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1965年6月27日録音
Lowell Davidson (P) Gary Peacock (b) Milford Graves (dr) A1.“L” 2.Stately 1 3.Dunce B1.Ad Hoc 2.Strong Tears ESPレーベル強化期間、という訳ではないが、続けて同レーベルの名盤。 ローウェル・デビッドソンはこの時23歳、ゲイリーは30歳、ミルフォードは23歳。 デビッドソンのレコードは、これ1枚しかない。彼は、奨学金を得てハーバード大に入学した科学者だったらしい。無念にも、化学実験中の事故で負傷し、それが元なのか、1990年に48歳で亡くなっている。 彼の演奏は、ミルフォードと行動を共にしていたドン・プューレンと比べると、メロディを重視している。作曲したテーマも、ポール・ブレイの様にリリカルで、ロマンチックなもの。即興はテーマを発展させた内容であり、ブルース・フィーリングは無く、この時代のフリージャズにありがちな、黒い情念は無い。正直、この演奏は聴きやすい。かけておくと、何時始まって、何時終わったのか、他の仕事に集中していると、分からない程だ。 しかし、リズム的には非常に自由だ。その豊かな流れを大きく作りつつ、高いテンションを保っているのがミルフォードということになる。同時に、このセッションのリーダーは恐らくピーコックであり、全体は彼がコントロールしている。どう聴いても、この組合せ以外には考えられない奇跡であり、誰がこの3人を組み合わせたのか分からないが、ベストマッチだろう。 デビッドソンのピアノは、この時期のフリーのピアニストに見られる、空間を埋め尽くさねばならない的な脅迫観念とは無関係だ。黒人によくある弾き方だと教えてくれた人がいるが、ツボを抑えて、間を有効に使い、場によってはミルフォードに委ねて空間を漂う。場によっては、左手をぶち込んで、彼を触発する。ゲイリーのベースは細かいが、せせこましくはなく、適切に音を足し、フォローする。 上手く言えませんが、実は、内容がぎゅっと詰まった名盤だと思います。 Lowell Davidson Trio
by jazzamurai
| 2007-07-14 01:21
| 無節操 ジャズ三昧
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