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Recorded March 31, 1964Andrew Hill (piano) Kenny Dorham (trumpet) Eric Dolphy (saxophone, bass clarinet, flute) Joe Henderson (saxophone) Richard Davis (bass) Tony Williams (drums) 1.Refuge (12:12) 2.New Monastery (7:00) 3.Spectrum (9:42) 4.Flight 19 (4:10) 5.Dedication (6:40) 6.New Monastery (alternate take) (6:08) 7.Flight 19 (alternate take) (3:45) 8.Dedication (alternate take) (6:59) 「出発点」と題されたこのアルバムは、エリック・ドルフィの傑作「アウト・トゥ・ランチ」の録音1か月後、エリックの死の3か月前に録音されたものだ。エリック、リチャード、トニーはメンバーが重なっている。 一聴して、複雑な曲と、ヴァン・ゲルターに録音されたトニーのドラムの独特の音が耳に飛び込んでくる。曲はすべてアンドリューのオリジナルで、非常に個性的だ。アンサンブルが込み合っていて、幻想的だ。 一方、演奏自体は、姉妹盤と言える「アウト・トゥ・ランチ」と比べて、硬い印象を持つ。ちょっと構造が勝ちすぎて、自由が無いように感じるし、トニーに奔放さが足りないと思える。その分、リチャードががっちりと支えて、ピートを前に出すので、弱さは感じない。 それは置いといても、アンドリュー以外の演奏には心奪われる。アンドリューの演奏は何か捕らえ所が無く、何が歌いたいのか分からない。 最も拙者を感動させるのはエリックだ。「1」において、テーマ、ピアノの後に飛び出す超高速で、アブストラクトな、ゴツゴツしたアルトのソロはどうだ。凄い密度ですっ飛んでいく、このアルトと対抗できるのは、絶頂時のアンソニー・ブラクストンだけだろう。 続くケニーの輝かしいプレイ、良く歌い、ビートを逃さないリチャードのソロ(エリックのアンサンブル部分のフライングがあって聴く度に笑える)を経て、最後に思慮がちに始まるジョーのソロも素晴らしい。ジョーにつられて、徐々にトニーが熱くなる所がスリリング。最後にドラムソロがあるが、リチャードがビートを出しているので、途切れた印象がなくテーマに戻る。 「2」はスローテンポ。初っぱなのケニーのソロは何か消化不良。その後に出る、エリックの高速ソロが素晴らしい。ピアノの後のジョーのソロが短いけれどまた良い。 「3」は複雑な構造を持った曲。中に不思議な5/4拍子の変な部分があって、ピアノ・ソロの後に出てくるのだけれど、流して聴いていると、別の曲のよう。エリックのバスクラのソロが格好いいが、その時に淡々とバッキングするケニーが素敵。その後のジョーのソロでまた締まる。ベース・ソロが終わった所で元のテンポに戻り、エリックのアルトが飛び出す。その時の感動。何故、こんなにも圧倒的なのか。 「4」はテーマに基づいた集団即興演奏のよう。速い4小節、遅い2小節、速い8小節、遅い2小節で、ソロをとるアンドリューの回りにホーン陣が、主に遅い小節部分で絡んでいく、真ん中リチャードが中心になる部分と、最後はケニーの明るいソロの回りを皆が飛ぶ。短いが、これは面白い曲。 「5」は暗い曲。ケニーが落ち着いてテーマを歌う。最初に出るのはエリックのバスクラ。短いが、言いたいことは全て言い切ったような充実したソロだ。続くアンドリューのソロは、珍しくリリカルだが、どうしてもフレーズの最後の部分がうやむやな気がする。続くジョーの懐の深いソロで救われる。そして、エンディング・テーマを朗々と吹くケニーに感動する。 頻繁に聴く盤ではないが、拙者がアンドリューの演奏に抱く難点があっても、傑作であることは間違いない。それに、最晩年のエリックの圧倒的なプレイを良い音で収めており、拙者の様なエリックのファンには必携である。 追記:別テイク入りの紙ジャケを購入。「6」は、ケニー、エリック、ジョーのアドリブが本テイクより素晴らしい。何故こっちを、と思ったがエンディングが乱れている。テオ・マセロのように切って貼ったら良かったのに、という意見は邪道か。「7」はアンドリューがすべらか過ぎるし、エリックのプレイが不気味すぎ。コレクティブ・インプロヴィゼーションの妙味に欠けるかな。「8」はエリックのバスクラが炸裂。素晴らしい。アンドリューのソロが尻切れトンボ、ジョーの入りが素っ頓狂、だが、やっぱり堂々とした良い演奏する。テーマの前奏、後奏に淡々とした雰囲気が欠けるのかな?
by jazzamurai
| 2008-04-29 02:18
| 無節操 ジャズ三昧
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