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NYC, May 3~4, 1956
Phineas Newborn Jr. (p) Oscar Pettiford (b) Kenny Clarke (d) Calvin Newborn (g) (d) A1.Barbados 2.All The Things You Are 3.The More I See You 4.Celia B1.Dahoud 2.Newport Blues 3.I'm Beginning To See The Light 4.Afternoon In Paris フィニアス、24歳の大傑作、大名盤。 バド・パウエルの再来、と言われた若き日の、快活で茶目っ気タップリの明るい音を、見事に収めている。 拙者は深く、彼にわびたいと思っている。ずっと長い間、ぴらぴらと軽いピアノ弾きやがって、ぐらいにしか、思っていなかった、拙者は浅はかだった。ちょっと調べれば、彼が十分な説得力を持つ演奏者であるにもかかわらず、作品が非常に少ないことは、すぐ分かるはずだったのに。 彼は、1960年代半ばには精神疾患を発症、アルコール中毒に陥り、1980年前後に一時的に復活したものの、貧しいまま、がんで世を去った。全然知らなかった。 まだまだ、勉強が足りませんね。 そんな悲惨な話は知らなくても、全く影響なく、「この盤は良い!!」と心から楽しめるこのレコード。リズム隊はぺティフォード、クラーク。完璧!! ピアノをバンとまん前において、リズム隊はバックアップに徹底。ケニー・クラークのブラシが優しく且つ切れ味鋭い。兄貴のギターは入ってるって、気付かないから、パス。 「A1」、パーカーの名曲。コロコロと歌うフレーズ、これが次第に難易度を増して行き、高速でユニゾンする時、凄すぎて笑うしかない。信じられない、スリリングな楽しみ。 「A2」、こういうの聴いてると、ショパンとか、リストみたいな、超絶技巧のクラシック作曲家って、生きてリアルに演奏していた頃は、こんな感じだったんじゃないかな、みたいな感動がします。 「A3」、切ない名曲です。これもやっぱり、ショパンとか想像しちゃうんやけどなあ。 「A4」、バドの名曲。対抗心むき出しの超速弾き。でも良いじゃん。ケニーのおっちゃんの4小節交換もグッド。 「B1」、ちょっとラヴェルみたいなイントロ。短い中に素晴らしい内容を詰め込んだ快演。 「B2」、フィニアスがブルースをやるとこうなる。ソロで弾いてます。速弾きも感心するけど、リズムにブレが無いのが良いです。 「B3」、よーまー、こんだけヴァリエーション豊かなソロがとれるもんだと感心する。 「B4」、ジョン・ルイスの小粋な名曲。まあ、テーマから思いっきりジャンプして、まあ派手に飛び回るもんだ。この暴れっぷりは凄いなあ。 録音はRVG。音は最高。アナログはオリジナルを安く探すのが絶対お得です。フィニアスの素晴らしさと、アトランティックのモノラルオリジナル黒ラベルの音の良さを教えてくれたジャズ喫茶「む~ら」のマスターに感謝します。 ヒア・イズ・フィニアス(完全生産限定盤) HERE IS PHINEAS
by jazzamurai
| 2010-06-30 23:47
| 無節操 ジャズ三昧
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