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"Berlingske Has", Copenhagen, Denmark, September 6, 1961→A1
"Studenterforeningen", Copenhagen, Denmark, September 8, 1961→A2,B1,2 Eric Dolphy (as, fl) Bent Axen (p) Erik Moseholm (b) Jorn Elniff (d) A1.Don't Blame Me 2.The Way You Look Tonight B1.Les (Miss Ann) 2.Laura ドルフィ33歳、二度目のヨーロッパ学旅での録音。 拙者、この時の録音を軽視していました。しかし、リズム隊は当時のデンマークを代表する奏者達だったんですね。特に8日の演奏を捉えたA2、B1、B2が良いです。行ってますね。完全に飛びまくってます。手が付けられないという感じのイマジネーションの放出です。素晴らしいです。ワンホーンで即興しまくっていて、かつ音が良いときたら、何も言うことはありません。これを今まで真剣に聴いてこなかった拙者は、人生において損をしていたと言って過言ではありません。 A1はフルート。よく歌ってますねえ~。管も良く鳴ってる雰囲気がばっちり録音されていてグ~。途中でスティックが落ちたような音がするのもご愛嬌。ピアノ・ソロも、ベース・ソロも良いし、無名のミュージシャン位にしか思っていなかった己の軽率さを呪っております。 A2は拙者の好きな曲。凄いスピード。粒立ちのはっきりしたデカイ音でかっ飛ばすドルフィとよく着いていくトリオ。煽るドラムの爽快さ。ピアノが抜けて破綻すれすれのスリルを見せてくれた後は、ドルフィのソロの最後でドラムがしゃきっと止まって、ピアノ・ソロの冒頭からベースとデュオに。格好いい。最後はフォー・バースだけど、ドラムがぶっ飛んでいてここも破綻すれすれ。メチャ良い。カデンツァのソロも素晴らしい。客も嬉しそう。 B1はクレジット誤り。快調ですね。これも素晴らしい。 B2はサックスのソロから入って、バラードです。スローテンポだからこそ、ソロの速さを自在に変えられる。しっとりと行く訳ない。思い切り管を鳴らしてます。素晴らしい想像力。カデンツァの長いソロも聞き応え十分。幸せなくらいドルフィのアルトが聴けます。ああ、良い盤だ。 さて、拙者が聴いている盤は、最近入手した青ラベルです。800円でした。何故、こんなに安かったのか? それは、ど派手な塩ビ焼けを起こしているからです。塩ビ焼けとは、「高温多湿状態で長時間、軟質ビニールの内袋に入れたまま放置すると、その軟質ビニールに添加されている添加剤(主に可塑剤)がマイグレーションと言う現象を起こしレコードに付着し固まった状態。またはレコード自体に含まれた可塑剤が浮き出て(フォギングという状態)を起こし、白く(褐色)変色した状態。その部分を再生するとノイズが出る」というものです(中古レコードを買いたい人の「レコード用語辞典」)。 最初から「塩ビ焼け」ですというアナウンスがあって、それでも一度勉強のつもりで買ったのです。最初取り出して見た時は正直びっくりしました。絞り染めのような模様が両面に広がって、一瞬、溝があるのかどうかさえ分かりませんでした。 ですが、800円なのだからと気を直してかけてみたところ、ノイズは多いものの傷はなく、結構聴けたんです。そして、またびっくりしました。音のデカさにです。拙者のRotel RA-1070は100Wです。深夜はヴォリュームを1目盛、8時までを限界にしていますが、このレコードは半目盛、7時半が限界です。それ以上上げたら、近所から馬がいなないている、と苦情を受けることでしょう。こんなに音のデカい盤に会ったのは初めてです。 それに、確かに始終シャラシャラシャラシャラと背後にノイズがあるのですが、音楽の存在感は何かとても凄いんですよね。特にB1冒頭の床を踏んでとったカウントの靴音の臨場感にびっくりしました。ドルフィのサックスは飛んでくるし・・・・。何か、みんなが必死に状態の良いオリジナルを探す理由が分かる気がします。あまり疑似ステ盤の評価は良くありませんが、ジャケの状態も良いし、拙者にとっては買いでした。
by jazzamurai
| 2008-12-30 03:13
| 無節操 ジャズ三昧
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