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![]() 高木 元輝 (ts,ss,bcl) 徳弘 崇 (b) 小野 勉 (dr) A1.Estado 2.Bird Song B1.Love Song 2.People in Sorrow 2003年12月17日発売の紙ジャケCDは24bit Digitally Remasteredと書いてあるが、・・・・嘘です。レコード落としで、針が埃を拾う音がプチプチ入っています。 なおかつ、両サイドの1、2曲目のデータを切り分けていない。いい加減なリリースだなあ。 まあ、良い。貴重なレコードを磨り減らすよりは。LPを手に入れて以来、何度、この壮絶な音圧に身を委ねてきたか。 冒頭の「Estado」、押し潰した音のテナーが鳴り出した瞬間から、高木さんのテナーの音色、音圧、過激なフレージング、既成概念の破壊と共にある、溢れる叙情に引き込まれ、揺さぶられる。 激烈な混沌が、良き理解者たる野太いベースに支えられ、少し不器用ではあるが手抜きの無いドラムにより徹底的に掻き雑ぜられる。 その中をキレっぱなしのテナーがとことん熱く巻き散らかす。 「Bird Song」ではssとbは双子の兄弟のように会話する。寄り添う風の様なdr。 「Love Song」はbclで奏でられるバラード。何という美しいメロディを書くのか。 この人は、本当に情が深いのだろう。 「People in Sorrow」、この曲を此処までの理解し、共感し、昇華して演じた即興演奏を、拙者は他に知らない。 高木さんは、日本で、60年代の世界的フリージャズ・ムーブメントの同時代を生きた。 そして、日和らなかった。はっきり言って、アルバート・アイラー、ベーター・ブロッツマンと同じ位、グレートな、素晴らしいtsの即興演奏家です。 彼にとっては、1975年のスティーヴ・レイシーとの共演が不幸だった、という人もある。 演奏がまるで変わってしまったと。ssを吹く時に、一音一音、研ぎ澄ますようになったと。 それが彼の大胆さを奪ってしまったと。エヴァン・パーカーでさえスティーヴ・レイシーと共演する時は、レイシーのそっくりさんになってしまうのだ。 仕方ないこととはいえ、恐ろしいことだ。 この盤は、雄雄しい高木節を聴くためには、ベストの音源である。音質に気を取られないで、テナーの圧倒的な音圧に身を任せて欲しい。題名はイマイチだが、傑作です。 高木元輝 : モスラ・フライト(紙)
by jazzamurai
| 2007-01-13 01:44
| 無節操 ジャズ三昧
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