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皆様、非常にご無沙汰しております。
明けまして、おめでとうございます(って、幕の内もとっくに過ぎていますが・・・・)。 言い訳しますとね、このBlogの更新がままならなくなったのは、夜更かしができなくなったことが原因だと思われますね。 というのも、拙者、以前は午前8時に起きりゃ、ゆうゆう始業時間に間に合ってたんですよ。だから、就寝時間は午前1時~2時で十分だった訳です。 ところが、夏の終わり頃から和太郎さんの野球の朝練に付き合いだしたものだから、朝6時半には目覚ましかける訳です。 そうすると、寝るのは0時前後。しかし、午後10時半位までは「早う宿題やれ」だの「早う公文やれ」だの、「One Piece」の鑑賞会だの、もう全然時間が無い訳です。 まあ、楽しいから良いですけど。 ところで、先日、ヤフオクで長い間店晒しになっていたMarie Mcdonaldの「The Body Sings」という、ジャケットが有名なレコードを2,000円という安価で買いました。 このレコード、全世界のお色気ジャケットコレクター、ちがうちがう、女性ジャズボーカルコレクターの垂涎の的らしく、やたら高いのね。にも関わらず、2,000円だったのは、 ![]() ![]() ![]() ご覧の通り、ジャケットがボロボロだったから・・・・。表ジャケに剥がれが数か所。特に、このジャケットの大きな売りである足の剥がれがコレクターの心象を悪くしているのでしょうね・・・・。 それと、下辺はほぼ全割れ、上辺も半分まで割れ、背は下半分が粉々でした。 さて、年末の暇だった日に、このジャケットの補修をやってみました。 ![]() まず、背景を塗ります。黒に少々白を加え、少し赤味も加えます。パレットが無かったので、いらないCDプラケースを代用。 ![]() ここまでは、まあ、できるわな。問題は足です。 ![]() ごめん。やっぱり火傷したみたいな程度にしか治せません。 ![]() ということで、今回はここで止め。また気が乗ったら、やり直すかもしれません。ツヤを出すため、クリアーのコーティングもしてやる必要あるかな。 次は3辺です。 ![]() 下辺はかなりボロボロ。この断片を丁寧につなげて貼ります、などという時間は拙者にはありません。 なので、剥がれかけの部分はカッターでそぎ落とします。わはは。 ![]() キレイに剥がされました。というか、このジャケット、上辺、下辺は下地を丸め込んでいなくて、貼りだけで上辺、下辺が形成されています。こりゃ、すぐ割れるに決まってます。 お次は、画材屋さんで売っている、日本画の紙をボードに貼るための水性糊の付いた紙テープの登場です。これは、あるジャズ喫茶のマスターに教えてもらった技です。 このテープは水で濡らすと恐ろしく粘着力がでます。乾いたら接着面は固くなります。湿気のあるところに巻を放っておいたら、固形に固まってしまうそうです。素晴らしい。 ![]() なので、テープを濡らすと扱いに困るので、ジャケットの中の片方を濡らし、半分貼って、少し時間を置いてテープを折り返し、ジャケットの中のもう片方を濡らして貼り付けます。このテープは鋏では容易に切れますが、ちぎるのは力がいります。頑丈なので、ジャケット補修に最適です。 上辺はカバーの断片が殆ど残っていたので、下辺と同様に貼り付けてから、カバーの断片を巻き込んでやりました。背は、表題が残っていた上部だけ巻き込んでやりました。 画像はありませんが、たっぷり目の木工用ボンドで貼り付けた後、水を含んだガーゼで撫でて、余計なボンドをふき取ります。ジャケの断片で隠せなくてボンドが露出している場合は、サランラップでラップ療法をやります。 ![]() 乾くの待つ間に、ジャケットの染み抜きをします。キレイで、使い道のない布(拙者は着古しのTシャツを使用)にリゲロンを垂らし、拭き拭きします。ただし、拭き過ぎに注意です。色が抜けます。破損個所も触らない方が良いです。汚れが染み込みます。また、カビ系の紙魚はとれません。 ということで、以下、出来上がりです。というのは、嘘で、画像はPhoto Shop 7で加工しました。これ使えば火傷も治せるんですけどね・・・・。 Recorded in Hollywood, 1957Marie McDonald(vo), Hal Borne(orchestra director) A1.Embraceable You 2.How Deep Is The Ocean 3.You'll Never Know 4.I Got It Bad (And That Ain't Good) 5.Bill 6.Paradise B1.These Foolish Things 2.Don't Blame Me 3.It Had To Be You 4.He Took Me By Storm 5.I Don't Know Why 6.Falling In Love With Love さて肝心の盤ですが、水で拭いたらそこそこキレイで、出品者の評価はVG/VG+でしたが、まあVG+/VG++位はあげても良いかな、という感じでした。 wikipediaで調べると、マリー・マクドナルドは、1923年7月6日生まれ、1965年10月21日死去で、42歳で亡くなっている。「ボディ」との愛称で呼ばれて、「美しいボディ」で知られているアメリカの歌手兼女優だった。奔放な私生活で知られ、drugのoverdoseで死亡した、とあります。 盤の内容は・・・・、ジャケットの印象からは全く窺い知れない、落ち着いた、50年代のハリウッドの音楽って感じです。ただねえ、アレンジがゴージャス過ぎて、なんだか落ち着かないというか。それと、拙者、声が低い女性は大好きなのですが、ちょっと低すぎかなあ・・・・。 何だか違和感、感じます。芝居がかってるんですよね、何だか。装丁と盤と声が、パッケージとして全部一致しない感じ。 これ聴いてほっこり、という感じはしないです。34歳の女性の声という感じはしない。なんだか、もっと、やさぐれた影を感じます。悪くはないんですけど・・・・。 ということで、拙者としては、洒落で持っている位は良いか、って感じで、2,000円で丁度だと思います。 Tags:#マリー・マクドナルド
このblogは、あまり私事は書かないようにしようと思っていたのですが・・・・。日記代わりに、書き留めておこうと思います。
先週の土曜日(11月12日・土)の午後11時50分に親父が亡くなりました。73歳でした。 肝臓の悪性腫瘍でした。糖尿病が悪くなってきたので、透析に至らないように、食事療法で治そう、ということで入院したのですが、体調不良のため撮った5月のCT検査で、肝臓の門脈と動脈の間に、大きめのものが見つかりました。 切除すれば大丈夫と信じて、開腹したのですが、他臓器への転移があり、切除を断念して閉じました。 それから、退院して故郷に一度帰ったり、自宅療養したい、という願いもあったのですが、夏の終わりに小脳の脳梗塞を起こしたりして、退院のチャンスを失い、最後の1週間はホスピスで過ごしました。 もっと早くにホスピスに移るよう、病院と相談すれば良かった。一般病棟の看護師さんもみんな良くして下さいましたが、患者の出入りの激しい4人部屋に長く入院させてしまい、見舞いに行っても長い時間おれず、寂しい思いをさせてしまったと思います。 ホスピスは個室でしたが、一般病棟と同様、看護師さんはよく見に来てくれて。でも、麻酔のコントロールが難しかったみたいで、少ないとしんどそうで、家族がそばにいるのも気障りだったようで、逆にしっかりした量を投与すると意識がなくなってしまい・・・・。 最後の3日は急な下り坂を落ちていくように弱っていきました。内臓の分泌物のせいで、呼吸時にのどがゴロゴロいうようになり、調べると死前喘鳴というもので、死の平均57時間前、中央値23時間前に現れる、とありました。その統計通りに死を迎えました。 弟と順番に病室に泊まろうな、と言って、自分の番だったので土曜日の夕食後に行くと、呼吸が荒くなってきたから、親族を呼ぶように、と看護師さんから言われたと弟から電話がありました。 丁度、夜行バスで親父の故郷から姉と妹夫婦が見舞いに来てくれたので、みんなで看取りました。 うちの和太郎さんが1時間くらい親父の手をじっと握っていました。 ホスピスでは、呼吸が停止しても、何もしてくれないのですね。ということは、よく理解した上で移ったのですが、いざとなると慌てました。 それから看護師さん二人と兄弟二人で、死後処置をしました。 その時に寝間着以外に着るものが無くて、家に連れて帰ってから着替えさせようとしたのですが、死後硬直が進んでて、着替えさせられませんでした。(臨終が近い、と分かっていたら、本人のお気に入りの服を持って行った方が良いですよ!) 葬儀は家族と親父の姉と妹夫婦と、連絡を受けた親父の弟(故人)の奥様が駆けつけてくれて、身内だけで済ませました。着替えをお棺の中に入れました。 弟は、仏式の葬式を行ったにもかかわらず、新約聖書を親父の胸元に忍ばせました。 ・・・・と淡々と書いていますが、拙者の心は淡々と過ぎて行きました。 「よう頑張ったなあ」とか、「まあそのうち俺もそっちに行くし」とか、ありきたりなことを色々思っていたのですが、涙は出ませんでした。 自分でも取り乱したと思ったのは、斎場でお棺を炉に入れた時です。 おそらく拙者、どうもそれまで、親父が死んだとは心底は思っていなかったようです。 あの大食らいで、大酒飲みで、タバコ吸いの、何時も子どもに居丈高に接していた、外面ばかりが良い、あの男が、あんなに痩せ細ったまま死ぬなんて? 炉の奥に向かう時に、「いや、もう一度確かめようよ」と言いかけた自分がいて、驚きました。 親父との時間はもう2度と取り返すことが出来ない、と心底分かって、初めて涙が出ました。 う~ん、とんでもない現実感の喪失。子どもじみているナア。 1週間経って、なんだか悲しい気持ちが、じわじわと霧がかかるように立ち上っては、和太郎さんの笑い声で吹き消されして・・・・。 お袋はお袋で色々な愛憎が渦巻くようで、「憎」の発言が我々子ども達の神経に触ったりして・・・・。 何だか疲れますわ。トホホ。 ただ、親父が一番元気だった40歳代の遺影を見ながら、私学の高校の副校長まで勤めて、子ども3人をみんな私立の大学に行かせてくれたのだから、立派な人生だったと、そこそこ立派な父親だったと、胸を張って言ってやりたいと思います。 さて今日は拙者、今使っているpanaのCF-W4に1GBのメモリーを追加したおかげで、ここ2年程のストレスが完全に払しょくされる程、CF-W4がサクサク動くようになるという出来事や、Jimi Hendrixの1967年のMoterey Liveを大音量で聴いて、笑うしかない感動を久しぶりに思う存分味わったおかげで、ちょっと元気です(^-^)。 Jimi Hendrix - vocals guitar Noel Redding - bass backing vocals Mitch Mitchell- drums ジミヘンは、ちょっと地上に遊びに来た、音楽の神に使える天使の一人。拙者は大好き。
皆様、今晩は~。
jazzamuraiは、只今、ちょっとしんどい時期です。 めちゃめちゃカッコいい1974年King Crimsonをご賞味いただくことで、ちょっとの期間、お許しください。 若きフリップ御大の睨み付けるカメラ目線が怖いです。 若きジョン・ウェットンがカッコいいです。 黒い服を着たフリップ御大の前に黒いメロトロンが、 白い服を着たクロスの前に白いメロトロンが配備されている様が良いです。 King Crimson - Live Melody 1974 (complete) Robert Fripp, John Wetton, David Cross, Bill Brufford 1.Lark`s tongues in aspic pt II 2.Improvisation 3.The Night Watch 4.Lament 5.Starless これもカッコいいです。 King Crimson Central Park New York City NY 1973 Robert Fripp, John Wetton, David Cross, Bill Brufford 1.Easy Money 2.Improvisation もうちょっと良いクォリティの画像で観たいですね~。しっかりリマスターして、Blue Rayで供給してくれないかしらん。 Recorded May 14-17, 2002Charlie Haden (B) Michael Brecker (Ts) Brad Mehldau (P) Brian Blade (Ds) with String Orchestra 1. American Dreams 2. Travels 3. No Lonely Nights 4. It Might Be You 5. Prism 6. America The Beautiful 7. Nightfall 8. Ron's Place 9. Bittersweet 10. Young And Foolish 11. Bird Food 12. Sotto Voce 13. Love Like Ours 14. Some Other Time 最近、この二人がとても好きである。 チャーリーは前から好きだったのだが、震災の影響で音楽が聴けなかった時、唯一聴けたのがチャーリーだった。このCDはその時期に買ったのだが、「アメリカン・ドリーム」という題名にしては、あまりにもメランコリック過ぎる内容に、とっぷりと入り込まざるを得なかった。ブラッド・メルドーやブライアン・ブレイドといった最早超有名演奏家も、この盤で初めてとっぷりと聴くことができた。 しかしながら、まあ上手いわな、程度で何時も聞き流していたのがマイケルだった。この盤のテナーの録音がエコーが効き過ぎ、ちょっと立体感に欠け、引っ込んだ感じがするせいかもしれない。とにかく、印象がなかった。 実は、骨髄異形成症候群から進行した白血病のために、2007年に57歳という若さで亡くなったことも知っていたのに、マイケルは全く拙者の興味の対象外だったのだ。 それが先日、職場近くの中古レコード屋で、700円という安さで、1987年の遅すぎる初リーダー作のLPを購入して以来、すっかりマイケルにはまりかけている・・・・。 今日は書きませんが、あの盤は良いですよ。とにかく音が良い。テナーがよく鳴っている。本当に爽快です。 ジャズ批評ブック「JAZZテナーサックス」に上手く書いてある。 「60年代にコルトレーンが開発したさまざまな技法を完璧にマスターしつつ、ブレッカーはコルトレーンが抱えていた過剰な精神性や不安定な心理、あるいは音の氾濫によって「彼岸」を目指す超越的なものへの指向をすべて切り捨てて、トレーンの音楽を純粋に「楽器の技法」として継承した。」 まあ、数年前の拙者ならきっと破って鼻かんで捨てて踏みつけたと思える程ハラの立つ解釈ですが、そう「切り捨てて」書かれると納得できるところも多い。 技術的には、確かにマイケルは、コルトレーンの技術を完全にマスターした数少ないテナーマンだと思う。それが、前述の初リーダー盤では、存分に味わえる。それも爽快に。 それに、初リーダー盤のマイケルのソロは、全体の構築力が素晴らしいんよね。まるで、クリフォード・ブラウンのように。絶対に感情移入してしまうほどに。 きっと、技術と精神力のバランスがちょうど良い時に、制作できた盤なんだろうなと思う。 じゃあ、この「アメリカン・ドリーム」は、どんな盤か? マイケルが、骨髄異形成症候群を患っていることを明らかにしたのは2005年6月、とある。 この盤はその3年前なのですが、彼はその時、まだ病魔に侵されてはいなかった。 病魔に侵されていたのは、アメリカだ。「テロとの戦い」という名の病魔。 決して抜け出すことのない、貧困という名の病魔。 もはや「アメリカン・ドリーム」が夢物語でしかないのに、それを繰り返し語らなければならなかったアメリカ。そんな時代にこの盤は録られた。 濃いエコー。アメリカの音楽の全ての体現であるかのような、豪快で、華麗で、ロマンチックなマイケルのテナー。圧倒的にメランコリックなチャーリーのベース。音数の少ない、メルドーとブレイド。豪華なストリングス。しかし、その音楽は決して夜の摩天楼の瞬きを映してはくれない。 その表紙には砂漠が広がる。そして、まるでアラビア文字のような書体のアルファベット。美しい夕日。そう、チャーリーが見せてくれるのは、失われた(あるいは失われそうになっている)古き良きアメリカの辺境の街角の生活、優しさなのだ、と思う。 つまりは、しっかりと彼なりの戦いが組み込まれている。リベレーション・ミュージック・オーケストラと地続きなのだ。チャーリーはやっばり凄いと思う。 パット・メセニーの「80/81」で顔を合わせたチャーリーによって、きっとマイケルは変わった。華やかな世界の影を見るようになったのだろう、と勝手に解釈する。 まあ、そんな起承転結のない妄想を抱きながら、ほっこりとこの盤を聞いてます。 American Dreams おっと、そういえば、10月の第1水曜日分として、支店の「ジャズ侍のブログ小説~青い光」を更新しましたので、またお立ち寄り下さい。 RVG Studio, NJ, August 15, 1960Eric Dolphy — flute, bass clarinet, as Ron Carter — bass, cello George Duvivier — bass Roy Haynes — drums A1.Out There (Dolphy, Mingus) – 6:55 2.Serene (Dolphy) – 7:01 3.The Baron (Dolphy) – 2:57 B1.Eclipse (Mingus) – 2:45 2.17 West (Dolphy) – 4:50 3.Sketch of Melba (Randy Weston) – 4:40 4.Feathers (Hale Smith) – 5:00 いやあ・・・・、金欠です。 「貧すれば鈍する」と言いますが、この言葉は真実ですよ。有りすぎてもいけないが、無くても困るのが金。「住んでも恩恵がなく、税金ばかり高く、住むのは唯の趣味」と言われる京都市民にとって、やはり金は大事。それも、趣味を続けるにおいては。 って、要するにLP買い過ぎでお小遣いが無いわけです。そこで、手持ちの盤のうち、ちょっといらんかな~、っていう盤を数枚ヤフオクに出しました。 その中に、本盤を混ぜようとしたのですが、トラブルチェックのため聴いてみたら、あまりに内容が良いので出品を止めました。 「良いに決まってるやろ!なんで売んねん!あほ」と仰いますな。冒頭に掲げているジャケ写は確かに「Out There」prestige再発のものですが、これはネット上から借りてきました。 実は拙者が持っている盤はRudy Van Gelderさんがカッティングを誤って、「Outward Bound」だと思って「Out There」をカットし、番号を掘ったもので、ジャケットもラベルも「Outward Bound」prestige再発のものという超~奇盤なんです(紫のジャケで、アルトをくわえるドルフィの右側の横顔が写っているもの)。 god-zi-lla師匠は「わはは。「Out There」ジャケの「Outward Bound」を探しましょう」と仰って下さいましたが、そんな奇盤が他に存在するとも思えず、また、トライデントマークが丸の中に入っていたことから、疑似ステレオだとばっかり思っていたわけです。 しか~し、聴いてみると、ドルフィが左から、ロン・カーターが右から聞こえてきます。ドラム、ベースは中央です。デュビビエさんの野太いベースもしっかり鳴っています。ひょっとして、この盤は元からマルチトラックで録音されていたのでしょうか? とても音が良いです。フレッシュだし、びっくり。 実は「Out There」って、好きじゃなかったんですよ。ドルフィにはピアノがあった方が拙者は好きなのです。それに、調子っ外れのロン・カーターのチェロがやっぱり好きになれないし。 B面の4曲も印象が散漫だと思っていました。 でも、やっぱり良いですね。A1のロン・カーターのソロが終わった後に出て来るドルフィの長尺のソロ。どんどん熱気を帯びてくる、あの感じ。聴いている拙者も興奮してきます。 今日聴いて初めて良いと思ったのは、ランディ・ウエストン作のB3。フルートの音がふくよかでとても良い。60年でも、こんなに管を鳴らしていたのだ、と改めて知りました。 A4のアルトによるバラードも良いです。・・・・共演がモンクかマル・ウォルドロンならもっと良いに違いないでしょうが。 デュビビエ、ロイ・ヘインズのコンビは強力で、今聞くと、コード楽器の不在は、全く気になりません。相棒が何故ロン・カーターか、という問題はよく分かりませんが(引き立て役としては良い)、やっぱりこの盤は良いですね。 とにかく危ない危ない。「鈍する」ところでした。出品は急遽取り止めです。さあ、しっかりシマシマしとこう。そして、RVGあー勘違いの「Out There」ジャケ+ラベルの「Outward Bound」があると信じて探し続けることにしよう。オリジナルのNEWJAZZ盤は高すぎるので、手を出す気はないです。Wizardのイラストもそんなに好きじゃないし・・・・。フン!っだ。
本店をあまり更新せずに、大変申し訳ございません。
9月の第1水曜日分として、支店の「ジャズ侍のブログ小説~青い光」を更新しましたので、またお立ち寄り下さい。 Released June 1958,Recorded 19–21 February 1958A1.I'm a Fool to Want You 2.For Heaven's Sake 3.You Don't Know What Love Is 4.I Get Along Without You Very Well 5.For All We Know 6.Violets for Your Furs B1.You've Changed 2.It's Easy to Remember 3.But Beautiful 4.Glad to Be Unhappy 5.I'll Be Around 6.The End of a Love Affair Billie Holiday, vocal/Ray Ellis, arranger and conductor/George Ockner, violin and concertmaster/David Soyer, cello/Janet Putnam, harp/Danny Bank, flute/Phil Bodner, flute/Romeo Penque, flute/Mel Davis, trumpet/J.J. Johnson, trombone/Urbie Green, trombone/Tom Mitchell, trombone/Mal Waldron, piano/Barry Galbraith, guitar/Milt Hinton, bass/Osie Johnson, drums/Elise Bretton, backing vocals/Miriam Workman, backing vocals ビリー・ホリディは1915年4月7日生まれ。本盤は43歳になる年の録音。「すべてが片思いの恋歌」で占められた、ラストから2枚目の盤。 拙者は昔からビリーが好きだったのですが、最近になってレコードでちゃんと聴く様になるまで、しっかり好きではなかったのだ、と思います。 どうも、この盤がもたらす、差別と戦い、多くの恋に傷つき、破天荒に生き、クスリとアルコールのせいでボロボロになり、しかしなお、拙者の心を捉えて放さない、晩年のビリーの声、この声のみの印象と、そのストーリーだけで好きだった、という感じがするからです。 最近、複数のジャズ喫茶、バーでより若い頃のビリーのレコードを聴かしてもらうにつけ、彼女の声のキュートさ、輝かしさ、上手さを知り、自分でもちょこちょこ買うようになって、やっと晩年のストーリーなしに、彼女に接することが出来るようになった、と思う。 ということで、いずれは若い時の盤も取り上げていきたいと思うのですが、なんせきっと、一家言持っている人も多かろうから、ちょっと構えちゃいますね。 さて、晩年のこの盤は、なんだかんだ言っても傑作です。それこそ、生涯をかけて聴く価値があります。やはり、酸いも甘いも潜り抜けた大人の男女に聴いて頂きたい。 晩年と言っても、今の拙者より4歳も若いのですが、かなりおばあちゃんの声です。そりゃ声はびっくりするほど酷いだみ声ですよ。その声と艶やかなストリングス、女性コーラスの前面で、狭い音域で歌われるので、最初はあっけにとられるかもしれませんが、でも、A1「恋は愚かというけれど」を聴き終わった時点で、あなたはビリーに心を鷲掴みにされて、動けなくなっているはずです。 そして、A3「あなたは恋を知らない」を聴いた時点では、若き日に失った恋の一つや二つも思い出し、少し年齢を重ねた自分を改めて見つめて、ぐっと涙を堪えることになるかもしれません。だって、こうやって書いているだけで、拙者、ちょっと涙が出てきていますから。なんせ、ビリーの後に出てくるメル・ディビスのトランペット・ソロの輝かしさといったら!若き日の迸る思いを乗せているかのようです。 A4「あなたなんかいなくても、ひとりでやってける」。何時も"What a fool am I"のところが大好き。A1、A4はシナトラの愛唱歌なんですね。拙者、シナトラが自分の人生に関係あるとは思っていなかったので、改めて知ってびっくりです。 B面も名曲が続きます。レイ・エリスのアレンジはどの曲も煌びやかで素晴らしいのですが、通して聴くと同じ調子に聴こえちゃう所がちょっとだけ難点かな・・・・。でも、聴いている内に、最初の強烈な違和感は消えうせ、一人の恋多き女性が、素晴らしいオケをバックに、過去のラブストーリーを語りかけるように丁寧に歌うメランコリックな雰囲気を、和みながら聴いているというわけです。 全ての皆様に手放しでお勧めするわけではありませんが、ぜひ聴いて頂ければと思います。そして、対峙する様に、ではなく、もっと気楽に、晩年のビリーの歌に、接して欲しいと思います。 なお、拙者が持っているのはmono盤の6eyeプロモ(ちょっとだけ自慢。でもジャケは結構ボロボロ。photoshopで補正しました)なのですが、stereo盤も欲しいなあと思っています。CDは4曲程追加されていますが、なんだかだれちゃう感じがするので、やっぱりレコードの方が良いように思います。 レディ・イン・サテン+4
最近、また中古レコードが買えるようになりました。
というか、結構買ってるかもしれない・・・・。 それで、以前からレコードについて困っている、3つの事について、悩みを告白するとともに、現状の到達点について報告します。 1.針飛び これは本当に困る・・・・。 これまでに、ヤフオクで数枚、disc unionで1枚ほど当たってる。 修理のためのもっともよい方法は何でしょうか・・・・。 あるジャズバーの店主のお話:爪楊枝で逆向けに擦る。 → disc unionで買ったAnita O'dayの「All The Sad Young Men」のA1のギターソロの前から検盤時に分からなかった横傷があり、ギターソロ丸々が数段階で針飛び。ダメ元で爪楊枝で逆向けに数箇所擦ると最後まで通過するようになったものの、ザッというノイズが残りました。この方法でよかったのか、と聴く度に悩んでしまいます(要するにトラウマが残った)。 あるジャズ専門中古レコード屋店主のお話:ルーペで覗きながら、SP用の竹針で溝に沿って逆にトレースする。 → 非常に興味深い方法。竹針を買ってみようと思います。専用の竹張りカッターも必需品らしい。 ネットで拾った方法:針飛びした箇所で止め、手動でゆっくり逆回転させる。 → これで1枚直しました。ただし、問題箇所以外の逆回転させた溝への悪影響が気になる(悪影響は聞き取れないが、あるのかないのか、分からない)。酷い傷は、直せない。また、酷い傷の場合は、針の故障にもつながる気がする。 今一番、興味がある方法: 「Riding The Scree」というサイトに以下のような記述があります。 -------------------- 私は顕微鏡と針を使って針飛びを修理している。プチパチうるさい盤は溝を見るとなにか詰まっていることが多いので、大事な盤はこれも針で掘り起こす。根気のいる作業だが ピンポイントで要因を排除できるので、他にダメージが及ばないのがいいところだ。針飛び修理は最初の頃何度も失敗したが、最近ではほとんど治せるようになった。それに修理したところは音では判別できないくらいに回復する場合もある。でも溝がエグれてなくなってるようなのはこのやり方では治せません 。 使っているのは実体顕微鏡というやつで、仕事でプリント基板を見るのに使っていた。ある日、これでレコードの溝が見えるんじゃないかと覗いてみたら、見てびっくり。驚異の世界でした。手に取るようによく見える。おまけにレンズが高い位置にあるので手が入る。これはひょっとして、針飛びが治せるんじゃないかと始めたのがきっかけだ。 最初はいろんな縫い針を使ってみた。しかしどれも太くて、細い溝には合わない。それに針先は尖ってるように見えても実は丸くなっていたりして、これを砥石で研いで使っていたが、最近はクロバーきぬ10号を愛用している。これは絹用の縫い針で、先端が見事に尖っていて、レコードの溝にぴったりだ。これで以前よりも楽に修正できるようになった。傷で針飛びする修理のコツは傷が入った方向と力具合を推測して、逆のプロセスで針を当てる。スタイラスが走ろうとする向きとアームの慣性を想像しながら針飛びしない限界を想定して溝と壁を修正する。 と書けば簡単だけど、うまく治せるようになるまで大変だった。(笑)何事も数をこなせばそれなりに上手くなるものだ。 これのいいところは針飛びする盤を安く買えることだ。一箇所だけ針飛びするけどあとはきれい というのは案外多い。何らかの原因で傷をつけて針飛びするようになってしまうと、その後は聴かなくなるからだと思う。そういう盤は大歓迎(笑) -------------------- なかなか興味深い方法なのですが、この実体顕微鏡を買って、何処に置くか、という問題があります。高々数枚のレコードのために、これを買って、そして練習をする程、買うのかどうか・・・・。 結局、現在の結論:針飛びしそうなレコードは買わない。 2.反り 盤が反ってるのは最悪です。以前、椎名林檎の「勝訴ストリップ」をAmazonでオーダーした時のこと。新品なのに反っている・・・・。クレームで返品したら、また反っていた。返品後、改めてオーダーしたら、また反っていた。クレームで返品したら、またまた反っていた。呆れてしまって、その4セット目は返品せずに持っていますが(再生できる程度なので)、東芝EMIとAmazonのレコードの品質管理はどないなっとんねん、と思った。 その他、再生は出来るけれど、やや反っている盤が数枚合ったので、2年位前にORB社のDisc Fratterの初号機を中古で買いました。 これ、比較的薄い盤は直ります。厚い盤は直りにくいです。ちなみに、椎名林檎の「勝訴ストリップ」は直りませんでした(T-T)。ですが、数枚の日本盤はキレイに直りました。 さて、1年ほど前、昔馴染みのレコード屋さんに久しぶりに行ったのですが、Charlie Parkerのラジオ録音のESP原盤と、Chick Corea のソロ・ピアノの独ECM原盤があったので、1枚1,000円ずつで買ったのですが、店にプレーヤーがなくて、反りチェックだけは出来なかったのね。帰ってTTに載せてみたら、二つとも反ってた・・・・。 特にChick Corea のECM盤の反りがきつくて・・・・。ピアノソロはダメだね。音がにょわん、てなるの、分かるもん。昔馴染みなので、クレームつけにくいなあ、と思い。 そこで、このChick Corea のECM盤をDisc Fratterくんに挟んでみたのですが、2時間では直らない。そこで、一日中、はさんでおいたのです。すると、直った!! 3日程、冷却して、楽しみにして聞いてみました。すると、にょわん、が酷くなってる・・・・。 よく見ると、縦のゆがみが、横のゆがみになっています。びっくりしました。こうなると、絶対に直せません。生まれて初めて、レコードをゴミ袋に入れました・・・・。 結局、現在の結論:反っているレコードは買わない。持っているレコードは反らさない。特に独ECM原盤とOJC盤は反りやすいので、要注意です。 3.内周の再生 Wikipediaでは以下のように書かれています。 -------------------- 外周と内周の歪みの差 レコードはテープやCDと異なり盤の外周に対し内周で歪みが増えるという特有の欠点がある。正しく調整されたリニアトラッキング・プレイヤーを用いれば問題は無いが、ピックアップ部が弧を描いて動作する通常のトーンアームではインサイドフォースやオーバーハングずれの影響を解消する事は容易ではない。 外周と内周の帯域差 レコードは角速度(回転数)が一定であり、内側に行くほど線速度が遅くなっていく。そのため、内側に録音された音ほど高周波特性が悪く(帯域が狭く)なっていくという特徴がある。 -------------------- これが、最近、気になるのです。皆様は、どのように解消していらっしゃいますか? やはり、ロングアームの機種にTTを変えるのが、対処方法なのでしょうか? ・・・・色々と悩みは尽きません。 面白いと言えば、面白いのですが。
拙者も、この日に広島で試合するべきじゃない、と、思っていました。
それに、あの3連戦は巨人にコテンパンにやられちゃたし。 でも、これを見て、様々な思いがあるんやな、と分かって、良かったです。 11年08月06日広島東洋カープ『原爆の日のプレーボール』 1/2 11年08月06日広島東洋カープ『原爆の日のプレーボール』 2/2 今から考えれば、球界の盟主を迎えて、堂々とプレーして、勝つべきだったにしても、それでも、無理にローテーションを表に組み替えたりすることなく、出来る限りを尽くして敗れたのだから、仕方ないというか、野球は戦争じゃないのだから、勝つだけに意味がある訳ではないとか、いろいろなことを思いました。 アップしてくれた、20nagakawa20さん、ありがとう。 しかし、栗原はホンマ、真面目やわ。拙者、彼が大好きやなあ。
8月9日(火)~11日(木)まで、広島カープ対東京スワローズの3連戦を観戦するため、MAZDA ZOOM ZOOM STUDIAM に行って参りました。結果は、
8月9日(火) 広島1:0東京 勝:バリントン18試合11勝5敗 S:サファテ41試合1勝1敗27S 敗:石川17試合6勝6敗 8月10日(水) 広島1:6東京 勝:七条7試合4勝 敗:前田健19試合6勝8敗 8月11日(木) 広島4:3東京 勝:今村28試合2勝3敗 S:サファテ42試合1勝1敗28S 敗:バーネット38試合1勝1敗 でした。 ところがですよ。9日の試合は、駅で漬け麺食べてたせいで、球場入りが遅れて、唯一の得点機のバーデンのホームランを見逃すし、11日の試合は深夜バスの乗車時間の都合で8回裏の逆転シーンを見逃してるんですよ。なんだか、しまらない話です。 その9日に食べた漬け麺はこちら。 ![]() ![]() 「ばくだん屋」は広島でも有名なチェーン店の漬け麺屋。「広島で商売する店名として相応しくない」という意見もあるそうです(確かに・・・・)が、物価の高い広島では、まあリーズナブルに、気さくに美味しい漬け麺が食べられるお店です。 まあ、この日は両チーム共に拙攻でした。 10日はホテル近くの駅前の本屋さんでぶらぶらしました。昼は同じく「ばくだん屋」のラーメンでした。下は辛味噌です。美味しかった。 ![]() この日のマエケンは全く良い所なかったですね。身体は重そうだし、球威はないし、コントロールは悪いし、バッティングもやる気なさそうだし、去年のキラキラ感が全くなし。相手のバカボン七條の方がよっぽど堂々と力いっぱい投げてました。 11日は鯉城近くの市民プールで泳ぎました。拙者は水着を持ってなかったので、もっぱら昼寝していましたが。 ![]() ![]() 広島の勝因は、粘ったこと。特に二番手の豊田、四番手の今村のピッチングが素晴らしかった。それと勝負強い5番バッター・丸の活躍ですね。 東京さんの敗因は、ばたばたして舘山を早く交代させすぎたこと。中継ぎ陣にお疲れが見えます。 さて、今日付けのTwitterで話題沸騰、リツイートされまくりなのが、下の話題。 Numbew Web 森ガール、山ガールの次に来るのは、“カープガール”って本当か!? 前から思っているのですが、広島で拝見するカープファンの女の子はみんなカワイイですね~。 特に、広島のビジターユニフォームは12球団一カッコイイと思うので、これに身を包んだ女の子は最高です(^-^)。 実は広島は、対セリーグで負け越してるのは巨人だけ。これと交流戦の大負け(借金10)がなければ、もっと上位にいておかしくない戦いっぷりなのですが、どうも節目の試合に弱い。 ですが、前半のヤクルトの強さの一員だったヴァレンティンの復調は望めそうにありませんし、ヤクルトが落ちてきて、5球団の混戦になると、何があるか分かりませんから、今年は粘り強く頑張ってもらいたいです。
本店を更新せずに、大変申し訳ございません。
ま~た最近、ちょちょっとダウナー気味ですね~。 8月の第1水曜日分として、支店を更新しましたので、またお立ち寄り下さい。 全く関係ないけど、祝!マエケン今期初完封! 祝!廣瀬復帰即安打即打点! 祝!3位浮上! さ~て、トラ猫ちゃんとツバメくんを追い抜くぞー!
え~、皆様。
jazzamuraiでございます。 本日、2月以降、放置されておりました、「ジャズ侍のブログ小説~青い光」を更新しました。 第3話の第十三節の4~6、第十四節の1、2として、2月~6月分をアップしました。 お暇でしたら、お立ち寄り下さい。 追記:第3話を脱稿しました。単なるヘタレ小説もどきなのに、どんどん書くのがしんどくなります。 7月6日(第1水曜日)分として、第十五節の1をアップしました。 お暇でしたら、お立ち寄り下さい。 Recording in The concert of February 20, 1976 at Udine, ItalySteve Lacy (Soprano Saxophone, Bird Calls, Pocket Synthesizer) Andrea Centazzo (Percussion, Drums Set, Vocals) A1.The Owl 2.Torments 3.Tracks (part one) B1.Tracks (part two) 2.Dome 3.The New Moon Re-issue CD has added one new tracks; Ducks レイシー41歳、せんたつおさん00歳の録音。せんたつおさんは現在、パーカッショニストよりも、ミニマル系現代音楽作曲家としての認知度が高いみたいですね。 2000版のCDを前から持ってたんですけど、LPを買い直してみました。比べると、小さい音で聴いているせいもあると思いますが、CDは音がきれいですが、LPは臨場感があります。 「Clangs」をexcite翻訳にかけると「じゃんじゃんという音」と訳された。確かにせんたつおさんのシンバルや金属製パーカッションがじゃんじゃんと鳴っておりますが、全体として音数は少なめ。対話重視の即興演奏で暴走はしない。沈黙の間もあって、どちらかと言うと聴きにくいフリージャズだと思いますが、まず録音が良いし、レイシーの作品が一曲一曲しっかりしたコンセプトを持っている(きっと、せんたつおさんとやるからこの曲、と決めてある)ので、きつくはないです。レイシーの微妙なソプラノ・サックスのコントロールや、繊細かつ大胆なせんたつおさんのパーカッションが存分に聴けるため、レイシーファンには必携の一枚と言えましょう。 LPを聴いてからCDに追加された「Duck」を聴くと、何故、LP発売時に外したのか、分からない。アンコール曲だったのか、今ひとつ緊張感に欠ける演奏だと思うけど、収録時間的には入ると思う。片面20分を超える収録を嫌がったのかな。 Clangs Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 27, 1960Richard Williams (tp) Eric Dolphy (as, bcl, fl) Oliver Nelson (as, ts) Richard Wyands (p) George Duvivier (b) Roy Haynes (d) A1.Screamin' The Blues 2.March On, March On 3.The Drive B1.The Meetin' 2.Three Seconds 3.Alto-Itis てっきり輝かしい61年の録音だと思ってたら、60年5月じゃん。そっかオリジナルは8243で、「straight ahead (New Jazz NJLP 8255)」より前か。時期的には「Outward Bound (New Jazz NJLP 8236)」セッション、ミンガスの「Pre-Bird (Mercury MG 20627)」セッションの後で、ケン・マッキンタイアーの「Looking Ahead (New Jazz NJLP 8247)」セッションの前です。 盤は、NEW JAZZオリジナルじゃなくて、紺ラベルです。盤はきれいだけれど、ジャケット全面に後からコーティングシールが貼られていて、なんか変。ここんとこ、探していたから、とりあえず押さえておきました。 タイトル通り、ブルースっぽい曲ばっかり。A2以外はネルソンのオリジナル。 明るい、元気の出るセッションです。ネルソンによる3菅のアレンジも粋でございます。ドルフィも、なんだかちょっと気楽に吹いている感じがします。リチャード・ウィリアムスって人も、音が明るくて良いですね~。リチャード・ワイアンスは上手いし、ジョージ・デュヴィヴィエは堅実だし、ロイ・ヘインズはやんちゃだし、なんだかレギュラーコンボみたいで良いです。 しかし、どんくさい印象を持っていたネルソンのサックスが、だんだん好きになってきてしまいましたね。最近、仕事帰りにふらっと立ち寄るジャズ・バーのマスターが、その人はあんまり前衛的なのは聴かない人なんですが、ドルフィーは聴かないけれど、ネルソンは聴く、というので、そこのマッキントッシュ+タンノイで、「straight ahead」を聴かしてもらったんですが、ネルソンの音の良さが結構心地よかったです。 さて、全曲言及は止めて、今日はB3だけ。曲名通り、alto saxophone バトルですね。最初はドルフィ。長尺のソロが聴けます。まだ、恐ろしい切れ味で緊張感高く圧倒的に繰り広げる、という感じではないですが、明るい、充実した演奏です。続いて出るネルソンの落ち着いたアルトが対照的でまた良い。tpはソロ、テーマ吹奏もなし。やっぱりピアノ・ソロが小粋な良い味出しています。 ようやく、こういうのが聴ける感じになってきました。しかし、子どもの頃は、このネルソンの和んだ感じの曲が、感覚的に合わなかったのですが、年を取ると聴けるようになるんですね~。 Screamin the Blues: Rudy Van Gelder Remasters Released 1981,Recorded 1981Charles Bullen: voice, guitar, clarinet, drums, tapes Charles Hayward: voice, drums, keyboards, guitar, bass, tapes Gareth Williams: voice, bass, keyboards, tapes, mask Martin Frederick: studio and live mix Peter Bullen: live mix, tape operation, projection Phil Clarke: organisation A1.Sleep – 2:13 2.Paper Hats – 5:57 3.Triumph (勝利) – 2:55 4.S.P.Q.R. – 3:26 5.Cenotaph (戦没者記念碑) – 4:35 B1.Shrink Wrap – 1:40 2.Radio Prague – 2:21 3.Makeshift Swahili – 4:04 4.Independence – 3:39 5.A New Kind of Water – 4:57 6.被爆症 (Suffer Bomb Disease) – 4:03 1981年、ラフ・トレード。彼らの二枚目のアルバムにして最後の盤。この盤と「宮殿」のジャケットは、双璧に気持ち悪い。 邦題「偽り」は直訳だが、端的にこの盤の目的を表している。様々な偽りの中に生きている我々を表現している。 曲の構造が既成のロックからかけ離れている上に、サウンドは音響的に多層的に加工され、効果音が加えられ、ダヴ・ミックスもされている。混沌とした音の中から、時折恐ろしい程の切れ味で弾かれるギターと、ヘイワードの強烈なスネアの迫力に鷲掴みにされる。 歌詞はストレートでなく、比喩、寓話として語られ、おまけにヴォイスは不気味、神懸り的な印象や念仏の様にも聴こえる。これを上手いとか下手だとか言う奴はプログレ、パンク、ニューウェーブは聴かんでもよろしい。 だが、言いたいことは非常にストレート。つまり、核と戦争と帝国主義の不安の只中にあって、幾重もの偽りを施され、当事者意識の欠片も持たず、傲慢にも生かされている我々の不安、苛立ち、能天気、無鉄砲を、表現していると言える。 「A1」、決して眠れない子守唄。だが、我々は偽りの夢を見るために、その子守唄に縋っている。 「A2」、そんなのありか、と、つんのめらざるを得ない奇妙なリフに乗って歌われる不安な言葉。「紙の帽子/爆発の音/この音は何を表している?/この音が意味するものは何?」我々はいまその音を聞いている。そしてリフは様相と空気を変えて流れていく。少しずつ弛緩し、死に向かうように。 「A3」、なんとも皮肉な意思の勝利と否定。 「A4」、歌詞を読まないと、この思いっきりカッコいいサウンドに騙される。パックス・ロマーナ!、パックス・アメリカーナ!「偽り」の下の。 「A5」、80年代の日本のインディーズのTrance Recordsあたりの音は、This Heatのこういう音に相当影響受けていたと思うような曲。兎に角、変則的なドラムがカッコいい。「歴史は繰り返す」「野原は一面赤いポピーの花である」と歌われる赤とは血の赤? 「B1」、繰り返し「嘘、嘘、お前は嘘をつく」と繰り返される。欲望と支配は尽きることなく膨張する。 「B3」、ハードコア風の思い切った歌唱。これもそうとうTrance Recordsっぽい。「俺たちは君たちに酒をやる/君たちは俺たちに土地をくれ/「白人は二枚舌」/でももう手遅れだ/今ごろ文句を言い始めても/手遅れだ」。アップテンポになったところで音の悪いライブバージョンを切り貼りするセンスが良い。 「B4」、妙なレゲエ風リズムに乗って歌われる「独立宣言」。それさえも偽りであると言わんばかりの。 そして、最後の山場、「B5」、新種の水。 どちらも分からない、答えは何だ? 我々は、多くを望めと教えられた いまや、多くを得ている もっと多くをと望んでいる、もっと多くを 我々はaからxまで来た この福祉国家は我らの進歩を意味する 国家の規模が我々を生かしている さらなる平等が望ましい、それが我らの求めるものだ 我らのエネルギーは無限のようだ (エネルギーは)必要なときにはいつもにある 「我々には人的資本(労働力)がある 我々は診療所の研究に資金援助している 癌という、たわいもない曖昧な恐怖に対する治療法 新種の水 新しい呼吸法 なんらかの画期的な治療法は常に 必要なときに現れる 我々には人的資本がある 君は経験から知っている 衣食住における快適さ、暖房の効いた家 君の身体はこれら全てを選ぶだろう もちろん!生来、我々は利己的だ しかしもし、行き渡るに十分な量がなければどうだろうか 防御が必要だ 我々には奇妙な職種の奇妙な人的資本がある 我々はaからzまで到達した この核保有国家は我々の死を意味する ピーターは吹っ飛ばされ、ポールは避難所に隠れる 誰が見ることができようか、地球が燃え落ち、飛び散り、死ぬ時を? 絶対安全、極めて簡単、我々は以前にもそう聞いていた 分別が必要だ 我々には人的資本があると信じよう その規模が我々を生かしている さらなる平等が望ましい、それこそが我々の求めるものだ 君は経験から知っている 君の身体はこの全てを選ぶだろうが Translated by Beehvie 何時も思ってた。この「新種の水」とは、黙示録に出てくる「苦よもぎの水」のことだろうかと。 この歌は過去に収まっている歌ではない。今、我々が聴くべき歌の中でも、もっとも重要な歌だと思う。問題は複層的な「偽り」が今も蔓延し、我々がそれに囚われていることを、しっかり見通すこと。そして、見て、聞いて、自分で考えること。この盤はそれを混沌のうちに教えてくれる。 「B6」、とうふ売りのラッパが聞こえる。日常の中に地獄があることを教えてこの盤は終わる。 Deceit
お久しぶりでございます。
この間、桜が咲いて、既に4月も23日となり、週明けには給料日やんけ、となったにもかかわらず、相変わらずダウナーな日常を過ごしておりました。 ということで、既に10試合を経過しておりますが、 恒例? 2011年度 プロ野球セ・リーグ順位予想!! ・・・・今年はセコク行ってみました。なお、予想は開幕前のものです。 第6位 横浜ベイスターズ この位置は鉄板でしょう。先発陣がガタガタですもんね。森本加入で明るくなったように見えたのもつかの間、連敗で暗くなってきました。 高崎健太郎っていうピッチャーは良いですね。吉村が伸びないね。筒香はなぜ登録されないの? 第4位 読売ジャイアンツ 今年はダメだろうとにらんでいます。ピッチャーが全体的に落ちてる。使い減らしては蹴落とす、良い外国人は他から持ってくる、というやり方の限界が見えてきましたね。一番安定感があるのは新加入の澤村じゃないですか? ただ、阿部が帰ってくるとそれなりに良くなって来るかもしれません。というか、いろいろ故障箇所のある阿部はサードかファーストに固定したら良いのに。 第3位 東京スワローズ はっきり言って、投手陣はセリーグで一番良い。由規は打てんよ、あれは速い。石川は老獪だし。内野は鉄壁、畠山がノリノリでしょう。ひょっとして優勝も狙える程の戦力。よく編成、整備されてます。 第2位 阪神タイガース 冷静に考えると1位かな、とも思うのですが、ちょっと不安な点があって、2位としています。それは中継ぎ陣ですね。久保田の不安定感は今のところ予想通りですが、小林がぴりっとしないのは予想外。あと、金本の守備は正直ハラハラして見てられないですね。 新井は、シーズン前の選手会会長の重責をよく果たしたと思いますし、シーズン入ってからの弾けっぷりはなかなかよろしい。正直、彼に対するわだかまりは完全になくなった。 第1位 中日ドラゴンズ う~ん。この予想は外れだったかも? でも、落合さんのことだから、シーズン終盤までを見越した練習、編成等をちゃんとやってると思うんよね。潜在的な選手層は非常に分厚いと思うので。4番に座ってるハゲ親父への負担が大きい気がする。日本人の豪快に飛ばす野手が欲しいところ。 ということで、拙者の愛する広島東洋カープの順位予想は今年は第5位です。 その理由は、昨年、野村・大野にガタガタにされた投手陣の建て直しがまだ無理だろうと思うので。 あと、野手陣はトレーシー以外に補強がなく、分厚さという点で他球団から見てやはり弱いと。 選手のことがみんな好きなので、一人一人に対してどうのこうのと言う気は無いけど、過剰な期待は出来ないかなと、今年は冷静に考えてみました。 そんな中でも、やはり楽しみなのは若い投手陣。前田健太は当然やってくれると期待(下半身問題は早期の解決を求む)。新人の福井優也は、ちょっと危ない球も投げるけど、良い球がある。今の投手陣の中では、完全にローテの一角。今村猛はランナーを出してからが真骨頂。ポイントでずばっと良い球が行く。こら先頭打者から本気出せや、とも言いたくなりますが、今年は開花しそうな感じがする。中田廉にも、もちろん入ってきて欲しい。 11福井、14篠田、16今村、17大竹、18前田、21齊藤。この辺りでしっかり先発を回してくれたら、投手王国の冠が戻ってくると思うんですよね。 もちろん、15黒田も、何時かは名を連ねてくれると思います。 外国人ピッチャーも楽しみ。バリントンは防御率2点台、10勝前後はしてくれそうに思う。サファテは開幕からは点を取られてるけど、崩れてないから、行けるのではないか。野茂フォークをマスターしたジオは、ガタイが強そうだから、すぐ戻ってきてくれると希望。貴重な左腕ソリアーノも夏場は戦力になると期待。 後は、大竹、永川、横山、シュルツの復活ですね。シュルツはまだ本調子じゃないから、少し、調整をさせた方が良いと思う。拙者、彼が大好きなので、大切に扱って欲しい。 打者では梵、廣瀬が昨年に続いて快調。栗原には気楽に構えてもらいたいと思います。岩本にはT-岡田ばりの迫力を出してもらいたい。 んな感じて、今年も楽しみたいと思います。 PS.未だネット上で話題となっている脇谷(落球)問題。 youtubeで見ましたが、まあ、あれは落球だ、ということは前提として、拙者は以下のように考えます。 1.落球であったとしても、打った瞬間のブラゼルの「しまった」という顔を見れば、凡打であったことは事実なので、誤審で負けた、との意見はしょぼい。 2.なぜ一塁塁審が背中側から判断したのか。フォーメーションが決まっていた、というが、二塁塁審からの方が見えただろうに。主審にだって見えていたはず。土山塁審だけの問題ではない。 3.脇谷の守備が下手だ、というは前提として、その後のチャラけたコメントが全くダメ。プロ野球選手という夢を売る社会人として、はっきり言ってバカ。なってない。ああいう時は、「審判にしたがうだけです」と言って多くを語らず、神妙にするがよろしい。 4.次の回の久保田が高橋に投げた外角低めのストレートの審判が全くもって酷い。1球ストライクとった後、2球全く同じ所に決まっているのに、なぜボール。杉永主審はジャイパンと言われても仕方が無い。 何度でも言いますが、プロスポーツは勝ってナンボでしょうが、フェアプレー、ファインプレーで魅せる商売です。汚い姿、情けない姿を見せられるのは、正直、気持ち良いもんじゃない。 また巨人の人気が落ちた、ということで、阪神さんは紳士的に行かはったら良いんとちゃいますか。 ![]() Tonstudio Bauer ,Ludwissburg Carla Bley — piano, glockenspiel Don Cherry — pocket trumpet Sharon Freeman — French horn Mick Goodrick — guitar Charlie Haden — bass Jack Jeffers — tuba Michael Mantler — trumpet Paul Motian — percussion, drums Jim Pepper — flute, soprano saxophone, tenor saxophone Dewey Redman — tenor saxophone Steve Slagle — clarinet, flute, alto saxophone, soprano saxophone Gary Valente — trombone A1.Els Segadors (The Reapers) (traditional) – 4:14 2.The Ballad of the Fallen (folk song) – 4:19 If You Want to Write Me (Si Me Quieres Escribir) (traditional) – 3:55 Grândola Vila Morena (Afonso) – 2:11 Introduction to People (Bley) – 3:55 The People United Will Never Be Defeated (El Pueblo Unido Jamás Será Vencido) (Ediciones–Ortega) – 1:40 3.Silence (Haden) – 5:49 B1.Too Late (Bley) – 8:24 2.La Pasionaria (Haden) – 10:26 3.La Santa Espina (Guimerá) – 6:58 東北地方太平洋沖地震で亡くなられた全ての人々を哀悼いたします。 亡くなられた方々のご家族、ご友人に哀悼の意を表します。 被災し、避難して、不安の中に身を寄せ合って過ごしていらっしゃる全ての人には、何と言って良いのか、未だに分かりません。 私は、3月11日以降、声を出せずにいます。 思いを言葉にすることが出来ないのです。 自分に発する思いがあるのかどうかも分かりません。今だって、酒の力を借りて書いているのです。 自分には悲しみ、怒る以外の何もできません。自分の精神状態でさえ、コントロールできないのですから。 ビートたけし氏は週刊ポスト2011年4月1日号でこう言ったと聞きました。 この震災を「2万人が死んだ一つの事件」と考えると、 被害者のことをまったく理解できないんだよ。 じゃあ、8万人以上が死んだ中国の四川大地震と比べたらマシだったのか、 そんな風に数字でしか考えられなくなっちまう。 それは死者への冒涜だよ。 人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。 そうじゃなくて、そこには「1人が死んだ事件が2万件あった」ってことなんだよ。 私は、この言葉に共感します。 最初の地震で倒壊した家屋により亡くなった人 卒業式に落ちてきた天井により亡くなった若者 津波に巻き込まれ、溺死した人 ランドセルを残したまま消えたこどもたち 「父ちゃんを置いていけない」と言って、病棟の4階に残って流されてしまった老夫婦 倒壊家屋から脱出できず生きながら焼死した人 寒さの中で凍死した人 病院に運ばれる途中で亡くなった人 薬がなく体調を悪くして亡くなった人 そんな大雑把な言葉では語りつくせない、無念な死 数え切れない、無念な死 その死のお話がおそらくは2万件以上、なのです。 その死を全て身に寄せて考えなければ、何も始まらない。 そんな風に考えている。 ・・・・でも、それは不可能です。 私は震災の翌週、中学校同窓会に行きました。 中学校の頃、大好きだった、やっぱり永遠の憧れの人とも会いました。なんだか、妙にはじけてしまって飲み過ぎたようです。 次の日は大阪ドームでオリックス対広島のオープン戦を見て、覇気のないカープの選手に腹を立てました。 でも、それは本当のことなのでしょうか。 通勤電車で一人になったり、家に帰り一人で酒を飲むとき、それらの日常の生活は、遠くに追いやられてしまう。私は、とことん無力な自分を抱え、きつい口調で独り言をするしか、なくなってしまう。ついには、なんだか自暴自棄な気持ちに至ることしかできなくなってしまいます。 お前には全く意味がないと。 Twitterは、非常に有用な情報提供源でした。その有用性を感じます。 ただ、私はライムラインに流れる様々な意見、言葉、情報、ガセネタを見ながら、自分が徐々に引き裂かれていくことも感じました。 何故、こんな非常時に、膝を抱えることしか出来ないのか。とことん、自分が嫌になります。 子どものちょっとした間違いを正すのに、説明でなく、怒鳴り声を用いてしまうのか。最悪です。 そして、こんなぐちゃぐちゃの気分の時も、遺体は被災地に晒され、人々は亡くなり、カダフィは反政府軍の頭上に爆撃し、抑止を名目にフランス軍は一般市民を巻き添えにし、イスラエルはパレスチナを攻撃しています。 音楽が全く聴けなくなりました。 ただ、酒も飲まず、どうしようもない荒れた気持ちを抱えた夜に、このレコードをかけました。 「Els Segadors」は作物を刈り入れる人たちを歌ったスペイン市民戦争に由来する曲。 「Si Me Quieres Escribir」もスペイン市民戦争に由来する曲でスペイン共和国人民軍の戦闘歌だった。 「Grândola Vila Morena」はポルトガル放送局から流され、1974年にポルトガルのファシスト政権に対して反乱を起こすよう呼びかける、若い徴兵軍士官たちへの合図となった。 「El Pueblo Unido Jamás Será Vencido」はCIAがクーデターとピノチェト独裁政権を支援して以来、チリの抵抗運動歌になっている。 「La Santa Espina」はカタロニア地方の古い歌で、共和国軍戦士によってスペイン市民戦争時にリバイバルした。 そんな曲たちが、どれほど心に染みたか。 1階で宿題をやりながら聞いていた息子が「良い曲やな~」と言った明るい声に、どれほど救われたか。 誠実な演奏に、カーラの音数の少ない可愛いピアノに、ヘイデンの太いベースに、ラッドのバリバリと豪快なトロンボーンに、どれほど癒されたか。 そして、「A3」。マントラーによって導かれ、カーラによって、きっかりとアレンジされ、繰り返す度に厚くなるアンサンブル。その絶頂で迸る、ドン・チェリーのトランペット。 ありがとう、ドン・チェリー。あなたの生命感溢れる輝いた音、奔放なフレーズによって、私は行き場のない感情を涙として救うことができた。 限界はある。だが、自分のできる数少ないことをやるしかないのだ。 この戦いは、きっと長丁場になるのだから。 ![]() 2011年3月14日初版。 なんだろ。こんなに泣いたの久しぶりだ。これ程、拙者が「広島東洋カープ」というチームに対して、ビジター側(それは球場だけでなく、社会生活においても)から応援してきた歴史と葛藤を、的確に代弁してくれたメディアはない。 そう思うとともに、こういうアプローチでプロ野球の存在する意義をしっかり若者に伝えてくれようとしている、誰もやったことのない、でも、プロ野球の真の魅力からすれば当然と思える、そういう精神をはっきりくっきり描いていることも凄いと思う。 こういう「瑣末」なストーリーは、客席から眺めた時、どの球団のどの選手にもあると思う。我々はそれを、サイドストーリーとして楽しむ。スポーツ好き、野球好き、プロ野球好き、特定の球団、選手好きの我々は、その個々のストーリーが放つ、意義の濃さを、とてつもなく愛している。 何故って?個々の人生において、それは全く「瑣末」ではなく、その後の人生と、人間評価の全てを掛けた物語だからだ。 イチローや、前田や、石井を思う時、「かっこいいおっさんいるよなー/なりてー」って、ちょっと上の世代の拙者は、真剣思う。その共感が、涙腺を緩ませる。 だって拙者、ホントにプロ野球が好きやもん。広島東洋カープが大好きなのより先に、日本のプロ野球が大好きなんよ。だから、エラーで決まる試合なんて嫌い。本調子じゃない投手を打ち込んでの勝利も嫌い。消化試合なんて大嫌い。 残酷なのかもしれないけれど、グラウンドに繰り広げられる、必死の気持ち、誠実なプレー、努力が生み出す奇跡、などなど、飛び抜けて異常な技術、経過に、めちゃめちゃ興奮、感動するのね。 特に、広島東洋カープの選手たちは、そういう意味で、そういうとんでもないストーリーの宝庫。我々カープ・ファンは毎日それに傷付ながら、だからこそ深く、基本的に、広島東洋カープの選手たちのファンであろうとしている。 うーん。上手く言えないけれど。 まー、とにかく、一度広島東洋カープのファンになってみて下さい。愛さずにはいられませんから。 加えて言います。 本書の球場移転に関する記述は、拙者にとって、一番心に寄り添ってくれました。 ありがとう、石田敦子センセ。 今年なくなってしまう旧球場を忘れない 新球場を愛するとは別に 年とった分いとしいものもある 一緒に年をとりましょう新球場 1年1年少しずつ変わりながらそれでも一緒に 泣けた・・・・。泣けたよ。 拙者だって、旧市民の場所で立て替えて欲しかったよ。でも、それでは物理的、興行的にダメなんよ。 だが、原爆ドームのすぐ近くの球場を、長年本拠地にしていたチームの、基本的精神は、絶対に、変質はしない。それは、このチームの揺るぎなき自己同一性であり、存在理由の一面なのだから!! 新しい、大きなみずうみ、ズムスタで、若鯉の跳ねまくっている姿をいとしむために、今年も行くぞ、広島観戦!! 球場ラヴァーズ 2巻 (ヤングキングコミックス) November 30, 1972, Allegro Studio CityDave Holland (b) Sam Rivers, Anthony Braxton (reeds, fl) Barry Altschul (perc) A1.Four Winds 2.Q & A 3.Conference of the Birds B1.Interception 2.Now Here (Nowhere) 3.See-saw ということで、プラクストンを加えたバリバリのフリージャズ・カルテット「サークル」は1971年に解散。チックは「リターン・トゥ・フォーエヴァー」結成、ということになるのだが、後の三人はその後もよくつるんでいる。チックの替わりに重鎮サム・リヴァースを加えたカルテットで、ECM初期の名盤中の名盤、本作を1972年11月に録音した、というわけだ。ちなみに、「リターン・トゥ・フォーエヴァー」の1枚目の録音は1972年2月、カタログナンバーはECM1022で、それほど離れていない。オマケに録音は両者ともニュー・ヨーク。なんだか、意識して喧嘩売った、と想像するのも悪くない。 まー、正直なところ、拙者は両方の盤が好きです。 本盤は長年、CDしか持っていなかったのですが、去年の暮れ、大阪でドイツECMのオリジナルをゲット。ECMのドイツ・オリジナルはとても良い音なんですけど、反り易いのが問題ありですね・・・・。 さて、ジャケ裏のホランドのメモを読むと、「ロンドンで小さな庭のあるアパーにすんでいた時期のことだ。夏の朝4、5時、正に一日の始まり、鳥たちが一羽ずつ集まり、お互いにさえずり合い、自由を謳歌していた。それと同じ精神を、他のミュージシャンと共有して、それを人々に伝えたいというのが私の願いだ」とある。そうかそうか、青い海をかもめが一羽、かっこ良く飛ぶのではなくてね。 この盤は全曲ホランドの作った曲で占められているが、上記のメモを基にした曲はA3に入っている。2菅のフルートが軽やかにさえずる5拍子のその曲は、いかにも上記のメモどおりの、爽やかでかわいい景色を想起させてくれる。アルチュルのマリンバも加わり、軽やかに歌う。良い感じ。 だが、そういう印象の曲は、この曲だけ。あとは、超ガチンコ、フリージャズ。 A1、単純だが印象的なテーマの曲が4ビートに乗せて勢い良く始るが、徐々にリズムは自由になっていく。この変化のスリリングさは、ホランド+アルチュルの二人しか出せないと思う。リヴァースとプラクストンのソロが交代する際に一度テーマが奏でられるところが、スタイリッシュでカッコいいのだけれど、プラクストンのソロの後半でリヴァースのおっちゃんが乱入。ぐちゃぐちゃにした上に、上手くエンディングに帰れないところがご愛嬌だけど、凄くカッコ良い。 A2、サークルでも演奏した代表曲。最初のドラムソロが良い。この頃のアルチュルはホンマに良い。この演奏は、サークル時代の成果を結実させた名演。フロント二人は次々楽器を持ち返え、景色は変わっていくのだけれど、最初から最期まで、緊張感を保っている。 B1、実は一番の山場。各々のソロがある。中でもホランドのソロが良い。ブラクストンはキレキレ。まー、この人は小難しいくせに、やたら激情的なところがあって、振幅が激しいわ。 B2、コミュニケーションを重視した、ちょっとシリアスな曲。 B3、4ビートに乗せて軽やかに演奏。菅の動きに合わせてリズム隊はリズムを崩したりするのだけれど、何故かビート感は失われない。アルチュルは左足のオフ・ビートをあまり重視していないのかなあ。トップシンバルが打ち出すビートのコントロールが素晴らしいと思うなあ。 全編にわたってホランドのベースの音色が非常に良く録れているし、4者対等の演奏のまとまりと緊張感が素晴らしい名演中の名演。ECMのカタログに残されたフリージャズの演奏の中でも、群を抜く名盤だと思います。 Conference of the Birds Recorded January 11-13, 1971, at The Tonstudio, Bauer.Chick Corea (P) Dave Holland (B) Barry Altshul (Per) A1.Nefertitti 2.Ballad For Tillie 3.A.R.C. B1.Vadana 2.Thanatos 3.Games 同トリオの傑作、「ソング・オヴ・シンギング」から8か月後、ドイツECMの録音。タイトルは、Affinity、Reality、Communityの略らしい。 前作からの違和感は無い。録音状態、各楽器のバランスも似ている。演奏は、このトリオが過ごした8か月の充実を示しており、それは、前作のB3に収められた「ネフェルティティ」を再録し、本作のA1にあえて置いた、ことからも伺われる。 名義もチック個人から、3人の同等のクレジットになっている。 ただ、チックのピアノには、変化が感じられる。前作より、大人しく、というか、リリカル?になっている気がするのだ。 ごちゃっと、汚くは弾かない、というのは、この人がフリー・ジャズを演奏する時の特徴だと思う。一音一音が、しっかりと鍵盤を押さえて、明確な粒立ちで鳴らされており、弾きまくっていても、無駄な音が無い、引き締まった感じがする。 その美しさが、前作より強調されている気がする。 拙者は、それを「リターン・トゥ・フォーエヴァー」への布石などと言う気は無い。しかし、やっぱりこの人の中では、元からああいう音楽への憧憬はあったのだと思う。 まあ、そんな堅苦しい物言いは止めるとして、フリージャズの名盤として、この盤の水準の高さは相当なものがあると思う。このきりきりと張り詰めた緊張感、三者の対等性、テーマから即興への以降、そして、一人一人抜けることによるベースとドラムのデュオ、ドラム・ソロ、そしてまた三者の対話へと演奏の視点を移していくやり方の自然なやり方など、変な言い方だが、非常にシステマティックな、完成された音楽だと思う。 同時に、ここには黒人音楽の影は全く無い、と思う。黒人解放運動と結びついたフリージャズの面影も無い。ここに、バリバリに黒人であることを意識していた、超インテリのアンソニー・ブラクストンが加わった時、このトリオの一体感に亀裂が入る。プラクストンも曖昧な演奏をすることが無い人だけれど、時折見せるとんでもない激情的な演奏、汚いロングブローは、チックが理想としていた音楽の理知的な美しさとは、やはり相容れなかったのだろう。だが、ホランドとアルチュルは、自分のテリトリーを黒人との競演の中に広げていく。 チックは、複数ある一面の一つを封印し、ホピュラーな音楽の道をひた走ることとなる。 このトリオの残した2枚のレコードは、60年代後半に吹き荒れたフリージャズの一つの到達点の記録として、歴史に残る名演であり、永遠に聴くことのできる高いクオリティーを有する名盤だと思う。 Arc Danish National Radio Studios, Copenhagen, Denmark, January 14, 1963Albert Ayler (voice,ss,ts) Niels Brosted (p) Niels-Henning Orsted Pedersen (b) Ronnie Gardiner (d) A1.Introduction By Albert Ayler 2.Bye Bye Blackbird 3.Billie's Bounce 4.Summertime B1.On Green Dolphin Street 2.C.T. 最近、非常に遅ればせながら、復刻LPに着目しております。 理由はやっぱり、音が良くて安いから。 この音が良い、というのは、オリジナル、セカンドと比べて遜色が無い、ということまでは言いません。たぶん、ちょっと別物、なんだろうけど、過去の量産日本盤に比べて、霞がかった感がましで、ダイレクトな音がするということ。 また、安い、といっても、オリジナル、セカンド盤あたりから比べると安い、というだけで、 過去の量産日本盤に比べれば、2~3倍はします。 でも、ジャケ写の復刻具合などは、非常に丁寧で、発色も良いものが多いです。 ユニバーサルが手がけた復刻LPのシリーズは良かったですね。拙者、Coltraneの「Ballads」と「Love Suprene」、Keith Jarrettの「Death and The Flower」だけ買ったんですけど、めちゃ良かったですよ。今になって、「Duke Ellington &」、「& Johnny Hartman」とか、Rollinsの「Saxophone Colossus」とか、買っときゃ良かったって、思ってますもん。 あと、本盤と同じくThink!Recordsが復刻した、Walter Bishop Jr.の「Speak Low」とかね。音が凄く良いという評判じゃないですか。まあ、安い中古買って聴いてるんですが、「Speak Low」については「う~ん、褒められすぎ。この程度で良いや」って気にもなりましたけどね。 前置きが長くなりましたが、「My Name is ・・・・」の復刻、おめでとうございます。高校生の頃に、Freedom盤の中古や、Trio盤の1,500円盤の中古等、数枚を所持した後、1985年のKing盤を大事に聴いてきましたが、今回の復刻は嬉しかったですね。なんだか、ジャケの復刻ぶりもマニアックだし。 この盤は、大好きですね。まあ、あの世に持って行けるなら持って行きたいし、老人ホームに入る時、持参物の制限がされた場合でも、持って行く数十枚の中に入るやろな~、と思います。 特にA4、サマータイム。これは、フリージャズが嫌いな人に聴かせても、殆どの人が「凄い!」と言って聴き惚れる名演中の名演、ですよね。この迸る激情を超える演奏は、きっと金輪際、もう無いでしょう。Coltraneの「My Favorite Things」のB1に入っているサマータイムも良いけど、アイラーの、このどうしようもない、やるせない、行きつ戻りつの慟哭を超える演奏は、もう絶対、できない。これを聴いていると、この人が絶対にフェイクでは無いことが実によく分かる。細部まで絶妙にコントロールされている。フレーズを覚えてしまうほど聴いているけど、この復刻盤を聴くとまた新たなニュアンスの発見があって、喜ばしい。 あと、ピアノのブロンステッドさん、そうですか貴方、ユーロ・プログレ界では有名やったんですね~。それも、この復刻版のライナーノート知りましたわ。実は、間章がけなすもんだから、大声では言えなかったのですが、サマータイム中間の半コーラスのピアノソロ、結構好きです。 拙者にとって、アルバート・アイラーは、レイシーと同じ位のアイドル。写真がなかった頃は、伝説の魔道師のように思ってきましたが、とうに彼の亡くなった年齢を越え、彼の若かりし頃の写真を見て、実直そうな、真面目そうな人柄を垣間見るにつれ、何でも大上段に捉えたがる60年代カルチャーの功罪についても、考えざるを得なくなりますね・・・・。つまり、アイラーは拙者のそばにいる。拙者こそが彼の身近に寄り添って、聴くようにしなければ、と思う次第です。 復刻版は限定です。お早めに。後から買おうと思っても、悪質なオークション・バイヤーに無駄金払うことになりますよってに。discunionから送ってもらうと500円かかります。AmazonはLPの保管が雑で、拙者は反った新品の盤を数度送られたことがあります。ご注意下さい。 マイ・ネーム・イズ・アルバート・アイラー My Name is Albert Ayler[analog] Tags:#アルバート・アイラー
年末は、ぼやー、としようと思って、阿部ちゃん主演の「新参者」を全巻見ました。
・・・・良いよな~、東野圭吾氏の、加賀恭一郎シリーズは。 なんだか下町人情物語、のようになってましたけど、あの変人俳優・阿部ちゃんが、ばりばりの存在感で演じてましたね。なんだか、加賀恭一郎はもう、阿部ちゃんしか演じられないかのような、説得力でした。 ゆっくり見るつもりが、3日で完走。涙、涙でした。 1月は、和太郎と友だちのアキラを連れて、二条TOHOシネマで、実写版「宇宙戦艦ヤマト」を観賞。 おお~、やっぱりキムタクは古代をやってもキムタクだ~、との感想も持ちつつ、守役のちょい役・堤真一、森雪役の黒木メイサちゃん、島役・緒方直人、真田役・稲葉敏郎、徳川機関長役・西田敏行、等、う~ん、適役!と思える配役なれど、どうして原作をいじくってここまでしょうもない写を撮るのか、と、大いなる否を抱えつつ、バスに乗ったりしておりました。 それから、アニメの「宇宙戦艦ヤマト」のファースト・シリーズを見直したけれど、やっぱり最高に面白かった。 そのレポートは、また、後日します。 ところで、木曜日の午後9時からのドラマ「告発~国選弁護人」をご覧ですか? このドラマの田村正和の演技は、凄い!ですね・・・・。 なんだか、鬼気迫る、というか。 強烈です。 何故、そこまで、というような、脚本のストーリーの凄まじさを背負った緊張感の高さ。 あの、欠陥とも言えるカスレ声が、却って真剣味をひき立てる。 妹役の真矢みきが背が高くてナイスバディなので、小男に見えるのですが、それも計算済みに思えます。つまり、家族の間では、疲れも見せつつーの、精一杯突っ張っているオヤジに見えるのですが、スタンド・アローンの画像では、やっぱり田村正和のオーラを魅せる。 凄いな~と思いますね。 もう少し若い頃、TBSやFUJIで見せていた、トレンディードラマの装いを纏いつつ、Asahi独特の真面目な切り口で、真剣に立ち向かっている。ホンマに凄いなあ、役者さんって、と思います。 それから、拙者が本当に驚いたのは、第4・5話に登場した、若村麻由美さん。 凄い、凄すぎます。トラウマを抱えて、それでも奔放に生きた人の、猥雑さ、悲しみ、軽率さ、複雑さ、難しさ、誤解を受け易い面、などの、色々な顔を混させていながら、同じ人格を保つという演技を、ちょっと、なんというのかな、見ている側も騙されるほどの演技で、結末的には、とても感動する演技で、魅せてくれました。 あの突拍子もないタイミングでの涙ボロボロは凄いです・・・・。 拙者、とっても近い年なんですけど、改めて心から感動、尊敬しました。凄い役者さんだなあ、と思いました。 今、既に大ファンです。 ![]() 若村麻由美さま公式サイト
皆様、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
今年は、最低、月3回の更新を目標に頑張ります。 あと、別blog「ジャズ侍のブログ小説~青い光」の方ですが、未執筆領域に入ってしまい、完全に滞っておりますが、何とか月1回は更新できるように頑張りたいと思います(全10話構成の予定だから、3話で滞っていたら、死ぬまでに書き終わらん)。 さて、今回ご紹介する盤は、まあ、語り尽された感もある、名盤中の名盤でありんす。 Recorded June 14-15,1966Sammy Davis, Jr. - vocals Laurindo Almeida - guitar A1.Here's That Rainy Day (Johnny Burke, Jimmy Van Heusen) – 2:19 2.Two Different Worlds (Al Frisch, Bernie Wayne) – 3:24 3.The Shadow of Your Smile (Johnny Mandel, Paul Francis Webster) – 4:08 4.Where Is Love? (Lionel Bart) – 3:04 5.Everytime We Say Goodbye (Cole Porter) – 4:08 B1.I'm Always Chasing Rainbows (Harry Carroll, Joseph McCarthy) – 2:25 2.We'll Be Together Again (Carl Fischer, Frankie Laine) – 3:18 3.Joey, Joey, Joey (Frank Loesser) – 4:23 4.The Folks Who Live On the Hill" (Oscar Hammerstein II, Jerome Kern) – 3:50 5.Speak Low (Ogden Nash, Kurt Weill) – 3:35 拙者も掛け値なしに、傑作中の傑作、一家に一枚どうぞと太鼓判を押します。 昨年、これを某ジャズバーで初めて聴いた時の衝撃と感動は、忘れられません。 その瞬間まで拙者、自分の人生にサミーが関係するとは、全く考えていなかったからです。 そのバーのご主人は、まー、相当な数(想像するに、4千枚以上はあるかな)のLPを所有されていて、割と広範囲にかけてくれるのね。それで、今まで全く聴いたことの無い、ボーカルものを、聴く機会があるわけです。 中には、「ちょっと、こんな甘ったるいのは、好かんなあ・・・・」と思うのもありますが、大体は良い盤をかけて、拙者を驚かせてくれます。 んで、昨年一番驚いたのがこれでした。 アルメイダは、1917年生まれのボサノバのギタリスト。当時48歳、かな。有名なのは、ゲッツとやった「Stan Getz with Guest Artist Laurindo Almeida」かしら(聴いたことないけど)。L.A. Fourにも所属していたらしい。 サミーは、1925年生まれ。当時40歳、か。つまりは、今の拙者と同じ年頃のおっさん達が、スタンダードの名曲をしっとりと歌い、弾いてみました、という寸法なのかな。だから、結構、来るのかもしれない。 未だに「原爆オナニーズ」とかも聴くし、耳が衰えているつもりもないけれど、やっぱり、この盤みたいな音楽も聴ける年になってきた、ということなのかもしれん。 ところでこの盤、非常に音が良いです。二人っきりの恐らく一発録りなので、音数は少ないですが、声とガット・ギターの音は、とてもよく録れている。 それでまた、選曲が良い。A1、A5、B5あたりが、拙者のフェバリット・ソング。A5はコルトレーンの名演がありますね。A3あたりは、なんか自分のステレオで聴くのが、ちょっとこそばゆい感じがする。B5は歌詞がある曲だとは知らなかったなあ。だいたい、クルト・ワイルじゃん。知らんかった。 感服したのが、サミーの歌の上手さ。こんなに良い声だとはね。シナトラ一家~とか、派手なおっさんとか、そういう聴かず嫌いというか、色々な人に対する色々な先入観は捨てて、やっぱりどんどん聴いていかないといかんなあと思った次第です。 なお、全曲の歌詞がこちらにあります。 Sings & Plays ということで、これからもたまにはボーカルものを取り上げるかもしれませんので、その際は、「ジャズ侍も日和った」とか仰らずに、暖かい目で見てやって下さい(え゛、おっさんにやる暖かい目はない?)。
えー、ララさま、リクエスト、ありがとうございます。
最近、中古のラック(QUADRASPIRE Q4D)を買いましたので、やっとシステムを紹介することができるようになりました。 とは言っても、世のオーディオ・ファンの方々注目の・・・・という内容とは、まー、ちょっと距離のあるというか、これが精一杯、という感じのシステムですので、テキトーに流しといて下さい。 それで、前置きなのですが、拙者、自分としては、ブリティッシュな感じの、湿った感じが好きなんですね。後は、コストパフォーマンスに優れていることが大事です。 一方、セパレート・アンプにしたかったんですけど、自分にとって、セパレートは豪華すぎる、という先入観があって、プリ・メインを選択しました。また、針は、これもMCは豪華すぎる、という先入観があって、MMを選択しました。 ということで、内容は以下の通りです。まずは全体像。 ![]() 最近、配置を変えて、入り口の前に狛犬のようにSPを置くのを止めました。この配置の方が、断然、音は悪いです(T-T) ![]() CDPは、ROTEL RCD1072 です。DAコンバーターはバーブラウン社製です。 AMPは、ROTEL RA1070 です。「30万円クラスの製品に匹敵する」とか、「特別仕様のトロイダル・トランス」とか言われています。100w +100wです。 この2つは、2年程前に買いました。まー、中身のことは、よくワカランですが・・・・。 ![]() ターンテーブルは、PIONEER PL-30L です。これは、今から30年程前、高校入学のお祝いに両親に買ってもらったものです。おとん、おかん、ありがとう。軸受けとクォーツを、一度ずつ直しています。次に何時壊れるか分かりません。シートは最近、東京防音のTHT-291に変えました。 ![]() 針は、SUMIKO Pearl です。「落ち着いた音調」とか言われてますね。 どちらかというと、クラシック向け、ではないでしょうか。確かに、ジャズを聴くには、乾いた音ではないですが、拙者はコストパフォーマンス的には、結構イイと思っています。 さて、今は、クリスマスですね。例年は教会に行っているのですが、今日は行けませんでした。 その代わり、近くの幼稚園の先生達?が、公園で賛美歌を聴かせてくれました。 ![]() とてもありがたいことです。 クリスマスって、何の日だろう。24日の日没から25日の日没までの間、イエス・キリストの生誕を祝う期間、ですよね。でも、大抵の日本人って、単なるロマンティックをもたらすある期間、という認識しか無いと思う。 拙者は、11月に入った瞬間から延々と続くクリスマス気分が大嫌いです。 だって、「消費意欲」を掻き立てようとする、なんだか不純な感じがするから。 だから、例年は教会に行って、今日は何の日か、確認して来たのです。 ![]() が生まれた日だということを。 全く、神話でしか知らないのですが、その人は、2010年も前に、世界の罪をかぶって、磔になり、死んだらしい。宗教として、信心を持っているわけではないのですが、やっぱりこの人も凄い人だと思うのです。 賛美歌121番 馬槽(まぶね)の中に 産声(うぶごえ)あげ 木工(たくみ)の家に 人となりて 貧しき憂い 生くる悩み つぶさになめし この人を見よ 食する暇も うち忘れて 虐(しいた)げられし 人を訪ね 友なき者の 友となりて 心砕きし この人を見よ すべての物を 与えし末 死のほか何も 報いられで 十字架の上に 上げられつつ 敵を許しし この人を見よ この歌が好きです。歌うと涙が出ます。 今日は、そういう日です。 ![]()
日本図書館協会のホームページに面白い資料があったので、紹介いたす。
-------------------- IFLA図書館資料の予防的保存対策の原則 エドワード・P.アドコック編集, マリー=テレーズ・バーラモフ, ヴィルジニー・クレンプ編集協力 木部徹監修, 国立国会図書館訳 日本図書館協会資料保存委員会 編集企画 2003年 第6章 音声・画像資料 より 第1節 オーディオディスク 図書館で見られる最も一般的な音声資料は,マイクログルーブレコード(LPレコード:12インチ・33 1/3回転,7インチ・45回転)であろう。マイクログルーブレコードには,ポリ塩化ビニルにプレスされたものと,78回転のシェラックディスクとがある。 1 シェラックディスク(略) 2 ビニルディスク ビニルは安定しているが,寿命は無限ではない。ビニルディスクはポリ塩化ビニル(PVC)でできており,紫外線や熱にさらされると化学変化をおこし劣化する。このため,製造過程において樹脂に化学薬品を加え,安定化を図っている。こうすることにより,劣化を防ぐことはできないが,進行を抑えることはできる。 ビニルディスクはカビの増殖に対して抵抗力があり,高湿度の影響も受けない。 3 取り扱い ディスクはジャケットからスリーブに入ったまま取り出す。まず,ジャケットを体にあてがって持ち,手に軽く力を加えてジャケットの口が開くように曲げる。スリーブの端を持ってディスクを引出す。その際,ディスクを指で押してはいけない。スリーブとディスクの間の埃が音溝に押し込まれてしまうからである。 次にスリーブからディスクを取り出す。スリーブをたわませて,ゆっくりと開いた手のひらへディスクを滑らせ,親指の付け根でディスクの端をつかまえる。中指はディスクのレーベル部を支える。スリーブの中に指を入れて取り出してはいけない。 ディスクを持つ時は,親指をディスクの端に置き,残りの指をレーベル部にあてがってバランスをとる。両手のひらをディスクの端にあてがい,ターンテーブルにのせる。 4 保管 柔らかいポリエチレン製のスリーブに入れて保管する。紙,板紙,ポリ塩化ビニル製のスリーブは使用しない。 熱や光(特に紫外線)の発生源の近くに置かない。プラスチックは,熱や光の影響を受ける。 重い物をレコードの上にのせない。レコードを積み重ねない。 レコードは垂直に立てて収納する。 棚がレコードの特定部分に圧力をかけたり,棚の間隔が10~15 センチメートル以上ある収納棚は用いない。 大きさが異なるレコードを一緒に収納してはならない。小さいレコードが紛失したり,傷ついたり,また大きいレコードに不均等な圧力がかかりやすいからである。 LPレコードのジャケットにかかっている収縮フィルムは完全に取り除く。フィルムが収縮を続けて,ディスクが湾曲することがあるからである。 5 望ましい保管環境 適切な保管環境を整えることが,レコードの劣化を遅らせるための基本である。高温多湿や温湿度の急激な変化はレコードの素材であるプラスチックの化学特性に影響をあたえ,音質の乱れやディスクのゆがみの原因となることがある。温度18℃,相対湿度40%が望ましい。 ディスクの表面に生育したカビによりディスクに穴があき,再生した時の音質が悪くなることもある。 ディスクの上に埃が落ちている時に,レコード針によって音溝に力がかかると,音溝の壁を削り落として,再生音質が悪くなることもある。この音質の低下を回復することはできない。埃が熱可塑性物質とくっついてしまい,とれなくなってしまうこともある。 -------------------- 「LPレコードのジャケットにかかっている収縮フィルムは完全に取り除く」の件が興味深い。「シュリンク付」は、オークションでも付加価値である。ジャケットがきれいに保存されており、取り出し口以外にスレ等が少ない証となるからだ。 だが、拙者は数枚、上記記述のようにシュリンクが収集して、ジャケットが歪んだ盤を見たことがある。また、あるジャズ喫茶の店主は、「フィルムとジャケットの間に黴が発生し易いので、すぐ取り外す」と言っていた。これもよくある話だと思う。やっぱり外す方が良いと思うのだが、如何か? NYC, January 4, February 16, February 17, 1956Clifford Brown (tp) Sonny Rollins (ts) Richie Powell (p) George Morrow (b) Max Roach (d) A1.What Is This Thing Called Love? (7:26) 2.Love Is A Many-Splendored Thing (4:09) 3.I'll Remember April (9:01) B1.Powell's Prances (3:25) 2.Time (5:58) 3.The Scene Is Clean (6:12) 4.Gertrude's Bounce (4:42) ブラウニー25歳の冬。ロリンズは誕生月が2月弱早いだけ。ローチ32歳。みんな若い! えー、最近、拙者、一念発起しまして、持っていたブラウニー&ローチの日本盤中古を殆ど売っぱらいました。理由は音が悪かったからです。それで、オリジナルかそれに近いのを買うぞ!と意気込んでみたのですが、このクインテットのオリジナル、セカンドは半端じゃない位に高い・・・・。参ったよ、こんなに高いなんて。買えやしない。まあ、無理せず、何時ものように虚を突いた落札ができるように、少しずつ頑張ってみますわ。 この盤は、ラベルにドラマーさんいますけど、見た通りジャケはボロボロ。エマーシーの古い盤にありがちなコーティングの接着面の変質で白っぽくなってるし。盤もあまり艶が無いです(T-T)。 でも、結構良い音してると思います。モノ針ならもっと良いのかな? しかし、不勉強はホントにイカンね。最晩年の録音じゃないですか。どこを切っても最高にカッコいいレコードだとは認識していましたが、この時期の録音のベストテイク集みたいな盤だったんですね。 だからこそ、悲しいんだよね。 ナム・ナソンの「Jazz It Up!(マンガまるごとジャズ100年史)」を読むと、1955年、マイルスはニュークインテット編成にあたって最初はロリンズに声をかけたが、ロリンズは「クリフォードとやりたい」と言ってこの誘いを断り、ブラウニー&ローチのクインテットに加入したとされている。結局、マイルスにロリンズの代役として選ばれたのがコルトレーンだったとされている。 そのロリンズが活き活きと吹いている。端正な印象を持っていたブラウニーも結構やんちゃに吹きまくる。 「A1」は拙者の大好きな曲だが、圧倒的なソロを聞かせるブラウニーが、ソロの後半で、フレーズの出だしが気に食わないのか、何回もやり直す所が大好き。あまりにも良いフレーズばかり吹くから、拙者、一時期、ブラウニーはソロをあらかじめ作曲しているんじゃないかと思っていたことがあったが、そうじゃないことが(当然ながら)よく分かる。 ハードバップの中でも飛び切り良質な楽しさが、この盤にぎゅっと詰まってる。そして、録音されたブラウニーの演奏は、どれも最高。この人のイマジネーションの豊かさと、ひねた感じのないストレートな美しさは、他の誰にも真似できない。ホント清々しいよ。「B2」のようなショートバラードも情に流されず、すっきり吹き切っているところが美しい。「B4」の暖かい雰囲気の中で、やたら上手いくせに全く嫌味の無いフレーズを澱みなく吹くブラウニーはイカシテルなあ。 きっかりしたホーンアレンジも好印象。ローチの演奏は相変わらず硬いし、ソロもワンパターンだけど、それがローチだし、きりっとしてやっぱりカッコいい。 言わずもがなの、名盤中の名盤ですねえ~。 アット・ベイズン・ストリート+8 NYC, June, 1975Dewey Redman (ts, musette, maracas) Keith Jarrett (p, Pakistani fl, per) Charlie Haden (b) Paul Motian (d, per) Guilherme Franco (per) A1.Rotation 2.Everything That Lives Laments B1.Flame 2.Mysteries キース30歳、ヘイデン38歳、モチアン、デューイ44歳。おっと、この頃のアメリカン・カルテットには、ブラジリアン・パーカッショニストのギレルミ・フランコ29歳もいる。 にしても、結構年上の癖の強い、それでいて極上のメンバーと組んでいたこのカルテットの人気は非常に低いようだが、拙者は大好きである。 それも、最近、特に好きになってきた。フュージョン大流行のこの時期、きっと無視されていただろう、このカルテットの、硬い音、喧騒、そして時折に見せる美しさ、暖かさを。 その気持ちは、やっと手に入れたこの盤で強くなった。 ホントに人気が無いんだと思う。フォトショップで整形したけど、これカット盤でジャケットボロボロ。900円でオークションに長年店晒しされていた。キレイなのが欲しかったから、見ない振りしてたのに、落とす人がいないから、仕方なく落としてみました。盤もカビカビでしたが、拭いたらピカピカ。良かったっす。スレも音に出ず。 この盤より前に入手していた「シェイズ」もカット盤。こんな盤しか、インパルス・オリジナル盤を見たことが無いんだもの。このカルテットのインパルス盤は「生と死の幻想」以外、殆ど聴かれたことや、評価されたことは無いのだと思う。 でも、このインパルスの緑ラベルは非常に音が良いです。特にチャーリー・ヘイデンのベースが良い音で録られてる。若干くぐもった感じのデューイ・レッドマンのサックスも、良い。 アメリカン・カルテットが嫌いな人はデューイが嫌いなんだ、という話も聴くけど、技巧に走らない、誠実なフレーズは暖かい。 この盤に流れる、メランコリックな雰囲気。特に「A2」。題名や、冒頭のヘイデンのベースからして、なんともつらい感じが漂い、キースのソロで癒され、デューイのソロでまたも昇華を目指す。だが、この曲の場合は沈鬱なテーマに帰ってしまう。 タイトル曲の「B2」。リズムはフリーだが、喧騒感は無い。無駄な音も無い。淡々とした、演奏が良い。キース作のテーマを吹かせれば世界一と言いたくなるデューイの説得力。派手さは無いが、全体をコントロールする力に長けたモチアン。そして、ソロを取れば圧倒的な世界を作り出すチャーリー・ヘイデン。フレーズ重視のデューイのソロが始るや否や、入り込んでしまわざるを得ない、なんとも言えない世界が広がりまする。 その世界を、キースの左手のドローンが包み込んでいる・・・・。 なかなか、凄い盤やと思うなあ、これ。「生と死の幻想」と同じ位の、濃密さがあるんとちゃう? この雰囲気は、なかなか抱かれることのない、独特の世界だと思うなあ。表題とおりの、音世界だ。 保存状態の良い盤があったら、もう一枚欲しいなあ・・・・。 あのキース・ジャレットの作品にしてamazonに在庫なし。ご興味のある方は、オークションや中古レコード屋さんで発掘されたし。 Columbia Studio D, NYC, October 26, 1955 (A2)Columbia 30th Street Studios, NYC, June 5 (A3,B1,2,3), September 10 (A1,2)1956 Miles Davis (tp) John Coltrane (ts) Red Garland (p) Paul Chambers (b) Philly Joe Jones (d) A1.'Round About Midnight 2.Ah-Leu-Cha 3.All Of You B1.Bye Bye Blackbird 2.Tadd's Delight 3.Dear Old Stockholm マイルス、コルトレーン29歳の録音。 えっ、録音はマラソンセッションより前なの?知らなかった。 実は、レコード2種類と、CD1枚持ってます。CDは2006年のDSDマスタリング紙ジャケ。拙者が紙ジャケにはまっていた時分に買った。 レコードは昔から持っていた、1984年日本版デジタル・マスタリング、原価2800円と、2年位前に買った、カナダ盤溝あり臙脂ラベル。マトリクスはXLP39109-1A/XLP39110-1A。 なんで、アメリカオリジナルの6eyesじゃなくて、カナダ盤、んて話ですが、CL1000番台までは、オリジナルはラベルが臙脂だって聴いたことあるのね。それで、前からちゃんとした盤が欲しかったから、臙脂のラベルを買ったというわけですが、よく見たらカナダ盤だったというオチ。 あらら・・・・。 まー、いいです。カナダ盤も良い音だから。うんうん、良い良い。 んで、カナダ盤を買った時に1984年版日本版を売っちゃうつもりだったのですが、何故か未だに持っている。というのも、聴き比べて楽しんでいるのです。 理由は、この演奏が好きだから。 聴くたびにどんどん好きになる。特にA1、霧のような幕を降ろすコルトレーンのテナーの前を、マイルスの哀愁ミュートが鳴く。それだけでもうカッコいいのに、キメの後のコルトレーンの迸る若々しいソロの素晴らしさといったらない。それを聴くだけで満足する。 若い頃は、この演奏に刺激を感じず、単調に思っていたけど・・・・、若いコルトレーンは本当に良い。というか、1955年のコルトレーンは、確かに器用では無いけれど、吹き切れていないもどかしさに、却って内なる情熱を感じるような気がする。 同じ年の青年なのに、マイルスの落ち着きとコルトレーンの若さの対比が、このクインテットの魅力ですよね。 後、ピラピラしたガーランドのピアノと、どすこい感じのフィリー・ジョーのドラムの対比も面白い。 マイルスはホント、トータルなコーディネートが素晴らしいと思う。 しかし、マイルスとコルトレーンのコンビはホンマに良いですね。何だか、コルトレーンのいないマイルスなんて・・・・、という感じさえもしてくる。新主流派クインテットも大好きなんですけどね~。 やっぱり6eyesも欲しいなあ・・・・。 えっと、老婆心ながら、マイルスのレコードを中古でお買いになる場合は、上に青い帯が付いた、1800円の廉価盤は避けた方が良いです。拙者も結構持っていますが、殆ど音が悪いです。 Round About Midnight (Spec) Columbia 30th Street Studios, NYC, March 7, 20,21,1961Miles Davis (tp) John Coltrane (ts) Hank Mobley (ts) Wynton Kelly (p) Paul Chambers (b) Jimmy Cobb (d) A1.Someday My Prince Will Come 2.Old Folks 3.Pfrancing B1.Drang-Dog 2.Teo 3.I Thought About You マイルス35歳の録音。コルトレーンも35歳。 ついに念願の6eyesのStereoを購入。またもや清水の舞台から飛び降りるような感じでしたわ。 ジャケットはご覧の通り、ちょっとポロです。でもレコードはフキフキした結果、目だったノイズも無く、非常に良好です。廉価日本盤も音が良かったけど、やっばりオリジナルステレオは良いですね~。この盤はモノラル好きな日本のジャズファンの中でも、ステレオの方が音が良い盤と認知されているようです。 メンバーは新主流派の若者に替わる前の経過的クインテットに、コルトレーンがゲスト参加。最後の競演盤だそうです。全編通じて、マイルスはゆったり吹いている。それと、ケリーのピアノが良い。全体に漂う、ちょっと暖かい雰囲気は彼が作っているようにも思えるくらい。 A1は、ワルツタイムの説明不要の名曲、名演ですね。イントロの入り方が良い。あれはチェンバースが考えたんやろか。ほんのり穏やかなフレーズのマイルスのミュートによるソロ。続いてモブレーのソロは、ちょっと古臭いけど、なかなかソフトタッチで良いのでは。ケリーのソロはお洒落で良いです。さて、マイルスがテーマを吹くので、終わりかと思いきや、満を持してコルトレーンの登場。曲に合わない、吹きまくり。それがまた、曲を潰すのではなくて、違った活気を与えるんよね。そして、マイルスが独りでテーマを吹き、ケリーの軽いソロを経て終っていく。芝居がかった良い演出だと思う。 A2は、なんともアーバンな感じのバラード。こういうのやらせると、やっぱりマイルスは凄いなあ。音色が良いんよね。テーマを吹くだけで、即興しなくても、全て言い切った感があってね。続くモブレーの湿った感じのソロ、ケリーの軽やかなソロも良いです。 A3は、ミディアムテンポの簡単なテーマ。短いケリーの後に登場するマイルスの余裕を感じるソロ。再びケリー登場の後、モブレーの押さえたソロ。ちょっと緊張気味じゃないの。コルトレーンの出番はなし。 B1も、ミュートによるバラード。ジミー・コブのブラシが良い音している。 B2は、スパニッシュな感じのワルツタイムでモード。コルトレーンのソロが凄い。吹きまくり。流石、インパルス移籍直前の男前な演奏やわ。 B3も、素晴らしいバラード。問題はモブレーで、やっぱりリリカルなマイルスのソロの後では、ちょっと下品なのかなあ・・・・。モブレーの良いところが出ていない気がする。 確かによく聴くのはA面だけど、B面も良いですわ。 ジャケットの女性は当時のマイルスの奥さん、のはず。ぬおお~上半身ヌード、と思うなかれ。モノラル盤ジャケットでは、上方の←stereo→が裏側に巻き込まれ、写真全体が上に移動した結果、彼女はちゃっかり胸元に青いドレスを着ています。そっちのジャケもカワイイです。 サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム(紙ジャケット仕様)
全国の阪神ファンの皆様・・・・、大変申し訳ございませんでした。
今年は優勝するだろうなあ~、と思っていたのですが、中日の追い込みは凄かったですね。 オマケにうちは、中日優勝に大きく加担したチームだし・・・・。ホンマ、申し訳ないです。 10月1日、真面目なドミニカンが完封なんぞしちゃって・・・・。 空気読めって感じですよね・・・・。 でも、拙者は前日のマエケン完封に引き続き、本当に嬉しかった。 遠く日本に来て苦節4年、日本語も覚えて、あのタイガースを完封。 向こうが常態じゃなかったとしても、嬉しかった。来年は、ローテの中にしっかり入ってくれる気がする。 投手はジオ、ソリアーノ、シュルツの残留で決まりやね、と思う。 その気持ちの高ぶりを胸に、10月2日(土)、3日(日)と、今年初めて、ズムスタこと、MAZDA Zoom-Zoom スタジアムに和太郎さんと行って参りました。 ![]() 結果は・・・・、ご存知の通り、今にもだだ振りしそうな雨の中、憑き物の落ちた阪神さんに、コテンパンにやられました。珍しく木村がエラー多発。小窪の中途半端な打撃の連続。チャンスで打てないクリーンナップ。おっと、3日の試合の岩本は良かったですけどね。急な出立で、カメラも忘れて良い写真もない・・・・。 兎に角、阪神は良いとこばっかり出て、もう、爽快なくらい、追加点を入れる。 広島は、出てくる中継ぎ(青木高、梅津、大島、中田、武内ら)があっさりと追加点を献上。 まあ、総合力の段違いの差を感じましたわ。 特に外国人選手。シュールストロム駐米スカウトもマートンさんのことはチェックしたらしいけど、チェックした時は推薦できる常態じゃなかったんですって。 シュールストロムは本当に良い選手を連れてきてくれたけど、今となっては他球団も駐米スカウト置いているし、金のある所は、複数体制なんだよね。阪神はシーツが駐米スカウトなんだって。そりゃ、野手の目が利くよ。 ![]() というわけで、麗ちゃんでお好み焼きを食べてそそくさと帰った訳ですが、やっぱり、子どもとしては勝たなくては面白くないわけね。拙者としては、梵のファインプレーとか、岩本や丸のヒットだけで「来た甲斐があった」と思うんだけどね。 んで、実は今日の本題は、ここから。 ホテルでマンガを貸してくれたのですが、前から読みたかった「球場ラヴァーズ」を読みました。 東京に住む女子高生が、関東圏の球場でカープを応援に行く話・・・・。 球場ラヴァーズ 第1巻石田 敦子 私、松田実央。16歳の高校生。 ひどい事をしてしまった私を逆に励ましてくれた名も知らぬ「赤い帽子の人」に、もう一度会いたい・・・・。 東京ドームや神宮球場や横浜スタジアムや西武ドームのビジター外野席で熱心に「Cマークの赤い帽子」を被って声援を送るのは、皆さん、心優しき人々・・・・」 だそうです。 絵は、コミケっぽい、萌な感じで、女子高生の主人公はミニスカでよくパンツが見えているし、この表紙画にしろ野球ストッキングのニーソってどうなん、って思うし、万人にお勧め、というわけではない。 そうなのだけれど、野球観戦をテーマに描かれたマンガという初ジャンルを開拓した姿勢が凄いし、また、中で語られる前田智徳の怪我、津田恒実の死、廣瀬純の応援歌、が、本当に胸を打つ、というか、拙者、こんな萌系の画を見てボロボロと泣いてしまって・・・・。特に、主人公に絡む女子2人のストーリーが良くってね・・・・。 そうなんよそうなんよ。拙者、勝ち負けは確かに大事なんやけど、選手を応援したいんよ。 応援して、目一杯のプレー、必死さ、躍動感、才能の爆発する瞬間、そういうのを見たいんよ(今日、バント失敗した小窪に「ヘタクソ!」とやじってしまったけれど、でも、やっぱり大事な子なんよ、彼も。今は木村に勢いがあるけど、梵、東出、木村、小窪、松本、庄司のセカンド、ショート候補は結構レベル高いんよね・・・・)。 人の人生、色々ある。人生をグラウンドに曝して、あがいてあがいて、みっともないけど、めちゃ格好良い、そんな広島の選手が大好きなんよね。そんな選手ばっかりのカープがやっぱり、大好きなんよね。 その気持ちを改めて確認させてくれたマンガでした。 カープファンの方に、大お勧めです。ちなみに、広島駅前の書店では売り切れでした・・・・。 球場ラヴァーズ 1巻 (ヤングキングコミックス) さて、追加発言ですが、帰りに麗ちゃんでお好み焼きを食べて、さあ、新幹線乗ろうか、と改札くぐったら、マートンとブラゼルが、寸暇を惜しんでファンにサインしていた。特にマートン選手の真面目な対応に感動。流石、年間ヒット数日本記録を塗り替える選手。阪神は良い選手を採った。放しちゃいけないよ。
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