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![]() Recorded 1966 Roswell Rudd (tb) Giuseppi Logan (fl, bcl) Lewis Worrell, Charles Haden (b) Beaver Harris (ds) Robin Kenyatta (as) A1.Everywhere (11:35) 2.Yankee No-How (12:04) B1.Respects (11:40) 2.Satan's Dance (12:01) ラズウェル・ラッド31歳、 ビーバー・ハリス30歳、ロビン・ケニヤッタ24歳、ヘイデン29歳、ルイス・ウォーレル年齢不明、ジュゼッピ・ローガン31歳。そう、この盤にはローガンが入っている。てっきり、ジャズの歴史の中から消え去って、狂い死にしたのだと勝手に思っていたが、Wikipediaで調べると、彼はどっこい生きていた。良かった! 彼の参加した盤の中でも希少なこの盤を、拙者、殆ど見かけたことが無い。拙者のは緑ラベルです。9126番だから、オレンジラベルのオリジナルがあると思うのだが、そんなものが存在するとは、つい最近まで考えたことがなかったわ。 主にビーバー・ハリスによってもたらされる、完璧かつ強烈な混沌。その中を誰がソロを取るでもなく、集団即興演奏を繰り広げるこの盤は、一聴、聴き辛いことこの上無いが、それでも聴けてしまうのは、全員が真摯で、虚飾がないから。 それにしても、控えめに演奏するローガンの異常さは、ちょっと怖いものがあります。なんだろう、ジャン・リュック・ゴダールの『ワン・プラス・ワン』に出てくるブライアン・ジョーンズみたいな怖さ、かな。 A1はインド風のイントロから静かに展開。ヘイデンのベースが全体の雰囲気を作る。ロビン・ケニヤッタのむやみに咆哮しない誠実なプレイが良いです。対照的なラッドの豪放なプレイ、落ち着いてはいるものの、異常な雰囲気をかもし出す、ローガンのフルートとバスクラ。 A2は、ラッド作のファンキーなテーマだが、全く関係無しに混沌に突入。全く、この頃のビーバー・ハリスは、ミルフォード・グレイヴスと並ぶ強烈なフリージャズ・ドラマーだった。アイラーの「イン・グリニウィッチ・ビレッジ」での演奏もそうとう強烈だけど、この録音での重い音の塊の連打は凄い迫力やわ。集団即興演奏で突っ走る。管は三者三様。ロビン・ケニヤッタの明確なプレイと、ローガンのまとまりの無いバスクラの対比が面白い。 暗い不敵なテーマのB1はゆったりめのフリー。これもソロのはっきりしない集団即興演奏で、三管の対比が面白い。バスクラだったり、フルートだったりのローガンがとにかく変。ヘイデンのベースをよく聴くと、やっぱりこういう全くのフリーは苦手そうに聴こえる。悪くないけど。ここでもロビン・ケニヤッタが吹けてる。 ローガンのオリジナル、B2はテンション高すぎ。地獄の業火みたいな強烈な混沌を従えて、ゆっくり歌うように吹くロビン・ケニヤッタのソロがめちゃめちゃ良い。ラッドのソロは、まともじゃない。メロディを吹かないんだもの。それこそサタンの呻き声。真打、ローガンのバスクラは変。低音でくねくねととぐろを巻く。でも、暗い情念とかじゃないのよね。ホントにこの時、おかしかったんだろうな、と思う。絶対に変だもん、この演奏。 こんなんがimpulseから初めてリリースされた時は、みんなびっくらこいたんだろうな~。年配のジャズファンのフリーに対する毛嫌いはこういう盤を聴いた時から始っているのだろうかね。 最後になりますが、拙者はラッドが好きです。New York Art Quartetのプレイとか大好きやもんね。 驚いたことにCDが出てた・・・・。エヴリホエア
by jazzamurai
| 2010-04-21 01:07
| 無節操 ジャズ三昧
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