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![]() 富樫 雅彦 (per) 高木 元輝 (ss,per) 池田 芳夫 (b,per) 翠川 敬基 (cello,b) 豊住 芳三郎 (per) A1.風の来る予感 2.さらなる出会い 3.それから B1.身の上話 2.通りすぎてゆくもの 3.そしてまた来るもの steve lacyの「Stalks」の3か月後、同じスタジオで録音した富樫雅彦のリーダー作。 よくよく考えれば、富樫はこの年の4月、「スピリチュアル・ネイチャー」を録音、6月に「Stalks」、9月に本作と、充実した年だったのだな。 「風がテーマなんだ・・・・」「どこからともなく様々なニュアンスを持った風がやって来て、何かを語り、そして去っていく・・・・」ということをコンセプトに録音されたらしい。拙者の大好きな高木元輝と、大嫌いな翠川敬基との共演盤でもある。 まるで映画のサントラの様に、ともすれば流れていく本作の聴きモノは、高木元輝がソプラノ・サックスを吹くA2、B2。 A2で、優しく、単純で、暖かいテーマを吹く高木。そして、ソロでは、テナーを吹く時とは違って、その豪放さは抑えられ、明らかにレイシーに影響された演奏をする。しかし、一音一音選んでフレーズを区切って丁寧に吹く様は、とても真摯さを感じて良い。同時に拙者は、その後ろで流れる様に叩く富樫の、トップシンバルのコントロールに注目して聴いている。翠川のソロはスノッブでゴミ。池田芳夫はテーマを大事に、少しデイブ・ホランドの様にソロを弾く。引き続いての富樫のソロは、タムを十分に歌わせる。そして、遠くから更に遠くへ、高木は去りゆく風の声をテーマに乗せて歌う。本当に優しく・・・・。 B2は、野太いベースのリフの上を、高木が結構暴れる。しかし、テーマを歌う時のこの儚さ、優しさは何だ?本当に優しい、真面目な性格の人なんだな、高木元輝は。この儚さ、優しさと即興の激しさのギャップがこの人の魅力。そして寄り添う富樫。本作は、その時の富樫の浮遊感が特徴。 ちょっとメルヘンな感じが鼻につく盤だが、迷いながら誠実な演奏をする高木、浮遊感を重視したシンパル捌きで空間を作る富樫、拙者は大好きな盤で、学生時代から結構聴いているので、そろそろ盤もノイズが入ってきた。ということで、この前ヤフオクでもう一枚買っちゃった。日本コロンビアさん、そろそろCD化して下さいよ。
by jazzamurai
| 2007-08-24 20:24
| 無節操 ジャズ三昧
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