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![]() 近藤等則プロデュース 浅川マキ (vo) 近藤等則 (tp,perc) 本多俊之 (as,ss,fl) 杉本喜代志 (g) 飛田一男 (g) 川端民夫 (b) つのだひろ (ds) ![]() 2. 忘れたよ 3. こころ隠して 4. むかし B1. 新曲"B" 2. 夕暮れのまんなか 3. マシン 4. 今なら マキが死んじゃった・・・・。去年、京都に来ていたのに、何故か行きそびれていた。何故だったんだろう。今となっては、悔やまれる。 1月15日、16日と、名古屋jazz inn LOVELYでライブやって、17日の最終日、開演時間になっても来ないから、ホテルに連絡したら、浴室に入ったまま、顔を水に浸けて亡くなってたらしい。入浴中、急性心不全起こしたんだね。ジム・モリソンの死に方と同じかな・・・・。 寂しい・・・・。 この盤の題名のように、うたた寝のつもりだったのかな。 本作は1982年の録音で彼女の40歳の作品。名作「マイ・マン」の次作にあたる。プロデュースと全曲作曲は近藤等則。1982年の近藤と言えば、その年来日したオランダのフリーミュージックオケ、ICP Orchestraのツアーに参加しているなど、まだバリバリのフリーミュージックのトランペッターだった。しかし、1983年にはギタリスト渡辺香津美を迎えて「Tibetan Blue Air Liquid Band/空中浮遊」を録音、翌年からはIMAを結成して、Bill Laswellに接近していく、そういう節目の時期にある。 マキはと言えば、1984年に節目のオールスターライブ「幻の男たち」ツアーを実施している。そういう時期なのだ。マキは「時代に合わせて呼吸をするつもりはない」と言ったらしいが、その時代に花開こうとしたミュージシャンをジャンルに拘らず競演させ、枠にはまらない音を作る一方で、誰にも真似できない独特な歌の世界を作った。そして、全く留まらなかった。それが凄く良い、と思う。 拙者、「幻の男たち」ツアーを京大西部講堂で見たが(花の浪人生でした)、二部の初っ端、十八番の「マイ・マン」を渋谷毅のピアノで歌い出したのもつかの間、近藤等則が登場、隣でおもちゃをガチャガチャ、ノイズをビーガガと騒ぎ立て、客から「その男は邪魔だ!!」と言われながら、二人は全く我関せずで、自分の演奏に没頭していた姿を見て、めちゃめちゃカッコいいと思ったもんだ。 A1、ミシェール・モルガンって誰や、という問題はあるが、ディスコビートに乗って暗く、「何時もみる夢/暗い町の歩道/一人歩く若い女がいる」と歌われると、もう背中ゾクゾクですよ。めちゃカッコ良い。都会の闇を見る感じがする。 A2、変拍子の上でゆったり歌われる。 A3、レゲエのリズムだけど、管のソロ回しがちょっと古いジャムナンバーのような感じもする。 A4、ちょっとファンクなリズムを、クールなギターが切る。フラッシュバックのような風景を歌詞が切り取る。これもメチャカッコ良い曲。 B1、こんな風に思われたいという気がする、かわいい歌詞。 B2、これは歌詞が山内テツ。男くさい。 B3、なんなんこれ。プログレ? B4、スティーヴ・レイシーが書いたような曲で、トランペットとのデュオだけど、締めくくりに相応しい、良い曲。 全編をコントロールする杉本と飛田のギターが良い。ちょっといなたい、つのだひろのドラムも。 東芝EMIという会社のせいで、なかなか新しい作品が出せないのだと思っていた。時期が来れば、また新しい盤が出ると思っていた。でも、67歳やったんやね。早すぎる死だと思うけれど、一方でそんな歳になっていたんだ、とも思う。 めちゃ寂しい。もっと聴こう。せっかく持っているんだから、もっとちゃんと聴き込むべきだ、と思っている。
by jazzamurai
| 2010-01-20 02:19
| 無抵抗 女性歌手三昧
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