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1958年2月録音
Duke Ellington (piano) William "Cat" Anderson , Harold Shorty Baker , Clark Terry (tp) Ray Nance (tp, violin) John Sanders , Quentin Jackson , Britt Woodman (tb) Paul Gonsalves , Bill Graham , Harry Carney (sax) Jimmy Woode (b) Sam Woodyard (dr) Mahalia Jackson (vo) A1.Part I (Black) – 8:17 2.Part II (Brown) – 6:14 3.Part III (Beige) – 6:26 B1.Part IV (Come Sunday) – 7:58 2.Part V (Come Sunday Interlude) – 3:46 3.Part VI (23rd Psalm) – 3:01 御大、58歳の録音。と言っても、1943年1月、カーネギーホールで行われた、デュークの1stコンサートで既に発表されていたらしく、「第一交響曲」とまで宣伝されたのですが、ミュージシャン組合とレコード会社との対立で当日録音されず、加えて批評家受けが良くなかったそうです。あ、この辺はジャケ裏の藤井肇さんの解説の受け売りね。 A1はニグロ奴隷時代のワーク・ソング、A2は奴隷解放後の「悲惨な生活は去って明るい日が来る」と歌われるブルース、A3は1920年代漸く文化生活を営めた黒人の都会的繁栄が描かれているとされています。 まあ、しかし、最も聴きものはB1の「カム・サンディ」でしょう。 マヘリア・ジャクソン、とても素晴らしい・・・・。メロディ、アレンジ、演奏、声、気合、おおらかさと適度な緊張感。 暖かな気持ちになります。めちゃめちゃ癒されます。 これは人類が何時までも大事にして、後世に引き継がなければならない人類の宝物ですよ・・・・。 後奏のB2で奏でられるレイ・ナンスのソロ・ヴァイオリン、ため息が出ます。 即興的に歌われたB3の聖書の詩篇第23篇、アレンジにうっとりしつつ、声の力強さに圧倒される・・・・。 めまぐるしく、圧倒的な才能を見せ付けられる、A面も凄い良いですが、渾身のアレンジと、マヘリアの歌が聴けるB面のゆったりとした圧倒的な力強さは、ホンマに素晴らしい。 デュークは凄いなあ・・・・。マヘリアも。泣けてくるわ。 広島で、1,000円ちょっとで買った、日本コロムビア・ステレオ・フィデリティ・レコード、ペラジャケなんですけどね。結構良い音やと思います。180gあんの。US盤と同じスタンパーやったら良いのにな~。 CDはオリジナル盤の6曲+ボーナストラック2曲+アウトテイク9曲です。 Black, Brown and Beige
by jazzamurai
| 2009-09-09 23:21
| 無節操 ジャズ三昧
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