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は〜い、皆様、2014年も、今日で終わりですねえ。
本当は、酒でも飲んでゆるゆる行きたい所なのですが、ちょっと肝臓の状態が悪く、あまり飲めないんですよね。 辛いです、お酒が好きだから…(新井風に読んで下さい) ということで、最近、見出しの件について、ちょっと疑問に思ったことがあるので、書いておきたいと思います。 impulse!に残されたトレーンのレコードが、最近、だいぶ値上がりしてきました。 ご承知の通り、impulse!はstereoのレコードをメインに打ち出したレーベルですが、ヤフオクでは、やはりmonoの方が人気があります。 特に、トレーンの「BALLADS」のmonoは、異常に高い。 でも、やっぱり拙者としては、欲しい訳です。 んで、つい先日、near mint盤を落札した訳です。13,500円で。良い買い物だと思いました。 ワクワクして待っていました。 届けられた盤は、ラベルに艶があり、キズも殆ど見当たりません。 凄く嬉しかったんですが、手に持った瞬間に嫌な予感がしました。 …盤が軽いんです。 そして、DINON DL-102でトレースした所、…まるでディストーションをかけたように、音が歪んでるんです。チリパチは全くないのに、音にノイズが乗ってるんです。 COLTRANEの「BALLADS」に風邪ひき盤が存在する、という情報は、持っていません。というか、風邪ひき、というより、過入力したような、まとわりつくザラザラしたノイズなんです。 でも、音量は小さいんです。 びっくりしました。すぐに出品者に連絡し、返品しました。返品できて良かった…。 ところで、私の認識から言うと、60年代前後のmono盤というと、stereo盤より厚くて、重量がある盤が普通だと思います。というのは、もともとmono盤がメインで、stereo盤は後から出されたケースが多いので…。BLUE NOTEとか、PRESTIGEなんか、そうですよね。 でも、ひょっとするとimpulse!は、ちょっと違うのかな〜、と思い始めました。 そこで、『レコードコレクターズ』2011年11月版「ジョン・コルトレーンとインパルス」を見てみたいと思います。 同書30ページの「LPレーベルの変遷」と、コルトレーンのimpulse時代のディスコグラフィーと、拙者の所有の盤を見て行きます。 ![]() 61〜63年 (AS1〜AS32) オレンジ/艶あり 下部の記載は、 AM-PAR がオリジ。 A-6 Africa Brass 1961年 →(拙者の)mono オレンジ艶なし 刻印:RVG 重量:150g ABC-PARAMOUNT →(結果)65〜66年の再発盤のmonoということみたい。 A-10 Live! at the Village Vanguard 1962年 →(拙者の)stereo 赤黒 刻印:RVG STEREO 重量:170g ロゴ一体 →(結果)67〜70年の再発盤 ☆ロゴ一体の中には、盤が重いものがある? A-21 Coltrane 1962年 →(拙者のstereoのきれいな方)オレンジ艶あり 刻印:VAN GELDER STEREO 重量:150g ABC-PARAMOUNT →(結果)63〜65年の再発盤。でも、見開きは青文字なので、市場ではオリジナルとして紹介されると思います。注意注意…。 (拙者のstereoのきたない方)オレンジ艶あり 刻印:VAN GELDER STEREO 重量:150g AM-PAR →(結果)オリジナルみたい。 (拙者のmono)オレンジ艶あり 刻印:VAN GELDER 重量:150g AM-PAR →(結果)オリジナルみたい。 A-30 Duke Ellington & John Coltrane 1963年 →持ってない。 A-32 Ballads 1963年 →(拙者の)stereo 赤黒 刻印:RVG STEREO 重量:150g ロゴ一体 →(結果)71〜72年の再発盤。 63〜65年 (AS33〜AS100) オレンジ/艶あり 下部の記載は、 ABC-PARAMOUNT がオリジ。 A40 John Coltrane & Johnny Hartman 1963年 →(拙者の)stereo 赤黒 刻印:RVG STEREO 重量:170g ロゴ一体 →(結果)67〜70年の再発盤。 ☆ロゴ一体の中には、盤が重いものがある? A-42 Impressions 1963年 →(拙者の)stereo 赤黒 刻印:RVG STEREO 重量:115g ロゴ分離 →(結果)71〜72年の再発盤。 ☆ロゴ分離は、盤が薄い? A-50 Live at Birdland 1964年 →(拙者のstereo)オレンジ艶なし 刻印:VAN GELDER STEREO 重量:135g ABC-PARAMOUNT →(結果)65〜66年の再発盤。 (拙者のmono)オレンジ艶なし 刻印:VAN GELDER STEREO 重量:135g ABC-PARAMOUNT →(結果)65〜66年の再発盤。 ☆この再発盤は、艶あり再発に比べて盤が軽い? A-66 Crescent 1964年 →(拙者の)stereo オレンジ艶なし 刻印:VAN GELDER STEREO 重量:150g ABC-PARAMOUNT →(結果)65〜66年の再発盤。 A-77 至上の愛 A Love Supreme 1964年 →(拙者の)stereo オレンジ艶なし 刻印:VAN GELDER STEREO 重量:170g ABC-PARAMOUNT →(結果)65〜66年の再発盤。 ☆この再発盤は、何故か盤が重い? 問題は、背後にブート音が入ってること。オリジナルはどうなのだろうか…。 A-85 John Coltrane Quartet Plays 1965年 (拙者の)stereo オレンジ艶あり 刻印:VAN GELDER 重量:150g ABC-PARAMOUNT →(結果)オリジナルみたい。このあたりから、STEREO盤でもSTEREOの刻印はなしなのかな? A-95 Ascension 1966年 →(拙者のstereo)オレンジ艶なし 刻印:VAN GELDER 重量:160g ABC-PARAMOUNT →(結果)謎です。エディション1なのに、艶なしラベル。エディション1はオリジナルしか存在しないはず。なのに、二桁台なのに、艶なし…。 (拙者のmono)オレンジ艶なし 刻印:VAN GELDER 重量:160g ABC-PARAMOUNT →(結果)再発盤? 上のエディション1の疑問があるため、よく分からない。 65〜66年 (AS9101〜AS9135) オレンジ/艶なし 下部の記載は、 ABC-PARAMOUNT がオリジ。 A-9106 Kulu Se Mama 1966年 →(拙者の)stereo 赤黒 刻印:VAN GELDER 重量:160g ロゴ一体 →(結果)71〜72年の再発盤。 A-9110 Meditation 1966年 →(拙者の)stereo オレンジ艶なし 刻印:VAN GELDER 重量:150g ABC RECORD →(結果)66〜67年の再発盤。 A-9120 Expression 1967年 →(拙者の)stereo オレンジ艶なし 刻印:両面VAN GELDER 重量:150g ABC RECORD →(結果)66〜67年の再発盤。この盤は片面だけ刻印が入っているものがオリジナルだそうです。 A-9124 Live! at the Village Vanguard Again! 1966年 →(拙者のstereo1)オレンジ艶なし 刻印:VAN GELDER 重量:170g ABC-PARAMOUNT →(結果)謎です。 →(拙者のstereo2)オレンジ艶なし 刻印:VAN GELDER 重量:150g ABC-PARAMOUNT →(結果)謎です。 ☆どっちもオリジナルだと思ってました。でも、重さが違う…。 (拙者のmono)オレンジ艶なし 刻印:VAN GELDER 重量:130g 片面:ABC-PARAMOUNT、片面:ABC RECORD →(結果)再発盤? オリジナルだと思ってたのに、よく分からなくなりました。セカンドかな…。 66〜67年 (AS9136〜AS9158) オレンジ/艶なし 下部の記載は、 ABC RECORDSがオリジ。 A-9140 OM →(拙者の)stereo オレンジ艶なし 刻印:なし 重量:150g ABC RECORD →(結果)オリジナルみたい。この盤はもともと刻印なしです。 67〜70年 (AS9159〜AS9195) 赤黒/艶なし impulse!とabc-recordsのロゴ一体、下部の記載が長くて、西暦がない。 AS-9161 Selflessness →オリジナルみたい。背面のシールありとシールなしがあって、シールなしがオリジナルみたいです。両方持ってますが、シールありが160g、シールなしが170g盤でした。一体何がどうなってるんだか…。 AS-9195 Transition →オリジナルみたい。でも、二枚もってるうちの一枚が130g、もう一枚が140gでした。 70〜72年 (AS9196〜AS9229) 赤黒/艶なし ロゴ2分割、下部の記載が長くて、西暦がない。 AS-9202 Live in seattle 130g →レーベルだけ確認しましたが、オリジナルみたいです。 AS-9211 Sun Ship 150g →レーベルだけ確認しましたが、オリジナルみたいです。 AS-9225 Infinity 120g →レーベルを確認したところ、下部の記載が短く、西暦が入っています。 これは再発かも。 …疲れました。なんでこんなに、重さがバラバラなんですか? いい加減過ぎるよ、全くもう。 だいたい、こんな感じです。 で、分かったこと。 改めて調べてみると、拙者の持ってる二桁台の盤は、オリジナルは少ないと言うことが分かった。 でも、完オリじゃなくても、音さえ良ければ、悲観するようなものではない。セカンドかサードでも、音さえ良ければ、あまり気にする必要は無いだろう。 問題は、今後、AM PARをオリジナルとする盤のmonoを購入する時、ABC-PARAMOUNT表記や、艶なしを購入すると、盤が薄いものが当たる可能性があり、経験上、盤の薄いものには、トラブルが発生している可能性があるということ。 これは困る。 例えば、拙者の持ってる Live at Birdland の mono、135gなんですが、ちょっと反ってるんだもん。 ちょっとなんだけどさあ…。 impulse!のオレンジラベルなのに、軽量で反ってる、なんて話にならん…。 大好きな盤だけに、これは換えたいなあ…。 こういうのには、今後当たりたくないです。 最後に、最初にお話しした「Ballads」に話を戻します。 ラベル下部の記載は、両面ABC-PARAMOUNT表記で、かつ盤が軽かった…。 で、目視では問題なかったのに、聴いてみると酷いノイズだった。 こういうのにも、今後当たりたくない…。 もしも、impulse!のA1〜A32をオークションで落札しようとする場合は、両面AM-PARの盤を選ぶべきではないか、と思います。 この盤については、ABC-PARAMOUNT表記や、艶なしラベルを買ってしまうと、「安物買いの銭失い」になるような気がします。 もし買う場合でも、盤の重さはチェックした方が良いのではないでしょうか。 半端なオレンジラベルを買うくらいなら、67〜70年の、赤黒/艶なし、impulse!とabc-recordsのロゴ一体、下部の記載が長くて、西暦がない、という再発をお勧めします。 というのも、拙者が持っている、その「Ballads」が、音が良くて安いからです。 しかし、アナログ盤の世界は、深いというか、やくざというか、混沌というか…。 ある程度の歴史は覚えられるんですけど、比較的簡単なimpulse!でさえこうですからね。 大変ですわ…。
by jazzamurai
| 2014-12-31 18:25
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