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ジョン・コルトレーン(19)
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Recorded April 19 and May 17, 1957 in Hackensack, NJ.
John Coltrane — tenor sax Bill Hardman — trumpet (A2,B2,B3) Idrees Sulieman— trumpet (A1,A3,B1) Sahib Shihab — alto sax (A1,A3,B1) Jackie McLean — alto sax (A2,B2,B3) Mal Waldron — piano Julian Euell — bass Art Taylor — drums(A2,B2,B3) Ed Thigpen— drums(A1,A3,B1) A1.From This Moment On — 6:15 2.J.M.'s Dream Doll — 8:39 3.The Way You Look Tonight — 8:25 B1.One By One — 9:41 2.Don't Explain — 6:58 3.Potpourri — 6:36 マル31歳の名作。コルトレーン30歳、マクリーン25歳。拙者の持っている盤は古い日本ビクターのペラジャケの疑似ステレオ盤なので、ひょっとするとオリジナルとは曲順が違うかもしれませんぬ。 これは名作ですね。カバー3曲、オリジナル3曲(A2,B1,3)の組合せが良いし、どの曲をとっても3管のホーン・アレンジがとても素晴らしい。明るい曲とバラードの組合せも絶妙。元気いっぱいのコルトレーンも聴き所。 A1はコール・ポーター作の勢いのある曲。いきなり飛び出してくるコルトレーンが素晴らしい。切れ目無く続くサヒブ・シハブのソロがテープをつなげたみたいで少々気色悪いがまあ良い。シュリーマンのソロも快調。 A2はマクリーンと彼の妻に捧げた曲で、静かな曲。テーマ部はワルツだが、アドリブ・パートは4ビート。アート・テイラーのブラシが良い。とりとめのないマルのソロの後に出てくるコルトレーンが控えめだが良い。コード進行が難しいのか、ハードマンとマクリーンのソロは、ちょっとまとまりがない。 A3も良い曲。ブレイクで飛び出すシハブがつんのめるのが笑える(まあ、いいか)。シュリーマンの飛び出しはきらきらしてて楽しい。ペットはこうでなくちゃ、と思える良い音。コルトレーンはめちゃうま。 B1はライク・ミンガスなブルースっぽい曲で、このアルバムの聴き所。ブリッジで静かに歌う、エド・シグペンのドラムが良い。ペットとアルトがパパッ、パパッとライトの点滅のように吹く中をコルトレーンがのたりと変わったテーマを吹く。アドリブ・パート冒頭にゴンと入ったピアノが絶妙。シュリーマン、シハブのソロはテーマをよく掴んだ良い演奏。続くコルトレーンの堂々とした吹きっぷりの素晴らしさ。 B2は拙者の大好きな曲で、これを聴きたくてこのLPを聴くようなもの。このアレンジは見事だと思う。鉢で叩いたシンバルが霧に包まれた港を描き、テナーが静かな汽笛を鳴らす中をハードマンのペットが低く沈鬱に「説明しないで」と語る。そして、ブラシが優しく包む中を、3管が何とも言えない情感を湛えて、サビを歌う。ハードマンのソロは甲高く歌う箇所が少し危険だが、感極まる寸前の感じが良い。コルトレーンはテーマに寄り添いつつ、説得力のあるソロを聴かせる。 B3は明るい、速い曲。マクリーンは吹き切れてない感じ。ラリってたんやろか。ハードマンは中域でうねうね吹いてる。コルトレーンの音だけおっきくて笑えるが、吹けてるよなあ。 全編で堅実にバッキングするマルとジュリアン・ユエールも良い。マルのソロは何時聴いてもイマイチとりとめなく感じるけれど。 短い時間に凝縮してソロをとるコルトレーンが全曲で聴けて、とってもお得。きっとこの日本盤、音は良くないと思うから、ちゃんとした盤が欲しいです。 MAL 2 ← CDは2曲増です。これはこれで欲しい・・・・。
by jazzamurai
| 2009-02-03 00:29
| 無節操 ジャズ三昧
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