無い、未だにその区分が全くできないんです。 拙者はトニー・ウィリアムスが聴きたかった。B1「ストレート・アヘッド」の、18歳の荒々しいドラムが。 それは拙者にとって、「派」とは関係なかった。ただ、彼が聴きたかったのだ。 別に拙者はジャズだけが好きなわけではない。良い音楽ならみんな好き。だが、「何聴いてんの」と訊ねられて「音楽」と答えるだけでは喧嘩売ってると思われるので、便宜上、一番枚数が多い「ジャズ」と答えるだけだ。 その上で「どんなジャズ」と訊ねられれば「フリージャズ」と答える。だが、そうすると大概の人はちょっと眉をしかめる。一方で、答えた拙者は拙者で、違和感に囲まれる。 もうそんな感じになると、正直、どうでも良いやん、と思う。別にジャズだけが好きな訳やない。 クソ食らえや、カテゴリーなんて。・・・・まあ、このブログも、便宜上、カテゴリー設けてますけど。 さて、本盤はマクリーン32歳の作品。ドラムは18歳のトニー・ウィリアムス。まあ、当然、10代のトニーが聴きたいから持っているわけだ。 しかし、ひょっとすると賛否両論じゃないの、この人の盤の中では。 だって、変な曲ばっかりだし、怪盤ですよ、これ。でも、人気あるんですよね。 A1、快活なリズムに乗って吹きまくるジャッキー。息継ぎで発せられる「うー」が結構好き。トニーが暴れまくり。ちょっとマニアックな感想を言うと、ここで多用されている急上昇するフレーズって、ノア・ハワードがよく使うフレーズなんですよね。ノアめ、完全にジャッキーのパクリだったことが分かります。グレしゃんはたらたらして何か変。ドラム・ソロはめちゃフリー。突拍子も無い。ホンマに20歳前後のトニーはやんちゃですわ。ただ、演奏最初の快活さが無くなってるのが惜しい。テンポを維持して欲しかったな。 A2、グレしゃん作の変な曲。しかし、この頃のジャッキーのちょっと呆けた音色って気になりません?吹けてるとは思うけんど。 B1、単純で明るいハードバップ。まあ、カッコいいですね。 B2、グレしゃんの怪作。なんか妖怪人間ベムのテーマですよ、これ。アドリブパートはファニーで良い感じだけど。 ということで、やっぱり普通のジャズじゃないです、これ。めっちゃ変。 「一歩、向こうへ」という題名、カッコいいジャケ写だけを見ると、爽快にすっ飛ばしたハードバップなのかな、と思うのにね。正直、おもろいわ。 ところで、拙者は本盤を、東芝EMI93年発売の「ブルーノート4000番台ウルトラ・コレクション/ウェストレックス3D-Ⅱでカッティング」盤と、ジャケットはLibertyだけど、ラベルはUnited Artistsの青ベタでVAN GELDER刻印入りという訳の分からん盤の2枚、持っています。 拙者の耳には、どっちの盤も良い音しているように思えるのですが、この後者の盤について、何故、United Artists青ベタなのにVAN GELDER刻印入りなのか、という点について、何方かご存知の方がいらっしゃりましたら、お教え下さい。United ArtistsはロサンゼルスだからVAN GELDER刻印は無い、が定説なんですか? 拙者の有する青ベタ盤には他にもVAN GELDER刻印入りのがあるのですが・・・・。 One Step Beyond ワン・ステップ・ビヨンド ▲
by jazzamurai
| 2009-09-07 23:26
| 無節操 ジャズ三昧
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