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![]() Recorded April 1, 1979–April 17, 1979 at Strawberry Studios, Stockport, England Ian Curtis – vocals, guitar on "I Remember Nothing" Bernard Sumner – guitar, keyboards Peter Hook – bass, second vocalist on "Interzone" Stephen Morris – drums, percussion 1.Disorder – 3:32 2.Day of the Lords – 4:49 3.Candidate – 3:05 4.Insight – 4:29 5.New Dawn Fades – 4:47 6.She's Lost Control – 3:57 7.Shadowplay – 3:55 8.Wilderness – 2:38 9.Interzone – 2:16 10.I Remember Nothing – 5:53 ひょっとすると、捕まってしまったかな。何年かに一度来る、イアン・カーティス熱に。 ジョイ・ディヴィジョンを初めて聴いたのは、大学に入ってからだった。原因は忘れたのだが、一度、ニュー・ウェーブというのを聴いてみたくなり、勝手に御三家だと思っていた、バウ・ハウス、エコー・アンド・ザ・バニーメン、ジョイ・ディヴィジョンを、続けざまに出町柳のレンタル・レコード屋で借り、テープに録音したのだ。フリー・ジャズばかり聴いていた拙者にとって、それらの音は今まで聴いたことのない未来的な響きを持っていた。とりわけ、バウ・ハウスは美的構築感と、突拍子もない崩壊の両面を持ち、魅力的だった。 「アンノーン・プレジャーズ」は拍子抜けだった。何故ならあまりにも下手だから。特にドラムの寸詰まり感は酷い。ギターのピッチが合ってない曲もある。今でも、「下手だなあ」とため息を付きたくなる感覚は変わらない。だから、あまり聴かない。 でも、ウィリアム・ギブソンは、拙者が大好きな小説「ニュー・ロマンサー」を書いている時、この盤を繰り返し聴いていたそうだ。 確かに、プロデューサーのマーティン・ハネットが施したサウンド・コラージュは強烈に魅力的だ。思いっきり近未来的なSF感覚に浸らしてくれる。だって、ロックにあるはずのブルース・フィーリングが、全く無いんだもの。そして、全く出自がない。これは、突然変異したものだ。単純な繰り返しとバックの浮遊感、そして、イアンの孤独。それらが合わさって、きっとこれが現れるまでは、この世に存在していなかったであろう音の世界が広がっている。 特に「4」の「インサイト」。シンセ・ドラムの間抜けな音と硬いベース、剃刀のようなギターの音が混沌の中に踊る時、冷酷な未来を創造させる。 そして「7」の「シャドウ・プレイ」。「影絵芝居で君自身の死を演じた/これ以上知らないまま/暗殺者達が4列に分けされ/フロアーで踊っていた」。理解の範疇を超えた切迫感。 自らの内に向かい、自らを破壊し続けるパンク。それがジョイ・ディヴィジョンだと思う。 アンノウン・プレジャーズ【コレクターズ・エディション】
by jazzamurai
| 2008-06-04 00:28
| 無頓着 男性歌手三昧
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