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![]() David Cross (violin, viola, mellotron, uncredited flute on "Exiles") Robert Fripp (guitar, mellotron, devices) John Wetton (bass, vocals, uncredited piano on "Exiles") Bill Bruford (drums) Jamie Muir (various percussion) 1.Lark's Tongues in Aspic, Part One (D. Cross/R. Fripp/J. Wetton/B. Bruford/J. Muir) – 13:36 2.Book of Saturday (R. Fripp/J. Wetton/R. Palmer-James) – 2:49 3.Exiles (D. Cross/R. Fripp/R. Palmer-James) – 7:40 4.Easy Money (R. Fripp/J. Wetton/R. Palmer-James) – 7:54 5.The Talking Drum (D. Cross/R. Fripp/J. Wetton/B. Bruford/J. Muir) – 7:26 6.Lark's Tongues in Aspic, Part Two (R. Fripp) – 7:12 キング・クリムゾンのスタジオ5作目。ロック史上に異様な黒光を放つ異色中の異色作にして、傑作中の傑作。 邦題「太陽と戦慄」は良く知られているが、それでは、この音楽の一面しか表現できていない。直訳すれば「肉汁ゼリーの中のヒバリの舌」となり、明らかにセックスを意味している。そしてジャケットは太陽と月の合一、その中に描かれた顔はチベット仏教の男女合体神のそれである。以上が意味するものは、全く正反対のものの合一による爆発的歓喜の現出だろう。動と静、崇高さと猥雑さ、哀愁と馬鹿馬鹿しさ、構築と破壊の合一が狙われ、最終曲、「Lark's Tongues in Aspic, Part Two」で5拍子の繰り返しが徐々に高まり、最後の最後で、エクスタシーの大爆発が訪れる。 なんという解放、なんという融合。この様な音楽による快楽は、そうあるものではない。 話を変える様で悪いが、拙者は、イエスの様なシンフォ系プログレが性に合わない。 最近、良質なクラシックを聴くようになって、漸く見切りがついた。きっと、もう触手を伸ばすことは無いだろう。それは、シンフォ系等という偽物を聴く位なら、過去の偉人が血を流す程、人生へ立ち向かい、絞り出した過去のシンフォニー名曲を聴く方が、よっぽど拙者の人生にとって有意義だと気づいたからだ。 では、キング・クリムゾンはどうか。彼らは常に、というか、ロバート・フリップは常に、綿密に構築された音と、既成概念を破壊した即興の融合により、破綻すれすれの綱渡りの様な演奏を聴かせてくれる。本作はその奇跡的な結実である。 それがキング・クリムゾンの魅力そのものである。そして、「破綻すれすれの綱渡り」こそが拙者にとって、即興演奏(ジャズ、フリー・ミュージック)、ロック等のイディオムの魅力そのものである。だから、拙者はスリルの無い音楽を聴く気にはなれないし、闘わない音楽を聴く気にもなれないのだ。(まあ、時に軟派になることもございますが・・・・。) 有名な1枚目の、有名な歌詞=「混沌は我が墓碑銘」は、拙者にとって座右の銘になる名言だ。拙者はキング・クリムゾンから離れることは一生無いだろうし、キング・クリムゾン的な考え方でしか音楽は聴かないだろう。 キング・クリムゾン : 太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)
by jazzamurai
| 2007-04-18 00:56
| 無秩序 プログレ三昧
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