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![]() 通算13枚目。1982年2月21日発売。 A1.My Man 2.港町 3.ちょっと長い関係のブルース 4.貧乏な暮し 5.グッド・バイ B1.ふたりの女のうた 2.今夜はおしまい 3.夜 4.LONESOME ROAD 今年もライブによく行った。 blue note kyoto の最終日のライブにも行った。 森山威男さんdrと板橋文夫さんpfのデュオ、良かったですね。 ドラムが歌ってた。 最後「good bye」も聴けたし、大満足。 というか泣けたわ。 森山さんが「この曲に歌詞をつけて歌いたい、と浅川マキが言ったんです。一緒にやることはできませんでしたが、本当に良い曲です」と言い、板橋さんは「good bye」を弾く。 聴けると思ってなかったし、かなり涙腺に来ました。 その浅川マキが歌う「good bye」が入ってるのが、この盤のA4です。 マキの側を通り過ぎて行った、男達を歌った、バラード。 “誰も知らない抜け道を急ぐ あなたがみえる” とは、自分しか生きられない生き方を性急に生きた、という意味かな。 きっと彼女の側を、幾人もの若者が過ぎて行ったのだろう。 その中には、阿部薫の名前もあるに違いない。 聴く度に、胸が詰まる。 それはそうと、うちのプレーヤーと針、さ行が歪むなぁ。 マキの歌い方がアレだから、余計聞き苦しいわ。 交換アンドカートリッジ位置の調整が必要そうだ。 マイ・マン(紙ジャケット仕様)
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by jazzamurai
| 2016-12-07 22:33
| 無抵抗 女性歌手三昧
![]() ![]() ![]() 買ってしまいました。 modern harmonic社製の再発盤。 この盤を一言で表現するなら、メランコリックという言葉が一番似合う。 ジャケ写そのままの内容です。 曲はトーチソングばっかり。 けど、死にそうにブルーというわけではない。 声がふくよかで、懐が深い。 本当に良い、ボーカルなんですけど。 この作品はEDISON社が発売した、知る人ぞ知るの超マイナー盤でして。 originalの数が少ない。中古で買おうとしても、まず状態の良いものがない。 それでも、monaural盤はマシなんですよ。まだ探しやすい。僕も持ってます。 状態のあまり良くないのと、ちょっと良いのの二枚。 でもこれのoriginal stereo盤は最悪でね。 元々から剥離が失敗、つまり風邪ひき盤なんですよ。 これは多分一部では有名な話だと思います。 僕もそのことは以前から知っていたのですが、この盤が大好きなので、辛抱たまらんようになって、買ってみたのですが、凡そ鑑賞に堪えるような代物ではなかったですね。 で、10年近く前に出たペラジャケの再発盤を買ってみたのですが、それはCD音源をLPにしました、って感じのなんだかヨソヨソしい音でした。 ジャケ写の再現度も低くて、なんか、例えるならOJC再発盤みたいな感じでした。 いや、OJC再発盤もそれなりに良いんだけどね。 で、今回のmodern harmonic盤ですが。 外装のビニールに貼ってあったシールによると、original tapeからのプレスとありました。 はっきり言って音が良いです。 聴きたかった音だわ。 これは良い盤です。 こんなん出てるって知って、すぐさまポチって良かった。 こんな良い音でstereo盤を聞くことができるとは……。 最近のLPのプレス技術はやっぱ凄いなぁ。 とにかく、探していた方はこれを買っておいた方がいい。 盤もカラーでオシャレだし、ラベルもoriginal stereo盤のデザインだし。 もう一枚買いたいくらいです(何種類何枚買うねん……) ▲
by jazzamurai
| 2016-09-05 19:03
| 無抵抗 女性歌手三昧
![]() A1.If I Could Be With You (Johnson-Creamer) 2.It's Good To Want You Bad (Bobby Troup) 3.Go Slow (Garcia-Kronk) 4.A Room With A View (Swan-Stillman) 5.Nearness Of You (Washington-Carmichael) 6.Alone Together (Dietz-Schwartz) B1.I Wanna Be Loved (Rose-Heyman-Green) 2.Snuggled On Your Shoulder (Lombardo-young) 3.You're My Thrill (Gorney-Clare) 4.Lover Man (Davis-Ramirez-Sherman) 5.Body And Soul (Heyman-Sour-Eyton-Green) 6.Make Love To Me (Gannon-Mann-Weiss) 5作目らしいです。30歳か31歳の時の録音。ストリングスはRuss Garciaという人。 ジュリー・ロンドンをジャズだと思ってはいけない。ジュリー・ロンドンは、ジュリー・ロンドンを好きな人間にとって、ただそれだけの存在だ、と思う。 つまり、講釈をする必要はない。開き直って、ただ好きですというしかありません。 なんせ、この声が大好きなのです。拙者、声の低い女性に弱いのです。声が低くてハスキーであれば、もう敵いません、って感じ。 全く系統が違うけど、ジャニス・ジョプリンとか、ダグマー・クラウゼとかも大好き。 ジュリー・ロンドンの場合は、加えてこの芳醇な色気が凄いです。アラフィフのおっさんとしては、包み隠さず言うなら、たまらん良いです。 でも、実はこの方、この時既に、二児の母親なんですよね。一時期主婦業に専念してたのに、俳優の夫と離婚して、歌手業に復帰した強者だという。気合いが入った色気やと思う。 さて、この盤ですが、タイトル通り、甘甘の甘甘です。聴く人に延々と私を愛して、と歌ってくれる。時には色っぽく、時には可愛く、時には寂しそうに。 時々、エンディングにハスキーなつぶやきが入っていて、ちょっとぞくっとします。きっと、全世界のおっさん達の股間、いやいや、心をじ〜んと熱くしていることと思います。 例えば、日本では、30歳位の女優さんであって、声もいい人、例えば、蒼井優さんとかが、世のおっさんのために、バラード集を録音してくれるなんてことはないわけでしょう? 昔、桃井かおりとかが歌ってくれたりしたのはオリジナルだったし、なんだろう、単純に適度な色気でノスタルジックに和ましてくれる盤は日本には現在ない訳です。 まあ、拙者もこの年になるまでは無用だった訳ですが、ひとたび針を落とせば、30分位、愛の歌をしっとりと歌ってくれて、最後にお会計を迫ったりしない存在というのは、非常に貴重です。 まあ、たまにしか聴きませんけどね。 でも、聴きたい時もあるのです。すみませんが、お許しください〜。 ということで、今日は振替休日を頂戴しています。この盤ね、実はB1の最後、ボーカルが実にいい具合にI WANNA BE LOVED…と歌っているところで、 針飛びしていました。そこだけが唯一の欠点でして、今日も聞き終わった後、飛んだ直後に止めて逆回転させたりして、通過しないかやってみたのだけれど、ダメだった。そこで、ダメもとということで、ルーペでキズの状態を確認しながら、待ち針で当たる部分をこすったり、押さえたりしてみました。 すると、…通過しました!もう、見事に。良かった〜。ということで、今日のアップは、針飛び箇所通過記念です。 メイク・ラヴ・トゥ・ミー(紙ジャケット仕様)
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by jazzamurai
| 2013-02-18 15:11
| 無抵抗 女性歌手三昧
皆様、非常にご無沙汰しております。
明けまして、おめでとうございます(って、幕の内もとっくに過ぎていますが・・・・)。 言い訳しますとね、このBlogの更新がままならなくなったのは、夜更かしができなくなったことが原因だと思われますね。 というのも、拙者、以前は午前8時に起きりゃ、ゆうゆう始業時間に間に合ってたんですよ。だから、就寝時間は午前1時~2時で十分だった訳です。 ところが、夏の終わり頃から和太郎さんの野球の朝練に付き合いだしたものだから、朝6時半には目覚ましかける訳です。 そうすると、寝るのは0時前後。しかし、午後10時半位までは「早う宿題やれ」だの「早う公文やれ」だの、「One Piece」の鑑賞会だの、もう全然時間が無い訳です。 まあ、楽しいから良いですけど。 ところで、先日、ヤフオクで長い間店晒しになっていたMarie Mcdonaldの「The Body Sings」という、ジャケットが有名なレコードを2,000円という安価で買いました。 このレコード、全世界のお色気ジャケットコレクター、ちがうちがう、女性ジャズボーカルコレクターの垂涎の的らしく、やたら高いのね。にも関わらず、2,000円だったのは、 ![]() ![]() ![]() ご覧の通り、ジャケットがボロボロだったから・・・・。表ジャケに剥がれが数か所。特に、このジャケットの大きな売りである足の剥がれがコレクターの心象を悪くしているのでしょうね・・・・。 それと、下辺はほぼ全割れ、上辺も半分まで割れ、背は下半分が粉々でした。 さて、年末の暇だった日に、このジャケットの補修をやってみました。 ![]() まず、背景を塗ります。黒に少々白を加え、少し赤味も加えます。パレットが無かったので、いらないCDプラケースを代用。 ![]() ここまでは、まあ、できるわな。問題は足です。 ![]() ごめん。やっぱり火傷したみたいな程度にしか治せません。 ![]() ということで、今回はここで止め。また気が乗ったら、やり直すかもしれません。ツヤを出すため、クリアーのコーティングもしてやる必要あるかな。 次は3辺です。 ![]() 下辺はかなりボロボロ。この断片を丁寧につなげて貼ります、などという時間は拙者にはありません。 なので、剥がれかけの部分はカッターでそぎ落とします。わはは。 ![]() キレイに剥がされました。というか、このジャケット、上辺、下辺は下地を丸め込んでいなくて、貼りだけで上辺、下辺が形成されています。こりゃ、すぐ割れるに決まってます。 お次は、画材屋さんで売っている、日本画の紙をボードに貼るための水性糊の付いた紙テープの登場です。これは、あるジャズ喫茶のマスターに教えてもらった技です。 このテープは水で濡らすと恐ろしく粘着力がでます。乾いたら接着面は固くなります。湿気のあるところに巻を放っておいたら、固形に固まってしまうそうです。素晴らしい。 ![]() なので、テープを濡らすと扱いに困るので、ジャケットの中の片方を濡らし、半分貼って、少し時間を置いてテープを折り返し、ジャケットの中のもう片方を濡らして貼り付けます。このテープは鋏では容易に切れますが、ちぎるのは力がいります。頑丈なので、ジャケット補修に最適です。 上辺はカバーの断片が殆ど残っていたので、下辺と同様に貼り付けてから、カバーの断片を巻き込んでやりました。背は、表題が残っていた上部だけ巻き込んでやりました。 画像はありませんが、たっぷり目の木工用ボンドで貼り付けた後、水を含んだガーゼで撫でて、余計なボンドをふき取ります。ジャケの断片で隠せなくてボンドが露出している場合は、サランラップでラップ療法をやります。 ![]() 乾くの待つ間に、ジャケットの染み抜きをします。キレイで、使い道のない布(拙者は着古しのTシャツを使用)にリゲロンを垂らし、拭き拭きします。ただし、拭き過ぎに注意です。色が抜けます。破損個所も触らない方が良いです。汚れが染み込みます。また、カビ系の紙魚はとれません。 ということで、以下、出来上がりです。というのは、嘘で、画像はPhoto Shop 7で加工しました。これ使えば火傷も治せるんですけどね・・・・。 ![]() Marie McDonald(vo), Hal Borne(orchestra director) A1.Embraceable You 2.How Deep Is The Ocean 3.You'll Never Know 4.I Got It Bad (And That Ain't Good) 5.Bill 6.Paradise B1.These Foolish Things 2.Don't Blame Me 3.It Had To Be You 4.He Took Me By Storm 5.I Don't Know Why 6.Falling In Love With Love さて肝心の盤ですが、水で拭いたらそこそこキレイで、出品者の評価はVG/VG+でしたが、まあVG+/VG++位はあげても良いかな、という感じでした。 wikipediaで調べると、マリー・マクドナルドは、1923年7月6日生まれ、1965年10月21日死去で、42歳で亡くなっている。「ボディ」との愛称で呼ばれて、「美しいボディ」で知られているアメリカの歌手兼女優だった。奔放な私生活で知られ、drugのoverdoseで死亡した、とあります。 盤の内容は・・・・、ジャケットの印象からは全く窺い知れない、落ち着いた、50年代のハリウッドの音楽って感じです。ただねえ、アレンジがゴージャス過ぎて、なんだか落ち着かないというか。それと、拙者、声が低い女性は大好きなのですが、ちょっと低すぎかなあ・・・・。 何だか違和感、感じます。芝居がかってるんですよね、何だか。装丁と盤と声が、パッケージとして全部一致しない感じ。 これ聴いてほっこり、という感じはしないです。34歳の女性の声という感じはしない。なんだか、もっと、やさぐれた影を感じます。悪くはないんですけど・・・・。 ということで、拙者としては、洒落で持っている位は良いか、って感じで、2,000円で丁度だと思います。
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by jazzamurai
| 2012-01-16 23:29
| 無抵抗 女性歌手三昧
![]() A1.I'm a Fool to Want You 2.For Heaven's Sake 3.You Don't Know What Love Is 4.I Get Along Without You Very Well 5.For All We Know 6.Violets for Your Furs B1.You've Changed 2.It's Easy to Remember 3.But Beautiful 4.Glad to Be Unhappy 5.I'll Be Around 6.The End of a Love Affair Billie Holiday, vocal/Ray Ellis, arranger and conductor/George Ockner, violin and concertmaster/David Soyer, cello/Janet Putnam, harp/Danny Bank, flute/Phil Bodner, flute/Romeo Penque, flute/Mel Davis, trumpet/J.J. Johnson, trombone/Urbie Green, trombone/Tom Mitchell, trombone/Mal Waldron, piano/Barry Galbraith, guitar/Milt Hinton, bass/Osie Johnson, drums/Elise Bretton, backing vocals/Miriam Workman, backing vocals ビリー・ホリディは1915年4月7日生まれ。本盤は43歳になる年の録音。「すべてが片思いの恋歌」で占められた、ラストから2枚目の盤。 拙者は昔からビリーが好きだったのですが、最近になってレコードでちゃんと聴く様になるまで、しっかり好きではなかったのだ、と思います。 どうも、この盤がもたらす、差別と戦い、多くの恋に傷つき、破天荒に生き、クスリとアルコールのせいでボロボロになり、しかしなお、拙者の心を捉えて放さない、晩年のビリーの声、この声のみの印象と、そのストーリーだけで好きだった、という感じがするからです。 最近、複数のジャズ喫茶、バーでより若い頃のビリーのレコードを聴かしてもらうにつけ、彼女の声のキュートさ、輝かしさ、上手さを知り、自分でもちょこちょこ買うようになって、やっと晩年のストーリーなしに、彼女に接することが出来るようになった、と思う。 ということで、いずれは若い時の盤も取り上げていきたいと思うのですが、なんせきっと、一家言持っている人も多かろうから、ちょっと構えちゃいますね。 さて、晩年のこの盤は、なんだかんだ言っても傑作です。それこそ、生涯をかけて聴く価値があります。やはり、酸いも甘いも潜り抜けた大人の男女に聴いて頂きたい。 晩年と言っても、今の拙者より4歳も若いのですが、かなりおばあちゃんの声です。そりゃ声はびっくりするほど酷いだみ声ですよ。その声と艶やかなストリングス、女性コーラスの前面で、狭い音域で歌われるので、最初はあっけにとられるかもしれませんが、でも、A1「恋は愚かというけれど」を聴き終わった時点で、あなたはビリーに心を鷲掴みにされて、動けなくなっているはずです。 そして、A3「あなたは恋を知らない」を聴いた時点では、若き日に失った恋の一つや二つも思い出し、少し年齢を重ねた自分を改めて見つめて、ぐっと涙を堪えることになるかもしれません。だって、こうやって書いているだけで、拙者、ちょっと涙が出てきていますから。なんせ、ビリーの後に出てくるメル・ディビスのトランペット・ソロの輝かしさといったら!若き日の迸る思いを乗せているかのようです。 A4「あなたなんかいなくても、ひとりでやってける」。何時も"What a fool am I"のところが大好き。A1、A4はシナトラの愛唱歌なんですね。拙者、シナトラが自分の人生に関係あるとは思っていなかったので、改めて知ってびっくりです。 B面も名曲が続きます。レイ・エリスのアレンジはどの曲も煌びやかで素晴らしいのですが、通して聴くと同じ調子に聴こえちゃう所がちょっとだけ難点かな・・・・。でも、聴いている内に、最初の強烈な違和感は消えうせ、一人の恋多き女性が、素晴らしいオケをバックに、過去のラブストーリーを語りかけるように丁寧に歌うメランコリックな雰囲気を、和みながら聴いているというわけです。 全ての皆様に手放しでお勧めするわけではありませんが、ぜひ聴いて頂ければと思います。そして、対峙する様に、ではなく、もっと気楽に、晩年のビリーの歌に、接して欲しいと思います。 なお、拙者が持っているのはmono盤の6eyeプロモ(ちょっとだけ自慢。でもジャケは結構ボロボロ。photoshopで補正しました)なのですが、stereo盤も欲しいなあと思っています。CDは4曲程追加されていますが、なんだかだれちゃう感じがするので、やっぱりレコードの方が良いように思います。 レディ・イン・サテン+4 ▲
by jazzamurai
| 2011-09-03 12:45
| 無抵抗 女性歌手三昧
![]() 5枚目。プロデュース・編曲:坂本昌之 01.A WHITE WHALE IN MY QUIET DREAM 02.陽炎 03.X 04.ストーリーテラー 05.STEAL THIS HEART 06.I Pass By 07.帰り路をなくして 08.Losing a distance 09.ラストメロディー 10.蛍 11.VENUS 長文書いてたのに消しちゃった・・・・。なので簡単に。 8月18日に、知人男性に顔を殴られて顔面や肋骨を骨折したらしい。怪我は治癒しているらしいけど、大丈夫なんやろうか。昔、バイクで事故った時期みたいに、自暴自棄な生活をしているのではないだろうか・・・・。 ということで、本盤は傑作です。・・・・「傑作です。」とレビューしてやろうと思って目の前のCD棚に置きっぱになっとった。 ホントに、傑作です。youtubeのPV見てあげてください。声が良く出ているでしょ。拙者の苦手なカントリーテイストが引き気味で、曲調に起伏がある。恋愛色が薄くて、内証的なメッセージが以前より落ち着いて歌われるとともに、声が出ている。彼女の得意な、しっかりした質量の声が。 まー、前作「Las Vegas」よりはよっぽど声が出ている。Limiterが開放されたような、彼女独特な迫力がある声が聴ける。それだけでも、彼女を聞いてきた者としては、ホッとする。 2003年に声帯結節をやってから、心配やったしね・・・・。 「07」~「11」までが、非常に良いですね。 彼女とは、一体、どんな歌歌いなんだろう。 きっと、根回しや、腹芸の出来ない人なんだろうな、と思う。 椎名林檎のように、会社構えて、プロジェクトでやっていくタイプじゃ絶対にないな。 「作品制作においては、鬼束自身は、デモ音源を音楽プロデューサーに渡した後は一切楽曲の制作工程(アレンジやアルバム収録曲の選定や曲順決め等)には関与しない方針を貫いている」ということらしいから。 でも、それじゃ何時も丸裸でいるのと同じじゃないか、とも思う。 カリスマとしての彼女、Iconとしての彼女、グラビアの女としての彼女、ゴシップクイーンとしての彼女・・・・。 でも結局、彼女は宮崎県日南市南郷町出身の、地方(ごめん!!)の子なんだと思う。 それが何で、カントリー風味の曲に不似合いなキツイ言葉が散りばめられた歌詞と、怒気を帯びた声の歌手になったんだろう・・・・。不思議だ。冗談だと思っちゃうよ。 でも、冗談じゃなくて、何時も本気の全力投球なんだろうな・・・・。 不思議だか、デビュー当時から彼女を支持してきた拙者としては、もう何だか、何処までも見守るしかない、気がしてきた。ボロボロになった、としても・・・・。とても、サルベージできる訳はないが・・・・。 信頼できる友達は周囲にいるのだろうか。落ち着いて、色々なことを一緒に考えてあげられて、決してお互いが傷つかないような、そんな友達はいるのだろうか。 ある種の人間は、どんな肉食動物より残酷だから。特に欲にまみれた、ゴシップ好きの人間は。満腹を知らず、どんどん食べ散らかすんだ。特に、彼女みたいな生け贄は、彼等にとって美味しいに違いないから・・・・。 とにかく、典型的な悲劇が、何時か繰り返されないことを切に願う。それじゃ陳腐だよ。 どうか、人生のダ-クサイドに流されないで。必要な時は逃げて。そして、友を見つけ、力を蓄えて、あなたの好きな四字熟語、「疾風怒濤」の力で復活し、圧倒してくれることを願っている。 DOROTHY
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by jazzamurai
| 2010-09-15 00:34
| 無抵抗 女性歌手三昧
![]() Julie London (vo) Andre Previn (arr,cond,p) Monty Budwig (b) Frank Capp (ds) Wilbur Schwartz (fl) Catherine Gotthoffer (harp) A1.Makin' Whoopee 2.It Could Happen To You 3.When I Fall In Love 4.It's A Blue World 5.They Can't Take That Away From Me 6.Once For My Baby B1.Angel Eyes 2.Love Is Here To Stay 3.The More I See You 4.A Stranger In Town 5.Two Sleepy People 6.Learnin' The Blues えー、大変申し訳ありません。m(_ _)m 拙者はジュリー・ロンドンが好きであります。 低い声の女性ボーカル、という拙者のストライクゾーンにど真ん中の剛速球なのね。 何だかエロいジャケットばかりなので、色物と思われがちですけど、しっかりと上手いし。結構、枚数も持ってるのよ、密かに・・・・。 良い状態の盤を得るのはなかなか難しくて、拙者も、ヤフオクで虚を尽いた様なタイミングでかすみ獲る、ということで、何とかコストパフォーマンスの良い盤に回り逢えないかと考えております。この盤は安かったから、結構、ボロボロ。 この盤は、「男性ジャズ・ヴォーカリスト、ビング・クロスビー、ナット・キング・コール、フランク・シナトラ、マット・デニス、メル・トーメらのヒット・ナンバーを、彼らに敬意を表して取り上げたアルバム」ということで、タイトル及びジャケ写はこの人に企画にアリがちなシャレね。 選曲はバラードが中心で、アンドレ・プレヴィンのお洒落なアレンジのおかげで、ゆったりホワワンとした感じになっていて、非常に聴き易いです。スローナンバーばかりだけど、食傷しない作りです。 やっぱり声が良いですね。声が正面にあって、オケは奥、というのが、やっぱり良いです。椎名林檎もオーケストラ使うんだったら、こういう使い方しないと、やっぱり、声が引っ込むと貧乏くさいよね。 ところで、ジュリー・ロンドンがジャズか、と言われると、違う、と思うなあ。原曲のメロディをしっとり歌うのが彼女のカラーだと思うので、アドリブはないんですよね。 現在、没後10周年企画とかで、EMI Music Japanが、オリジナルアルバム全種類30タイトルを紙ジャケでリリース中、とのこと。拙者は手は出しませんが、紙ジャケマニアの方はどうぞ。レコードの状態の良い物は少ないので、CDで聴こう、というのも、現実的なNice Choiceだと思います。 ユア・ナンバー・プリーズ(紙ジャケット仕様)
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by jazzamurai
| 2010-06-28 18:10
| 無抵抗 女性歌手三昧
![]() Claudia Thompson (vo), Barney Kessel (g), Benny Carter (as), Joe Howard (tr), Harry Betts (tr), Ed Kusby (tr), George Roberts (tr), Paul Smith (p), Joe Mondragon (b), Alvin Stoller (d), Ted Nash (fl,as), Mike Rubin (b), Nino Rossi (cello), Dick Shanahan (d) ![]() 2.Body And Soul 3.If I Should Lose You 4.Stormy Weather 5.I´m Through With Love 6.Morning After B1.Goodbye 2.Blue Prelude 3.You Call It Madness 4.Fan Me 5.I Was Yours 6.Gloomy Sunday 何も失った訳ではないし、どちらかといえばやれるだけのことはやり遂げて、自信を持って上を向いても良いくらいなのに、何となくブルーであります。 素晴らしい友たちと一緒に、頑張って良い仕事をやり終えたというのにね。 なんでかな~。己が扱ってきた出来事が、とても、理不尽なものに思えたからでしょうか。 それとも、歳のせいかなあ・・・・。疲れているだけかしら。 上手く感情のコントロールが出来ないようですわ。イカンですなあ・・・・。 一週間の新宿生活のせいで、すっかりペースが狂っちまった。 ・・・・という、ちょっとおセンチな男の心にぴったり寄り添って離れない、とても良い盤。新宿Disk Unionで2,500円でした。ペラジャケ、溝なしです。オリジナルはちょっと手が出ない。 全くと言っていいほど、この盤については、情報がない。クラウディア・トンプソンという人が、どういう人か、全く分からない。 でも、この盤が、一家に一枚、と言って良いほどの名演、名盤であることは、拙者が掛け値なしにお勧めします。 パッと聴き、これといって特徴のない、スタンダード集なんだけどね。 ただし、聴くほどに、夕波に打たれて、うつむくこのジャケットの雰囲気、失恋の歌が中心の選曲、そして、センターにはっきりと座る、湿った低い声、バーニー・ケッセルのメロウなギター、・・・・沁み込んできます。 全曲、捨て曲なし。拙者の好きな曲ばかり。極め付きが、最後の「暗い日曜日」。 アレンジがおしゃれだし、それと、とにかく、音が良い!! 本当に「The Voice You Can’t Forget」の推奨分は偽り無しだけど、何故、こんなに知られない人なんだろう。不思議な隠れ名盤。メランコリック過ぎるのかなあ・・・・。 ▲
by jazzamurai
| 2010-03-19 00:54
| 無抵抗 女性歌手三昧
![]() take one studio 浅川 マキ (vo) 向井 滋春 (tb) 本多 俊之 (as,ss,fl,p) 後藤 次利 (b) プロデュース Cecil Monroe (dr) Tristan Honsinger (cello) 大村 憲司 (g) 国吉 良一 (syn) 松武 秀樹 (syn pro) ![]() 2.ともだち (浅川/後藤) 3.あの男がよかったなんてノスタルジー (浅川/後藤) 4.町の汽船 (浅川/本多) 5.時代に合わせて呼吸する積りはない (浅川) B1.暮らし (浅川) 2.霧に潜む (浅川/向井) 3.最後のメロディ (浅川/後藤) 4.コントロール (浅川/後藤) マキ15枚目、41歳の作品。「Cat Nap」の次作にあたる。この頃、彼女の心の扉を叩いていた男たちが集まって、時代を超えて前に進もうとする浅川マキの音を作っている。 これも拙者が非常に好きな作品。「幻の男たち」ツアーで演奏された曲が沢山入っているから。 アレンジャーとして、中島みゆきや、ジュリーの「TOKIO」等を手がけていた後藤は、この頃、既に女性アイドル向けの作曲を大量にこなしていた。85年からはニャン子クラブを手がけるようになる。嘘みたいな話だが。 マキのセルフ・ライナーに良いことが書いてある。82年の夏のオールナイト公演で、近藤等則と後藤次利がぶつかった。「牙を持つ」男たちが出会えばそうなるのは当然かも知れないが、暮れの公演の時には、男たちは一つのベンチに腰掛けて話し込んでいた。男たちの世界はマキと関係なく展開していく。「いつもそうなんだから」とマキは思う。 そして、古い付き合いの向井、この時期必ず付き添っていた本多、これから、長い付き合いになるセシルがいる。マキがプロデュースを手がけることになる、トリスタンがいる。 この年は、マキにとって大きな存在だった、寺山修司が亡くなった年だった。そして、歌われていることの多くは、「幻の男たち」のことである。 そういう時代の真ん中で、このアルバムは録られた。マキの声以外は、ホントにこの時代の音。だからと言って、これからどれ程の年月を経ようと、この音が古くなることは無い。サウンドテクニックや機材を言い当てたって、何の意味も無い。この音楽は、切ない現実から出発しながら、既にこの世のものではないのだから。 いきなり、とても時代の匂いがする、ディスコビートが刻み、ニューウェーヴな雰囲気のギターが炸裂する「A1」。まるで中期YMOの時と同じ音の大村が物凄い違和感。そして強烈な後藤のチョッパー・ベース。前作の近藤等則プロデュース時の、飛田+杉本のツインギターとはえらい違い。 これも強烈なチョッパーのリフに乗ってのコレクティブインプロになっている「A2」。トリスタンのアナーキーなセロ、向井の太い音の存在感。 ちゃんとしたウェットなアレンジを施せば、きっと良いバラードになるはずの名曲「A3」。サウンドのコアが声しかなくて、後藤も、トリスタンも即興で浮遊する。まるで、幽界のストレンジ・バラード。最高です。 明るいフュージョンのような「A5」も良い。コーラスだかオクターバーだかを咬ましたチョッパー・ベースが延々と同じリフを奏でる上で、ちょっとファンクにボーカルとアルトがユニゾンする。 問題曲「A5」。「時代に合わせて呼吸する積りはない」と電話の向こうで言った男に対して、わたしは好きな男の名前を言えなくなってしまった、という落ちが好き。西部講堂のライブの時、マキは「わたしってミーハーだから」と言っていた。嘘だろう、と思ったけれど、実際のところ、そうなのかもしれない。でも、それが良い。 ダブの「B1」。こんな音がマキのレコードに入っているなんて、ね。でも、描かれた歌の世界は、まるでマキの私生活そのもののよう。なんとも、退廃的というか、幻想的。これも幽界との対話ですね。 向井作の「B2」も大好きな曲。でも、ここでも大村のギターの違和感が凄い。かえってサビでボーカルとベースだけになって静かになるのが不思議なアレンジで、その後の向井のソロが素晴らしいんよね。 ベースを5回入れてオケを作った「B3」。メロディはキャッチーなのに、これも不思議な孤独感。この感覚に近いのは、ジョイ・ディヴィジョンの「クローサー」の最後の曲、「ディケイズ」だろうな。 シングルカットの「B4」。最も、この頃の歌謡曲に近づいたメロディだと思う。ディレイの効いた大村のギターが強烈に時代を映し出す。これを最初に聴いたオールド・ファンはぶったまげただろうな~。 拙者は大好きだけど。 浅川マキのアルバムを取り出して聴く時、どれ一つとして、その時代と、男たちの匂いを放たない盤は無いと感じる。その一枚一枚が今となっては全てロマンティックだし、ノスタルジックだ。だが、絶対に風化しない。奇をてらった鮮烈さとは一線を画するからだ。そういう風になるように作っていたとしか思えない。何時までも、そこに収まりきれず、熱を帯びたまま、違う世界に存在している。 今でも、暗い街角のアパートで、一人、古いステレオに盤を乗せて聴いている、マキがいるような気がしてならない。 ▲
by jazzamurai
| 2010-02-09 01:30
| 無抵抗 女性歌手三昧
![]() 近藤等則プロデュース 浅川マキ (vo) 近藤等則 (tp,perc) 本多俊之 (as,ss,fl) 杉本喜代志 (g) 飛田一男 (g) 川端民夫 (b) つのだひろ (ds) ![]() 2. 忘れたよ 3. こころ隠して 4. むかし B1. 新曲"B" 2. 夕暮れのまんなか 3. マシン 4. 今なら マキが死んじゃった・・・・。去年、京都に来ていたのに、何故か行きそびれていた。何故だったんだろう。今となっては、悔やまれる。 1月15日、16日と、名古屋jazz inn LOVELYでライブやって、17日の最終日、開演時間になっても来ないから、ホテルに連絡したら、浴室に入ったまま、顔を水に浸けて亡くなってたらしい。入浴中、急性心不全起こしたんだね。ジム・モリソンの死に方と同じかな・・・・。 寂しい・・・・。 この盤の題名のように、うたた寝のつもりだったのかな。 本作は1982年の録音で彼女の40歳の作品。名作「マイ・マン」の次作にあたる。プロデュースと全曲作曲は近藤等則。1982年の近藤と言えば、その年来日したオランダのフリーミュージックオケ、ICP Orchestraのツアーに参加しているなど、まだバリバリのフリーミュージックのトランペッターだった。しかし、1983年にはギタリスト渡辺香津美を迎えて「Tibetan Blue Air Liquid Band/空中浮遊」を録音、翌年からはIMAを結成して、Bill Laswellに接近していく、そういう節目の時期にある。 マキはと言えば、1984年に節目のオールスターライブ「幻の男たち」ツアーを実施している。そういう時期なのだ。マキは「時代に合わせて呼吸をするつもりはない」と言ったらしいが、その時代に花開こうとしたミュージシャンをジャンルに拘らず競演させ、枠にはまらない音を作る一方で、誰にも真似できない独特な歌の世界を作った。そして、全く留まらなかった。それが凄く良い、と思う。 拙者、「幻の男たち」ツアーを京大西部講堂で見たが(花の浪人生でした)、二部の初っ端、十八番の「マイ・マン」を渋谷毅のピアノで歌い出したのもつかの間、近藤等則が登場、隣でおもちゃをガチャガチャ、ノイズをビーガガと騒ぎ立て、客から「その男は邪魔だ!!」と言われながら、二人は全く我関せずで、自分の演奏に没頭していた姿を見て、めちゃめちゃカッコいいと思ったもんだ。 A1、ミシェール・モルガンって誰や、という問題はあるが、ディスコビートに乗って暗く、「何時もみる夢/暗い町の歩道/一人歩く若い女がいる」と歌われると、もう背中ゾクゾクですよ。めちゃカッコ良い。都会の闇を見る感じがする。 A2、変拍子の上でゆったり歌われる。 A3、レゲエのリズムだけど、管のソロ回しがちょっと古いジャムナンバーのような感じもする。 A4、ちょっとファンクなリズムを、クールなギターが切る。フラッシュバックのような風景を歌詞が切り取る。これもメチャカッコ良い曲。 B1、こんな風に思われたいという気がする、かわいい歌詞。 B2、これは歌詞が山内テツ。男くさい。 B3、なんなんこれ。プログレ? B4、スティーヴ・レイシーが書いたような曲で、トランペットとのデュオだけど、締めくくりに相応しい、良い曲。 全編をコントロールする杉本と飛田のギターが良い。ちょっといなたい、つのだひろのドラムも。 東芝EMIという会社のせいで、なかなか新しい作品が出せないのだと思っていた。時期が来れば、また新しい盤が出ると思っていた。でも、67歳やったんやね。早すぎる死だと思うけれど、一方でそんな歳になっていたんだ、とも思う。 めちゃ寂しい。もっと聴こう。せっかく持っているんだから、もっとちゃんと聴き込むべきだ、と思っている。 ▲
by jazzamurai
| 2010-01-20 02:19
| 無抵抗 女性歌手三昧
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