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![]() October 17,1959 Steve Lacy (ss) Mal Waldron (p) Buell Neidlinger (b) Elvin Jones (dr) 1.Four in One (6:06) 2.Reflections (4:08) 3.Hornin' In (5:17) 4.Bye-Ya (4:42) 5.Let's Call This (7:15) 6.Ask Me Now (4:54) 7.Skippy (4:21) 水面に映る丸い波紋。季節は分からないが、ジャケットの色から春を思わせる。そのジャケットの印象そのもののような演奏だ。 モンクがレイシーの心に広げた波紋なのか、それとも、レイシーが世界に対して投じた一石なのか。 レイシー24歳、マル33歳、ビュエル22歳、エルヴィン31歳。生涯を通じて取り組むことになるモンク作品集であり、2作目のリーダー作。レイシーの演奏は何時も瑞々しいが、この盤の演奏の瑞々しさは世界中のレイシー・ファンにとって特別のものだと思う。 この共演の時から既に、レイシーとマルの相性は抜群。上手くレイシーのフレーズに絡んでいると思う。そして、不思議なことにレイシーとエルヴィンの相性がとても良い。エルヴィンはこの時期、まだコルトレーン・カルテットに参加していない。目立った録音といえば、1957年のロリンズの「ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」だろうか。だが、エルヴィンはエルヴィンでしかなく、手数の多い4ビートを叩いている。これがとてもレイシーに合う。 そういえば、レイシーはメチャメチャ手数の多いオリヴァー・ジョンソンとレギュラー・グループを組んでいたのだった。煽るドラムの前で、冷静にフレーズを紡ぐレイシー。こんな若いうちから、レイシーもレイシーでしかない。だが、若く、瑞々しい。そして、上手い。 後のフリージャズの萌芽がある、という人もいるが、拙者は、それは分からない。とても聴きやすいと思う。レイシーという名の前に立ちすくんで、この盤を拒絶する人がいるならば、拙者、話が合わないだろうなあ・・・・。 慎ましいドラムから始まるミディアムテンポの「1」。優しい響きの「2」。ミディアムテンポだが、テーマのフレーズの早い「3」、ファニーな「4」、切れのある「5」。どの演奏も素晴らしい。 「6」のピアノソロの後で、優しくフッと入り込むレイシー。包み込むエルヴィンの優しいブラシ。これは本当に癒してくれる、良い演奏です。 そして、高速の「7」が始まる。マルが少々付いていけないが、そんなことは構わない。レイシーに寄り添い、絶妙にアドリヴをサポートする。2回の4小節交換。シンプルだが、上手いドラム・ソロ。やはりこの盤は若いエルヴィンを聴く盤でもある。 悲しいかな、拙者の持っている1990年のマスターのCDは音が悪い。今、版権はユニヴァーサルにあるのかな。ちゃんとリマスターして欲しい盤だ。 Reflections: Steve Lacy Plays Thelonious Monk
by jazzamurai
| 2008-07-30 23:52
| 無節操 ジャズ三昧
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