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Paris, France, February, 1963
Bud Powell (p) Gilbert Rovere (b) Carl Donnell "Kansas" Fields (d) A1.How High The Moon (Ornithology) 2.Dear Old Stockholm 3.Body And Soul 4.Jor Du B1.Reets And I 2.Satin Doll 3.Parisian Thoroughfare 4.I Can't Get Started 5.Little Benny バド、38歳の好演。プロデューサーはデューク。買った時は、これ程、愛聴盤になるとは思ってませんでした。あ、拙者が持っているのは、日本盤のステレオね。写真は借り物です。日本盤でもこんな良い音がするなら、もう良いや、って感じ。 バドは59年にアメリカを離れ、パリに移り住みました。当時、ハードバップ華やかなりし頃、精神が不安定で、プレイも不安定な過去の天才ピアニストは、以前のような殺気立つ演奏をすることは稀になりましたが、以前よりも大らかな、暖かな音を聞かせるようになっています。 その良さが、若い頃の拙者には、さっぱり分からんかったんよね。今でも良くは分かっていないのでしょうが、これが拙者の人生の中で、今後、何度もターンテーブルに乗るだろう盤であることは分かっている。 まず、曲目がバドのベスト。そして、音が良い録音。サイドメンは良く知らない人だけど、堅実でうるさくなく、ぴったりと寄り添っていて、とても良い。空間が広くてゆったりしている。 全曲が良いんだけれど、A2、A3が聴き所かな。B2、B4のリラックスした感じも良いですよね~。B3なんかは、ちょっと速弾きの指が鍵盤の上を滑ってる感じがしますけど。 まーでも、盤全体が醸し出す、何かリラックスした雰囲気が本当に良いのよね。 こういうのは、破滅型天才の最晩年の輝き、とか、抜け殻が放つ残り香とか、そういう視線で聞きたくないし、そういう言葉で語りたくは無い。そういう演奏では全く無いのです。悲惨さを嗅ぎ分けようとする飢えた犬の様でいてはイカンのです。 ただ、グラスに酒を注ぎ、ゆったりと寛いで、ほっこりと聴くに限ると思います。独りの男が、一日を終わる時、身も心もゆだねるだけの価値のある盤です。 ただし、男の唸り声が駄目な人には向きませんので、ご注意を。 Bud Powell in Paris バド・パウエル・イン・パリ(SHM-CD/紙ジャケットCD)
by jazzamurai
| 2009-10-27 01:13
| 無節操 ジャズ三昧
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