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広島東洋カープの「侍」前田智徳選手が、2007年9月1日、2000本安打を達成しました。史上36人目ということです。
この偉業達成を我が目に焼き付けるため、単身、広島市民球場に駆け付けました。 残り3本として甲子園から帰ってきた前田は、8月31日の中日戦で4、5打席目にヒット2本を打ち、残り1本としていました。 右足の怪我が長引いて、一時期は走攻守とも精彩を欠いていた時期もありましたが、8月31日の試合では、ダイビングキャッチを見せて長打を防ぐなど、かなり状態も上がっている様に感じました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 試合は広島・高橋、中日・小笠原で開始。1回表に1点取られましたが、その裏、先頭の梵のソロホームラン、新井の2ランで逆転しました。新井のホームランは久しぶりでしたが、珍しく早いカウントの外角球をライトに運びました。あれが何時でもできりゃ、もっと打てるんですがね。 前田の最初の打席は、前日よりも凄い声援で迎えられました。良い所に転がったんですが、2塁手・荒木の好守備でセカンドゴロと終わりました。 ![]() 試合は高橋の乱調で6回表までに中日に7点を取られ3対7とされ、何時もなら敗戦ムードも漂い出すのですが、6回の裏に、これまた早いカウントの球を、栗原がバックスクリーン横に叩き込んで4対7とし、7回裏には梵、東出、アレックスの連続安打で2点返し、6対7まで盛り返します。しかし、前田の併殺打でその回は終わってしまいました。 ![]() しかし8回の裏、カープ打線が今年一番の粘りを見せます。まず、栗原四球、広瀬送りバント、石原の所で代打森笠がレフトとショート間にポトンと落ちる汚いヒットで1、3塁とします。 ここで代打・嶋。この所の不調で全く期待していなかったのですが、やっぱり人気あるんですね、スタンドは総立ち。拙者は座って静観していましたが、なんと初球をレフトに3ラン。一気に逆転してしまいました。 そうするとまたこれが困る訳です。このまま8回に前田まで回らないと、9回は順当に抑えればそれでゲームセットとなり、9回の攻撃は無いわけです。そうなると今日の2000本安打達成は無くなるわけです。複雑な気持ちで嶋のベースランニングを見ていました。 だが、そこからが凄かった。梵が四球、東出がまたレフト前に汚いヒット、アレックスは投ゴロでしたが東出の足が速くてゲッツーにできません。送った形になり2アウト2、3塁で4番新井。もう球場は新井に対して兎に角、塁に出て前田に回して欲しいがために大声援です。一球毎に地鳴りのするような大声援が中日ピッチャー・久本にはプレッシャーとなったのか、かの球団の投手陣には考えられない1イニング3個目の四球が新井に与えられました。 そうなると2アウト満塁で前田です。そこでまだ強烈な大声援が送られました。中日・久本は完全に飲み込まれてしまい、コントロールも定かではありません。1ボールの後、すっぽ抜けた球がインコースのグリップ際に投げ込まれて前田は転倒。そうすると球場は怒号の嵐です。言葉の荒い広島市民球場の怒号ですから、久本にはだいぶ堪えたでしょう。3球目は打って下さいと言わんばかりの甘い球が外よりに投げられ、前田はキレイに打ち返します。ライト線よりに早い打球がすとんと落ちてライト前2点タイムリーヒット!! やったー、2000本安打達成の瞬間です。拙者は、隣に座られていた方に抱きつかれました。拙者も両手の拳を天に突き上げ、声にならない雄叫びを上げていました。あんなに興奮したことは最近ではとんとありません。歓喜に我を失ってしまいました。 前田は1塁上でご子息、中日・立浪、広島・新井から花束をもらっていました。もうホンマ、拙者の目から涙が出ましたよ・・・・。 それだけでも異常に興奮したのに、打者一巡後の次打者・栗原が、動揺した久本からまたもやホームラン(3ラン)を打って新井と前田を帰したのは嬉しかったですね(久本はちょっと可哀想でしたが・・・・)。 結果的には嶋が10号、栗原が20号に到達した訳ですから、彼らにとっても意義のある大花火大会でした。 ![]() セレモニーでは、入団から若く才能を迸らせてベストナインを連続して取った95年までの栄光、95年の神宮球場でのに右アキレス腱断裂、その後地道なリハビリを経て此処まで回復した2000安打までの簡単な道程の紹介の後、前田のインタビューがありました。内容を起こそうかなとも思いましたが、まあ「you tube」で見て頂いた方が良いでしょう。笑いあり、涙ありの前田らしい、熱いインタビューでした。 ![]() おそらくは前田のことを一番良く理解している中日・落合監督の前で達成できたことは、素晴らしいことだと思います。落合は良いことを言ってます。「子どもが一番真似して良いのが前田のフォーム。トップの位置から無駄な動きが無くバットが出ていく。逆に真似しちゃいけないのが落合、王、イチロー」「前田が天才だって?天才なら10割打て。誰だって天才じゃない」 バットを抱いて寝る位の野球バカ・前田智徳。次は300本塁打、その次は史上6人しか達成していない2500安打を目指して、怪我無く打ち続けて欲しいですね。
by jazzamurai
| 2007-09-06 02:28
| 無頼漢 広島カープ三昧
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