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一番苦しい時期に4番に座り、著しく成長した、新井貴浩内野手30歳が、FA宣言して、阪神に移籍することが決まった。FA流出は、川口(→巨人)、江藤(→巨人)、金本(→阪神)以来で、同時に黒田もFAで大リーグを目指している。
投打の中心の流出に、各マスコミは「創設以来の危機」とか、球団の存在、存続について、色々と言っているし、RCCのファンサイトである「インターネットスタジアム」では、新井をなじる書き込みが未だに絶えない。 拙者は、カープのファンである前に、プロ野球のファンである。その観点からちょっともの申す。 現在のプロ野球のチーム力格差は、プロ野球人気には寄与しておらず、むしろ人気を下げている。拙者としては、現在の高校生、大学生・社会人(逆指名権あり)の分離ドラフトではなく、総合の完全ウェーバー制が、プロ野球のためになると思っている。格差是正の方向に向く。ただし、FAは今の8年ではなく、6年に短縮すべきとも思う。育てるチームなのか、買うチームなのか、カラーがはっきりする。 新井が広島を出ていった理由は簡単な様で難しい。そもそも野球選手はサラリーマンではなくて個人事業主だ。そして、稼げる時期は極端に限られている。その意味で、より稼げるチーム(会社)に移籍(転職)する機会があるならば実行することは、資本主義社会に生きる人間として当然の選択だ。問題は、今回、阪神が提示した条件とほぼ変わらない条件を広島が提示したのに、涙を流してそれでも出ていったのは何故か、ということだ。 「優勝を目指すチームの中で戦いたい」という言葉も重要だろう。と同時に、広島というチームが親企業を持たず、興業収入だけを頼りに経営しているため、絶対に毎年黒字決算でなければならない、ということが問題なのだ。 黒字を出すことが必須である限り、興業が伸びなければ、全選手の年俸の総額が伸びることはありえない。ということは、今年、球団の興行収入が爆発的に伸びなかった以上、新井に対して破格の条件提示をすることは、他の選手にとって、年棒の伸びの抑制になる。 新井はカープを愛していたと同時に、優勝の美酒を欲していた。同時に、自分の短い現役生活の中で、努力に見合った年俸を得たかった。しかし、総枠の限りがある中では、チームメイトの年俸を抑制することになり、チーム力を弱めることになる。 例えば今年のヤクルト。青木、ラミレス、クライジンガーがいても最下位。その理由は、他の選手の力量が低く、全体として劣るから。今年のカープ。黒田、新井、栗原、前田がいても5位。その理由は、他の選手の力量が低く、全体として劣るから。それ以外の理由はない。スター選手の努力だけで上位に上がれる訳がない。総合力として優れるチームが、より上位に行く可能性が強いのは当然のことだ(それでもスター選手ばかりの巨人がこける場合があるから、面白いのだ)。 新井は、チーム全体を強くすることを球団に求めたが、球団は経営方針を変えなかった。つまり、年俸総額として、先に投資する方向に向かなかった。そうなると、新井の選択肢として、チームを愛するが故に、泣く泣くチームを出るしかない。当然のことだ。何の矛盾も無い。彼をなじるのは、全くお門違いだ。 阪神は、星野監督より前の最下位が定位置だった時代、12球団で年俸総額が最低だった。しかし、星野を監督に据え、潜在的人気を掘り起こす積極的投資(FA戦略による金本獲得等)で、めざましくチーム力を上げた。今、年俸総額の最下位は広島だ。マンパワーが全てのこの世界で、選手に金を出さない球団が上に上がれるはずがない。勝ちたければ、収入を劇的に増やし、強い選手を集めるのが道理に適っている。 一方で、拙者は広島の黒字経営という方針を「それでも良い」と思っている。しかし、「上手く育てて高く売る」という方向に転換すべきではないか。例えば今年の黒田のFA流出。FA権獲得以前にポスティングで大リーグに売っていれば、元阪神・井川の例を見ても、広島は巨額を得られたはずだ。なのに、みすみすその機会を失い、我慢して育てて一銭も儲からなかった。 反面、2軍選手は育てるのが下手なコーチをあてがわれ、「グラウンドには金が落ちている」というハングリー精神も育てられず、上手く育成されていない。拙者は極端な話、今の1軍と2軍の監督、コーチを入れ替えて2軍の育成力を充実し、「年俸はあまり出ないが、頑張れば1軍の試合に出してやる。希望すればFA以前に良い年俸の出せる球団に出してやる。実績と希望があれば、大リーグ相手にポスティングにも応じよう。だから、がつがつとどん欲に上を目指せ!1軍で金持ち球団を食らえ!」という方針で若手をどんどん育ててチームを活性化し、優勝は狙えないが、大物食いをする、台風の目の様なチームを目指すのも個性だと思う。球団は、それに反して、「戦力となるまで出場選手登録せず、二軍で鍛える。そうすれば、権利取得までの期間を延ばすことができる」などという、金○のちっちゃい考え方を持っているようだが、それでは若手は育たない。若鯉を自由に力一杯泳がせてやることで、チームは活気を得るはずだ。 広島というチームは、人気の無いチームではない。新聞各紙や共同通信のアンケートでも、12球団中常に5~8位くらいは全国的に人気がある。その証拠に、拙者が行ったことのあるヤクルト、オリックスのホームでは広島ファンの方が多かったし、横浜でも日によっては広島ファンの方が多いそうだ。後はチームカラーに筋を通して、活気あるチームを作ってくれれば、ファンは着いてくるはずだ。そのための魅力ある方針として、資本力を持って勝つチームを目指すのか、貧乏だが大物食いをする反骨精神の強いチームを目指すのか。拙者は、その折衷はあり得ないと思う。 拙者としては、巨人、中日、阪神、ソフツなどという巨大資本のチームへの反骨心故に広島を愛する立場上、半端な外国人に頼るのではなく、若手にプレッシャーをかけて大きく育て、育てて高く売り、その費用をまた育てるために使う、という方針を明確にしてもらいたいと思っている。思う程勝てないだろうから、当然、悔し涙を流す日も増えるだろうが、プロ野球は戦争ではないし、プレーが誠実であれば、選手には悪は無い。10に3、4でも胸がすっとする爽快な「ジャイアント・キリング」を見せてくれれば、拙者はそれで良い(ジャイアンツ・キリング、とは限らないよ)。 だから、カープファンよ、もう愚痴るな。去る者に砂をかけるな。側にいる若者の可能性を見よ。そして、彼らと共に一喜一憂せよ。 ただ勝利の美酒を味わいたいなら、強いチームを応援すれば良い。 なお、拙者は新井を嫌いにはならない。金本を嫌いにならないように。目の前にボールが転がった時、「落とせ」とか「エラーしろ」等とは言わないつもりだ。 最後に、来年の希望オーダー。 1 センター 緒方か廣瀬 (それでもやっぱり緒方が好き) 2 セカンド 松本か東出 3 ライト 嶋か喜田か廣瀬 4 ファースト 栗原か嶋 5 レフト 前田(怪我の場合は末永か吉田か鈴木) 6 ショート 梵か松本 7 サード 若いの(尾形でも山本でも良い) 8 キャッチャー ピッチャー 先発 大竹 長谷川 高橋 永川 青木 宮崎 前田健太 (その他、希望として河内、斉藤) 中継ぎ 横山 林 佐竹 上田 青木勇 他、活きの良いの (とりあえず佐藤を上で) 押さえ 来年はとりあえず外国人
by jazzamurai
| 2007-11-24 01:48
| 無頼漢 広島カープ三昧
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