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![]() 1.第1楽章:Feierlich,misterioso (28:02) 2.第2楽章:Scherzo.Bewegt,lebhaft (10:39) 3.第3楽章:Adagio.Langsam,feierlich (29:30) 4分3秒。それはジョン・ケージが作曲した有名曲ではない。 1978年、ギュンター・ヴァントが初めて録音したブル9・第1楽章の録音時間=23分59秒。 このCDのブル9・第1楽章の録音時間=28分02秒、の差。 そりや、長大な曲だから、差があるのは仕方ないが、解釈とは言え、差がありすぎ。 Beatlesなら2曲演奏し終わってる。 ヴァント先生66歳の初録は速すぎるとしても、このジュリーニ74歳の演奏は遅すぎる。 でも、amazonでも評価の高い録音であるだけに、さすがに説得力は凄い。最初から最後まで、細部を全て描ききり、粘っこく、歩を進める。それでいて、リズムの動きもかなりある。 カラヤンの振ったベルリン・フィルのブル9も相当良い録音だと思ったけれど、この録音も良い。音の良さだけとったら、今まで聴いた演奏の中で最も良いと思う。 (弦の艶やかさは、ベルリン・フィルの方が拙者好みだけけれど・・・・) 正直、結構、聴いてしまいますし、評価が高い理由もよく分かる。 ・・・・しかし、これって、例えばヴァントがブルックナー交響曲に対して評した「音楽における宇宙的な秩序の投影」じゃ無いです。 この演奏の拙者の楽しみ方は、今のところ、 「大好きな名場面を、心ゆくまで堪能する」ための演奏で、「違う世界に連れていってくれる」ために聴くのではない。 とっても感情的な「想い」で聴いている感じだ。それと、名場面の連続が少しシームレスになる所があり、場面が何処で変わったのか、気持ちを切り替えることができない瞬間がある。 拙者、未だにシューリヒトのプル9をよく聴く。今となっては、音質的に厳しい盤だが、拙者、あの削ぎ落とした、ブレの無い演奏を聴いていると、現実から離れた所に行ける。 また、ヴァント先生の東京公演の指揮姿を見ていても、先生の懐の宇宙に厳しく漂っている感じがして、映像は超具体的であるにも係わらず(だって、ジジイが突っ立ているだけだから)、これまたスペイシーな感覚というか、現実離れした感覚で聴いている。 この演奏は、それとは真逆だ。 でも、嫌いではありません。凄い演奏だと思う。きっと繰り返し聴くことになると思う。 それに、最初にこの演奏を聴いていたら、こういうコメントになったかどうかは分からない。 拙者が分かるのは、1,000円で得られる幸福のうち、これは相当コストパフォーマンスの高い幸福だということだ。 本当にこの曲は、拙者にとって人生の宝物。こんな素晴らしい曲を、素晴らしい演奏者で、色々と聴くことができるなんて、本当に幸せだなあ。 まだまだ、同曲異ヴァージョンレポート、行きますよ。 ブルックナー:交響曲第9番
by jazzamurai
| 2007-09-28 02:48
| 無定見 クラシック三昧
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