カテゴリ
全体 無節操 ジャズ三昧 無秩序 プログレ三昧 無抵抗 女性歌手三昧 無頓着 男性歌手三昧 無定見 クラシック三昧 無見識 オーディオ三昧 無脈絡 漫画三昧 無礼講 アルコホル三昧 無頼漢 広島カープ三昧 丸腰日記 未分類 タグ
ジョン・コルトレーン(19)
エリック・ドルフィ(14) スティーヴ・レイシー(13) ブラームス(11) ブルックナー(11) 和太郎(11) エルヴィン・ジョーンズ(9) 安ワインどうじょ~(9) チャールス・ミンガス(8) ギュンター・ヴァント(7) チャーリー・ヘイデン(7) トニー・ウィリアムス(7) ベートーヴェン(7) マックス・ローチ(7) 観戦記(7) マイルス・デイビス(6) 富樫 雅彦(6) ブッカー・アーヴィン(5) 山下 洋輔(5) 緒方 孝市(5) フォロー中のブログ
日々。生きる現代文学 加藤わこ三度笠書簡 swingin' god... ラッコの日記 きょうも散歩気分 塩るいじの惑星少年 彷這バラッド ジギタリスレコード喫茶部 kenjiro-t-maker 京都のジャズ喫茶 Jaz... パスタレシピ * gra... うらたじゅんの道草日記 ジャズ侍のブログ小説 ~... バーバーバーゲツヨウバタケ マcosmixのcosm... リンク
外部リンク
最新のトラックバック
以前の記事
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
1
![]() 板橋 文夫 (p) 1.いつか王子様が 2.ムサンドゥーサ 3.言い出しかねて 4.利根 5.渡良瀬 6.ミス・キャン 7.グッドバイ 板橋文雄32歳?の録音。本作は、森山威男(dr)4での活躍を経た後の録音で、彼の1stソロアルバム。音が良い。 山下洋輔とは違ったスタイルで、その絶頂期と優劣付けられないほど、情熱的な演奏をする。もっともっと評価されても良いピアニストだ。 本作は、1~3がスタンダード、4~7が板橋オリジナル。ビル・エヴァンスに代表される既存のイメージから大きく開放された「1」、リラックスした歌心のある「2,3」も勿論良いが、「4~7」のオリジナルがメチャメチャ良い。日本の川を題名にした「4,5」は力強い左手が大きな流れを作り、右手が大きく歌う。タイトル曲はとても雄大な曲調。板橋文雄は栃木県利根市生まれで、渡良瀬川は幼少から親しんだ川だという。本当に生々しく演奏している。 リフが印象的な「6」の後、最後の曲は名曲中の名曲。実は拙者、この曲を聴くために買ったのだ。浅川マキの「マイ・マン」に、彼女が詩を付けたヴァージョンが入っているが、この曲の切なさ、美しさには心を鷲掴みにされる。柳町光男監督の「十九歳の地図」という映画のエンディングに流れるらしい(見ていないので分からない)けれど、破滅的な映像の後にこの美しすぎるメロディと、ぶっとい二の腕から叩き出される燃えるような即興を聴かされたら、動けなくなること確実でしょうね。 この曲を書いた彼は本当に素晴らしい。 さて、今年も暮れました。 今年購入したLP、CDのベスト10でもやろうかと考えたのですが、順位を付けることの虚しさに捕らわれたので止めました。 来年が、皆様に幸多い年であることを願っております。良い音楽との出会いがあり、良い人との出会いがあり、世界中の子ども達が幸せにあり、地球が多くの生き物を育む星であることを願っております。 では、GOOD BYE! 渡良瀬 ▲
by jazzamurai
| 2007-12-31 03:41
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Al Goodman,Harry Ray,Billy Brown 1.Not on the Outside 2.Sunday 3.I Do 4.Lovely Way She Loves 5.Love on a Two-Way Street 6.If I Didn't Care 7.All I Have 8.Just Because He Wants to Make Love (Doesn't Mean He Loves You) 9.My Thing 10.Gotta Find a Way 11.Sexy Mama [Album Version] 12.What's Your Name? 13.Look at Me (I'm in Love) 14.Come Away with Me 15.With You 16.I Don't Wanna Go 17.I Could Have Loved You 18.I'm Willing 1996年にRhinoが発売した、モーメンツの不滅のバラード・ベスト。1968年から1977年の代表曲を古い順に並べている。最後の曲はハリー・レイ名義。拙者にお金があれば、拙者の愛する人たちに配って歩きたい名盤。昨日、一日中聴いていた。 リンダ・ジョーンズの「ユア・プレシャス・ラプ」でも紹介した、シルビア・ロビンソン&ジョージ・カー系列の男3人のソウル・シンガーズで、メインはハリー・レイのファルセット・ボイス。 男って、なんておバカでだらしない存在なのか。愛してくれと言うばかりで、甘えてばかり。最初から最後まで、徹頭徹尾、そんなおバカな男のためのスウィート・ソール。 「外側より、内側!!」うーん、これはハリーじゃないけれど、リンダ版と同じくらい名演。 「彼女の愛した愛の道」ストリングスとギターのアンサンブルが素敵。ああ、ハリーのファルセットが素敵。キーボードも素敵。 「二車線上の愛」ああ、強い悲しみと引き裂かれる運命を告げる、冷酷なカッティングのギター。「二車線上で愛して、孤独な高速道路で失った/本当の愛は決して死なないと聴いていたけど、結局、別れの時は来るんだね。分かっていたけれど/音楽が優しく流れる中、彼女の唇が優しく囁く“愛している”と。だけど、彼女は僕を絶望の淵に突き落とし、死にそうなくらいの僕を捨てて、去っていった/初めての愛を諦めて、立ち直れる訳もなく、バカをやっては傷つき、笑い者になって情けなくて、演じるのに疲れた頃、彼女はただ微笑みを残して去っていった/二車線上で愛して、孤独な高速道路で失った/さようなら、ベイビー」森山幹子師匠、訳をありがとう。ああー、最高。涙がちょちょ切れます。拙者の出棺の時には、「深紅王の宮殿」「ブル9の第3楽章」に続いて流して下さい(出棺に1時間位かかるなあ・・・・)。 とっても可愛いイントロから始まるくせに、「彼はただ、したかったのよ(それは、彼が貴方を好きという意味じゃない)」と辛辣・・・・。おバカ・・・・。 リズムボックスに導かれ、ハリー・レイがピアノを弾きつつ即興的に歌ったエロ歌「セクシー・ママ」も最高。このギターは誰が弾いてるのか教えてくれ~。 大仰なイントロに導かれ、「よう、ねえちゃん、なんちゅう名前?わし、あんたと喋りたいねん、親密になりたいねん」・・・・。もう、おバカすぎる。ハリー・レイの可憐なファルセットに震えちゃう。 ああもう、キング・スウィート・ソウルと呼ばせてもらいます。こんなに良いのに、何でネットからデータが全然拾えないのかなあ。一時期はまっていたスウィート・ソウルの最大の収穫が、このモーメンツと、モントクレアーズだった。もちろん、マーヴィン・ゲイも好きですが・・・・。騙されたと思って、一度このベスト、聴いてみて下さい。 The Best Of The Moments: Love On A Two-Way Street ▲
by jazzamurai
| 2007-12-26 04:19
| 無頓着 男性歌手三昧
![]() 高橋 悠治 (p) 1.映像・第1集 水の反映 2.映像・第1集 ラモーをたたえて 3.映像・第1集 運動 4.映像・第2集 葉ずえを渡る鐘 5.映像・第2集 そして月は廃寺に落ちる 6.映像・第2集 金魚の魚 7.版画 パゴダ 8.版画 グラナダの夕暮 9.版画 雨の庭 10.喜びの島 高橋悠治36歳の演奏。ドラマ「のだめカンタービレ」で、のだめがコンクール二次予選時の課題曲。担当講師の江藤耕三の奥さんが「ドビュッシーはね、恋人と出かけた島で、恋しちゃってルンルン、の気分でこの曲を書いたのよ」と紹介された、「喜びの島」を聴きたくて、誰の演奏が良いのかなあ、などとamazonを物色中に分かった。 「あれ、既に持っていた!?」そんな経験ありませんか(やっぱり、拙者だけかなあ・・・・)。 DENONのPCMって、ジャズは良い音していると思うけれど、何枚か買った高橋悠治はそんなに良い音と思えない。録り方の問題かなあ。何かどっしりしてないというか。 演奏は硬質で、のだめが弾いたようには「恋しちゃってルンルン」ではないです。 でも、誠実で、ドビュッシーの芸術に迫るものとなっています。 ファースト・チョイスではないかもしれませんが、良い盤だと思います。 ドビュッシー:映像・版画・喜びの島(紙ジャケット仕様) ▲
by jazzamurai
| 2007-12-24 04:49
| 無定見 クラシック三昧
![]() 山下 洋輔 (p) 小山 彰太 (ds) 武田 和命 (ts) 国仲 勝男 (b) A1.円周率 (小山) 2.デュオ・ダンス (山下) 3.ソー、ホワッツ・ニュー (山下) 4.ワン・フォーT (武田) B1.チャタリング (山下) 2.Kズ・ララバイ (山下) 3.ニンファ星 (山下) 4.寿限無 (山下) 「山下洋輔ミュージックの集大成的アルバム」ということになるのだろうが、山下カミカゼ・フリーの終焉を告げる作品であり、拙者にとっては寂しい思いのするレコードだった。 しかし、昨日改めて聴いてびっくりした。録音が良い。それから、武田和命がめちゃめちゃ良い。フリージャズをやっているのに、ありがちなブローはなく、説得力があり、無駄な音が無いのだ。音色は丸っこいと思うけど、一音一音の粒立ちはとても明確だ。 前出の「ジェントル・ノーヴェンバー」を聴いて、バラードの説得力、音色の豊かさがコルトレーン並に素晴らしいとは認識していたが、実はブリブリと吹きまくる武田も本当に凄いと、拙者が気付いたのは30歳過ぎてからだ。武田は、正にコルトレーンとロリンズの良い所を両方兼ね備え、時にはエヴァン・パーカーのようなアブストラクトなフレーズも吹き切ることのできる、類い希な説得力を持つ素晴らしいテナーだと思う。 「ジャズ批評」1991年8月30日号を読むと、日本のニュージャズの黎明期に行われていた「銀巴里セッション」で、20歳そこそこで演奏していたという。1966年にエルヴィン・ジョーンズ(コルトレーン・カルテットのドラマー)が来日し、麻薬所持容疑をかけられて足止めをくっていた際の、新宿ピットインでの共演は、演奏内容の素晴らしさから伝説になっている(その時のピアニストは山下洋輔らしい)。そんな経歴を持つのに、その後ジャズ界から離れて、1978年まで活動が再開されなかったという。何故、そんなに長い間ブランクがあったのか、こんなにも冷遇されてきたのか、不思議でならない。 このレコードは、フリーながら小さくまとめて録音しようとする姿勢が鼻に付くので、あまり聴いていなかったのだが、本当に誠実な武田節をリラックスして聴けるという良い点が発見された。 また、「山下洋輔の世界」と銘打ちながら、小山彰太と武田の曲を入れたこと、国仲勝男をB2で全面に押し出した山下洋輔の度量には敬意を表します。 武田和命は1989年8月18日に、食道ガンのため49歳の若さで亡くなった。何故、こんなに良いテナーが殆ど無名のまま死ななければならなかったのだろうか。かなり貧窮の中で演奏し続けたと聞くが、拙者、生の演奏を見に行くべきであった。京都で演奏するようなこともあったのだろうか。後悔先に立たず、である。山下トリオ時代の音の良いライブが発掘されないものだろうか、という淡い期待を抱いている。もっと武田和命が聴きたい。 ▲
by jazzamurai
| 2007-12-19 01:16
| 無節操 ジャズ三昧
![]() Derek Bailey (e-g,g) A1.Lot74 (22:00) B1.Together (2:15) 2.Pain in The Chest? (3:00) 3.Planks (4:00) 4.In Joke (Take 2) (4:00) 5.Improvisation 104(b) (6:00) デレク44歳の名演、名盤。一人即興演奏。 アンプとエレキ・ギターだけで作られる世界で、この音世界はこの瞬間以前には聴かれなかったし、これからも聴かれることはないだろう。 全ての曲が完全な即興演奏で、タイトルも即興的にデタラメにつけられた。 A面のアルバムタイトル曲の演奏が人類史上、最高に素晴らしい。ピックアップの拾い方でそうなるのかもしれないが、左右にめまぐるしくパンするエレキ・ギターの躍動感。アップダウンの瑞々しさ。ストーリーも、一過性の盛り上がりも無く、瞬間瞬間、何もない所に、飛び込んでいく潔さ。それが大洋だろうが太陽だろうが、気楽に泳いでいるような爽快感。 完全な自由の中にある、強烈な緊張感。恐ろしく広いダイナミズム。始まりもなければ終わりもない。ただ、中断があるだけの記録。素晴らしい、個の輝き以外の何物でもない。 だが拙者、最初、これを聴いた時は情念だと勘違いした。こういう無調の音を音楽として聴こうとした時、どろどろとした情念だと思って聴こうとした。だが、これは黒人開放運動と深く結びついたアメリカのフリージャズにあるような、情念から生まれた音ではない。極めて西洋的な考え方の行き着く先の、合理的なアプローチから生まれた音だと思う。 即興演奏の可能性の極地にある、何のイディオムにも属さない、完全なアナーキーなのだ。 拙者の大好きな、ブルックナー的なものの全く正反対のものだ。だが、この究極的にハイデッガー的なやり方も、拙者は大好きなのだ。 B面の短い演奏もそうだ。録音した場面が異なるだけで、“スタイル”は何も変わらない。だが、奏でている瞬間が異なるだけで、こうも立ち上る臭いは異なるのか・・・・。素晴らしい。 拙者、デレクの演奏は何枚か持っているが、全てレビューできるか、疑問。だって、やっていることは徹頭徹尾、何も変わらない。何時何処であろうと、デレクはデレクであるだけだ。場面が異なるだけで、どの演奏が好きだとか、何故かあまり聴かないなあとか、それ位の印象の違いがあるだけで、デレクは何時も素晴らしい。だから、きっと、どのレビューも「素晴らしい」の一言しか出てこないだろう。 ▲
by jazzamurai
| 2007-12-13 00:17
| 無節操 ジャズ三昧
![]() カルロス・クライバー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン交響曲第7番 A1.第1楽章 (13:30) 2.第2楽章 (08:02) B1.第3楽章 (08:13) 2.第4楽章 (08:34) 2007年8月8日発売の、ユニバーサル・クラシック完全限定プレスLP。ドイツ・グラモフォンのオリジナル・マスターテープ使用、とあります。200gの重量盤。 拙者、この人のベト5とカップリングになっているCDを持っています。2002年9月25日発売の「New Super Best 101」という奴です。ご存じの方もいると思いますが、あのジャケットは最悪ですね。真っ黒の中に荒い写真のカルロスの顔と手がグレーに浮かび上がる。お化けですよ、全く。 このCDですが、全くもって音が良くない。以前、ちょっと書きましたが、第4楽章がタッタラリラリラではなくタッタラリララ~と聞こえるわ、低弦のオスティナートが全く聞こえないわ。 ヴァント先生の指揮のベト7を聴いて、やっと納得し、「カルロスって・・・・」と疑念を抱いていた訳ですが、ninaさんから教えてもらい、その指揮姿を見て、惚れ直していました。 それで、リマスタリング・レコードが出たから買ってみました。 どうでも良いですが、今、アナログ盤が流行ってきているらしいですね。団塊の世代の人たちが退職して時間ができたこと、子どもが家を出て、リスニング・ルームを設ける余裕ができたことが理由らしいです。押入に仕舞ってあったレコードを再び聴くようになった、とのことです。 このレコードもそういう風潮の一環で出されたのかもしれません。でも、ジャケットは圧倒的にこっちの方が良いと思います。何故、CDでもこっちのジャケを採用しないのでせうか。 聴いた印象ですが・・・・、やっぱり、こういうのって、音質って怖いですね。どの音源に当たるかで全く印象は変わる。CDとは全く違う演奏に聞こえます。断然、こっちの方が良い。CDにかかっていた霞がとれて、弦の艶と切れ、ティンパニーの打音の芯と輪郭、管の突出、低弦のオスティナートのうねり、全体の音の分離、迫力、湿っぽさ、全てにおいて全く違います。これだったら、どんな方にも自信を持ってお奨めできます。曰く「カルロス45歳の名演、名盤です」と。ダイナミックな第1楽章、若々しいメランコリーの第2楽章、可愛く踊る第3楽章、バカっ速い高速の、それでいてスコーンと見通しの良い第4楽章。わわ、ちゃんと、タッタラリラリラと聞こえます。どの演奏も本当に素晴らしい。レコードの持つ情報量はバカにできませんねえ。 一方で、最近、各社から出されているクラシック名盤の安売りシリーズは、音質の面でちゃんと配慮されているのか、とても不安になりました。安いもんでつい、グラモフォンの1000円シリーズを数枚買っているんですね。そのうちのジュリーニのブルックナー交響曲第9番は問題無いように思うのですが(先日、ジャケットが三度笠師匠のお尻の下に敷かれて、皺が行ったことを除けば)、アルゲリッチは何か迫力が無いように聞こえます。もしも、その印象は品質の悪さのせいで、ちゃんとしたリマスターを聴けば実は違うんだ、ということになると、いちいち買い直していたら拙者は破産してしまいます。 ひょっとすると大音量で聴けば解決する問題かもしれませんが、都市生活をする一般市民には自ずと限界があります。 クラシック初心者としては、できるだけ枚数に当たりたいと思う反面、こういう問題があるのなら、慎重に行かなければならない。なかなか難しいです。 みなさんはこんなお困り事は無いですか? ベートーヴェン:交響曲第7番 [12 inch Analog] ▲
by jazzamurai
| 2007-12-04 21:46
| 無定見 クラシック三昧
1 |
ファン申請 |
||