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![]() Demetrio Stratos - voce Giulio Capiozzo - batteria Ares Tavolazzi - basso Patrizio Fariselli - piano Giampaolo Tofani - chitarra 1.L'elefante bianco(白い象) - 4:36 2.La mela di Odessa (1920)(オデッサのリンゴ) - 6:43 3.Megalopoli(巨大都市) - 7:52 4.Nervi scoperti(のたうつ怒り) - 6:37 5.Gioia e rivoluzione(栄光と革命) - 4:40 6.Implosion - 5:30 7.Area 5 - 2:12 前からもの凄く欲しかったのですが、国内紙ジャケが出てからと思い、高いオークション品には目もくれず(ウソ)、我慢してきましたが、ストレンジデイズとユニバーサルがついにやってくれました。 紙ジャケは勿論、ディスクユニオン作。クランプスレーベルの7作全部入りボックスセット、思い切って買っちゃった。 1、2、4作目はイタリア盤のCDにディスクユニオン作の紙ジャケをオマケした盤を持っていたのですが、音がくぐもってイマイチだったんですね。ところが今回のリマスターは素晴らしい音です。 アレアは異色のボーカリスト、デメトリオを要するプログレバンド。そんじょそこらのプログレとは一線を画す。演奏技術が頭抜けて凄い。ロックというよりはジャズの技術をきっかりと身につけた手練ればかり。加えてリフの天才集団。とてつもない変拍子に乗せて忘れがたい格好いいリフを繰り返す。その上に、デメトリオの時にはヨーデル擬きも入る変態暑暑ボーカルが走りまくる。 イタリアの、という冠言葉が陳腐に思える程、ギリシャ、バルカン半島、北部アフリカという地中海の音楽の要素を消化し、その変態リフを活き活きとさせる。 本作はスタジオ録音ですが、、かっきりと完璧に演奏しているのか、というとそうではなくて、ドラムなんか、もうホントにやんちゃなんですね。ギターもフレーズの破綻とか気にせず既成概念のソロを壊そうと果敢に攻める。でも、破綻すれすれの演奏を上手くコントロールして収めて行くんですね。 なおかつ、彼らは労働者階級の誇りを持ち、左翼思想を持って、貧しきイタリアと、ヨーロッパに残る反民主主義と戦い続けたんですね。その象徴がデメトリオということになります。 闘うポピュラー音楽として、名前を挙げるならば、やっぱりヘンリー・カウかアレアだと思うんです。 本作はそういう彼らの姿勢が、一番聴きやすい形で納められている好盤です。何で、この名盤がマイナーレーベルなのか、それも彼らの誇りだったのでしょう。中身としては、1枚目の「働けば自由になる」とか、4枚目のライブとかの方が良いでしょうが、この3枚目は本当に聴きやすいですね。 この盤は、世界(その人が対峙する)に対して戦いを挑もうとしている人に、聴いて欲しいと思う名盤です。 Crac!
by jazzamurai
| 2007-08-02 00:25
| 無秩序 プログレ三昧
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