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1966年5月28日、ニューヨーク。
![]() 2.Introduction to My Favorite Things - 6:07 3.My Favorite Things - 20:21 John Coltrane - Soprano Saxophone, Tenor Saxophone,Bass Clarinet,Flute Pharoah Sanders - Tenor Saxophone,Flute Alice Coltrane - Piano Jimmy Garrison - Bass Rashied Ali - Drums Emanuel Rahim - Percussion John Coltraneは絶え間ない向上を目指す人だ。 だから、彼の作品には完成品は無い(優れた即興演奏家がみなそうであるように)。 あるのは、常に不断の努力を傾けて、彼がその場で今の彼自身であろうとすることだけ。 だが、この盤は、拙者にとって、「3つのMy Favorite Things」という物語の最終章として、 意味のある盤であり、拙者が最も愛するColtraneの盤だ。 「Ballads」や「至上の愛」といった名盤を生んだ共演者、McCoy Tyner (p)、 Elvin Jones(dr)と別れて、ColtraneはFree Jazzの世界に参入した。 したが、彼がFree Jazzに参入した訳は、リズムにあって、コードに無いことは、 この演奏を聴けば分かる。彼もまた、Eric Dolphyと同じ様に、無調になることは無かった。 少し音が細く、頼り無げだが、Coltraneにピタリと寄り添う、Rashied Ali。 何故、Sunny Murrayでも、Milford Gravesでも無いのか、ということ。 Elvin Jonesの双子の様に、Coltraneに寄り添っているではないか。 Alice Coltraneは愚直なまでにコードを叩き出す。Jimmy Garrisonの役割は希薄。 Pharoah Sandersは、Coltraneとは真逆のボイスを吐き出す。 (あえて言うが、拙者が察するに、ColtraneはAylerと演りたかったのでは?) 拙者は、このQuintetのPharoahしか、馴染まない。 この演奏の彼こそがPharoahであり、後日のPharoahはColtraneの相似形である。 Coltraneの相似形となろうとしたPharoahには、何を聴いても興味が沸かない。 そして、Coltrane。本当に凄い。何時聴いてもため息が出る。 「My Favorite Things」の中間、Pharoahのソロの時、ColtraneはEric Dolphyの 遺品のfl、bclで、Pharoahに絡み、鼓舞する(その事実が、また胸を撃つ)。 そして、Pharoahによって解体されたテーマに導かれて、 「演奏の最もスリリングな局面であるColtraneとSandersのあの気違いじみた対話が、 つづいてColtraneのみによる反復が展開される」(清水俊彦)。 この人は、何回演じたのか分からないこの素材で、この時においてなお、 まだ此処まで突き詰めて即興演奏のための命綱として使い切れるのか? そして、一体何処まで行くつもりなのか? ColtraneのFreeに偏見のある方、これを是非聴いて下さい。 本当に凄いですよ。まあ、Jazz聴きの方より、プログレ聴きの方にお奨めしておきます。 ・・・・Alice Coltrane、亡くなりましたね。 拙者、あの人のJazzがSpiritualとか言って、もてはやされるのはちと疑問。 でも、この盤の愚直なコード弾きは、雰囲気あって良い。 ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン!
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by jazzamurai
| 2007-01-17 00:12
| 無節操 ジャズ三昧
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