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1974年発売、録音日時不明。
wayne henderson - trombone wilton felder - tenor sax joe sample - keyboards stix hooper - drums and friends larry carlton - guitar max bennett - bass A1.scratch - 5:45 2.eleanor rigby - 12:27 B1.hard times 7:26 2.so far away 4:35 3.way back home 8:41 これも、昔々その昔、「このごろ」という名前の洋風居酒屋さんで聴かせてもらって好きになった1枚。「良いですねえ。僕もCD買いますわ」と言ったら、「CDは音が悪いので、LP買った方が良いですよ」と言われ、CDも試聴させてもらったのだが、臨場感、立体感が全くなくスカスカの音で愕然とした。80年代後半、手元のテープを安易にデジタル化しただけのCDの音の悪さは、今から思えばめちゃめちゃですね。ゴミです。 このLPの良いところは、ライブ感覚の絶妙な再現、熱さの再現にある。日時も不明の怪しいライブ音源だが、この演奏の熱さはハンパじゃない。 「A1」表題曲はファンクっぽい曲。こういう曲でのスティックス・フーパーのドタバタした粘っこいドラムは腰に来ますねえ。ウィルトン・フェルダーのソロの後で、ラリー・カールトンのソロがテープ編集された様な気がするところが玉に傷。 「A2」は本LP最大の山場。まさかこの曲が、こんな不敵な面もちの格好いいジャズの素材になるとは。ライク・マイルスなリフが奏でられ、ウィルトン、ウェイン、ジョーの順番でソロをとるのだけれど、まあ、みんな上手いわ。それにシリアス。ウェイン・ヘンダーソンが上手い。実は、トロンボーンをあまりちゃんと聴いてないのですが、こんなに上手い人はなかなかいないのではないでしょうか。バックで雰囲気をコントロールするラリー・カールトンもなかなか良いですなあ。 ゴスペル風の「B1」で、転がるフェンダーローズの音。左右に揺れて、そして上手く潰れる。気合いの入ったウィルトンのソロ。また、ジョーがトレモロで弾く。カデンツァでのソロも雰囲気良いよねえ。絶妙にはいる客のかけ声も、ちょっとエロくて、また黒っぽい。 名曲「B2」ではテーマの後、二管が循環呼吸奏法で音を伸ばして客を盛り上げ、爆発の後、カールトンのソロにつなげる。このソロがまた目立たないけど格好いい。フーパーのドラムはドタバタだけど盛り上げるよねえ。 「B3」の冒頭、たった1枚5曲しか入っていないライブで、延々とウェインのメンバー紹介を収録するのもまた怪しいが、この時のバンドが如何に絶好調だったのか、勢いが分かるよねえ。そして淡々と誠実なウィルトンのソロの格好良さ。 この時期のスタジオ盤が投げ売りされていたので、買って聴いてみたのですが、全然身体に合いませんでした。すぐ売ってしまったが、殆ど値段が付かなかったなあ。にも係わらず、このLPだけは繰り返し聴く価値がある。力が沸いてきますよ。
by jazzamurai
| 2008-09-14 15:17
| 無節操 ジャズ三昧
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