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1962年9月17日、NYC。
Duke Ellington (p) Charlie Mingus (b) Max Roach (dr) 1. Money Jungle 2. Fleurette Africaine 3. Very Special 4. Warm Valley 5. Wig Wise 6. Caravan 7. Solitude 8. Switch Blade 9. A Little Max (Parfait) 10. REM Blues 11. Backward Country Boy Blues デューク63歳、ミンガス40歳、ローチ38歳。 このジャズは、何なんだろうか。凄いです。何が凄いって、いい年した大人が、ケンカすれすれで遊んでます。ゴツゴツとスウィングするデュークのピアノ、それをバッキングするつもりは毛頭無いように弾きまくるミンガス。がっちりとビートを出して進めていくローチ。こんなに硬派でイカれたジャズは、久しぶりに聴きました。 1曲目のベースの出からして鳥肌ものの尋常でない感じ。ババババババって、同じ音を連打するミンガスがどんなにリズムをかき乱そうと、デュークはゴンゴンと豪快にコードを突っ込んで前に行きます。ローチは堅いビートでキリキリと締め上げる。この軋轢には正直びびります。 2曲目、奇怪なベースのリフ、思い情感を湛えたデュークのピアノ、富樫雅彦の様に歌うローチのマレット。 3曲目は硬派なスウィングです。途中、突拍子もない攻撃を仕掛けるミンガス、呼応するデューク、そしてやり返し。素晴らしい。 4曲目、一人デュークが弾き出す。この人にはソロ・ピアノ集は無いのでしょうか。素晴らしい。テーマも良いが、それを発展的に解体して行く様が素晴らしい。 5曲目、ファニーなテーマ。モンクみたい。バッキングに徹したミンガスも良い。 6曲目、本家がやるスタンダードは、えらくブッ飛んだアレンジです。 後半は少し落ち着いてきます。7曲目のバラードは、一人デュークのピアノが甘くないバラードを奏でます。泣けてきます。 8曲目のブルースでは、トリッキーなデュークのソロの後のミンガスのソロが泣ける。って、おいおい、そのまま終わるなよ。 9曲目、リフの上で遊ぶローチの軽やかなタム捌きが素晴らしい。ワオ、曲名通りの演奏だ。 10曲目、間、リラックスしたリフに乗せてソロをとるローチが良い。この堅い男が珍しくスウィングしている。 結局、思いっきり遊んでいるようで、ミンガスは御大の手の中にいるようです。 録音もヴァン・ゲルターじゃないけれど、さすがブルーノート、良いです。 デュークのファーストチョイスではないでしょうが、拙者は傑作と思いました。 Money Jungle
by jazzamurai
| 2007-06-15 00:03
| 無節操 ジャズ三昧
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