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1964年10月5日、NY
Giuseppi Logan (ts,as,b-cl,pakistani oboe) Don Pullen (p) Eddie Gomez (b) Milford Graves (dr,tabla) A1. Tabla Suite 2. Dance of Satan 3. Dialogue B1. Taneous 2. Bleeker Partita 確かこの盤って、植草甚一氏がSJ誌で当時、☆☆☆☆☆つけていたんじゃなかったっけ。久しぶりに聴き直したけど、この盤はやっぱり良いです。このフリージャズの名盤には、強烈に高い緊張感、十分な演奏能力、責任を伴う自由、あらゆる常套句からの開放の指向(ソロ回しの様な概念は残っているにしても)、そして若く瑞々しい野心があり、全てが奇跡的に揃っている。 イタリアの再発BASE盤で持ってい時は、もこもこして何のこっちゃ分からんかったけど、ESP原盤買い直して聴いたら、ミルフォードのドラムの強烈さがどしんどしんと響いてびっくりした記憶がある。 1曲目のバキスタン・オーボエの演奏は偽物くさいけど、ミルフォードのタブラは上手。 それを前奏とするかのように、満を持して出る「サタンの踊り」のテーマはシンプルだけど、その発展の奇天烈さは、ちょっと類を見ない。しかし、シンプルで良い曲を書くね、この人は。 3、4はスピード感のある演奏。少々大きめのドラムに耳を奪われるが、ドン・ピューレンの高音を多用した捕らえどころのなさ、エディ・ゴメスのまるでサポートしない全編切れたソロの様な攻撃、波動の多様さ、音の確かさで強烈な音空間を作り出すミルフォードのドラムと、本当に凄い演奏。一番地味なのがジュゼッピで、何時もの如く中域を行ったり来たりで、黒い情熱に突き動かされて激情的になることは一切無いのだが、一番狂気を醸しているのもジュゼッピ。ミニマムな繰り返しの中に少しずつ変化するゆれを聴き取り、そこに焦点を当てつつ、ミルフォードのドラムを聴いていると、ちゃんとジュゼッピに寄り添いながら展開していて、一瞬の一致点で空間が炸裂的に広がる感じがする。 さて、最後のブリーカー・パルティータが拙者の大のお気に入り。この曲はオン・テンポです。ドン・ピューレンの弾くピアノがチャンッチャンッチャンッチャンッチャッチャッっと降りていく所がちょっと可愛いくて切ない。この曲はストレンジ・バラードやわ。こういうオンテンポの曲で演奏するミルフォードを聴いていると、結構、そのやり方は良い時のトニー・ウイリアムスと同じものなのかなと思ってしまう(ちょっと上手く言えないが・・・・)。 拙者の愛盤の中ではかなり上位にある、傑作名盤です。 The Giuseppi Logan Quartet ← 高いですよ!待ってたらそのうち出るでしょう。
by jazzamurai
| 2007-08-07 02:18
| 無節操 ジャズ三昧
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