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A型インフルエンザにやられておりましたjazzamuraiです。
よもや、高野川両岸の桜の蕾のも膨らんでいる頃に、罹患するとは思いもよりませんでした。 それはさておき、 いよいよ本日から、待ちに待ったプロ野球セントラル・リーグが開幕いたします。 ここで、勝負師の端端端端端くれでございます拙者が、大胆にも、2007年度セ・リーグ順位予想及びクライマックスシリーズ進出予想を行いたいと思います。 第6位 横浜ベイスターズ 予想される打線は見劣りしないものの、金城、村田、吉村以外のバッターは明らかに年齢が行っている。フル出場が見込めない中で、控えの力量はアップしていないのでは? 投手陣に至っては、採算ができるのは三浦のみ。寺原が本来の才能を開花できれば良いが、加藤、土肥は期待通りに働けるか。工藤はもう無理でしょう(出来るならそんな過小評価を裏切ってくれ)。 第5位 東京スワローズ 今年こそヤバイですよ、この球団は。何故、次から次と投手が壊れるのか。抑えが高津って、あり得ない。打線の中軸が外国人、というのも気にかかる。ひょっとすると今、チームの編成方針に哲学が無い状態では?いよいよ、野村監督時代の遺産を食い潰しつつあります。古田の後の捕手の米野も、物足りん。 第4位 読売ジャイアンツ 小笠原がヒゲを剃った段階でこの球団の浮上は無くなった。上原も完全復活は望めまい、少なくとも今シーズン中は。投手に関しては、林、木佐貫みたいに才能のあるピッチャーを便利使いして故障させる様ではダメ。野手だって、あれだけ才能ある若者がいるのに、FAは許すとして、また外国人採ってきて。由伸と尚成が怪我でもしたら、ダントツの最下位もありえる。 第3位 中日ドラゴンズ 先発陣が揃ってない。山本昌は良い投手だけれど、必ず10勝する投手とも言い難い。打線はウッズを4番に据えている限りは、得点力の拡大は望めないでしょう。中村紀?チッチッチッ、ダメえダメえ。ホットコーナーには新井弟を使わないと未来はありません。荒木・井端の二遊間はセ・リーグ最高だけれど、その称号、何時までも保つとは限らないわよん。 第2位 阪神タイガース そりゃ良いチームですよ。でもね、今年優勝したいなら、1番鳥谷、2番藤本(関本)、3番金本、4番浜中、5番今岡、6番林、7番矢野、8番投手、9番赤星でないと。はっきり申し上げて、岡田監督は某地方球団の元大物監督と同程度の力量しか無いと思っておりますので、そろそろ貯金の食い潰しの時期に入っていると察します。福原、安藤、久保田は計算が立たないのでは? 第1位 ジャジャーン 広島東洋カープ えっ!何で!拙者も驚いております。でも消去法でやって、カープしか残らんかったじゃけん、仕方ないのう。先発は右が黒田、大竹、長谷川、佐々岡が計算が立つし、左は新人の青木、同期の中日・朝倉に大分差をつけられたけど最近の切れは素晴らしい河内、進退を賭けている高橋建と揃っている。中継ぎの充実度はどのマスコミも評価している。押さえの永川は去年より状態が良いし、怪我しても横山か新人の上田が計算できる。打線は国産打線だけれど、オールマイティーな1番梵、やっとこさ低い弾道に目覚めHRを捨てた東出、3番に2000本安打直前の前田先生、4番にSB小久保の雰囲気に似てきた新井兄、5番に軸の回転のスピードアップを目指してシェイプアップした嶋、6番にアジアの大砲、栗原、7番にハンサムで内角の球捌きの天才にして奇跡を生むスラッガー緒方、8番に倉、石原、新人の中東が凌ぎを削る打線ですよ(この国産打線の潜在能力は、どのマスコミも認めている)。確かに色々不安はあるけれど、それは何処も同じこと。マーティー2年目で、前監督のポリシー無きチーム運営で損なわれた部分が、少し戻ってきた。本来なら、その成果が結実するのは新球場で、と思うが、他球団に問題が多いんだもん。冗談抜きで今年はするっとイタダキますよん。 そいで、勿論クライマックスシリーズは広島東洋カープが頂きまする。 さて、皆様の予想はどうですか? おっと、無責任三昧なので、論争は御免なすって。 ▲
by jazzamurai
| 2007-03-30 01:22
| 無頼漢 広島カープ三昧
![]() 日野皓正 (tp,fh) 日野元彦 (dr) セシル・マクビー (b) ムトゥーメ (per) A1. 暁光 2. 豊穣 3. 融和 4. 寿歌 5. 悠久 B1. 妖精 2. 終焉 ニューヨーク移住1年後の作品で、ヒノテル33歳の録音。 この男には珍しい、フルアコースティックなアルバム。 コード楽器が無く、その上ワンホーン。 実は長年所有していたにも係わらず、今週になって始めて聴いた。 どうせ呪術的な雰囲気の上っ面だけ演ってるんだろうと思っていたが、面白いレコードです。 先入観で聴かず嫌いはダメですね(何故、持っていたのか不思議ですが)。 セシル・マクビーの黒く粘っこいベースに絡んで、ポリリズムを叩き出す日野元彦の固いドラムが素晴らしい。この人、こんなに良いドラマーやったんか。知らんかった。 ムトゥーメのパーカッションも良く絡んでいる。 ヒノテルは、やっぱり音が良いですね。管がよう鳴ってますわ。 特にこの盤は、名手デヴィッド・ベイカーのエンジニアリングで、非常に音が良い。 音数もスカスカではなくて、間延びした所は無いですね。 あれれ、最後の曲はちょっとモロに神前式みたいな感じだなあ。でも、この「間」で演り切っている所はえらいなあ。 日野皓正 : 寿歌(ほうぎうた)(紙)
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by jazzamurai
| 2007-03-22 23:31
| 無節操 ジャズ三昧
いやー、恥ずかしながら行ってまいりました、京都市「伝統産業の日」イベントの「2007きものクラシックコンサート」&「2007全日本きものの女王全国大会」。
何故って、タダで京都市交響楽団が演奏するベートーベン交響曲第7番が聴けるんだもの。 但し、着物着用のこと。保育園友達のご厚意で、おじいさんの素晴らしい着物をお借りして、11時30分、京都コンサートホールに乗り込んでまいりました。 開始は、「2007全日本きものの女王全国大会」ですが、この内容は省略。 午後2時からのコンサートでは、最近のクラシックではバカ売れしているCD「のだめオーケストラSTORY!」と「のだめオーケストラLIVE!」で東京都交響楽団を振っている梅田俊明氏の指揮により、二コライの「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲と、ヨハン・シュトラウス2世の「観光列車」、「皇帝円舞曲」を聴きました。「ウィンザーの」は、オペラの序曲として、ストーリーの全体を想像させる様な起伏に富んだ楽しい曲で、面白かった。ヨハン・シュトラウス2世は、まあ、こういうイベントでは楽しいですよね。 次いで、、「2007全日本きものの女王全国大会」の表彰式を経て、いよいよベト7へ。 梅田俊明氏は、ドラマ「のだめカンタービレ」の劇中曲も振っているらしく、玉木君に指揮指導もしたとのこと。和太郎さんが、拙者の膝の上に乗って、「玉木君出てくんの?」とうるさい。 1階右翼10列目位に陣取り、さていよいよ、ドン! ・・・・って、あまり迫力がない。よくよくステージを見ると、50人編成の小規模オーケストラ。 まあ、おまけだから仕方ないか・・・・。「なあ、玉木君は?」「シー!だから玉木君じゃなくて、玉木君に教えた人!」 梅田俊明氏の指揮は暗譜で行われ、その指揮姿はなかなかのもの。演奏には切れがあって、テンポはあまり動かさない。 ただ、どれ位リハしたのかなあ。クライバーが振る程には曲は速くは無かったけれど、第4楽章はなんか、弦楽器さんが鳴ってなかった様に思いました。後、幕間でフレーズをしつこく練習してはったオーボエ?の女性、よたよたでした。 しかし、まあまあ楽しめました。第4楽章、コーダで低弦によるオスティナートから盛り上がっていく所ではやっぱり感動したし、今度は、お金を払って京響を聴きに行きたいものです。 かなんかった(関西弁で「嫌だった」の意味)のは、客。イベントだから仕方ないかもしれませんが、「ウィンザーの」が終わった所で、着物姿のご婦人達がステージ後方の席に、ゆっくりゆっくり移動するもんだから、指揮者とオケがそれを待たなければならない。あれでテンションを高めておくのは至難のワザ。 あと、ベト7が始まった後、拙者の後方でベチャベチャ喋るオバハン2名と若い女性のペアと女の子あり。そのうち、1人のオバハンに至っては、携帯電話は鳴らすわ、おまけにしゃべりだすわで、かなりびっくりした。「不滅のアレグレット」第2楽章からは静かになって良かったですが、演奏中の咳も多く、また、楽章と楽章の間で拍手が起こるのもびっくり。第3楽章終了後、第4楽章の入りの部分、みょうな拍手のせいでオケがスベってました。 まあ、教養ある着物愛好家の大人のイベントですから、「携帯は電源を切っておけ」とかアナウンスはしなかったんだろうが、それにしても京都人の品格を疑う酷さでしたね。 ▲
by jazzamurai
| 2007-03-22 04:26
| 無定見 クラシック三昧
![]() Jimi Hendrix - Bass, Guitar, Piano, Vocals, Backing Vocals, Producer, Mixing 1. Freedom – 3:27 2. Izabella – 2:50 3. Night Bird Flying – 3:50 4. Angel – 4:22 5. Room Full of Mirrors – 3:20 6. Dolly Dagger – 4:44 7. Ezy Ryder – 4:09 8. Drifting – 3:48 9. Beginnings – 4:13 10. Stepping Stone – 4:12 11. My Friend – 4:36 12. Straight Ahead – 4:42 13. Hey Baby (New Rising Sun) – 6:04 14. Earth Blues – 4:21 15. Astro Man – 3:34 16. In From the Storm – 3:41 17. Belly Button Window – 3:36 長い期間をかけて録音され、ほぼ最後の音入れとミックスダウンを残して、26歳という速すぎる死によって中断した作品。死後、この傑作達は、契約の関係でまったく関係の無いライブとカップリングされる等して切り売りされ、バラバラにされた。1997年に、親族に権利がうつり、名手エディ・クレーマーの手により改めてデジタルリマスタリングを施され、生前のジミの意向にそった形にまとめられ、発売された。傑作中の傑作(と拙者は思う)。 ルイス・シャイナーの「グリンプス」(創元SF文庫、小川隆訳。貸してくれはった、ふくちまさん、感謝!)という小説があって、主人公はタイムトリップの超能力を得て、60年代のジム・モリソン、ブライアン・ウイルソン、ジミヘンらに会い「未完の名作」を完成させ、時空を超えて録音し、海賊版として発売する、という突拍子もない話なのですが、(記憶があやふやなんだけれど、確か)ジミヘンのこれだけは、どうしても無理なのね。何回やっても主人公の目の前でジミヘンは死んでしまう。 それが、完全ではないにしろ、ほぼジミヘンの思っていた形でリリースされ、感動しましたね。 「グリンプス」の中でこの作品の事を、「ブルース、ロック、ジャズを融合した新しい音楽(New Rising Sun)になるハズだった」と評していた(はず)で、まさしくその最初の日の光が、まぶしく閃光を放っている。 のっけからバリバリ格好いいリフでヤラレル1曲目を筆頭に、捨て曲は1曲も無い。 後期のライブでお馴染みの名曲達もいっぱい入っている。 部分的には音の薄い部分や、ボーカルがガイドみたいな素っ気ないテイクもあるけれど、十分にジミの意向は分かるし、歌声からは独特の濃い味が出ている。時間をかけたスタジオ録音として、彼の天才性が最も詰め込まれた録音群ではないのかな。 しかし、amazonに在庫が殆ど無かったけど、これを聴かないで何を聴くの? (トム・E・ヨークは別として)新しいロックに殆ど興味の無い拙者としては嘆かわしい限り。 こんなに素晴らしいロックがここにあるのに、なんでみんな、100円ショップのプラスチックのバケツみたいなJ-POPばかり聴いてるのかなあ。 ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン
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by jazzamurai
| 2007-03-20 05:01
| 無頓着 男性歌手三昧
![]() Chick Corea - Piano Dave Holland - bass Barry Altschul - Drums 1.Toy Room (Holland) – 5:51 2.Ballad I (Altschul, Corea, Holland) – 4:17 3.Rhymes (Corea) – 6:50 4.Flesh (Corea) – 6:06 5.Ballad III (Altschul, Corea, Holland) – 5:34 6.Nefertiti (Shorter) – 7:05 add 7.Blues Connotation (Coleman) – 7:17 8.Ballad Ⅱ (Altschul, Corea, Holland) – 6:36 9.Drone (Altschul, Corea, Holland) – 22:20 チック・コリアが電化マイルスの下を去った後、録音した盤で、バリバリのフリー・ジャズです。 拙者は朝、出勤したら何時も更衣室で戦闘服(スーツ)に着替えるのですが、大概、同じ時間に着替えている同僚がいて、何時も音楽の話になります。 その人と今朝、何の気なしにチック・コリアの話になって、 チックの盤の中で一番良いのはこれではないか、ということで意見が一致した。 チック・コリア29歳、デイブ・ホランド24歳、バリー・アルチュル27歳。 若く、野心的な3人が紡いだ瑞々しい、濃密な即興演奏。 1曲目、ホランドの書いた可愛いテーマから、おもちゃ箱をひっくり返した様な錯乱に。 2,5曲目は完全即興だが、まとまった感じのする落ち着いた演奏。 3曲目はかなりイッた感じのチックのソロの後、ホランドとアルチュルのソロが素晴らしい。 6曲目は有名なショーターの曲だが、オリジナルのマイルス・カルテットの演奏ではテーマの合奏だけしかしないことで有名。 ここでのトリオは、まともにテーマを演奏せず、テーマを素材に即興演奏だけを行う。 部分的には4beatになる部分もあり、そこがまたスリリング。 時には激しく爆発するアルチュルのドラムは全体的に控えめ。 ホランドの演奏には、やはり説得力がある。チャーリー・ヘイデンと並んで、最強の野太さ。 追加の3曲も良いですね。特に9曲目は、ちょっとインド風が宜しい。 やっぱり、これと「ARC」かなあ、後は、「ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブス」かなあ。 「リターン・トゥー・フォーエヴァー」はちょっとねえ・・・・。 チック・コリア : ザ・ソング・オブ・シンギング+3(紙ジャケット仕様) この盤はまあまあ音良いですよ。 ▲
by jazzamurai
| 2007-03-17 00:48
| 無節操 ジャズ三昧
![]() 1.Giant Steps –4:43 2.Cousin Mary –5:45 3.Countdown –2:21 4.Spiral –5:56 5.Syeeda's Song Flute –7:00 6.Naima –4:21 7.Mr. P.C. –6:57 Alternative takes 8.Giant Steps –3:40 9.Naima –4:27 10.Cousin Mary –5:54 11.Countdown –4:33 12.Syeeda's Song Flute –7:02 13.Giant Steps –3:32 14.Naima –3:37 15.Giant Steps –5:00 Recorded May 4 and May 5,1959:1–5,7,10–12,15 John Coltrane — tenor saxophone Tommy Flanagan — piano Paul Chambers — bass Art Taylor — drums Recorded December 2,1959:6 Wynton Kelly — piano Jimmy Cobb — drums Recorded April 1 or March 26m,1959:8,9,13,14 Cedar Walton — piano Lex Humphries — drums 傑作中の傑作にて、コルトレーンを聴きたいならまずこれを買いなはれ、という名盤。 手堅く、また音数の少ない手練れをバックに32歳のコルトレーンが吹きまくる。 それもキャリア上、初めて全曲オリジナルの意欲作。 短い優れたオリジナル曲の中に自分の魅力をググッと詰め込んでいて、無駄がない。 1曲目、題名通りの積極果敢な溢れ出るフレーズに圧倒。 4曲目、アドリブから始まるが、本当に迸ってます。 6曲目はその時の奥さんに捧げたバラードで、ジャズ史上の名曲。 7曲目は共演者のベーシスト、ポール・チェンバースに捧げられている。 チェンバースの演奏は手堅くて野太く、素晴らしいですな。 共演者は、この作品におけるコルトレーンの意図がよく分かっているのか、 バッキングに集中している感じで、名盤にトミフラありのトミフラの演奏もおとなしい。 さて、この盤が素晴らしいことは拙者、20年も前から知っていましたが、 写真の紙ジャケを買うまでは、ちゃんと持っていなかった。 というのも、1995年にRhinoが出した「コンプリート・アトランティック・レコーディング」 を持っていたからです。 しかし、録音年月日順に並んでいるコンプリートものはやはり聴きにくい。 オリジナルの曲順に並べ替えてCD-Rに焼き直して聴いてみると、やっぱりその方が良い。 ということで、Rhinoがリマスターした24bitリマスター紙ジャケに買い換えた訳です。 結果、このアトランティックのリマスターシリーズは、音が良くて気に入っております。 (そら、アトランティック原盤には負けるでしょうが) それと、この作品には、オルタネイト・テイクがたくさん入っています。 「ジャイアント・ステップス」って曲は、コード進行が普通のブルースの進行じゃないらしく、 最初に録音したシダー・ウォルトンはまともに弾けなかったらしい。 確かに8、13曲目聴いてるとお粗末ですもんね。 でも、これらオルタネイト・テイクでもコルトレーンは全力投球で、一聴の価値ありです。 あー、レコードも欲しいなあ。 ジョン・コルトレーン : ジャイアント・ステップス(+8)(紙ジャケット仕様) ▲
by jazzamurai
| 2007-03-15 13:13
| 無節操 ジャズ三昧
![]() 山下洋輔 (p) 坂田明 (as, cl) 森山威男 (ds) A1.ミナのセカンド・テーマ B1.ミナのセカンド・テーマ(続き) 2.クレイ 同トリオ初のヨーロッパ・ツアーのライヴ盤で、硬派で知られるENJAからのリリース。 言わずと知れた、名高いフリージャズ・イベント、メールスでの演奏である。 まあ、この演奏を初めて聴けば、自ずと「カミカゼ」とかいう言葉が出てきても仕方無いですね。 山下トリオが好きな人は、坂田明+森山威男時代を最強と思っている人が多いはず。 特に、森山威男のこの疾走感と切れ味は本当に凄いですね。 この盤は、はっきり言って音が悪くて、ピアノの音は最悪ですが、太鼓の音が良い。 肉体派フリージャズなんて、という言い方もありますが、やっぱり格好良いです。 A面、重暗いコードに導かれて、クラリネットがテーマを吹くと、ピアノソロへ。 左手が重い録音のおかげで、悪い音でも不敵な雰囲気が醸し出される。 ドラムが加わりデュオ、ピアノが抜けてブラシによるドラムソロ。 ブラシが壊れるんじゃないの、と思えますね。 クラリネットが入ってトリオ、そして、ソロに、またトリオになってエンディングに向かう。 森山威男作のB1は、カシアス・クレイ=モハメド・アリをテーマにしたもの。 サックスの音がちょっとチャルメラ入っているけど、凄いスピード感ですっ飛んで行きます。 ・・・・くさしてますけど、拙者が初めてちゃんと山下トリオを聴いたのは、この盤。 サックスとピアノの音をよく聴いて、間にガチッとフィルを入れる森山威男の演奏は、 フリーの概念からすると、後退しているのかもしれませんが、この人の誠実さでしょう。 拙者は大好きです。あ、この時期の山下洋輔の真っ黒な音も大好きです。 もちろん、坂田明の音のでかさとタンギングの強烈さも。 演り散らかしているようでいて、テンションが緩んでいる所は全く無い。 スピーカーの前で座って聴いても良し、頭振って聴いても良しの傑作です。 Yamashita Trio : クレイ ▲
by jazzamurai
| 2007-03-12 23:09
| 無節操 ジャズ三昧
![]() ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調 Ⅰ~Ⅳ 交響曲第8番ヘ長調 Ⅰ~Ⅳ 交響曲第9番二短調「合唱」 Ⅰ~Ⅳ まだまだマイブーム継続中のクラシック。 最近、とみに気になる存在が、この眼力の強いジジイ、ギュンター・ヴァント。 1912年1月7日生まれ、2002年2月14日没。 1946年、ギュルツェニヒ管弦楽団、ケルン放送交響楽団等を指揮。 1982年、北ドイツ放送交響楽団を指揮。90年以降、急速に名声を高め、1995年、カルロス・クライバーの代役として、ベルリン・フィルに客演したシューベルトの交響曲第8番「未完成」、第9番「グレイト」によって一気に人気が出たというが、その時すでに83歳だった。 もともとシューベルトの「未完成」が好きな拙者が、何となくアマゾンで高評価の上記ライブを買って聴いてみた所、甘さを排した凛々しい演奏に感服致しました。 一方、「のだめカンタービレ」の影響でベト7(ベートーベン第7番)が好きになった拙者、アマゾンで最も評価の高いカルロス・クライバー(この辺りが、何とも運命的ですな)の第7番を買って、ますますこの曲にベタ惚れしてしまった。初演は1812年、「ワーグナーをして「舞踏の神化」と形容された生命感溢れる作品。各楽章ともそれぞれ基本となるリズムによって貫かれている」作品で、非常に”ロック”です。 それで、カルロスのベト7ですが、軽やかで若々しいロックな感じで評判通りとても良いのですが、拙者の好きな第4楽章のテーマが、タッタラリララ~タッタラリララ~って、どうもフレーズの最後が不明瞭に聞こえるんですよね。 それが気になっていたことと、このヴァント翁が気にかかっていたことが重なって、今回のベト全集Ⅲを買ってみたわけです。 本日、聴き通してみましたが、メチャメチャ良いですね、これは。やっぱり、ベト7の第4楽章はタッタラリラリラタッタラリラリラやったんですわ。アーすっとした。 ヴァントという人は、作曲家の直筆符にあたって作曲者の意図に迫るということと、テンポに厳しい、ということが特徴的といわれています。 はっきり言って、素っ気ないというか、妙な間や、意図的な盛り上げとは無縁の指揮者です。 でも削ぎ落とした音像から、曲の生が見えてくるような、清水でざばっと洗ったようなダイレクトさが出てくるようで、インパクトがあります。 特にこの第9には、拙者、いたく感動いたしました。歓喜の絶頂に至る最後まで、抑制されたテンポによって、オケが良く鳴っているように思えます。傑作です。 ギュンター・ヴァント : ベートーヴェン:交響曲全集III~第7番・第8番・第9番「合唱」
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by jazzamurai
| 2007-03-09 17:41
| 無定見 クラシック三昧
![]() Steve Lacy(soprano sax) Eric Watson(piano) 1.Peggy's Blue Skylight 2.Self Portrit Three Colors 3.Nostalgia in Times Square 4.I X Love 5.Reincarnation of a Lovebird 6.Pithycanthropus Erectus 7.Free Cell,Block F... 8.Goodbye Pork Pie Hat 9.Remember Rockefeller at Attica スティーヴ・レイシーによる、チャールス・ミンガス名曲集。ライブ録音。 ミンガスの書く曲はこんなにも美しい、ということを再認識できる名演。 冒頭の「ペギーズ・ブルー・スカイライト」の美しいテーマを、レイシーの膨らみのある豊かな音で聴けるだけで、幸せですね。 5曲目、「ラブバードの蘇生」については、スリーブにレイシーによるメモがある。 「僕はチャーリーに、この曲を如何に愛しているか話した。クラブのキッチンで、幕間にチャールス・マクファーソンが僕にこの曲を教えてくれた。ミンガスは僕を聴き、次のセットでバンドと一緒にこの曲を演奏させた。僕は十分演った。彼は次の日、ビッグ・バンドのリハーサルに来るように言った。僕が着くと彼は困惑していた。「ソプラノのパートが無かったんだよ」彼は完全な本を書き直さなければならなかった。私はそれを知った! 愛しているよ、ミンガス、忘れられぬ巨人」(誤訳たぶんあり) チャーリー・パーカーへのオマージュであるこの曲を、レイシーがミンガスに好きだと語ったエピソードを知るだけで、拙者、胸がきゅーんとなります。 エリック・ワトソンのピアノ・ソロの後に、レイシーの独奏がある。さすがに見事な説得力! 6曲目、「直立猿人」のメロディの良さも再認識できる。 8曲目、「グッバイ、ポークパイハット」ではレイシーはテーマのみを演奏。何とも言えない寂寞感を表現している。 エリック・ワトソンのちょっとこねた様なソロは好き嫌いがあるかも(拙者はちと苦手)。 レスシーがモンク作品をこよなく愛し、演り込んでいることは有名だが、ミンガス作品についてもここまで演り込んでいたとは。 逆に、何故、この1枚しか残さなかったか、疑問が残るが、名盤と言って差し支えないでしょう。 Spirit of Mingus ▲
by jazzamurai
| 2007-03-07 05:07
| 無節操 ジャズ三昧
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by jazzamurai
| 2007-03-06 01:21
| 丸腰日記
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