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![]() November 1, 1957 Steve Lacy: soprano saxophone Wynton Kelly: piano Buell Neidlinger: bass Dennis Charles: drums 1.Day Dream - 4:23 2.Alone Together - 6:35 3.Work - 5:24 4.Rockin'In Rhythm - 4:05 5.Little Girl, Your Daddy Is Calling You - 4:32 6.Easy To Love - 8:25 レイシー23歳の初リーダー作。ピアノはウィントン・ケリー、26歳になる1月前。 実は1955年12月、レイシーとリズム隊はセシル・テイラーの初リーダー作、「ジャズ・アドヴァンス」に参加、このカルテットは57年のニューポート・ジャズ・フェスに出演している。 ピアノをケリーに替えて吹き込まれた、このレイシーの初リーダー作は、スタンダード・ナンバーを並べた、上記の流れからは想像できない、とても聴きやすい、愛すべき内容になっている。 ナイドリンガーのベースが音が良くて堅実だし、デニス・チャールズのドラムがとてもオーソドックス。レイシーは全編にわたって、ジャケ写そのままの、開放的で明るい音をしている。 ヴァン・ゲルターさんの録音は音が良いですね~。CDしか持ってないけど。 1曲目はケリーの転がすようなピアノで入って、レイシーのソプラノはテーマを吹くだけでも素晴らしい説得力。ソロもフリーないななきはなく、音数は少ないが、よく練られた内容で、よく歌っている。ケリーのソロもお洒落で良いんですよ。 2曲目のベース・ウォーキングから入る。ナイドリンガーはホンマ上手い。テーマ吹奏の後、少しソロを取り、ベースソロに移るが、背後のケリーのバッキングが小粋。レイシーが戻ってのソロはちょっとブルージー。ケリーのソロは可愛げ。その後変則的にまたレイシーが戻ってくるのが面白い。 3曲目はその後一生取り組むことになるモンク作。レイシーのソロはくねくねと妙だが面白い。ケリーは上手い。 4曲目はエリントンの先生の名曲。レイシーが軽く飛んでます。この明るい表情が若々しくて素敵です。 5曲目はカリプソ・ナンバー。デニス・チャールズはこういうの上手い。先行するケリーのソロは跳ねてますね。しかし、ウィントン・ケリーって、リーダー作とか全然持ってないですけど、こういうころころしたピアノって、良いですよね。デニス・チャールズのソロはスネアだけ。ひょっとすると、もともとからドラム・セットにタムが無かったのでは?レイシーのソロは無し。 6曲目はポーターの名曲。レイシーのソロはゆっくり料理している感じですが、テーマを大事にしている感じがして良いですね。めちゃ誠実やけど、長尺で、後半ちょっと息切れ?ケリー、ナイドリンガーのソロを挟んで、もう一度レイシー。今度は速いフレーズで攻めます。終わりのテーマ吹奏に絡むケリーが素敵。 拙者にとって彼は特別な存在です。今後、こんな存在は天界より舞い降りてこないだろうし、誰しもが彼と同じ厳しさで歩むことはかなり難しいと思います。そんな彼の初リーダー作を、今まで何度聴いたか分からないし、一生聴くであろう思います。それは、23歳の真面目な青年の清々しい演奏で、胸の透く思いができる宝物だから。問題は、LPにセカンド、サードの存在が確認できず、めちゃ高いファーストか、OJC盤しか見たことがない、という点です。黄緑ラべルとかも無いのかなあ。まあ、CDでも十分楽しめるのですが、大きいサイズで若き日のレイシーの笑顔を眺めたい気はするよね。 Soprano Sax
by jazzamurai
| 2009-02-16 01:14
| 無節操 ジャズ三昧
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