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Recorded April 24 & May 14, 1962. Sound Makers, New York City Bill Evans – piano Jim Hall – guitar Producer Alan Douglas A1.My Funny Valentine (Rodgers, Hart) – 5:21 2.I Hear a Rhapsody (Jack Baker, George Fragos, Dick Gasparre) – 4:36 3.Dream Gypsy (Judith Veveers)– 4:33 B1.Romain (Jim Hall) – 5:19 2.Skating in Central Park (Lewis) – 5:19 3.Darn That Dream (DeLange, Van Heusen) – 5:04 まあ、自分にはあんまり縁のない盤というものは存在する訳です。 拙者にとっては、長年、この盤がそうでした。 なんせビル・エヴァンス関連は、スコット・ラファロ関連を筆頭に、盤が高すぎる。ラファロ関連の次に高いのが本盤だと思う。 高い金出して、パチパチとノイズの入る盤を拝聴したいとは思わない。音が悪いのが分かっている日本盤も嫌だ。じゃあCDで買うかというと、現在、CDという媒体に疑問を持っている拙者としては、あまり手を出したくない。 ということで、聴いたらきっとはまるだろう、本盤に、今まで手を出さずに来た訳ですが、どうも、調べてみると、この盤のオリジナルは、由来のはっきりしない盤らしい。 UNITED ARTISTの黒ラベルはセカンドと言われているが、そのうち溝があるものの方が、サックスを抱える男のシルエットがラベルに書かれているオリジナルより良い音がするという。 ということで、その話を踏まえて、黒ラベルの溝なしを買ってみました。 なんで溝なし?ということについては、単純に間違えたのです(-_-;)(-_-;)(-_-;)。 安いから飛びついちゃったのね。 ということでやってきたこの盤ですが、……良いですね〜。何だろう、確かにジャズなんだけど、全くブルース・フィーリングがなくて、マイ・ファニー・ヴァレンタインのようなスタンダードを演じても、何か世界が違う。 生々しさがないのです。 undercurrentとは、1.底流,下層流。2.〔感情・意見などの〕(表面には現われない) 暗流−を言うらしいですが、ジャケットを見ながら、タイトルの意味する所を考えるとなかなか良い。 お互いを立てあう二重奏のインプロヴィゼーションとして、かなり水準の高い音楽であることは確か。 イメージとしては、溺死するオフィーリア、が流れていくあの世の音楽みたい、と単純には言っても良い。しかし、絵画の題材としての溺死するオフィーリアは、何時も岸辺からしか描かれない。 しかし、この音楽はきっと、川の流れの中をたゆたうこの女性の美しさを描いている。そして、この女性を流している表面の流れについて、そして、ゆっくりとその下を流れ、水草を撫でる音をも表現している。 つまり、この二人がやろうとしてることは、美しいテーマを用いながら、役割を上方の流れと下方の流れとに入れ替えながら、 この美しい音楽を、あの世の音楽(今までのジャズでは奏でられなかった音楽)として、慎重に運んでいこう(奏でよう)とすること?なのかもしれない。 そして、特に下方の流れ、底流を奏でている奏者(バッキングに回っていると思われる奏者)の即興のあり方を聴いてほしい、ということなのかもしれない。だから、ジャケットの大きな面積を、水草のゆらぎの表現に使っているのかも。 などと考えていると、なんだかセンスのない気色の悪いジャケだ、と思っていた今までの印象が、なんだか幽玄なものに思えてくるから、ちょっと不思議です。 良いですね〜。気に入りました。 アンダーカレント [HQCD] Undercurrent [Analog]
by jazzamurai
| 2013-02-20 21:33
| 無節操 ジャズ三昧
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