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![]() Recorded at familiy Sound Studio, Paris, France, May 23 & 24, 1987. A1.Punching Paich Patch – Eric Watson 9:30 2.Walking Duet – EW 6:30 3.Tag Zone – Aaron Scott, EW 4:10 4.The Girl Who Never Sang – EW 4:40 B1.Last Request – EW 8:00 2.Situation Tragedy – EW 5:10 3.Your Tonight Is My Tomorrow – EW 7:00 Piano – Eric Watson Soprano Saxophone – Steve Lacy Bass – Jean-Paul Celea Drums – Aaron Scott おっと、流される女シリーズが続いた。このジャケットは秀逸。このジャケットだけ見てたら、さぞかしおしゃれで色っぽいサウンドが録音されていると思われるけど、それで実際そう聴こえなくもないけど、でも何だか異世界の匂いがする、そんな盤。結構良い。 拙者はスティーヴ・レイシーが大好きで、レコードに関してはコンプリート・コレクションを目指しています。昨年、初期のブレスティッジ盤を入手して、山は越えたので、もう後はないな〜と思っていたら、実は80年代後期の盤に、持っていたつもりで抜けていたのが判明して、最近になって慌てて再確認した上で探している。 何故、持っているつもりだったのに、持っていなかったのだろう。それは多分、拙者が80年代のレイシーの盤を軽んじていたからだろうと思う。率直に吐露すると。 レイシーは大好きです。でも、80年代のレイシーは多作で、どうも一枚一枚の存在感が薄く感じられたのかもしれない。んで、あまり聴いていなかった。 聴いていなかったから、印象も薄かった。 ところがですよ。改めて聴いてみると、どの盤を聴いても、やっぱり素晴らしいのです。 はっきり言って、拙者は一体、何をしてきたんだろうと。凡百の盤をコレクションしても、意味はない。やっぱり、レイシーを聴かないと、拙者のジャズ聴き人生がもったいない、と思う。 さて、本盤ですが、リーダーのエリック・ワトソンさんは、1955年、アメリカ生まれ、フランス在住で、コンセルストラスブールフランスの先生。なので、本盤の録音時は32歳。レイシー先生は53歳だった。ただし、レイシーの入っている曲はA1とB1、2だけ。 A1は、チック・コリアのようにスコアの長い曲。レイシーよりマイケル・ブレッカーに吹かせたらもっとそれらしい、80年代の都会な感じの演奏になるだろうに、ビミョーに何か歪んだ感じがあって、レイシーが吹くからよけいにファニーな感じの曲になっている。でもそれが良い。始めはベースもかっきりウォーキングして、しゃれてふくよかな感じの好演かな、と思うんだけど、だんだん少し歪んだ様相を帯び始める。さすが、レイシーの演奏がたった一色で終わる訳がない。B1はレイシーとワトソンのデュオ。ファニーなバラードで、これは、歌うことに集中して吹ききっている。この硬質なリリシズムもレイシーの素晴らしい魅力。とにかく、レイシーは鳴っている音の質が圧倒的に良いのだ。B2はゴンゴンとした固い演奏。レイシーのひしゃげた甲高いロングトーンがかっこいい。ちょっとキング・クリムゾンっぽいなあ。 A2、4、B3のピアノ・トリオによる演奏は、アクが少なめでこれも良い。エリック・ワトソンさんはカーラ・ブレイみたいな良い曲を書くなあと感心する。演奏スタイルもちょっと似てるかな。でも、それで良いと思う。希代の天才カーラ・ブレイの作風を継承してくれる人がいないのはもったいない。演奏はビル・エヴァンズ以降の現代的なジャズ・ピアノのテクニックを有しつつ、独特のロマンティシズムを感じさせます。こんなピアニストが、ちょっと距離がありそうなレイシーを敬愛しているところが、また良いと思います。 Your Tonight Is My Tomorrow
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by jazzamurai
| 2013-03-09 10:26
| 無節操 ジャズ三昧
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