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RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, September 2, 1965
John Coltrane (ss, ts) McCoy Tyner (p) Jimmy Garrison (b) Elvin Jones (d) A1.Love 2.Compassion - B1.Joy - 2.Consequences 3.Serenity 実質的には、4人のセッションでまとまった録音としては、最後のもの、と言って良いのではないでしょうか。この月、9月30日には、ファラオ・サンダースが加入しているので。 ジャケットのデザインって大事ですよね。発売は1977年。フュージョン華やかなりし時代とは言え、このジャケットのデザインは無いでしょうよ。その昔、インパルスは印象的なカラー写真とシンプルかつ大胆な色使いのジャケット・デザインで魅了した訳ですが、・・・・ですから、ありえへんよねえ、これは。 だから、録音時期のこともあって、聴くのを避けてきたのですが、安かったので、意を決して買ってみました。 ・・・・めちゃ良いですね。拙者としては、同曲を再録している「メディテーション」より良いかも。 勿論、「メディテーション」も良いのですが、あの強烈な混沌と、時折垣間見える美しいメロディの交錯は、ちときつく感じる時もあってですね。 ところが、これは四人で、結果的には聴き易く演奏しています。確かに、コルトレーンは飛んで行きたい感じもあるし、ジミーが中途半端に感じる時もあるのですが。 A1、その昔、「メディテーション」のB1に収められた同曲をリクエストする人が結構いたらしいですが、誰が聴いても良いなあ、と思えるバージョンなら、この盤のA1だと思う。スネアのばねを外した、エルヴィンのドラムが良い。この人、フリーな演奏が嫌いなくせに、こういう頭から最後までエンディング、みたいな時のタム中心のフリーはすんごい良いんですよね。この曲はベースが凄く良いのだけれど、なんかチャーリー・ヘイデンみたいに聴こえるんよね。気のせいかなあ。 ミディアムテンポのA2も良い。ドラムが重くってね。テーマが示唆するリフが緩やかに流れていて、和む、って訳じゃないけれど、破綻が無い演奏でね。このA面は文句なしに良いですね。 B1、同月22日にこの曲だけ録り直しているんですよね。後でアリスがオケを重ねるヴァージョンを。確かそのヴァージョンはベースソロが長かったと思うけど、本ヴァージョンは何時もの様にピアノソロ先行で、後からコルトレーンが吹き荒れる順番。結構吹き荒れているのですが、エルヴィンはみっちりドシャドシャにお付き合いしていて良いです。 ちょっとはまってないのがB2。テーマがフリージャズっぽい演奏を導くのですが、エルヴィン、無理してる。 シームレスでB3へ。B3がね、またちょっと、なんとも言えない雰囲気があります。「Serenity」って、どう訳すのかな。yahoo翻訳にかけたら「落ち着き」って出たのですが。コルトレーン・カルテットらしからぬ、諦念、というか、お葬式、みたいなね。テーマからピアノ・ソロへ、そしてコルトレーンが大プロー、なのですが、拭き散らかすのではなく、なんかどうしようもなく溢れた、という感じになってね。一瞬の慟哭の後、静かに静かに終わっていくの・・・・。何だろ、キース・ジャレットの「生と死の幻想」のB面みたいな感じ?(ワカラヘンっちゅーねん) B2だけはうーん、って思いますけれど、何だか、何かを諦めようとしてもがいている人の切なさ、みたいなものを感じます。みんな、もうこのカルテットは終わりかな、みたいな気持ちを持っていたのかな・・・・。 傑作とは言いませんが、拙者は結構、繰り返し聞いています。それが出来る盤です。 First Meditations ↑ 92年のCDです。90年前後のCDは、良い音してる、と思ったことが無いので、拙者はお勧めしません。ちゃんとしたCDを出して欲しいですね。出来れば、ジャケ写も変えて。SHM-CD盤とかで。 ところで、SHM-CD盤って、やっぱり音、良いんですか?
by jazzamurai
| 2009-10-13 00:47
| 無節操 ジャズ三昧
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